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ひとりごと2025年7月

 ここは喜翔の独り言のページです。展覧会や映画の感想から、日頃思ったこと、感じたことを日記のようにアップしたいと思います。お付き合い下さい。


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  7/27(日) 『またひとつ店が閉じた』

 横浜の関内に勤めていたこともあって
 馴染みの飲食店が多い。

 ところが、去年の暮れから今年にかけ
 て行きつけだった4店が閉じてしまった。

 その原因は、お米をはじめとする食材、
 油などの材料費の高騰や、家賃、
 光熱費があがったこと。店員を雇おうと
 しても働き手不足。最低賃金もあがっ
 ている。

 だからといって料理の値段を好きなよ
 うにあげられないそうだ。

 飲食店を経営するって大変ですね。


参院選が行われ、与党が過半数割れで
 大敗した。SNSの発達、若い方の
 投票率が増え、選挙に関心が高まったのは
 よいことだと思う。




いやぁ、風邪をひいてしまった。
4日前から体調がすぐれないなと思ってたら
おととい熱を出し、昨日まで寝込んでしまった
冷房をつけての就寝は気を付けてください



   7/17(木)『絵画展に参加決定!』

 しばらく音沙汰のなかった幻想芸術協
 会から連絡があり、今年の10月に絵画
 展を開くので参加しないかとのこと。

 ここのところ動画ばかり作っていたので
 気分転換も考えて快諾した。

 ただし、会場は栃木県足利市!
 チラシが出来たら追ってお知らせします。

 入場無料。
 詳細は『作品展案内』ページへ


 『Visionary art 展』 

 【会期】
 2025年10月29日(水)
    〜11月9日(日)月・火曜休館
 11:00〜18:00※最終日15時迄

 【会場】
 『artspace & cafe』
 栃木県足利市通2丁目2658
  http://artspace-and-cafe-ashikaga.com/

 【参加者】
 浅野信二 大竹茂夫 小國玄真 
 岸塚正憲 北 和晃 古賀 郁 
 田中章滋 たなかあずさ 徳富喜翔
 中村淳次 松丸エミ 
 ドミニク・デゾルジュ



蒸し暑い日が続いている。
6月の真夏日(30度以上の日)が
16日あったのは観測史最高記録だそうだ。
このまま梅雨が明けてしまったら
水不足になるのでは?



   7/2(水) 映画 『国 宝』

 歌舞伎の世界に入るヤクザの息子の
 喜久雄と歌舞伎一家に生まれた俊介。
 10代の頃からしのぎを削ってきた2人
 の栄光と挫折を繰り返す半生を描く
 傑作である。

 吉沢領と横浜流星の体当たりの演技
 が光る。わき役の渡辺謙、田中泯の
 存在感も欠かせない。

 クライマックスの『曽根崎心中』は
 主人公ふたりの、芝居で心中する覚悟
 と気概が物語と重なって感動した。

 上映時間3時間は観る前は長くてトイ
 レは大丈夫かと心配したが、まったく
 退屈することなく、それよりも、もっと
 見たいと思わせる作品だった。
 あとは原作でも読むことにしよう。


  感動の 85点 


* * * 以下ネタバレあり * * *

  


 ヤクザの息子から人間国宝になるまで
 の喜久雄の生き様を生々しく描く本作。
 魂を鬼に売り、芸を極める以外の全て
 を捨てた者が辿り着く先が『国宝』な
 のかと思うと、ラストで我が身を振り
 返る喜久雄の悲しみは計り知えない。

 楽屋で手が震えて朱が入れられない
 喜久雄。俊介が代わりに入れてあげる。
 外から梨園に入った喜久雄ができない
 俊介の血をガブ飲みしたい想いが心に
 刺さった。

 足を切断する前に踊りたいという俊介
 の願いを叶え、支える喜久雄の献身さ。
 この芝居で心中する想いで挑む二人
 の覚悟は、命を掛けて心中する気負い
 で演じる曽根崎心中。糖尿病で壊死
 寸前の足に頬ずりする喜久雄の姿に
 泣けて泣けて、ハンカチを噛みながら
 嗚咽をこらえるのに必至だった。 (ToT)

 田中泯の圧倒的な存在感は本職の歌舞
 伎役者かと思うほどで、女形のしなや
 かさと威厳が同居する表情、そして
 洗練された所作はさすが舞踊家である。
 思えば映画『たそがれ清兵衛』で独特
 の顔立ちが印象深かった。今でも
 「たそがれ~」の声が聞こえてきそうだ。

 ただ手放しで100点はあげられなかった。

 というのは、前半は時間軸に沿って進ん
 できたのに後半になって急に年が跳ん
 でテンポアップした上に、回想シーンが
 入ったり理由がわからずどうしてそう
 なったのかと思うと、後から週刊誌に
 すっぱ抜かれたと原因が判明するなど、
 構成が入組んでるのがわかりづらい。
 劇場の多くのお爺さんおばあさんは
 理解できたか心配だ。後半は回想
 なんてせず、物語の幹がしっかりして
 るのでストレートに展開した方がいい
 と俺は思う。

 3時間にまとめるために仕方がなかっ
 たのかもしれないが、春江がなぜ喜久
 雄ではなく俊介と結婚したのか?
 (喜久雄の成長には自分の存在が邪魔
 だろうからあきらめたんだろうと思う
 が)。それと喜久雄の娘の背景など、
 女性陣の登場が短くて、それぞれの
 心境の変化がわかりにくい。
 もしカットされたシーンがあるならば
 完全版を観てみたい。

 最後に、
 どんなに努力しても血族には叶わない。
 悪魔と取引するしかなかった喜久雄
 だが、これだけいがみ合い立場が逆
 転したにも係わらず、本当だったら仲
 たがいして絶縁してもおかしくないの
 に互いを許す喜久雄と俊介の関係が
 温かくて安心した。

 血筋に嫉妬する喜久雄と到達できな
 かった芸に嫉妬する俊介、そこに嫉
 妬や屈辱もあるけど、根っこにあるの
 は敬意と愛。
 二人が最初から最後まで良い関係でい
 られたのに救われた。



小泉進次郎氏が農政改革をしようとしている。
思えば何十年前、父親の純一郎氏が
郵政改革をしたのを想起される
血は争えないね。



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ここに書かれている内容は個人的な感想によるものです。
特に悪意はありませんし下心もございません。


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