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ひとりごと2016年3月

 ここは喜翔の独り言のページです。展覧会や映画の感想から、日頃思ったこと、感じたことを日記のようにアップしたいと思います。お付き合い下さい。


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 3/28(月)『1日でかなり進んだ』

   悩んでいた顔も決まり、ようやくとれた休日、朝から晩まで
   描いた。

     

   今、部屋はこんな感じ。(上写真)

   50号の大作なので、床に置いて座布団に座りながら
   描いている。そのまわりには見本として写真や本が並んで
   いる。 ごちゃごちゃ

     

   色塗りは影の部分にグレーを塗って、全体のあたりを考える
   ことからはじめた。

     

   グレーの上に濃い肌色を載せていく。

   まずは影の部分だけ塗る。

     

   影を濃くしながら、徐々に明るい部分にも肌色を薄く重ね
   ていく。 慎重に、全体のバランスを見ながら薄ーくね。

   これを何回も繰り返す。

     

   そして、22時にほぼ塗り終える。
   ターナーのアクリル絵の具は乾燥が早いので、すぐ次の
   作業にとりかかれるのがイイところだ。私のように短期間で
   作業したい人にうってつけの画材である。


   結局、五姓田義松でも三澤寛志でもない、自分のタッチに
   なってしまったけどね。 (^_^;)


   関連記事 3月18日(金)『新しい絵の具に挑戦』


いよいよ週末からプロ野球がはじまる。
けどね、ベイは故障者が出るし元気ないよ。
今年は前半弱くて後半強くなってほしい!!
ヨ・ロ・シ・ク  ←三浦大輔風


 3/22(火)『今月の猫写真(その18)』

   毎月、22日は猫の日。

   ネットからダウンロードした手持ちの猫写真からお気に入り
   を紹介するこのコーナー。今月は4つの写真を紹介します。


   今回のテーマは“かくれんぼ”です。


   −−今月の1枚目。

      どーこだ?


     



   −−2枚目。

     ちょっと難しいよ。

     



   −−3枚目。

     ちょー難問。

     



   −−4枚目。

    


   ・・・隠れているつもり。



   関連記事 2/22(月)『今月の猫写真(その17)』


NHKで流れている東日本復興の応援歌
『花は咲く』のアニメバージョンがすごい。
新旧29作品が歌詞に合わせて編集されている。
作った人はかなりのアニメファンに違いない。


 3/18(金)『新しい絵の具に挑戦』

   圧力、圧力。

   念仏のように唱えながら作業をしている。

   西洋画のタッチを目指そうと思った私は新しい絵の具を買っ
   た。今使っているターナーの新シリーズで、油絵のように
   乾燥が遅いゴールデン・オープンアクリリックスである。

     

   西洋画タッチにするためにはキャンバス上で絵の具が混ぜられる
   方がいいと思ったからだ。私は絵を独学ではじめたために絵の
   学校に行ったことがなく油絵を描いたことがない。

   この絵の具は水でとけるので普段使っているアクリルの延長
   として扱うことが出来るので試してみようと思ったのだ。


     

   さて、一番やっかいな顔の習作にとりかかった。

   ところが・・・難しい。

   絵を描く前に、新しい絵の具に慣れないといけない。
   何度も描きなおす。

     

   三澤寛志氏の本を買い、彼の作品もネットから探してダウンロード
   したのを手本とした。

     

   ようやく形になってきた。 −と思う。

   でもまだまだ。 顔が死んでる。

   正直、ヘタだと思う。

   でも、ヘタでいいんだ。

   うまいヘタではなく、描くという欲求、執念が込められればいいのだ。


   関連記事 3/16(水)『圧力が足りない!』



 3/16(水)『圧力が足りない!』

   スーパーフラット展をきっかけに村上隆の本を読みなおした。
   以前、書店で買い、途中で止まっていた『芸術闘争論』。

   この中に現代美術を見るときのルール(ひっくり返せば、
   現代美術を制作するときのポイント)は4つあると書かれて
   いた。

   1.構図、 2.圧力、 3.コンテクスト、 4.個性


   上記ポイントを自分の作品に当てはめた時、あきらかに
   足りないと感じる物がある。

   それは・・・ 『圧力』


   これまで私は自分の作品にエネルギーを感じない沈黙
   の世界を目指してきたが、ここ数年、そこに物足りなさを
   感じていた。現在、新作を描いてて迷っているのも、どう
   やらその圧力に関係していると気が付いた。

   去年、絵が好きな友人3人が絶賛した展覧会が、神奈川県
   立歴史博物館の五姓田義松(ごせだよしまつ)展だった。
   NHKの日曜美術館でも『忘れられた天才』と題して取り
   上げられ、作品を観た友人は五姓田の画力に興奮気味に
   話してくれた。私は仕事の都合で行くことが出来なかったが、
   五姓田のように多くの人々の心を動かす絵に憧れを感じて
   いる。

   そんな折、数週間前のこと、ランチの帰りにふらっと立ち寄っ
   た画廊(関内のセンター画廊)で三澤寛志氏の個展を観た。

   私はこの方を知らなかったが、作品を観た瞬間、“これだ!”
   と閃いたのである。

   三澤寛志氏は絵の教則本を出している方で、人物を光と影を
   使って圧倒的な画力を持つ作品をつくる方だ。

   村上隆の『圧力』、五姓田義松、三澤寛志。

   偶然だけど、その3つの出会いによって、新作は今までのよう
   なアニメ塗りではなく、西洋絵画のタッチで描こうと決めたので
   ある。

   私にとって新たな挑戦だ。

 
   関連記事 3/7(月)『顔、決定!』


東日本大震災から5年が経った。
地震、津波、原発事故、帰宅困難、計画停電・・・。

あの時の記憶を忘れてはいけない。


 3月14日(月)『村上隆のスーパーフラット・コレクション』

   横浜美術館の『村上隆のスーパーフラット・コレクション』に
   行ってきた。

   この展覧会は、現代アーティストの村上隆が所蔵する作品
   を展示したものである。

     


   ひと言で表すと 『めちゃ楽しかった』。

   縄文土器から魯山人の器、蕭白や白隠の絵、一休さんの書から
   ヤンセンやキーファーの現代アートまで、その多岐にわたるコレ
   クションは“すごい”というしかない。個人のコレクションの域を超え
   ている。

   ほとんどが私の知らない作家ばかりであるが、でも、飽きること
   はない。むしろ観ていくうちにどんどん気持ちが明るくなり、楽しく
   なってくる。


   特に興味を持ったのがヘンリー・ダーガー(*1)という80歳で
   亡くなった無名な人が描いたアウトサイダーアート。こういう人の
   作品を持ってるというのが普通ではない。それと吉村大星氏が
   描いたネコは、色鉛筆で描いた精密画で、遠くから見るとまるで
   写真のようだ。


   『村上隆の脳内世界』というコーナーは、倉庫の片隅を模していて、
   その空間に入った瞬間、妙に落ち着いた。陶器の狛犬とシーサー
   があったり、『チャッピー33』というオレンジ色の作業服を着たマネ
   キンたちとか、どれもかわいらしく、時間がゆるす限り長くいたかった。


   アートには国境もなければジャンルもなく、有名無名も関係ない。
   すべて横一線。その考えがスーパーフラット・コレクションである。

   村上隆氏は、世界的に有名になって作品が高く売れているが、
   そこで手に入れた金で豪邸を造ってぬくぬくと私腹を肥やすこと
   はなく、これでもかこれでもかと精力的にアートを創り続け、
   仕事の合間を縫って作品を収集している。

   アートを愛する気持ちと日本の現代美術を世界に知らせるための
   闘いを続け、“怒り”に近いエネルギーはどこから出ているのだろ
   うか。

   彼は今日もどこかで闘っているのだろう。


  (*1) ヘンリー・ダーガー
  
友人知人を持たず半世紀以上もの間、家に引きこもって小説を書き続け、死の間際に
   大家さんによって発見されたアウトサイダーアートの代表として評価された人。

  展示された2枚のイラストは、彼が書いた長編小説(15,000ページ)の挿絵だそうだ。


野球賭博が明らかになった巨人・高木京介投手が
記者会見を開いて謝罪した。
見ていて痛々しかった。それもそうだが、
球団の関係者の立会人が誰もいなくて彼ひとりとは
どういうことか? 違和感あったな。


 3月11日(金)『ウルトラQの誕生』

   『ウルトラQ』は特撮テレビ番組としてのエポックメイキングな
   作品であり。幼稚園の頃、リアルタイムで見た番組で、怪獣
   という架空の生物が持つ得体の知れない魅力にとりつかれ
   たひとりである。

   幼稚園のお絵かきの時間には怪獣の絵ばかりを描いていた。
   キリスト系の幼稚園だったためか、先生から奇異な目で見ら
   れていた。(そんな記憶がある)

   私が今、幻想アートをしているのも映像の仕事をしているの
   も、子どもの頃に見たこの『ウルトラQ』の影響だと思う。

   その『ウルトラQ』が、どのうにして誕生し制作されたかを綴っ
   たドキュメンタリー本が出版された。


     


   著者の白石は私の友人であり、過去にも特撮シリーズ本を書い
   ている。友人だからというわけではないが、彼の文章はリズミカルで
   読んでいて子気味イイ。まるで講談でも聞いているかのようだ。

   過去に出版された著書を参考に、彼自身がインタビューした内容を
   組み合わせ、時間軸に沿ってジクソーパズルを組み合わせるように
   ウルトラシリーズのビックバン(誕生)の背景を解明している。

   本文は上下2段の紙面構成になっていて、下段に分かれた補足説
   明で本文の流れが途切れないのがいい。その補足に彼らしさも
   のぞかれる。

   シナリオライターの上原正三の紹介では、祖師ヶ谷大蔵の焼き鳥屋
   の話になり、「筆者もここの焼き鳥は大好物で、特にシロ、ニンニク
   ダレのレバー焼きは絶品」とあったり、

   バルンガのエンディングのナレーションでは、
   「本放送を見た翌日、故郷の秋田県湯沢市は晴れだった。その朝の
   私は太陽を見ないよう、うつむいたまま幼稚園に走った」とある。

   本文を綴る沈着冷静な目と、補足の自身の体験がほどに加味され
   ていい著となっている。


   『ウルトラQの誕生』(双葉社)  著 白石雅彦
 


アメリカ・アカデミー賞で
『マッドマックス怒りのデス・ロード』が、
編集、衣装デザインなど6部門で受賞した。
ひさびさに明るいニュースだ。


 3/7(月)『顔、決定!』
 
   やっと休みがとれた。

   疲れてて気分はのらないが締め切りがあるので、体に鞭打って
   制作を再開する。

     

   机の上はこんな感じ。

     

   洋風の面立ちで描いてみた。

   参考にした写真がカメラ目線だったので、そのまま描く。

   これはこれで面白いかも。

     

   目線を落としてアンニュイな感じに。


     

   ボッティチェリを意識して描いてみた。

   視線を落として何かを考えているように表情に含みを持たせた。

   これいいかも。

     

   これは写真そのものを写したのではなく、自分の中から生まれた顔
   をミックスしている。

   表情をやさしくして、子供を身ごもった母親になった心境を表現した。

   よし、これで決まった。


   関連記事  2/19(金)『顔が描けない!!』


アメリカ・アカデミー賞で
『マッドマックス怒りのデス・ロード』が、
編集、衣装デザインなど6部門で受賞した。
ひさびさに明るいニュースだ。


 3/4(金)『Happy Birthday』

   3月2日が私の誕生日。

   50をこえると「お誕生日おめでとう」と言われても、いいんだ
   か悪いんだか素直に喜べない。

   フェイスブックの友達からこぞっておめでとうメールが送られ、
   それとは別にカワイイ猫のイラストまでいただいた。
   ありがたいことである。

   検索サイトのGoogle(グーグル)の文字は、その日に生まれた
   偉人や出来事をイラストにした文字にかわることがある。

   その日(3/2)を表示したらケーキだった。(下写真)

   今日は何の日だろうとポインタを重ねてみると、

     


   『貴昭さん、誕生日おめでとう!』 ←私の本名


   え、オレのこと?

   どこから私の誕生日の情報を得たのか妙な気分である。というか
   うす気味悪くもある。

   よくよく考えてみると、Googleプラスだったかを登録するときに
   誕生日を記入する欄があったような気がする。ま、イイか。


   他にも紳士服や、(車の)オートバックス、理容院から『Happy
   Birthday』のハガキが届く。おまけに昔の友人から電話まで。

   ・・・こんな私なんかのために気を使ってくれて申し訳ない。

   みなさん、ありがとう。


   今日は素直な喜翔であった。  ←ちびまるこ風に


予定はあくまでも予定であって決定ではない。
仕事の大山はこえたものの、多忙は続く。
Never Never Never 納豆ねばねば〜!



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ここに書かれている内容は個人的な感想によるものです。
特に悪意はありませんし下心もありません。


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