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ひとりごと2011年12月

 ここは私の独り言のページです。展覧会や映画の感想から、日頃思ったこと、感じたことを不定期的にアップしていきたいと思います。お付き合い下さい。



 12/29(木)『2011、年末マイ・ベスト10』


 今年は1月1日の『新年のご挨拶』に書いたとおり9年に一度の最悪の年のはずだったが、3.11の地震はあったものの、上野の森美術館での展示会、フランス・パリ展に行ったし、世界一のプラネタリウム『メガスター』の上映と大和市ビデオコンテストの特別審査員を勤め、初のラジオドラマの制作もした。会社もNHKで紹介されたし、南極の氷でウィスキーも飲んだ。かわいい猫たちに囲まれ、例年以上の充実した1年だった。

 ということで、毎年恒例の手前勝手な“ひとりごとベスト10”です。(日付は記事をアップした日です)

  1.『東日本巨大地震発生!!』(3月12日
  2.『2011アートコレクション in パリ展』(11月1日
  3.『福島原発事故…日本人を信じたい!』(3月16日
  4.『南極の氷は白かった!』(5月19日
  5.『3匹の子猫に 萌え〜』(6月3日)『子猫動画アップしました\(^o^)/』(7月15日
  6.『ラジオドラマ制作(その2)録音』(9月25日
  7.『なでしこJAPAN優勝おめでとう\(^o^)/』(7月18日
  8.『第1回 YAMATO ショートムービーコンテスト表彰式』(2月26日
  9.『上野の森・日本の美術作家展』(1月17日
 10.『キャノンXA10ビデオカメラ購入!』(6月1日)『Newパソコン購入\(^o^)/』(9月17日

 次点 ぴあ廃刊『ぴあ最終号・39年間の歴史に幕』(7月22日
    スティーブジョブズ亡くなる『スティーブ・ジョブズ氏亡くなる』(10月7日


 1.『東日本巨大地震発生!!』3月12日
 何と言っても今年はこの災害につきる。その時、私は横浜の会社にいて震度は5強を体感した! ビルは大きく揺れ、ビデオケースや本が棚から降ってきた。50年生きてきて初めて。長かった。帰るべき電車は動いてなく帰宅難民と化しあきらめて会社に泊まり。翌日、会社周辺の被災状況を撮影した。この震災から携帯の『緊急地震速報』の音におびえるようになり、しばらくの間、何もする気力がなくなった。絵も1ヶ月ほど描けなくなる。

 2.『2011アートコレクション in パリ展』11月1日
 10月22日から26日にかけて、フランスで「アートコレクション in パリ」が行われた。この展覧会は、私が参加しているマユミインターナショナルで活躍している作家さんたちによるグループ展で、私は「SPIDER(蜘蛛)」と「HOPE(希望)」の2点を出品。 パリの人にはオリエンタルで珍しい作品にめずらしいものを見るような感じだったらしく、中には絶賛してくださる方もいた。余った時間でパリ市内の美術館や博物館を見て楽しむことが出来た。

 3.『福島原発事故…日本人を信じたい!』3月16日『原子力発電所の危機!』3月14日
 地震とともに心配なのが福島原発。以前、私は仕事で福島原発に入ったことがあり、今回の事故を他人事と思えないでいた。それまで私は原発推進派の方だった。まさかこんな事態に陥るなんて、1号機が水素爆発した時はもうダメだと思った。

 4.『南極の氷は白かった!』5月19日
 1年に1回、南極観測隊員の交替があり、自衛艦の「しらせ」が南極へ向かっている。今では南極観測員だけでなく、船を動かす海上自衛隊や隕石や海洋調査、プラズマなどを観測するための調査隊や研究員、取材のために同乗するマスコミの人達など、いろんな人が行っている。その中の人と仕事をした関係で、おみやげとして本物の南極の氷をいただいた。それで飲んだウィスキーは美味しかったね。生涯、忘れないだろう。   

 5.『3匹の子猫に 萌え〜』6月3日『子猫動画アップしました\(^o^)/』7月15日
 本当に子猫は癒される。悲惨な事故や事件が多かったけど、猫はそれを忘れさせてくれる。Canonのビデオカメラを買ってはじめて撮って編集したのがYouTubeにアップしたのが『かわいい子猫_猫じゃらしに興奮(1分59秒)』。動画の再生回数は600をこえている。


 <その他、今年一般のニュース>
 ・今年を象徴する漢字が「絆」に決定 ・タイガーマスク現象 ・相撲の八百長疑惑で各界揺れる携帯メールが証拠
 ・ニュージーランドの大地震 ・地デジ化でアナログ放送終了 ・小向みな子の薬物疑惑 ・レバ刺しで集団食中毒
 ・東京スカイツリー建設 ・小笠原と平泉が世界遺産に登録される ・北朝鮮の金正日(キムジョンイル)亡くなる
 ・事故を起こした中国の新幹線が一度埋めて掘り起こした  ・島田神助芸能界引退 ・横浜DeNAベイスターズ誕生 

 <話題> ・芦田愛菜ちゃんと鈴木福くん ・楽しんごのラブ注入 ・ミッツ・マングローブ ・SHELLY
     ・レディー・ガガ ・トリンドル玲奈 ・ローラ ・後藤輝基 ・佐々木希 ・ウルトラゾーン
     ・関内の猫のにゃんこ先生 ・TBS「炎の体育会TV」 ・「ほこ×たて」


 [今年の訃報](敬称略)
 コント55号の坂上二郎、パネルクイズ・アタック25の児玉清、キャンディーズの田中好子、「がっちり買いましょう」の夢二いとし、「ぶらり途中下車の旅」のナレーションの滝口順平、ハンナバーベラ・アニメの演出家・高桑慎一郎、作家の小松左京、脚本家の市川森一、金髪でラフファイトのレスラー上田馬之助、森田芳光監督、前田武彦、宮尾すすむ、ジョー山中、日吉みみ、タレントのみゆう、細川俊之、長門浩之、原田芳雄、竹脇無我、山内兼、作曲家のジョン・バリー、ピーターフォーク、立川談志。 …お悔やみ申し上げます。

  関連記事 2010/12/29『2010年末 マイ・ベスト10』


いよいよ年末が近づいてきた。
今年を振り返ってみると、
以外と楽しい年だった。
来年はどんな年になるんだろう。
みなさま、
良いお年を迎え下さい。

 12/27(火)『まんだらけで中古DVDを売る』


  画質がクリアなのでお気に入りの映画はブルーレイを買ってしまう。

  そうなると、当然、それまで持っていたDVDは必要なくなってくる。
  そこで、中野ブロードウェイの「まんだらけ」で中古DVDを買い取ってもらった。


     

  今回売るのはこんだけ。

  数はあるけど、どれもブルーレイが出ているので、そう高くは売れないだろう。
  たとえ二束三文と言われようとも、場所を取るから廃棄してしまうつもりだ。


     

  久々に来た中野ブロードウエイ。

  横浜に住んでるので、めったに来ることがない。けど、昔はもっときったない倉庫の
  ようだったけど、ひさしぶりに来てみたら華やかになっていた。

     

  ここが3階の買い取りセンター。

  コスプレした担当者が親切丁寧に応対してくれる。
  レーンの上に並んでいる板の上に品物を出して順番を待つ。システム化されて思ったより早かった。

  となりのお姉さんは、アニメのキャラクターグッズや同人誌、クリアファイルにファイリングしてある
  雑誌の記事なども持ってきていた。そのとなりではクレーンゲームの景品のようなキャラのぬいぐるみ
  を袋から出している。先日、TBSの「がっちりマンデー」という番組に社長が出演して、『買える物
  は何でも買います』と言っていたのを思い出す。

  さて、私のDVDの査定は・・・、


  全部で 7,550円!


  ブルーレイが発売になって必要なくなったDVDばかりなので安いとは思っていたので、まあまあかな。

  10枚で100円なんて言われるかと思ったけど、そんなことはなかった。
  パックトゥザフューチャーのBOXは、以前は高額商品だったらしいけど、ブルーレイが出たためにガクン
  と値が落ちたそうだ。「アキラ」のBOXは1,000円で、マニア向けにもっと高く売れるかと思っていたの
  で残念。仕方ない。

  うちにはSF雑誌の「スターログ」や「フィギア王」など、オタク系の雑誌があるので、それを売ったら
  結構な金額になるんじゃないかな。


THE MANZAI.2011はフジテレビ色が強くて感心しなかった。
でも、優勝を争ったパンクブーブーとナイツは最高!
千鳥も予想外に面白かった。個人的にはナイツに
優勝してもらいたかったけど。残念

 12/25(日)『自死という生き方』須原一秀著


  私は子どもの頃から『死』というものに興味があった。
  でも、その頃は深く理解していたわけではなく、表面的なイメージを美としてとらえていただけである。

  須原一秀著『自死という生き方−覚悟して逝った哲学者−』という本がある。

  この本は、哲学者である須原氏が、ソクラテスや三島由紀夫、伊丹十三らの自殺をとりあげて、彼らがせっ
  ぱ詰まった逃避による自殺ではなく、自ら望んで死んだということを証明していくものだ。

  何と!、その考えを実証するために、須原氏は自ら自死(自殺)を決行する
  苦労もなく幸せな家族や子どももいながら・・・。

  私は伊丹十三の才能に尊敬し憧れを待っていた。伊丹の自殺報道を聞いたとき、真っ先に「あ、やったな」
  と感じていた。「やった」というのはこの著者と同じように、苦しみから逃げたのではなく、今の自分を
  永遠にとどめるために『生を封印』したんだと思った。

  ※須原氏は逃避による『自殺』と区別するために、自ら進んで前向きに死ぬことを『自死』としている。

  須原氏自身は、哲学者であり大学の講師もしていた。65歳になり充分人生を満喫したと感じていた。
  これから後は老いて下っていくだけという思いを感じ始めていた。痴呆症や寝たきりなど、他人に迷惑をかけ
  たり人の世話になりながら生きるのを嫌っている。私も老後の不安、老醜を嫌う気持ちは理解できる。机の角
  に足をぶつけることも多くなり、人の名前が思い出せなくなり、会話が止まってしまうことも多い。自分自身
  でコントロールできなくなるのってイライラするし許せない。

  だからといって自分勝手にポックリ死なれては、残された家族や友人はたまったものではないが・・・。

  須原氏は逃避による安易な自殺を否定している。全力を尽くしてある程度の年まで生きた上で充分だなと満足
  した上で、人生の幕引きの瞬間は自分で終えたい、終えてもいいんじゃないか? というのだ。そんな自死が
  あることを提言したいのである。

  ずいぶん前、若者の自殺が流行った時、テレビで自殺についての討論番組があった。

  その時、映画監督の大島渚が、『生きる権利があるならば死ぬ権利だってある!』と力説していた。討論に
  参加した人は全員否定していたが、私は監督の発言に同感だった。今でも私は、人には『生きる権利とともに
  死ぬ権利がある』『生きることと死ぬことは同列にある』と思っている。

  どうして人は自殺というのを『いけない行為』と決めつけるのだろう。釈然としない何かをずっと感じていた。
  が、本書を読んで、自殺には逃げ出すという意味の他に、まっとうした自分を封じ込める潔い死、前向きに死ぬ
  ということもあるんだと知った。私にとって須原氏は『死ぬための権利』があるのを証明してくれたような気が
  する。心の中でずっとひっかかっていたものが解けたような感じがした。

  ※間違えられるといけないので一応書いておくけど、

  私は自死しようとは思ってない。というか、臆病なので出来っこない。
  それと、この事をクリスマスにアップしたのにも意味はない。まったくの偶然です。
  前から自分の内面をひとりごとで書きたいと思っていたのに考えがまとまらず今日になかっただけです。

  もうひとつ、もし『自死という生き方』を読まれた方は、その後に、NHK出版のWebマガジンに書かれている
  上原隆氏の「こころが折れそうになったとき」の中にある「『自死という生き方』をめぐって」を読んでくださ
  い。「『自死という生き方』をめぐって」は、須原氏が亡くなった後の家族のインタビューが書かれてます。
  ドキドキするようなすばらしいドキュメンタリーです。


  『自死という生き方−覚悟して逝った哲学者−』須原一秀著
   幻冬舎新書  双葉新書

  NHK出版のWebマガジン 上原隆「こころが折れそうになったとき」より
  第21回「『自死という生き方』をめぐって(1)」 http://www.nhk-book.co.jp/magazine/
  



 12/23(土)『うちの会社がNHKで紹介された!』


  あ〜失敗した。告知するのを忘れてた。(><)くぅ〜

  実は、22日朝のNHKニュース「おはよう日本」の特集コーナーで、うちの会社が紹介された。

     

  といっても、うちがメインではなく『科学映像館』という過去に制作された科学映画や文化映画を無料で
  配信するサイトの紹介で、提供している映像会社のひとつとして、うち(日映科学映画製作所)が登場し
  たのである。

     

  横浜スタジアムのある公園前に会社はある。

  まず建物が写って・・・

      

  窓の看板をズームアップしてくれた。
  『日映』の文字と映写機マークがバッチリ。

  放送は、まず科学映像館のなりたちを紹介し、次に映像制作会社からプリントを借りてネットで
  配信するまでの一連の作業を紹介した。そこで、うちの会社が登場!

      

  事務所の倉庫に、過去に制作されたプリントやフィルム缶が山となって積み重なっている。
  経理兼プリント担当の社長の奥様がフィルム保存の苦労を語る。

      

  科学映像館の代表がプリントの状態を確認し、お蔵入りとなっていた作品に光を当てるため公開して
  みなさんに見てもらうことを決定。この後、デジタル化するため現像所に向かう。


  放送終了後、科学映像館のサイトは1時間のアクセス数が5,000件を超え、その日1日で30,883件も
  あったそうである。さすがNHKニュースの反響はすごい。

  科学映像館には全部で460本の記録映画が配信されている。その中でうちは約30本の作品を提供している。
  下記サイトのトップページの『配信映画』タブをクリックして、次の画面の左側に並んでいる制作会社名から
  「日映科学映画製作所」の文字をクリックしてください。

     
      NPO法人科学映像館
      http://www.kagakueizo.org/


ひとりごとに2つの記事を追記しました。時間が無くて
アップできなかった分です。ネタはあってもアップする時間が
無くて旬が過ぎてお蔵入りになってしまった。
だから、こうして後で追記することにしました。

 12/18(日)『MA(録音)終了』

 

  仕事で作っているビデオのMA(録音)を終えた。

     

  場所は新宿のスタジオ・ディオス。

  ビデオの録音は、編集した映像に合わせて解説のナレーションを録音し、
  音楽屋さんがM(音楽)やSE(効果音)をつけて作品を完成させる。

     

  ナレーターはブースという外部から音が遮断された小部屋に入って、監督のキュー(読み始める指示)を
  受けてマイクに向かってセリフを読み上げる。


  録音が終わると作品が完成し、後はDVDのオーサリングやジャケットの印刷に入り、
  プロデューサーである私の手を離れることになる。

  やれやれ ほっとした。

   関連記事 9/25『ラジオドラマ制作(その2)録音』


今年1年の世相を表す漢字が『絆』になった。
やっぱりと誰もが思ったんじゃないだろうか。
来年はどんな年になるんだろう。

 12/15(木)『凱旋門に登った(フランス旅行記その7)』

 

     

  凱旋門なう! ←なうじゃないってば

  パリといえばシャンゼリゼ通りと凱旋門でしょ。

  ♪ お〜シャンゼリゼ〜

 

     

  凱旋門は、フランス軍の勝利と栄光を讃えるためナポレオンの命により着工されるが、
  7月革命などで建設が遅れ、彼の死語15年経ってようやく完成する。
  完成を見ることができなかったナポレオンは、遺体となってパリに帰還した時に
  ようやく門をくぐりアンヴァリッド(11/23の記事)に埋葬されたそうだ。

     

  凱旋門の屋上に展望台があるのを知ってるだろうか。

  その展望台に行くには、凱旋門の柱にある小さな入り口から入る。

 

     

  そして、狭くて長〜い螺旋(らせん)階段を上る。 狭いよ〜恐いよ〜(by 面堂)

  ところがこれがハンパなくきつい!
  もう着くだろうもう着くだろうと思ってもなかなか着かず、さすがに疲れた。

  年配の観光客が息を切らしながら上るもんだから、負けじと休憩なしで登った。
  その印象は『上る』ではなく『登る』が近い。

  凱旋門の高さは50mもあって、階段は284段(272段という表記もある)ある。らしい。
  外から見た時こんなに大変だとは思わなかった。トホホ

  エレベーターがひとつあるけど、車椅子や足の不自由な人用のため、健康な人が乗ろうとすると
  係員に注意されるそうだ。

 

     

  長い階段が終わった最上階にある館内図。

  丸印が今いる休憩所、凱旋門の柱の中にぐるぐると回る螺旋階段が描かれている。
  入り口にこれを掲示してあれば足の弱い人はやめるだろうに。登った後に見せられても
  遅いよ。...(ー"ー)゚゚

 

     

  屋上からは凱旋門を中心に放射状に伸びる12本の大通りが眼下に見えた。
  パリ市街を見渡す360度の大パノラマ。この日は空気が澄んで抜けがよくて気持ちよかった。
  長くて辛い階段を登った後の景色なので、まるで登山したような達成感がある。

  天気が良くて足に自信がある人はどうぞ。
  もし、高いところからパリを見たいならエッフェル塔かモンパルナスタワーをおすすめします。

 

     
      「凱旋門_螺旋階段_展望台」
      http://youtu.be/E3SEKKRnOx4

      ビデオは螺旋階段を登る様子も入っています。
      屋上からの景色を体感してください。

        画像をクリックするとYouTubeのページに飛びます。
        もどる時はブラウザーの「戻る」ボタンで戻ってください。

関連記事  11/25『ジュンク堂なう』(フランス旅行記その6)


この休日はさんざんだった。
これまで調子が良かったPCがフリーズして一日かけて
編集したデータが消えたし、予約録画した番組が半分で
止まっていたり、いいことなかった。

 12/12(月)『大和駅のミケちゃん』


  にゃんこ先生がいなくなって猫との接点が無くて寂しいが、

  小田急線、大和駅前の東口プロムナードに野良猫のミケちゃんがいる。
  打ち合わせに行った合間に写真を撮った。

     

  この子はすごくおとなしくて、体をさわらせてくれる。

  この日も、いっしょにベンチに座って、イイ子イイ子をしてあげた。

  飼い猫が死んで1年半、そろそろ猫を飼いたくなってきた。


  関連記事 11/09『今日のにゃんこ先生(最終回)』




 12/11(日)『ひさびさのきれいな皆既月食』


 月食はめずらしくないけれど、天気が快晴で、ひさしぶりにきれいな皆既月食を見ることができた。

     

  これは夜の10時47分に撮ったもの。
  月が欠けていく途中。

  私はデジカメの一眼レフを持ってないので、手持ちのLUMIXで撮影。

  思ったよりちっちゃくしか写らないので、皆既月食の瞬間は撮らなかった。


  でも、皆既月食にいくまでの様子がはっきり見られて、今回はよかったね。
  次第に暗くなって、ぼんやりと赤く染まってきた頃の月が好きだな。


部屋にクリスマスツリーを飾った。
はじめは電気をやめて節電ツリーにしようかと思ったけど、
寂しい気持ちを癒すために電気をつけることにした。
点滅する光を見ていると、気持ちが安らぐ。

 12/10(土)『ぬぐ絵画展 ―日本のヌード 1880-1945』


  今では当たり前になっている『ヌード絵画』や『裸婦像』。

  これは明治期にヨーロッパから入ってきたものである。
  当時、美術館で初めて見た一般人はビックリしたそうで『ヌード絵画は芸術か
  猥褻か?』で論争になったそうだ。

  そんな、日本におけるヌード絵画の原点と歴史を探る展覧会が、今、国立近代
  美術館でやっている!

  11/13のひとりごとで『アートの18禁って何?』 について書いたばかりで、私に
  とってタイムリーな展覧会なので、さっそく行って来た。

 

      

  日本においてのヌード絵画論争は、明治美術会展に出品された黒田清輝の
  「朝妝(ちょうしょう)」が初らしい。ただし、その作品は火事で消失したために
  この世に存在しない。でも今回の展覧会で拡大されたコピーを見ることが出来る。

  また、明治34年の白馬会展で展示された裸婦像が猥褻だと地元警察が婦人像
  の下半身に布を巻いて展示した。これを『腰巻事件』と呼ばれている。東京美術
  学校(現、東京藝術大学)の講師でもあった黒田清輝は『芸術としてのヌード』を
  日本に確立させたいため、和田英作ら明治の画家たちと創作上の様々な工夫を
  して現在に至っている。

  今回の展覧会は作品を見るとともに、多くの解説パネルが展示されてて『ヌード
  絵画』の歴史がわかり、その切り口が面白い。ただし、展示タイトルにもあるよう
  に1880から1945年までなので、その後の作品についても見たかった。第二弾を
  望む。

  さて、『アートの18禁って何?』や『ヌード絵画は芸術か猥褻か?』の答えだが、

  私が思うには、作者が「この作品はアートだ」と言えばアートになると思う。
  単純で当たり前な事だけど、それしか無いし、それがすべてである。
  今回の展覧会を観て、それでいいと納得した。


  「裸体は美術の基礎」で久米桂一郎氏はこう書いている。

  「裸には確かにエロティックな要素がある。しかし、感覚に与えられるその種の
  快楽の刺激を滅却しなければ、真に裸の美を味わうことはできない、そして、
  それができるかどうかは、その人の知識の発達の度合いによるものだ」(要約)

    *   *   *

  長くなってしまったが、ここで作品を2つ紹介したい。

  私が好きな日本絵画作品のひとつに、今回展示されている作品がある。
  それは黒田清輝の《智・感・情》だ。これを見られるなんて感激である。

     

     黒田清輝 『智・感・情』
     1899(明治32)年 油彩・キャンバス 各180.6×99.8cm

  3枚の絵を並べた作品である。 ・・・美しい。
  絵の高さが1m80cmで、額に入ってるため結構大きい。圧倒的な存在感がある。

  日本の絵画で、どれが好き? と聞かれたら、私はこの「智・感・情」をあげる。
  (もうひとつは加山又造の「黒い薔薇の裸婦」だ)

  この作品に惹かれるのは、日本人のリアルな裸体ではなく、西洋画の女神像の
  ような、女性美としての理想のボディラインで描かれている。いまでこそ『ファッショ
  ンデザイン』というジャンルがあって、8等身美人が描かれてるけど、1899年に
  黒田は約8等身(正確には7.5等身か)の美人画を描いていたのである。女性の
  表情も、劇画に登場する女性キャラクターのようで、アニメっぽいタッチも感じる。
  今から112年前の作品なのに、まったく古くさくない。無駄な表現はなく、洗練され
  たラインと構成が現代描かれたイラストのように感じた。まったくエロティックではな
  い。知的でクールである。

  細かいところを監察すると、背景のゴールドの上に茶の汚しをしているが、ボディラ
  インのバランスの良い所に、地の金を少し覗かせてシャープに見せている。このテク
  ニックがうまい。

  こうして好きな作品の前のソファに座ってしばらくながめていられるなんて、何て
  幸せなんだろう。できることなら、ずっと眺めていたい。・・・できれば持ち帰りたい。

  ということで、好きな作品のもうひとつは、加山又造の「黒い薔薇の裸婦」である。

     

     加山又造 『黒い薔薇の裸婦』
     175.5×365.0cm

  完全なヌードではなくボディが透けて見えるところが艶めかしい。色遣いもモノトーン
  に限定されてるため、口紅の赤とアイシャドーのコバルト色が鮮やかに見える。印刷で
  見るとアイシャドーは薄く感じるが実物はかなり濃い。

  実は、この作品は「ぬぐ絵画展」の作品ではない。が、近代美術館の常設展示品なの
  で、今回の「ぬぐ絵画展」のチケットで同時に見ることが出来る。

  黒田清輝の『智・感・情』と加山又造の『黒い薔薇の裸婦』が同時に観ることができる
  めったに無いチャンスです。あげポヨ〜

  『ぬぐ絵画―日本のヌード 1880-1945』
   2011年11月15日(火)〜2012年1月15日(日)
   会 場:東京都 竹橋 東京国立近代美術館 企画展ギャラリー
   時 間:10:00〜17:00(金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
   料 金:一般850円 大学生450円
   http://www.momat.go.jp/Honkan/Undressing_Paintings/index.html

  「ぬぐ絵画展」特設サイト
   http://www.momat.go.jp/Honkan/Undressing_Paintings/highlight/index.html

 

   ※お詫び※
   多くの人に絵画に興味をもってもらいたいため、ネットでダウンロードした画像を貼ってあります。
   作家および関係者の方々にお詫び申し上げます。もし拒否される方はお手数おかけしますがメールを下さい。すぐ削除致します。


  関連記事 11/13『アートの18禁って何?』

  関連記事 11/30『少女幻想&エコエコアザラク展』


今年の新語・流行語大賞が決まった。
大賞は『なでしこジャパン』。
彼女たちの諦めない姿勢から勇気をもらったからね。


 12/8(木)『新作に向けて』


 次の作品に何を描こうか考えている。

 パリ展に出した「HOPE (希望)」の評判がよかったので、今まで自分のスタイルだったシンメトリーや被写体の全身を描くことにこだわらず、気持ちを新たにして制作に挑もうと思っている。

 パリで多くの美術作品を観たり教会のミサやコンサートなどを経験したことが、それまでの自分を高めてくれたような気がする。

 そんな中、世界文藝社が発行している『クオリア』という美術雑誌にゴーギャン(*1)の特集があった。


 ゴーギャンの絵は私はそれほど好きではないが、彼の人生の軌跡と、晩年の病気と闘いながら描いた大作『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』に感銘を受けた。

 ロダンがダンテの神曲から地獄門を造り、その門番(私は門の擬人化と解釈しているが)を独立させて「考える人」としたように、自分にとっての最後の大作を構想しつつ、そこに向かう作品と位置づけながら描くのも、考え方としてあると思うようになった。

 私も、もう50歳だし、残りの人生を充実させたものにしたい。

 それと、フランスへ行って、また、日本に帰ってきて絵画展巡りをして感じたのは、

 私は『絵』が好きなんだということ。ならば、人生最後まで絵を描き続けたいと思う。


 来年はじっくり考えながら作品制作に挑みます。

 (注*)ゴーギャン
 ウジェーヌ・アンリ・ポール・ゴーギャン。フランスの印象画家のひとり。
 パリに生まれるが、ジャーナリストだった父親の関係で革命後の新政府による弾圧を避けて
 一旦は南米ペルーに亡命。その後、南仏のアルルでゴッホと共同生活を試みるが衝突を繰り返し、
 楽園を求めてタヒチへ移住した。映画「炎の人ゴッホ」(1956)でゴッホとの共同生活を観る
 ことができる。

  関連記事 11/30『少女幻想&エコエコアザラク展』


映画監督のケン・ラッセルが亡くなった。
ロックオペラ「トミー」、「アルタード・ステーツ」「マーラー」
「ゴシック」「リストマニア」…奇才が亡くなって残念。

 12/5(月)『公園のチューリップ』


  早いもので今年も1ケ月を切ってしまった。
  例年になく、今年は1年が経つのが早い。


  会社の窓から横浜公園が見える。

     

  先週、その花壇にチューリップの球根が植えられていた。


     

  春になると満開に咲くチューリップも、裏ではこうして
  ひとつひとつ手作業で植えられていたんですね。


  さて、あと一ヶ月弱、頑張りましょう!

 



 12/2(金)『「レバ刺し」にヒデキ感激!』


  11月29日は“いい肉”の日。

  そこで、関内駅前のセルテにある韓国料理「伽?廊(かやらん)」へ焼き肉を食べに行った。
  あれ? かやらんの「や」の漢字が表記されないゾ。

  以前ランチに行ったところ、夜のメニューに『お刺し身を再開しました』の告知を見つけたので、
  レバ刺し食べたさに参じたのである。フフフフ、何を隠そう、私は大の『レバ刺』好き!

  思えば今年の5月。どこかの焼き肉チェーン店がユッケで集団食中毒を起こし、生食用の牛肉の調理
  基準が厳しくなって全国で生ユッケやレバ刺が食べられなくなってしまったのだ。肉食系男子として
  は断固復活を望みたい!

     

  テーブルに着くなり、早速、生ビールと『レバ刺』を注文!


  しばらくして、待ちに待った『レバ刺』が出てきた。

  女性店員が「当店では品質に注意してます。鮮度は落ちてませんのでご安心下さい」のようなひと言を
  くれた。 おお、低姿勢で真摯な態度。好感が持てる。

     

  ジャーン。 久しぶりに見た『レバ刺』ちゃん。

  思わず手を合わせて「お久しブリーフ」と拝んでしまった。

  写真の白いタレがゴマ塩ダレで、右がにんにくダレ。

     

  見よ、この新鮮な色!

  箸で持ち上げると、弾力があってプル〜ン プル〜ンって感じ。

  『レバ刺』ファンとしてはこのまま生で食べたいが・・・、

     ちょっと待った〜。

  生食肉の安全基準をクリアするため、炙ってからでないと食べちゃダメらしい。

  そんなのナンセーンス。  ←前に一度書いたフレーズ


  元祖、肉食系男子としては、こんな新鮮なレバちゃんに火を通すなんて耐え難い苦痛だが、
  いた仕方ない。メニューをよく見ると『炙りレバ刺し』となっている。

  というわけで、いつもならこのまま食べていた新鮮なレバだが、泣く泣く炙ってみようと思う。
  でも、火を通しすぎてはフツーの焼き肉のレバーになってしまうので、片面ずつ、ジュウ、ジュウと音が
  するだけにした。 レバちゃんの表面に白い網の跡がつく。


   そして、 ペロリンガ〜。

     くう〜  ギザうまいっス。

  まったく臭みがなくて、表面の皮が口の中でプチンとはじけてレバ刺ならではの甘味がトローンと
  舌にからみついてくる。 幸せで、アゲぽよ〜 ←いちいち若者ことば使うな

    ヒデキ、感激!!  ←古っ


  ということで、テンション高まった勢いで「伽?廊(かやらん)」おすすめの黒毛和牛ロースと
  黒毛和牛カルビをWる注文した!

 

      肉、持ってこいやー!!



      

  ついでにコプチャンという、やわらかホルモンとチョレギサラダ、ライスと野菜スープの『小』を
  注文して、今日は焼き肉天国だ。・・・こうなったら、もう、誰もオレを止められまい。

 

     

  韓国料理といえば、酒はマッコリでしょ。
  何種類かあるメニューの中で、今CMをしている『ソウル・マッコリ』を注文する。

   爽やかで美味しい。まるでカルピスソーダだ。


      マシッソヨ

     ・・・もう、満腹でお腹が重い。

     

 

  「伽?廊(かやらん)」関内店 セルテ6階
   http://www.kayaran.jp/
   他にも、横浜西口店、センター南店、川崎さいか屋店など


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土曜日にメガスター上映会の打ち上げがあった。
飲み放題、食べ放題からカラオケ、カクテルと3次会まで…
ひさしぶりに騒いだ。みなさんお疲れさまでした。

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