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ひとりごと2010年8月

 ここは私の独り言のページです。展覧会や映画の感想から、日頃思ったこと、感じたことを不定期的にアップしていきたいと思います。お付き合い下さい。



 8/30(月)『リフレッシュ』


 暑い。猛暑日の連続記録を更新したらしい。
 この土日はいろいろあった。

 まず土曜日は13時から、知人の観劇に行く。

 作品は「世界で1番やさしいチカラ」(新宿シアターモリエール)
 イザナギとイザナミの神々の世界で殺傷事件を目撃した女の子・真琴が3000年の時をかけめぐる物語。殺陣あり踊り笑いありのエンターティンメント。めまぐるしく展開し、飽きさせないストーリーで楽しんだ。

 その晩は、仕事仲間で集まって、上野の精養軒のビアガーデンで暑気払い。
 上野の森の奧にスカイツリーが大きく見えた。調子に乗って飲み過ぎて終電に。

 日曜日は二日酔いで午前中は寝っぱなし。(@o@)ガ〜ン

 その晩は、横浜スタジアムで、関内のなじみの店「person's」のシェフと横浜対中日の野球観戦。
 こりずにビールを飲んでしまう。

 横浜先発の大家投手がよく投げて2対1でベイスターズが勝利した。
 満足。(*^▽^)/★*☆♪〓


残暑がきびしい…。
体がだるくて、すぐ横になって寝てしまう。
クーラーは体に合わなくてイライラして集中力が出ず
絵が思うように進まない。はやく秋になってくれ。

 8/25(水)『里子の寝姿にホッ』


 神奈川県動物愛護協会(注)が主催する写真展に行った。

 場所はJR東神奈川駅に隣接する「かなっくホール」。

 協会の案内パネルや保護している動物たちのかわいい写真、愛らしい写真に癒された。

 中でも捨てられた子猫・犬たちが里子に言った先での近況写真に見入った。

 ソファーでゴロンとお腹を上にして寝ているネコ、食べ物がいいのか、ちょっと太りすぎになった犬、どの写真も幸せそうです。

 もとは捨てられたり拾われたりして協会に保護された子どもたち。里親が決まってよかったね、お前たちは幸せなんだよと、一枚一枚に声を掛けるように見てしまいました。

 こうしてもらわれた幸せな動物たちは全体のほんのひとにぎりにすぎません。全国で毎年約30万匹もの野良ネコや野良犬が殺処分されてるそうです。動物虐待やペットを軽々しく捨てたりすることのないような世の中になってほしいものです。

 (注)神奈川県動物愛護協会とは
 昭和33年(1958)に設立された、日本で唯一、財団法人として付属動物病院を併設している動物保護施設です。年間150頭以上の捨てられた動物を保護し、里親会などを通して新しい飼い主さんを探す活動をしています。不妊去勢手術の推進、動物虐待の防止など、動物愛護精神の普及と啓発活動を行っています。昨年6月にはエキゾチック・アニマル(カメやトカゲなど犬猫以外の動物たち)の保護舎ができました。

 神奈川県動物愛護協会ホームページ

私の家から車で10分の所にあり、飼い猫・ミー子の不妊手術をしてもらいました。
自分の作品が売れたら、その一部を新ネコ舎建設のために寄付しています。


・秋葉原のラジオ会館にある丸山無線に
Hi8とベータマックスのデッキが安く売っていた。
昔のテープをDVDにするために買おうかな。

 8/21(土)『CTスキャン・僕の初体験』


 6月にした健康診断で初めて腹部超音波検査をした。結果、腎臓に結石のうたがいがあり精密検査の必要有りと出た。そして、きのう、CTを受けることになった。

 今まで写真やビデオで見ていたCTスキャナーを自分が体験することになっていささか楽しい。好奇心旺盛なので、検査の不安よりも初めて体験するものはみな楽しいのだ。結果については今から不安がっても仕方ない。そもそも、腹部の痛みがなく自覚症状がまったくないので、もし結石があったとしても手術には至らないだろうと楽観的である。

 さて、いよいよドーナッツ状のCTマシンとご対面である。

 ベッドの部分に寝る。輪っかをくぐるため両手を額の上で組む。まず頭が輪に入ったところで停止。圧迫感は感じない。緑色のランプがついて、スキャナー部がシュイイインと回転しはじめた。

 「息を吸って、吐いて、止めてください」という音声の合図にしたがう。医者の声でなくあらかじめ録音された女性のナレーションである。するとベッドがゆっくりスライドして体ごと輪をくぐった。おお、今、スキャニングされてるう!と思うのも数十秒で、以外にもあっさり終わってしまった。

 つづいて造影剤(ぞうえいざい)を血管に注射しながら撮影する。

 造影剤は血流に沿って全身の血管にいきわたって臓器を染めるらしい。これによって画像のコントラストが明瞭になり、より詳細な観察が可能となる。

 右手は注射してるのでピンと伸ばしたまま、左手はおでこの上に折り曲げた状態で、シンクロナイズドスイミングをしているような格好でスキャンする。

「体が熱くなりますからね」と医者が言ったとおり、スキャナー中に体の中がポカポカしてきた。しかも、肛門がジワッと熱くなってビックリ。まさかお漏らししたのかと思ってしまった。(*-_-*) 後で先生と話したら、みなさんお尻が熱くなると言ってますとのこと。私だけが異常なのではなかった。ホッ

 さて、初めてのCT体験。
 全部を含めて15分ぐらいで終わりました。結果は3週間後にわかります。

 単に結石だけだったらいいんだけど、他の病気だったら面倒だな。

 ちなみにCTはコンピューテッド・トモグラフィ(Computed Tomography)、つまりコンピュータ断層撮影の略称のようだ。基本はレントゲン写真と同じでX線を身体の周りを一周させて照射してその結果をコンピュータ処理で立体的な映像をつくっているそうだ。


  関連記事 2007.10/3『健康復活。ファイト〜、一発!』 


お盆なので、庭に作ったミー子の墓のまわりの草を刈り。
お線香と花、生前、よく水を飲んでいたので
缶詰のフタに水を入れてあげた。


 8/18(水)『仕事学のすすめ「秋元康“ヒットを生み出す企画力”」』


 AKB48の生みの親でヒットメーカーとして有名な秋元康氏に、経済評論家の勝間和代さんが、ヒットを生み出すコツを聞き出す番組。これが面白い。30分という短い番組なのにタメになる情報がいっぱい詰まっている。

 1回目のテーマは「マーケティング・リサーチ」。

 「ヒットを生み出すためのリサーチはしているんでしょうか?」と聞く勝間さんに対し、「リサーチとか分析とか嫌いなんで一切しないんです」とはぐらかす。秋元氏は、リサーチして得られるのは最大公約数になるので、それではヒットは生まれないという。それを弁当を例に出し、「記憶に残る幕の内弁当は無い」とひとこと。色々な具材が入ってて楽しいけれども記憶に残らない。それよりも、うなぎ弁当とか麻婆豆腐弁当の方が残る。最大公約数ではなく、ギュッと中身をしぼることが大切だと言う。

 ここから勝間さんは嫌がる秋元氏にくいついて(私にはそう見えた)具体的なトレーニング法を何とか聞き出した。秋元氏は、日頃生活していて面白いと感じたもの(アイデアのヒント)をリックサックに入れておき、その中から出して組み合わせるものらしい。企画は生み出すものといわれているけれど、僕にとっては『気づくもの』だという。

 次に、勝間さんが、この間、街の喫茶店に入ったら、この店ダメだなと思ったことがあって、その店はコーヒーばかりで勝間さんの好きな紅茶がメニューのすみっこに2、3品しか置いてなかったらしい。それに対し秋元氏は、その店のよくないところは紅茶を中途半端に置いてしまうところで、ヒットを生み出すという観点からは、むしろ、紅茶を置かない方がイイという。そして看板に『紅茶ありません!』ぐらいすればいいと。うーん確かに。まず『紅茶ありません!』という看板は目を引くし、読んだら、どうしてだろうと考えて記憶にひっかかる。紅茶に怨みでもあるのかなと。しかも、コーヒーの専門店のように思えて、コーヒー好きの人なら入るかも知れない。

 ということを、頭の回転が速くテキパキ切り込んでくる勝間さんに対して、のらりくらりと予想外な答えを出してくる秋元氏とのやりとりが楽しい。

 最近、NHK教育番組が面白い。受験勉強のコツを楽しく実験する「テストの花道」や、アニメの背景を描くプロを講師にして「誰でも描ける風景スケッチ 9つのコツ」、坂本龍一の「スコラ・音楽の学校」など、以前のまじめで固い教育番組のイメージがかわってきた。

  NHK教育『仕事学のすすめ「秋元康“ヒットを生み出す企画力”」』
  毎週 木曜日 朝5:35-6:00 夜22:25-22:50 で再放送中。


先祖の墓参りに行って来た。
線香の香りの中、お花をあげて手を合わせる。
都会の雑踏も聞こえない墓地で、気分が落ち着いた。


 8/15(日)『私の絵に似ている?!』


 大和の星野さんからメールが来た。「オーチャードホールで開かれている『CHA』のポスターが徳富さんの作品か!? と、思わず2度見!です」とのこと。

 知らなかったもんで、どんなものかとネットで調べたのが下の写真。

 なーるほど、女性が真ん中にひとり居て、左右シンメトリーの構図といい、怪しい東洋のイメージといい、私の作品とそっくり。ただ違うのは、これ、写真を加工して作ってるでしょ。私の作品は手書きの絵ですから。

 それにしても神秘的できれいだな。このポスターほしい!


『チャイニーズ・スーパー・エンタテインメント・茶 CHA』
中国のお茶をテーマに伝統の雑技、武術、舞踊を現代的にアレンジしたショーとのこと。
2010/8/12(木)〜25(水)
会場 渋谷 Bunkamuraオーチャードホール

ついに、うちも地デジ化した。
1軒家なのでアンテナ工事をし、アナログテレビを一掃。
映像はきれいになったが、デジタルの録画やコピーが思うように
ならず、アナログ時代よりも不便になった感じがする。


 8/13(金)『アート投票へ行こう!chips展』


 知り合いの作家から展覧会のDM(ダイレクト・メール)をもらった。しかも3人から…。

 それは横浜赤レンガ倉庫で行われている『アート投票へ行こう!chips』展である。

 chips(チップス)展は、来場者全員に入り口で3枚のポーカーチップを渡され、鑑賞して気に入った作家にチップを投票するというもの。ひとりの作家に3枚入れてもいいし、3人に1枚ずつ入れてもいい。そして人気投票の結果、ランキングの1位、2位、3位には、それぞれ投票枚数をかけた賞金がもらえるというものだ。出品する作家は、自分の作品に対しての評価がわかるし、鑑賞する側も、ぶらりと観るだけでなく、評価をもとめられるので普段よりもじっくり鑑賞することになる。これはいい制度だと思う。

 参加作家は50名。横浜の赤レンガ倉庫、1号館の2階のワンフロアなので、このお盆休み、横浜に行かれる方はご覧下さい。入場は無料です。

 さて、DMをもらった3人は、私と同じくオーストラリアに参加している作家で、高橋雅乃さん、山本のりさん、佐藤創一さん。でも、行って驚いたのは、今年の5月に出版した『現代美術アーティストファイル』で知り合った、我流切紙人さんと、おがさわらきょうこさんも参加していた。みなさん頑張ってるなあと、つくづく感心した。 バキッ(。。 )☆\(--;) お前もがんばれよ。


2010年8月11日〜16日(月)まで
会場 : 横浜赤レンガ倉庫1号館 2階スペースA・B・Cにて
期間中、様々なワークショップやダンス・パフォーマンスがあります。

  関連記事 4/29『キャラクター・ドール展』



 8/9(月)『映画「インセプション」』


 予告編で街が立ち上がっていく映像に驚かされ、デカプリオとケン・ワタナベが仲良くテレビで告知しているのを見て、どんだけ? と思い、しかも監督は「メメント」「ダークナイト」で衝撃を受けたノーランだ。これは劇場で見るしかないでしょう。

【ストーリー】 デカプリオ演じるコブは人の夢に入ってアイデアを盗みだすという産業スパイの男。ある日、渡辺謙演じるサイトーがコブの腕を買い仕事をもちかける。今回は盗み出すのではなく、ターゲットにアイデアを植え付ける(インセプションする)ことだった。

 前評判で、難解でわかりにくいと耳にしたもんだから、さぞかしと身構えていたら予想外。夢の階層はあるものの物語としては1本調子でわかりやすかった。心理戦とかだまし合いよりも全編アクション映画だったのにはちょっと以外だった。

 街が折れたたんでサンドイッチ状態になったり、ほしいところに橋を造ったりの映像はみごと。最新のVFXとCGIの技術がなければこの作品を作ることは出来なかったろう。それと無重力状態での脱出は自然で、ワイヤーを使ってるように思えないし、撮影はどうやったんだろう。昔、「さよならジュピター」という邦画で、無重力でのSEXシーンがあったけど、ひどくて目も当てられなかった。(笑)

 オープニングからしばらくはルールを理解しないといけないので少々退屈だが、コブの妻、モルとの関係がわかってからは作品にグイグイ引き込まれた。でも、クライマックスの雪山で基地を攻撃する場面はちょっと長いんじゃないの?

 150分ある作品なのに飽きずに最後まで見られたが、残念ながら2度見る気にはなれない。「メメント」や「ダークナイト」で衝撃を受けたほどではなかった。

 

  評価 68点

 

  ※以下、ネタばれあり

 

 

 複雑で難解かと思いきや、とってもわかりやすくて拍子抜けしてしまった。ここは夢なのか現実なのかわからなくなると、トーテムという小道具を使って教えてくれるんだもの。

 また、クライマックスでの基地の銃撃戦は007を見ているようで新鮮みが無く、そもそも何で雪山なのって疑問を持つ。カタログを見たらノーラン監督はイギリス出身で、好きな映画のベスト7位に「女王陛下の007」が上げられていた。そうか、クライマックスは「女王陛下の007」なんだ。これって、監督自身が設計した夢だったんだね。

 他人の夢を共有できたりするのはいいとしても、みんなが観る夢の世界(舞台)をデザインできたり、姿を自由に変えられる男がいたり、夢の中で死ぬと廃人になるとか、根本的に納得できないものもある。そうそう、キック(目覚めるきっかけ)を受けたのに、「お前は先に帰れ、俺は後から行く」なんて、目覚めるのを夢側からコントロールしてしまったりと…。 ま、映画だから、そういうルールなんだとわりきって楽しむしかないんだけどね。

 観ている最中、どうせ夢なんだからという気持ちがあるから、銃撃戦のドンパチでもそれほど緊迫感を感じない。つまり、どこか冷めた目で作品を観てしまったのが、作品に乗り切れなかった理由だろうか。

 ターゲットの夢の中で意識を植え付けるという目的が、実は過去で妻モルを自殺に追い込んでしまったという罪悪感と闘うシチュエーションはなかなか良い。

  関連記事 1/4『3D映画「アバター」』


100才以上の高齢者が不明になっているニュースで、
家族なのに生存がわからないとはどういうことなのか?
全国国勢調査をしてるでしょ。それを調べたら
何かわかるだろうに…。 世知辛い世の中だ。トホホ

 8/5(木)『エスキース完成』


 先日の土日は「日本の美術 全国選抜作家展」に出品する新作の構想を練っていた。 朝から晩までエスキース*づくりに没頭し、仕事の疲れを癒すどころか、かえって疲れてしまった。

 あれこれイメージを描き3つのアイデアにしぼられた。

 一番左は「New花魁」。オーストラリアでグランプリを受賞し、全国選抜作家展の担当者からも出品して欲しいと言われた花魁のNewバージョン。みんなから認められた作品で間違いはないけれど二番煎じはいなめない。それよりも同じ作品を2度描くというのは私自身のモチベーションがあがらない。

 真ん中の作品は「憂い」。 今回は日本のお客さんに見ていただくため、ただ美しいだけではなくテーマがあった方がいいだろうと思って考えたもの。昔描いた「世界」という作品をベースにして、地球温暖化や不安定な世界情勢など、混迷不確実なこの世を憂いてるものだ。メッセージ性は強いものの面白みに欠ける。

 一番右は「目覚め」。 暗い世の中だからこそ、それを描くのではなく、そこから後の救いや解決の道しるべを示したいと思って描いたもの。憂えた後、世の中のことを聞き、沈思黙考して悟った姿『菩薩』を描いた。6月のひとりごとで書いたが、私の作品の原点は大船にある観音様であると明かしたとおり、『菩薩』は私の作品の永遠のテーマなのである。

 さて、この3つの作品のうち、どれを描こうか昨日まで悩んでいた。

 そんな時、美術誌「クオリア」を読んでいたら、フランソワーズ・モレシャンさんの「理屈なんてナンセンス。美しいものから基本を学び、自由な発想でルールを飛び出さなければ、つまらない作品しか生まれません」と言っているのに共感した。 テーマがどうのこうの、ウケるウケないではなく、自分が心から描きたいもの、自分が描いて楽しいと思うものを描こうと決めた!

    
いろいろ描いているうちに、この3枚にしぼられた。

   関連記事 6/21『私の絵について8「大船の観音さま」』

   

*エスキースとは、
 フランス語でスケッチや下絵のこと。

 作品の構想を固める時、多くのスケッチやクロッキーをもとにして、全体の構図、配列、配色などの研究を目的につくる試し描き。とくに大画面の制作を計画する時、作業の手順や表現効果を検討するためにつくる縮小版の作品を指すことがある。
 クロッキー、デッサン、スケッチなどとほぼ同義に用いる。ただしエスキースは、最後に独立した作品に仕上げる意識のある場合に用いる。小さな鉛筆の走り描きなどは、全体の構図が描かれていても、単にスケッチ、デッサンと呼び、エスキースと呼ぶことは少ない。「はてなキーワード」より


モスクワでは猛暑のために、6月から今まで、
ビールを飲んで水浴して、1800人が水死したそうだ!
1800人って、すごくねぇ?

 8/1(日)『名古屋へ出張』


 名古屋のポートメッセで行われているイベントで、私が作った映像を流しているので営業のために行ってきた。

 前にも書いたが、私は新幹線の車窓から流れる景色をながめるのが好きで、いつも気になっていた所がある。

 新横浜をすぎて相模川を渡った後、進行方向右側の斜面に水色、黄色、ピンクに色分けされたカラフルな住宅地が現れる。おもちゃの街のようで昔から気になっていた。ここは平塚市の日向岡。私と同じく新幹線の車窓をながめるのを趣味にしている人が本をだしている。いつだったか、テレ朝の番組「タモリ倶楽部」で紹介されていた。いままで何度も見ていて気になってたのだが、やっと写真が撮れた。今回の出張で何がうれしいかと言うと、この日向岡の住宅の写真が撮れたということだ。見て(写真1)

 出張の楽しみは仕事を終えての観光と食事。

 今回は日帰りだったために事前に調べてなかったので、仕事が終わった夕方、急いで駅の観光案内所へ飛び込んで市内の観光地図をもらって考えた。 繁華街の栄と名古屋城を回った。 名古屋城は16時に閉門なので、残念ながら入れなかったが、外から鯱(しゃちほこ)をながめることができた。

 晩飯は『櫃(ひつ)まぶし』。

 『櫃まぶし』は名古屋発祥のうなぎ飯で、鰻丼がお櫃(ひつ)に入っているもの。お茶碗に取って食べるのだが、その食べ方が、1膳目はそのままうなぎの味を楽しんで、2膳目はネギなどの薬味を乗せて食べ、3膳目は、だし汁をかけてお茶漬けにして食べるもの。 私は昔から『櫃まぶし』が好きで、名古屋へ行くたびに食べている。今回行ったお店は名古屋駅に隣接したエスカの「備長ひつまぶし」。(写真4) うなぎはこんがり焼いた関西風の焼きうなぎ。うなぎの焼き方には関東風と関西風があって、ひつまぶしはお茶漬けにするので固めの焼きうなぎが基本である。
 まず1膳目、タレを漬けて何度も焼いた香ばしい味が美味しい。 2膳目は、新鮮なさらしねぎと混ぜて食べるが、ねぎの香りとうなぎがベストマッチ。 そして最後のお茶漬けだが、私には「もうひとつ」だった。今回初めてわかったのは、『櫃まぶしはだし汁で決まる』ということだ。「備長ひつまぶし」のだしは、かつをぶしとこんぶ(?)の香りで甘いんだ。私の好みでは、もう少し塩の効いた方がいい。うなぎ自体が甘くて香ばしいので、お吸い物のようなやさしい塩だしが絶対合うと思う。

 

 (写真1)相模川を渡って広い田圃の後、進行方向右側の丘の斜面に並ぶカラフルな住宅地。ここは平塚市の日向岡いつか、ここに行ってみたい。

 (写真2)名古屋の「下水道展」イベント会場。
毎年4万人の客が集まるビックイベントだ。

 (写真3)名古屋といえば栄でしょう。昔は撮影で名古屋をおとずれるたびにかよったステーキ店があった。探したけれど見つからなかった。だって25年前のことだもの。

(写真4)「備長ひつまぶし」。お櫃から茶碗によそいながら食べる。ここのうなぎは関西風の焼きうなぎ。香ばしくて美味しかった。ただ、だしが甘口だった。

  関連記事 2009/6/22『新幹線でチェックすること』
       2009/5/24『利休庵のにしんそば』       




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ここに書かれている内容は徳富の個人的な感想によるものです。
特に悪意はありませんし下心もありませんので、なにとぞご了承下さい。



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