This page is not support English.

ひとりごと2003年2月


 2/25(火)『試してTRY「キューサイの青汁」』


 新しく始まりました「試してTRY」コーナー。

 うちの会社には週一回、キューサイのお姉さんが販売にやってきます。ということで、第一回は「まずい、もう一杯」でお馴染みのキューサイの青汁を”味わってみよう”です。

 では、(恐る恐る)ひと口、 ゴクン・・・。

 あれ、みんながあまりにもまずいまずいと言うので身構えて飲んだら、それほどでもなかったですね。以外にもすんなりと喉を通ってくれました。というのも、自家製のドクダミ茶やビワ茶というまずい飲み物を体験しているので、『青汁』は飲みにくいというほどのものではなかったのです。

 そのお味は、うーん、道端に生えている雑草をすりつぶした汁という感じで、どこか埃っぽい感じも。飲んだ後ムワ〜ッと青臭さが残る。これが悪く言うと腐った生ゴミのような感じでもあり、気色悪い。

 キューサイのお姉さんが飲みにくかったら使って下さいと小さいカップ入りのレモン汁をつけてくれたので、物は試しと使ってみると、ぎゃゃゃ、 |(*o*)|  こいつは逆効果! 青っぽい味にスッパ味が加わって気持ち悪い! これは絶対レモンなしで飲むべきです。

 青汁はリンゴジュースやトマトジュースで割って飲むといいでしょう。

 以上、「試してTRY」でした。次回をお楽しみに、って、いつのことやら



 2/22(土)『簡単・たまご酒のつくり方』


 先日、寒気がしたので仕事を早めに切り上げて帰り『たまご酒』を飲んで寝ました。おかげで風邪をひかずにすんだのです。『たまご酒』を飲んで寝ると良いと昔からよく言われるけど、案外作り方がわからない人って多いと思います。そこで、今回は私流『簡単・たまご酒』の作り方を紹介します。

 まず、一般の人がどう作っているのかネットで調べてみると、大抵次の方法でした。

 <材料> 日本酒300cc、玉子1個、砂糖100g (数量に決まりはない)

 <作り方>
  ・日本酒少量を鍋に入れて、好みの量の砂糖と卵1個を加えて火にかける。
  ・よくかき混ぜて砂糖が溶けてきたら、お酒を少量ずつ継ぎ足す。
  ・沸騰する直前に火を止めて完成。

 ちなみに私の作り方はもっと簡単で、鍋は洗うのが面倒なので使いません。

 <材料>
  日本酒、(とっくり一本に約半分)
  玉子1個(黄味だけ使用)
  はちみつ(スプーン2杯)
  ※生姜があれば、すり下ろして少量加える。(無くても良い)

 <作り方>
  1.大きめのカップ(マグカップでよい)に卵黄1個を入れる。
    卵黄は、知ってると思うけど、たまごを割って、左右の手に持った殻でキャッチボール(?)
    をしながら白身をはぶく(写真参照)

  2.卵黄の上にハチミツをスプーン2杯分入れる。

  3.日本酒をとっくり(お銚子)に入れてレンジでチンする。“うーんと熱め”が良い。
   (とっくりが熱くなるので火傷に注意!)

  4.卵とハチミツをかき混ぜながら熱々燗の酒をカップいっぱいにそそぎます。

  5.最後に生姜があれば、すり下ろして少量加えます。(無くてもよい)
   (舌触りが気になる人は、絞り汁を加えるようにしましょう)

 以上で完成。

 日本酒には糖分・アミノ酸などが含まれていて血行をよくして体温を高め、風邪のウィルスと闘うための栄養素を含んでいます。(生姜には発汗作用があるので、入れるとなお良い)
 一方、卵には、タンパク質の他、カルシウム・ナトリウム・ビタミンA・B群・Dなどが含まれています。聞くところによると、市販の風邪薬に含まれている「塩化リゾチウム」は卵白に含まれている酵素・リゾチウムを精製したものらしく、その点からすると白身を入れた方が良いかもしれません。ただ、私的には白身を入れると味が落ちるので黄身だけを使うのです。

 つまり『たまご酒』は、ウィルスを退治するために必要な要素が全て含んでいて、燗酒なのでアルコールもそれほど強くなく、寝付きが良く、ハチミツの甘さがあってお美味しく飲める薬だと思います。市販の風邪薬と同じくらい(?)の特効薬というわけです。

 もうひとつ大事なのは『睡眠時間』です。『たまご酒』を飲んだら、すぐそのまま布団に入って寝ましょう。睡眠時間を多くとることも風邪退治の重要ポイントです。(次回「ホットコーラ」の作り方を紹介します)

たまご酒たまご酒の作り方写真


 2/18(火)『世界三大珍味弁当食べました!』


 最近、高級駅弁が注目されているのを知ってますか。それまでは1000円以上する駅弁は高くて売れなかったが、高級食材と丁寧なつくりで人気を呼んでいるそうです。

 新幹線に乗る機会があったので、巷でうわさの世界三大珍味が入っている高級弁当を買ってみました。ちなみに世界三大珍味とは、キャビア、フォアグラ、トリュフです。 ボコッ(。。 )☆\(--;)そんなのわかっとるわい

 <弁当に入っているおかず>
 スモークサーモンのクリームチーズキャビア添え
 黒トリャフの海鮮マカロニグラタン
 ホタテ貝とフォアグラのポワレ
 牛ロースステーキ
 アスパラとジャーマンポテト
 野菜ピラフ
 野菜サラダ
 玉子フィリング・オンザ・パイ

 まず弁当のふたを開けた時にパッと目に映る華やかな料理の数々、それぞれが一口サイズの少量だが、数があると食べる前に心が躍ります。

 まずは、おかずを食べる前に、ピラフを一口食べてみる。
 買ってしばらくたっているものの、ふっくらとしてまだぬくもりが残っているのが他の弁当とは違うなと感じました。油っぽくなく、食べやすくてお美味しいです。

 さて、世界三大珍味のひとつ、「スモークサーモンのクリームチーズ、キャビア添え」。
 サーモンは脂がのっててとろけるようなお美味しさ。キャビアは少量でちょっと物足りないが、臭くなくて、これはイケます。出だし快調ってところてすね。

 次に「黒トリャフの海鮮マカロニグラタン」は黒トリュフが小さくて乾燥してて香りがなくていまいち。グラタンソースに風味があるのですが、これまた冷めちゃってるので、暖かかったらお美味しいんだろうなと想像しながら食べるしかありません。これはちょっとマイナスポイントですね。

 「ホタテとフォアグラのポワレ」は最高!
 これも冷たいのが玉に瑕だが、フォアグラの香ばしさは、たとえ冷めていても香りが良いので我慢できます。私は日本でウニを最初に食べた人を尊敬しているのですが、このフォアグラを創った人も尊敬しますね。フォアグラとホタテがこんなに相性が良いなんて感動でした。こいつはオススメです。

 それに比べて「牛ロースステーキ」は冷めて硬くなっていたのが残念です。ここが弁当の限界と思いますね。いくら良い素材でも冷めて堅くなって味が落ちてしまうのは考えた方がよいかもしれません。以外なことに、脇に添えてある野菜サラダについている「わさびドレッシング」は、わさびの香りとピリとした辛みのバランスが良く、大変気に入りました。このドレッシングは市販品として売っていたら買いたいと思うぐらいです。

 その他に「アスパラとジャーマンポテト」は今一、チコリの葉でくるんであるので、苦くてパサパサして、これは考えすぎて失敗と思う。もうひとつ、デザートの「玉子フィリング・オンザ・パイ」は、軽くてさっぱりとして良かったです。

 ということで、楽しく、お美味しくいただきました。

 ただ、お弁当ということから、冷めてまずくなる品物についてはどうでしょうか?という懸念はあるものの、世界三大珍味が、この値段で食べられるとあれば、1000円でまずい弁当を買うくらいならこちらの方が超お得だと思います。

 東京駅、東海道新幹線 改札内、弁当コーナー「旬味彩菜」にて販売中
 弁当「世界三大珍味の食卓」1500円


「世界三大珍味の食卓」の外箱


ふたを開けた様子


 2/16(日)『建築費"日本はアメリカの4倍高い"』


 前回、建物の話しが出たので、こんなことを思い出した。

 それは、日本の建築費は外国と比べるとメチャクチャ高いということ。

 日本の住宅1戸あたりの値段を外国と比べると、日本は、フランスの3倍高く、アメリカの4倍も高いそうだ。なぜかというと、土地の値段とか住宅に対する考え方の違いからきているそうです。

 アメリカを例にとると、日本のような注文住宅はほとんどなく『建て売り』が主であること。しかも、建て売りも10戸以上の単位でまとめてつくるので、材料費や人件費などコストが安くできる。しかも、日本のように大手住宅会社などは存在しない。日本の場合、大手住宅会社が受けた仕事を工事会社に発注して、工事会社は施工会社に下請けさせる、つまり注文を受ける会社と造る会社の間に何段階も経てるので、その都度マージンが取られてしまうんだ。逆に言うと、大工さんが手がける実際の費用に中間マージンが何段階も上積みされているから高くなるんです。(これは日本の流通の欠陥であって建築業界だけに限ることではないが)

 さらに、住宅に関する考え方が違ってて、日本では自分の家を持つとすると、必ず『新築』を考えてしまうが、アメリカは中古住宅を買うのが一般のようです。アメリカ映画を見るとよくあるように、中古住宅を買って内装(壁紙)を日曜大工してリフォームして使うんです。つまり一般の人は『新築』という考えはまずないということです。

 私も自分の家がほしいと思っているけど、もし買うのだったら、やはり建築デザイナーに依頼してオリジナルなものをつくりたいと思ってしまう。そういう私もつくづく日本人なんだなあと思うのです。



 2/14(金)『建物探訪』


 俳優でありタレントの渡辺篤さんの本「こんな家で暮らしたい」(講談社)が発売された。これは毎週土曜日の朝、放送している「渡辺篤の建物探訪」(テレ朝)で紹介したお宅をピックアップしたものである。
 私はこの番組を毎週かかさず見ている。それは、将来、自分の家を造る時に参考になると思っているから(かなわぬ夢?)。それに平日の仕事疲れから解放されて遅く起きた朝に、のんびりとした番組の雰囲気が心地よいからである。

 この番組の良いところは豪邸紹介になっていないことである。あくまでも庶民レベル、建築費が2,000〜3,000万円というサラリーマンなら不可能ではないレベルの建物を扱っているのがいい。

 住宅というと、どうしても間仕切りのある四角い家を考えがちだが、最近はバリアフリーで間仕切りの少ない家が多いようだ。中には固定観念を覆されるほどの驚きの家もあるんです。

 東京のあるお宅では、敷地が山の斜面にかかっているので、建物をコンクリートの階段構造に設計した家がある。しかも家の中に「瞑想ルーム」と名付けた球体の部屋をつくってしまったのである。そのお宅は特別な家庭でなく、きわめて一般の方である。建築デザイナーのそんな驚きや工夫がいくつも発見できて楽しい。

 また神戸のあるお宅は、屋根一面にリュウヒゲという草を芝生のように敷き詰めていて、こうすることによって夏は直射日光から家を守り、冬は室内の暖かさを屋根から放出せずに草が保ってくれるそうだ。この家庭の面白さは、屋根に芝生を植え、一階のテラスには屋根瓦を並べて、フツーの家とは上下を逆転したデザインになっているんです。話を聞いただけだと理解できないでしょうが、全然違和感なく、むしろモダンなデザインとして納得してしまうのが驚きだ。

 家主のこだわりと設計者のアイデアが一体となって完成された家。できれば私も自分の家を建ててみたいと思うんだが、今の給料では夢のまた夢か?

 毎週土曜日、テレ朝 9:30から 『渡辺篤の建物探訪』
 「こんな家で暮らしたい」(講談社)1800円


仕事が多忙で絵を描く時間がない。トホホ

 2/11(火)『ちょっと小技4「栄養ドリンクの飲み方」』


 毎年のことだけど本職の仕事が忙しくなってきた。
 仕事の疲れが翌日まで残り、朝起きてもボーっとしてて、なかなか目が覚めないでいる。そんな時、私はリポビタンDを愛用している。

 リポビタンD、略して“リポD”は、「ファイト!一発!」のCMでお馴染みのもの。寝覚めの悪い朝、リポDを飲むと、たちまち目が覚める。滋養強壮、肉体疲労に効くので、朝飲むと1日元気でいられるのも利点だ。この時期、私は”リポD”をひと箱(10本入)買っている。

 ただ、速攻で効果があがるようにするには特別な飲み方があるんです。それが本日の小技として紹介します。

 舌(ベロ)の裏には真ん中に舌小帯(ぜっしょうたい)という筋があり、そのまわりには血管がむき出しになって集まっているんです。リポビタンDをひと口、口にふくんで、舌の裏側の血管が出ているところでしばらくころがすんです。すると栄養剤が直接血液中に浸透していくので、栄養がすぐに体内をかけめぐり、飲んで胃から吸収するよりも数倍効き目が速く現れるのです。

 これは「リポD」に限らずすべての栄養ドリンクに効果があるそうなので、今度、試して下さい。

関連記事 1/24「小技3 カップ麺のふた」を見る


 2/8(土)『Nゲージ・レイアウト』


 先日TBSの「情熱大陸」というドキュメンタリー番組で、ドイツに住む日本人指揮者がホビーで鉄道模型を集めていた。それも日本製でKATO(積水金属)やTOMIX製品を。

 鉄道模型を『趣味』と言うと、オタクっぽい感じがする。でも西欧の『ホビー』と言うと、オシャレで大人の香りがするのはなぜだろう。ドイツは精密機械を得意として、鉄道模型会社のメルクリンなど、その道では高級なステータスな存在なのだ。

 私もその昔、鉄道模型『Nゲージ・レイアウト』を作ったことがある。Nゲージとは、鉄道模型の中で2番目に小さい、レール間の幅が9ミリのもの、ナイン・ゲージの略からNゲージと言う。レイアウトとは、電車の線路を台座に固定して山や街などをつくりジオラマに仕上げたものである。

 今回、番組を見て懐かしく思い、ひさびさにレイアウトをひっぱり出した。

 中学生にはじめた趣味だが、作ってはやめ、作ってはやめと、何度となく改造を繰り返しながら制作してきたものである。しかし未だ完成されずにタンスの上に眠っていた。(タンスの上に乗るほど小さい)

 カバーはしてあったものの、ほこり被っていたので、まずは掃除機をかけ、レールが錆びついているので通電が良くなるよう紙ヤスリで磨く。そしてトランス(電源コントローラ)を設置して、電車でGO!

 わ〜い、走った。\(^o^)/

 いい大人が冬の休日にひとりで鉄道模型で遊んでるとは、はたから見るとわびしいだろうが、楽しくて時間を忘れてのめり込んでしまった。こいつはストレス解消に良いね。まるで外国テレビ番組「シカゴホープ」のガイガーだぜ。

 ということで、撮影したのは数年前だけど、私のミニミニレイアウトをご覧下さい。


マイ・Nゲージレイアウト


ローカル線の田舎駅前

こたつは魔物、入ると気持ちよくて、すぐ寝てしまう。

 2/5(水)『いつもここから著「悲しいとき」』


 たまにNHKのオンエアバトルを見ると、最近はビデオを使ったり手書きのイラストを使って紙芝居のようにめくって笑わせるものが多い。

 その昔、若手芸人の番組で、横山やすしが「道具を使うっちゅうことは、しゃべくりが足らんっちゅうことや、そんな道具なんかに頼らんで、おのれの頭使えや、このボケ」と若手漫才師に苦言を呈していた。そんなことを思い出す。

 さて、そんな紙芝居コントとしてブレークしたのが、お笑いコンビ「いつもここから」の『悲しいとき』シリーズだ。『悲しいとき』とは、自分が見て(見られて)恥ずかしかったり、わびしかったりすることをネタに笑ってしまうというもの。それを菊地秀規の劇画タッチの絵(どこかの美術館に作品として所蔵されているらしい)と、二人の輪唱のような掛け合いが相まって楽しく見せてくれる。それは生活に根ざしたネタで、誰もが実体験を伴っているから老若男女問わず笑えるのだ。この万人にウケるというのがすばらしい。

 例えば、

 悲しいとき−−−ポートボールのゴール役をやらされたとき。

 悲しいとき−−−全然獲物が来そうもない所に巣をつくっているクモを見たとき。

 悲しいとき−−−ファミレスでワインを飲んでいる人を見たとき。

 悲しいとき−−−写真を撮るときポーズをとったのに、なかなかシャッターがおりなかったとき。

 悲しいとき−−−調子に乗って大けがをしてしまったピエロを見たとき。

 悲しいとき−−−無理矢理、散歩させられているネコを見たとき。

 悲しいとき−−−彼女のウォークマンが変なメーカーのやつだったとき。

 などなど。

 今、そのネタを集めた本が書店に並んでいる。

 では私もひとつ、

 悲しいとき−−−いつもここから著「悲しいとき」の本を買ってレジで並んでいるとき。

  いつもここから著「悲しいとき」(扶桑社)952円



映画「ウエストサイド物語(ニュープリント)」と
映画「ラバーズ・キッス」を観ました。

 2/3(月)『映画「ウエストサイド物語(ニュープリント版)」』


 私の見た映画ベスト1に掲げている作品が、この『ウエストサイド物語』である。

 はじめて見たのはテレビ放送で、ビデオで録画して繰り返し見て、LDが出れば買い、DVDが出れば買い、もう何回見たことかわからない。しかし・・・ただ劇場では未見だった。今回、45周年記念としてDVDの特別編(DTS化)製作にあたってニュープリント&デジタル化したのが、このたび「ル・テアトル銀座」で上映された。はじめ行くつもりはなかったが、社員が見て感動したのを聞くと我慢が出来なくなり、最終日の最終上映に駆け込むことにした。

 見終わって不満がふたつある!

 まず、今回の”売り”だった『ニュープリント』についてだが、さぞ美しいものだろうと期待していたら、全〜然きれいじゃないの。フィルムにキズはないものの画質は名画座クラス。プリントの焼きが、コントラストが低くて画面にしまりがない。おまけにいくつかの場面は色調が崩れていた。これなら以前買ったDVDの方がよっぽどきれいだ。どうして日本に来る上映プリントって汚いのだろう。超がっかりでした。

 不満の二つ目は劇場のイス。

 「ル・テアトル銀座」はテアトル東京の建て直しでブルーを基調としたきれいな映画館である。イスも他の劇場にはない特注品のようだ。でも、座面が真中で折れるタイプ(お尻の当たる部分と太股の当たる部分の間に折れ目がある)もので、股のところが高くなっている。(文章で説明するのがむずかしいが)つまり座面がひとつではなく、ふたつに別れているのだ。その折れ目が気になって落ち着かない。ちょっと身体をずらすと尻になじまなくて、初めの頃は気になって映画に集中できないくらいだった。

 そんな不満は別にして、このたび劇場で見て気が付いたのは、大画面から感じる”熱気!” 「ウエストサイド物語」がこんなに”熱い映画”とは思わなかった。テレビやDVDでは、音楽のすばらしさ、踊りのうまさ、セット(美術)の美しさという、表面に見えるディテールにばかり目を奪われてきたが、スクリーンで観て画面から溢れるエネルギーを感じて圧倒された。それは製作当時、すなわち今から40年前、それまでのハリウッド・ミュージカルの既成概念を破るべく、新しいものを創造しようとするスタッフとキャストの熱意が掛け値なしでぶつかってくる印象で、出演者の演技、監督ロバート・ワイズの演出のうまさをはじめて感じることになった。文章にするとクサく感じるかもしれないけれど、『魂の叫び』『エネルギーのぶつかり合い』感情がむき出しになったダンスと演技に圧倒されてしまった! 

 ・・・アートディレクター、ソウル・バスの芸術的なエンドタイトルが終わると場内は拍手喝采。
 当然、私もスクリーンに向かって拍手を送りました。



 2/1(土)『絵を描く前に額を買う』


 私は絵を描くうえで普通の人とは違った工程を最近ふんでいる。それは、絵が完成する前に額を買ってしまうのだ。

 くわしく言うと、1枚の作品をつくるには、まず下絵(デッサン)をつくってデザインをしっかり作っておく。下絵が決まるとそれをキャンバスに写し取って色を塗り始めるのが、この塗り始める段階で、その作品に合う額を買ってしまうのです。

 私にとって額は絵の一部であり、絵を引き立てる脇役ではないのです。だから、作品を額に入れたときに額の色と作品のイメージが合うようにあらかじめ決めておきたいのだ。それで作業の途中に、時々作品を額に入れては眺め、額と作品のバランスを確かめています。(変ってるでしょ)

 なじみの店は、新宿三丁目の『世界堂』とJR蒲田の『ユザワヤ』の2店。

 両店とも額の種類が多く、会員になると値札より更に値引きしてくれます。現在、『世界堂』では「油彩額祭り」をしていて、大型額を通常価格よりさらに安く売っています。今度、車で買い出しに行ってまとめ買いするつもりです。


 『世界堂』 新宿三丁目 油彩額祭り 2/20まで 特設会場にて
 『ユザワヤ』 大田区蒲田 JR蒲田駅前 



過去のひとりごとを見たい人は月別ボタンをクリックして下さい。

2000年

7月

 

9月

10月

11月

12月

2001年

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

2002年

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

2003年

1月

2月

3月


ここに書かれている内容は徳富の個人的な感想によるものです。
特に悪意はありませんし、下心もありませんので、ご了承下さい。


[HOME] [GALLERY] [PROFILE] [NOTICE] [PHOTO] [個展情報] [LINK] [MAIL]
Copyright 2003 by TOKUTOMI 

ご意見・ご感想・リンクについては下記のアドレスにメールして下さい。

 E-mail tokutomi@yokohama.email.ne.jp