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ひとりごと2011年11月

 ここは私の独り言のページです。展覧会や映画の感想から、日頃思ったこと、感じたことを不定期的にアップしていきたいと思います。お付き合い下さい。



 11/30(水)『少女幻想&エコエコアザラク展』


  いやあ、画廊巡りって、せにゃあかんね。
  作品作りの刺激になるし、元気が出る!

  会期末が迫っていたので、あわてて2つのギャラリーに行って来た。

 

 ■「少女幻想」

  ひとつめは有楽町駅に近いスパンアートギャラリーでの「少女幻想」である。

      

  少女を描かせたらこの人という作家さんたち、宇野亜喜良、金子國義、味戸ケイコ、
  町野好昭、トレヴァー・ブラウン、丸尾末広、山本タカトから、水森亜土、高橋葉介・・・
  まだまだ、あげきれない。

  とにかくいろんな少女イラスト(人形もあり)がたくさんあって楽しい。

  ひととおり観賞した後、画廊の真ん中に立って、ぐる〜と、見回して、
  それぞれの作家さんの作品に囲まれると、心がポカポカして幸せになってくる。

 

  ■古賀新一展「怪奇伝説〜ホラーに徹した54周年記念〜」

  ふたつめはヴァニラ画廊での古賀新一展「怪奇伝説〜ホラーに徹した54周年記念〜」

        

  古賀新一はホラー漫画「エコエコアザラク」の作者で、ホラー漫画を描いて54周年記念の
  展覧会。何で54周年というキリが悪い時にやるんだろうという疑問も感じるが、古賀氏が
  自ら監督した映画の公開もあるようだ。

  古賀新一展は、エコエコだけでなく、この人、貸本時代の作品集「オール怪談」掲載の短編や、
  週刊マーガレット(集英社)掲載の少女向漫画を描いてたんですね。その貴重な原画から、
  古賀の代表作である「エコエコアザラク」までの軌跡をたどることができる。

  壁一杯に原画が張り巡らされ、私のようなエコエコファンなら、うれしさのあまり気が狂って
  昇天しそうになる。私も危うく金網の窓を突き破って飛び降りそうになった。

  帰り道、何で54年なんだろうと考えていて、ひとつだけ気が付いたのは、
  ゴシック・ホラーをもじって54なんじゃないだろうか・・・。ま、いいか。

  ということで、会期終了が迫ってるので、興味のある方は急いでください。

  いずれも無料。

 

  「少女幻想」スパンアートギャラリー
   期間:2011年11月23日 (水) 〜 12月10日 (土)
   http://www.span-art.co.jp/main/fset_2/fs_e.html

  古賀新一展「怪奇伝説〜ホラーに徹した54周年記念〜」ヴァニラ画廊
   期間:2011年11月21日(月)〜12月3日(土)
   場所:ヴァニラ画廊
   http://www.vanilla-gallery.com/index.html

 



 11/28(月)『幻の焼酎「兼八」が飲める店』


  いよいよ寒くなってきた。
  こうなると焼酎のお湯割りが飲みたくなる。

  最近、麦の味が濃くてうまいと噂の「兼八(かねはち)」が人気のようだ。
  ところが生産量が少ないためなかなか手に入らず、プレミアがついて高い。
  ネットを見てたら、本当は2600円程のものが、楽天で一升瓶が1万円で売ってるそうです。
  そんな兼八がいつでも飲める店が関内にあった。

  こだわりの酒とあて、「史ほや」である。

  私が行ったのは開店すぐの18時過ぎで、お客さんは誰もいない。
  店はコの字型のカウンターがあって、若いママが1人、料理の準備をしていた。

      

  この店の特徴は、お通しとして日替わり惣菜の3点盛りが出てくる。
  この日は写真の通り、(右から)揚げ茄子の煮浸し、高菜入り卵焼き、角切りベーコンと
  ウインナーのポトフ。どれもしっかりとした味つけで美味しかった。この3点だけでも大満足。

      

  さて、本日の真打ち登場、大分県の麦焼酎『兼八』!
  割る前に、おちょこ一杯だけストレートで味見させてもらった。

  すごい! 麦の味が濃厚で、甘みも感じられる。
  『麦チョコのような味わい』と、飲んだ人が言う通り。
  こんなに濃ゆい麦焼酎は初めてだ。人気が出るのも納得です。
  お湯で割ってもなお麦の味がしっかりと感じる。 これはいい酒だ。

  先々週、NHKの「産地発!たべもの一直線」という番組で、杜氏(とうじ)が出演して
  人気の理由を紹介されていたが、『兼八』のうまさの秘密は、一般では焼酎造りに向いてない
  といわれていた小粒の「六条大麦」を使っているそうだ。これはアルコールの量はとれないが
  ミネラル分を多く含み、より麦らしい香りが豊かだそうだ。また、蒸留器の内部を改良して
  麦本来の香ばしさを引き出しすのに工夫したそうです。

 

      *      *      *

 

  ところで、ここ「史ほや」は、ひとり飲みに丁度良い店である。
  壁に大きな液晶テレビがあって、野球やサッカーの中継を見ながら
  飲むことが出来るし、ママが話し好きだから、一緒に会話を楽しんでもイイ。
  もちろん、ひとりで黙々と飲むもよし。

      

  この日は湯豆腐を注文した。
  一人前からできるので、店に気をつかわなくてイイ。


  湯豆腐に兼八のお湯割り。 

          は〜、極楽、極楽。

  こだわりの酒とあて「史ほや」
  神奈川県横浜市中区弁天通3−41 横浜エクセレントビルU 1階


立川談志氏が亡くなられた。
自由奔放な言動と振る舞いが私は苦手だった。
ご冥福をお祈りします。

 11/25(金)『ジュンク堂なう』(フランス旅行記その6)


   日本のアニメやマンガがフランスでウケてるらしい。
   そんなニュースを時々目にする。

   パリで人気の日本書店「ジュンク堂」がオペラ座通りにあるので行ってみた。

     

   ジュンク堂なう!

   “なう”って、もう1ヶ月前のことじゃないの! バキッ(。。 )☆\(--;)  

   だって・・・みんな使ってるから、使ってみたかったんだもの。(オレ)

 

   さて、ここ「ジュンク堂」はパリにある日本書店で、日本語の本や雑誌を売っている。
   この地下がマンガコーナーになっていて、アニメのムックやグッズが置いてある。
   当然、フランス語に翻訳されたマンガもあるが、ここでウケているのは翻訳されてない
   日本語のままの本。しかも、日本で発売されて間もなく入ってくるのがフランスの若者
   たちにウケていて人気スポットとなってるらしい。

   髪を青く染めてピアスした女の子(推定10代後半)が、キャーッと悲鳴を上げたので、
   「革命か?!」(by 平田昭彦)と驚いて振り返ったら、ほしいと思っていたマンガが
   売ってたので、うれしくて悲鳴をあげたようだ。

   日本のものが海外でウケるのはうれしいものである。

   ここには習字道具も売っていて、スキンヘッドで革ジャンを着た怖いおっさん(推定40歳)
   が、習字の筆を買うために、この筆にはインクが入っているのかいないかを店員に聞いて
   いた。 ナイスおじさん。


     *    *    *


   ところで、今回、私はパリに5日間という短期滞在だったので、あえてPCは持っていか
   なかった。そこでメールチェックをするために、ジュンク堂のすぐ裏にある『うるばす』
   という日本人相手のネットカフェに行った。(看板が出てないので店の入り口がわかりづらい)

   ここは日本語対応のPCやレンタルビデオがあってインスタントコーヒーや紅茶を飲みな
   がら使うことができる。今、人気のビデオは「アメトーク」や「ガキの使いやあらへんで」
   など、日本で普通に放送されているTV番組だった。

     

   私が行ったのが平日の14時だったので、客はほとんどいなかった。
   パソコンもビデオもマンガも自由に見られて、30分、3ユーロ(約300円)。

     

   ここで自宅のメールチェックと、日映科学のブログ『映蔵ブログ』を開いて、
   社員がちゃんとブログをアップしているかどうかチェックした。 ヒヒヒ  ←意地悪じいさん。

   以上です。


    ・・・えっ、面白くない?


   それならば、記事が地味だったので、今年パリで行われた「Japan Expo 2011」のコスプレ
   動画をYouTubeで見つけたので、どうぞ。 萌え〜

 


『Japan Expo 2011 COSPLAY VIDEO 3-3』

外国人ってコスプレすると画(え)になるね。

画像をクリックするとYouTubeのページに飛びます。
もどる時はブラウザーの「戻る」ボタンで戻ってください。

  関連記事 11/23(水)『ナポレオンの棺・フランス旅行記その5』


ウルトラ怪獣が登場する新しい番組を見つけた!
「ウルトラゾーン」という番組で、TVKをはじめとする
ローカル局で放送している。ちなみにTVKでは
毎週、日曜日の23時から放送している。


 11/23(水)『ナポレオンの棺 (フランス旅行記その5)』


  パリの美術館と博物館をまわって、印象的だったひとつにアンヴァリッド(*1)にあるドーム教会がある。
  ここにはナポレオンの棺が安置されている。

         

  青空のもと、黄金のドームが太陽光を反射して光り輝いている!
  まぶしくて、遠くからでもすごく目立つんだ。 ピッカピカやで〜。

     

  入って驚くのは、円形ドームが吹き抜けになっていて天井が高〜〜いこと。

  ドームの高さが107mというから、
  華厳の滝(97m)がすっぽり入ってしまう。 ドボチョ〜ン

     

  ラ・フォス作といわれている円天井の壁画は息を呑むほどの美しさ。

  観ていて飽きなくて、私を捕らえて離さない。

  空を描く水色の絵の具がまぶしいほど鮮明で、300年以上も前に造られたにもかかわらず、
  つい最近描れたように思えるほどだ。


  そして・・・、その真下にナポレオンの棺がある。

     

  棺は、緑色の大理石でできた台座の上に赤色大理石で造られている。
  ナポレオンの遺体は、さらに6重の棺に入れられて眠っているそうだ。

  写真が小さくてわからないけど、この棺が、ハンパなく大きい!

     

  上(地上階)と下(地下階)で見学している人の大きさと比べて欲しい。
  今回、本やネットで調べたけど、この棺の大きさはどこにも書かれてなかった。なぜ?


  ナポレオン時代、ヨーロッパはフランスを中心に回っていたこともあるわけで、
  この豪勢で堂々たる棺は英雄ナポレオンの存在の大きさなんだろう。

  土に埋められると過去の人という感じがするが、こうして遺体が目の前の棺の中にあると思うと、
  歴史上の人物と自分が同じ場にいるのが不思議でならない。

  栄光と没落の人生だったナポレオン、いろんな意味で偉大な人だったんだなあ。


 (注*1)

  アンヴァリッドはエッフェル塔からロダン美術館へ行く途中にある。この建物はルイ14世によって1677年から
  30年かけて造られたそうだ。アンヴァリッドはもともと軍事病院で戦傷兵のための療養所だった。現在はその大部分を
  改装して軍事博物館や立体地図博物館が入っている。


  関連記事 11/17(木)『お洒落な街・旅行記その4』


福岡ソフトバンク、日本一、優勝おめでとう。
内川選手、多村選手、おめでとう。
よかった、よかった。

 11/21(月)『メガスター上映会 終了!』


 ここのところロケや渡仏やらバタバタしていたので告知するのをすっかり忘れていたが、11/6(日)に大和市の保健福祉センターで「星と遊ぼう!大和で宇宙」というプラネタリウムとコンサートをスタッフとして参加した。

 ここで上映したプラネタリウムは『メガスター』という、日本人が開発した世界に誇る高性能のプラネタリウム。映し出される星の数は約1,000万個! その数はギネスブックにも載った。


 来場したお客さんの目を暗いところに慣らすため、一旦、目をつぶってもらい、MCの「はい、目を開けてください!」の合図で開けてもらったが、その、目を開けた瞬間の「うわー!」という歓声とどよめき、子供たちのはしゃぎぶりに、毎回感動した。ギリギリまで準備したり不安だったりしたけれど、その苦労がむくわれた感じだ。

 神奈川フィルハーモニーによるフルートとハープによるコンサートでは、ハープの生演奏を初めて見るお客さんが多く(私も)、弦を手でつまびくだけでなく、半音上げるために常に足をつかってペダルを踏んでいるという説明に驚いた。

 最後にアンコールに応えて、観客とスタッフとみんなで歌った「見上げてごらん夜の星を」の大合唱には目頭が熱くなる思だった。

 お帰りになる方から「またお願いします」とのありがたいお言葉をいただきました。

 スタッフのみなさまお疲れさまでした。
 そして、ご来場下さいましたみなさま、どうもありがとうございました。

     
     これが1,000万個の星を映し出すメガスター。以外と小さいでしょ。

     
     満員の会場 ! 写真は昼の部、プラネタリウムの回。

     
     投影された星空。毎回「わー」という歓声が上がった。
      これはリハーサル時の写真。本番はもっときれいでした。

 


今までずっと「ボクらの時代」という好きなトーク番組
のことを書きたいと思っていて書けないでいたが
やっと、ひとりごとで書くことができた。

 11/19(土)『ボクらの時代・詩人、谷川俊太郎』


  毎週、日曜の朝7:00から「ボクらの時代」(フジTV)というトーク番組をやっている。
  3人の芸能人などが出演して好き勝手にフリートークする。でも、知人、友人同士なので、他のトーク
  番組では見られない、出演者の素顔が見れらるところがこの番組のいいところだ。

  最近面白かったのは、詩人の谷川俊太郎氏とCMディレクターの箭内道彦氏、脚本家の宮藤官九郎氏
  の回。私が注目したのは詩人の谷川さん。顔写真は見たことあるけれど、話している姿は知らなかったの
  で興味があった。

  いくつか発言を書き起こしてみると・・・、

  宮藤「(詩の仕事って)毎日、書いてるんですか?」
  谷川「ええ。新しくは書かなくても、毎日コンピューターを開けては推敲(すいこう)って言うん
     ですか、直してますね」
  宮藤「え〜、直すんですか?!(意外)」
  谷川「直すでしょ 普通。(宮藤に)直さないんですか?」
  宮藤「いやいや、僕なんかは直しますよ」
  谷川「そうでしょ」(笑)

     *    *    *

  箭内「売れる売れないとか 気になりますか?」
  谷川「もちろんですよ。当然でしょ。 最初からボクは金(かね)が大事って人ですから」
  宮藤「え〜〜?!(信じられない気持ちで)」

     *    *    *

  宮藤「(谷川さんの仕事について)締め切りってあるんですか?」
  谷川「もちろん。 ボク、今、注文生産です全部。だから、きちんと納期は守りますよ」
  箭内「注文って、どういう形で来るんですか?」
  谷川「(例えば)春ですから。桜の写真に、15行12字詰めで1編。1ヶ月以内でお願いしますとか」
  宮藤「めちゃめちゃ具体的ですね〜(笑)」
  谷川「で、ボクは臆病だからね。注文が来たその日に書くんですよ」
  宮藤「うわ〜、臆病ですねェ!(笑)」
  谷川「ええ、ひとまず書く。それを、綿々と直していくわけですね」

     *    *    *

  宮藤「作詞もやられてるけど、いきなり詞を書くんですか? それとも曲が先とかは?」
  谷川「曲先(きょくせん)、詞先(しせん)、両方ありますね」
  宮藤・箭内「(信じられないように)えっ、曲に合わせるんですか!!」
  谷川「だってぇ、今の作詞家、みんなそうじゃないですか!(笑)」
  宮藤・箭内「(笑)」
     (略)
  谷川「ボクが初めて曲先でやったのが『鉄腕アトム』ですね。ただ、あの時はアトムの威力とか
     書かないといけないじゃないですか、だから自分の表現ってほとんどないんですよ。自分の
     表現は“ラララ”というところだけですね」
  宮藤「“ラララ”って、あの ♪『ラララ、科学の子〜』って」
  谷川「そう」
  宮藤「一番、表現してないっぽいところですよ(笑)」


    などなど、楽しいトークはつきない。


  谷川俊太郎氏は20歳に詩人としてデビューして約60年間、詩を書き続けた“詩の神様”のような人で
  天才肌で“難しい人”というイメージをもっていたが、お年が79歳にもかかわらず少年のようにキラキ
  ラした目をしてて、しゃべりも軽やかで、私が(勝手に)思っていた印象とはまるで違っていた。でも、
  そのギャップが魅力になって、ますます好きになってしまった。

  谷川「よく子どもに言われるんですよ。“あっ、谷川さん生きてる”って(笑)」


  ちなみにィ・・「ボクらの時代」で今まで面白かった回をあげると、

    ・赤瀬川源平 × 南 伸坊 × 糸井重里
    ・湊 かなえ × 有川 浩 × 万城目 学
    ・小泉今日子 × 本木雅弘 × 香川照之
    ・村上 龍 × 坂本龍一 × 見城 徹
    ・大橋巨泉 × 永 六輔 × 藤田 潔
    ・伊集院静 × 黒鉄ヒロシ × 吉行和子
    ・橋本聖子 × 野田聖子 × 小渕優子
    ・武蔵丸 × KONISHIKI × 曙太郎

     かな。

   「ボクらの時代」毎週日曜 朝7:00〜7:30 フジTVにて


日本(横浜)は暖かいね、
フランスは冬で吐く息が白かったもの。
今年もあと2ケ月、風邪に気を付けましょう。

 11/17(木)『お洒落な街・フランス旅行記その4』


   パリはお洒落でウイットに富んだ街である。
   今回は歩いてて気になった物を紹介します。

   ホテルから出て、まずはじめに気が付いたのが車の信号。

   これ、バッテンが点灯してるのが『止まれ』 ・・・で、

      

   下のように消えている状態が『進め』なんです。
   何だか気持ち悪いでしょ。

      

   消えてると信号が壊れているんじゃないかと思えてしまうし、
   はっきり『進め!』を表示して欲しいよね。

   大通りには赤・青・黄の3色が縦に並ぶ信号もあるけれど、それ以外のほとんどの道路は
   このバッテン信号である。日本にはこのタイプは無いからめずらしい。

      

   それと進入禁止の標識。

   遠くから見ると気が付かないけど、

   ・・・近づいてみると、

      

   白い横棒を 誰かが持っている。(^_^)

   ユーモアがあっていいよね。

   日本の警察には、こういうお茶目なセンスないんだよね。交通標識だから、ふざけるなんて
   もってのほかだ。なんて、真面目で固いから。

   でも、この標識を見て怒る人なんて誰もいないよ。

 

   工事現場だっておしゃれ。

 

      

   工事現場のプレハブ小屋だけど、箱がグレーとグリーン、黄色の3色に塗られている。

   これだと組み合わせによって雰囲気が変わるから飽きないよね。現場に行くのが楽しく なりそうだ。
   しかも、塀まで同色に塗ってあってコーディネイトされている。


   コーディネイトは、こーでぃ、ねぇと。  ←やっちゃった。

   日本だとグレー1色でつまらないよね。
   お洒落でセンスが良い街って歩いてて楽しい。

  関連記事 11/7(月)『パリを網羅するメトロ(地下鉄)・旅行記その3』




 11/15(火)『アメトークの中にピカソを見た!(フランス旅行記)』


  パリのマレ地区にあるピカソ美術館に行ったら閉まっていた。

  現在、改装中で、来年リニューアルオープンするそうだ。 あーあ、がっかり。

     

  ピカソと言えば、ひと月ほど前、雨上がり決死隊の番組「アメトーク!」(テレ朝)
  を見ていたら、ピカソの絵を発見した。

  それは、『絵心ない芸人』でのこと、若手芸人の中で絵がヘタなやつばかりを集めて
  描かせて、どんだけヘタかを競う(笑う)企画だった。

  その時、陣内智則が「跳び箱をやっている人」というお題で描いたのが下の写真。


     

   あれっ? これ、ピカソじゃない?

   遠い記憶が甦った。

   下がピカソの「怪物たちの変貌」という作品。

     
 

    どう?  

   何となく似てません?

   胴体が無くて首と手足が直結しているところが、そっくりでしょ。


   ということは・・・、陣内はピカソと同じ芸術センスを持ってるということか?

   それとも、ピカソの絵は『絵心ない芸人』と同程度のものなのか・・・?

 

   芸術のうまいヘタは紙一重ということでした。

                 チャンチャン。


   関連記事 11/13(日)『アートの18禁って何?』




 11/13(日)『アートの18禁って何?』


 パリでのグループ展では、私が参加しているファイン・アート部と同時にゲイ・アート部も展示した。

 11/1の動画を見た人ならわかると思うけど、ふんどし姿の男とか男性を描いた絵が多かったのは、そのためである。

 実は、あの動画に映っていないコーナーがあり、そこには男性器がモロに描かれているものがあった。

 そんな作品を展示することから、うちのオーナー(日本人)が、ギャラリーの入り口に「本展ではセクシャルな作品も展示されてます」のような、『18禁作品もあります』的なメッセージを出した方がいいのでは? と画廊のオーナーに聞いたそうだ。

 ところが、Non.(別にいらないんじゃない)と、あっさり答えられたそうだ。

 半信半疑ながら、「警告」とか「ご注意」的なメッセージは何も出さずにスタートした。

     

 入ってくる人は、もう、老若男女様々。
 中には子どもがいる家族もいて、ゲイアートをフツーに見て帰った。

 日本だったら、親が子どもに「こっちは見ちゃダメよ」的なことをするはずだが、そんな事はまったくなかった。

 ギャラリーで働くフランス人女性に、それとなく「(男性器のこと)は大丈夫?」と聞いたら、彼女の答えは

 “だってアートでしょ” の一言で片付けられてしまった。


 そうか、

 日本人である私たちの感覚が、目の前で簡単に崩れたので唖然としてしまった。

 そう、フランス人はアートであるならば隠したり偽ったりする必要は無いという、当然の様子だった。まるで、こそこそするこちらの方が変に思うようだった。

 ・・・そりゃそうだよね。

 もし、展示している作品の性器を隠したりモザイクが必要なら、ルーブルだってオルセーだって18禁扱いをしないといけなくなる。

 日本の町場のレンタルビデオ店のように、店の奥にビニールのカーテンが下がっている小部屋を作り、カーテンの奥にミケランジェロのダビデ像やデルボーやクラナッハを飾らないといけない。(^_^) で、鑑賞者は周りを気にしながら恥ずかしそうに入らなければならない。ベルメールの人形なんてSMコーナー行きだし、クールベの『世界の起源』なんてもっての他だ。

アングルの「トルコ風呂」。モザイクかけると、
ほとんど見えません。

ダビデ像。黒い目隠しにすると、よけい卑猥になる。

 

   そんなの ナンセーンスっ!! (←ひさびさに使ったこの言葉)

   もう、アジャパー である。

    マリリン・モンロー、ノーリターンだ。 ←意味不明

      マリリン・モンロー、ノータリ〜ン。 ← バキッ(。。 )☆\(--;) 調子に乗るな!


 そもそも、自分の体についてる物を、(ついてない人もいますが・・・汗)

 何で描いたり発表しちゃいけないんだろう? そっちの方が変だよね。

  

  関連記事 11/7(月)『パリを網羅するメトロ(地下鉄)』


私がフランスへ行っている間、
わが横浜ベイスターズの身売りが進んでたんですね。、
新生ベイスターズ、明るくて強いチームを期待します。

 11/11(金)『映画「猿の惑星 創世記(ジェネシス)」』


 私は元祖「猿の惑星」と「新・猿の惑星」が大好きなんです。
 だから、なぜ、今、その起源となった作品を作るのか、どうせSFではなくアクション映画になってしまうんだろうと、観る前はほとんど期待してなかった。

 今回の作品は、1968年の元祖「猿の惑星」で、なぜ人類の文明が崩壊し、高度な知性を持つ猿が誕生したのかという“起源“を描き出している。まったくその通りの作品で、ちゃんと予定通り猿が支配するであろうところで終わっている。うん、おもしろく見れました。

  評価 80点

  よかったんじゃない。

 これと同じく起源をテーマにしている作品として、旧シリーズに「新・猿の惑星」があり、それも大好きなんだけど、その作品は、最後に言葉を話す猿が1匹生まれただけで、猿が人を支配するところまでいきつくには多少無理があった。人と対等に戦うには、他の猿たちの能力も上らなければならないからだ。ところが、今回の作品では、そんな違和感を払拭すべく、アルツハイマー病の特効薬という、うまいアイデアを出して旧シリーズの欠点をすべて消してくれた。これには拍手。 見終わった感想は、SF映画というよりも現代劇を見ているような気になった。それだけ内容が現実的であり、リアリティを感じたからだ。 でも、それだけといえばそれだけなんだけど・・・。

 減点は、オープニングからしばらく、シーザーの子どもの頃のCGが、いかにもCGで作ったように見えてしまったこと。でも途中からはCGを忘れて作品にのめり込むようになった。

 あと、しいて言えば、話しが予定通りおさまりすぎて、見る側の期待を超える(それ以上の)驚きがなかったこと。いや、充分満足なんだけどね。最近のガチャガチャしたアクション映画を見過ぎてるので、ちょっとだけ物足りなさも感じなくもない。でも、私にとって80点は高得点だよ。

 オラウータン、イイ味だしてたね。 ゴリラくんもよく頑張った。エライ

 

 

 

  *** 以下ネタバレあるのでご覧になってから読んで下さい ***

 

 

 

  減点の続き・・・

 アルツハイマーというアイデアで現代をリアルな設定で描くんだったら、製薬会社がリスクに対する慎重さがあまりにも欠けているのと、管理がちょ〜甘すぎる。おまけに新薬の効果が出るの、早すぎ!! (^_^;)

 もっと細かいことを言うと、サンフランシスコの街に人が少なすぎることや、窓ガラスが簡単に割れすぎる。あんな割れやすいビルだと地震が起きたらどうするんだ? (^_^;)

 人と猿が戦ってて、つい人を殺しそうになったときに、シーザーが「やめろ」と制するところがあるが、・・わかるんだけど、シーザーの制止を振り切って暴走すね猿がいて人を殺しちゃってもいいんじゃないかと思う。この作品の欠点って、スタッフの自制心が働きすぎて破綻がないことかな。取り返しのつかない破綻という、観客の予想を超える爆発的なエネルギーがもうひとつ感じられないので、物足りなさに繋がったんじゃないだろうか?

 でも、完成度が高いので私は80点はあげられる。

 特に、シーザーが「NO!」と言ったときは驚いた。
 観客は皆、フリーズしましたね。

 でも、

 申し訳ないけど、元祖「猿の惑星」と「新・猿の惑星」を映画館で見たときの衝撃や恐怖。知的好奇心を刺激された満足感には至らなかった。

 エンドタイトルで、新薬が人体には悪く、人から人へ感染していくのを飛行ルートで表現したのはうまい。

 でも・・・、日本には飛んで来てほしくなかったが、残念 (^_^;)

 




 11/09(水)『今日のにゃんこ先生(最終回)』


  会社の近くの駐車場に猫がくる。
  そのネコを私は “にゃんこ先生”と名付けていた。

  10月上旬、その駐車場に浮浪者が出没するようになってから、

  にゃんこ先生の姿はすっかり見えなくなった。 

              ・・・そして、1ケ月がたつ。


     

    どこに行っちまったんだよォ、にゃんこ先生〜。(泣)


      ・・・まさか、その浮浪者が喰っちゃったんじゃないだろうな。


    毎日というほど昼休みにここを通と必ずいた、にゃんこ先生。

                      
    どこかのやさしい人に飼われて幸せにいてくれたらいいけど・・・

                            (-_-;) はあ

   関連記事 9/13(火)『今日のにゃんこ先生』




 11/7(月)『パリ市内を網羅するメトロ・フランス旅行記その3』


 パリ市内の美術館と博物館をまわるには、市街を網羅しているメトロ(地下鉄)を利用しなくて
 はならない。はじめは切符の買い方がわからず、おっかなびっくりだったけど、慣れるとちょー便利。

 でも、メトロの駅には券売機がすごく少ない。ひと駅に2台なんて当たり前。
 というのは、フランス人のほとんどは窓口で買うからだ。窓口に列ができているのに券売機にはまっ
 たく人がいないなんてことはざら。会話なしで切符が買えるからフランス語が苦手な私にとっては大
 助かり。 何でフランス人は券売機を使わないのか?

 使ってわかったのは、紙幣が使えないのと、機械の反応が遅くてイライラするからだ。

     
  これがメトロの券売機の写真。

 写真だときれいに見えるけど、実際の見た目はうす汚い。けど、デザインはおしゃれ。
 今、手をそえているローラーを回転させて項目を選んで、右の緑色のボタンを押して決定する。

 パリ市内の地下鉄は均一料金で、1ユーロ70セント(約177円)だった。

 

     

  メトロの自動改札。

 写真ではわかりにくいけど、バーを回転させてドアを開けて中に入るスタイル。
 最初はタイミングがつかめず“ビー”なんてブザーが鳴って恥かしい思いをした。
 バーを体で押すような感じで通ると抜けられる。ちょっと慣れがいる。

 ところで、メトロの車両のドアはすべてが自動ドアではない。

 シャンゼリゼ通りの下、観光地を走る1号線(日本の銀座線のようなもの)は自動だけど、他は
 手動が多い。6号線はドアにレバーがついていて、そのレバーを上にあげると開く。(動画)他には
 ボタン式もあった。

    *    *    *

 日曜日に6号線に乗ってたら、車内でいきなり音楽が鳴りだし人形劇がはじまった。(動画)
 手すりと手すりの間に黒い幕を張り、カセットデッキで音楽を流す。地下鉄の車内でもパフォーマン
 スがあるんだ。さ〜すが〜パリ。(ルパン三世調)

 と感心してたら、めずらしがって見るのは観光客だけで、パリ市民はまったく無視。

 劇が終わったら、プレーヤーがしっかりお代をもらうため袋を持って乗客から投げ銭(カンパ)を
 集めに来た。

 そうか、見たら投げ銭しないといけないから市民は無視してたんだ、とここで気づく。

  でも・・、私はしっかり見た上に、ビデオまで撮って・・・


   ・・・カンパしなかった。 ←ケチ!

 


「地下鉄METRO」
ビデオは、6号線のビル・アケム駅、ここは地上を走る高架駅で、レバーを上げて
ドアを開けて中に入る様子を撮った。それと、車内での人形劇
おおっぴらに撮ると金をせびられると思ったので、
立っている人の陰に隠れてこっそり撮影した。

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   関連記事  11/04『腐ってもルーブル・旅行記その2』


12年前から使っているHP作成ソフトだと
You Tube動画の埋め込み表示ができない!! でも、
新しいソフトを買う気にはなれないのでがまんして見て下さい。

 11/04(金)『腐ってもルーブル・フランス旅行記その2』


 パリ観光のひとつが美術館めぐり。
 まずは作品の展示数で世界一のルーブル美術館に行った。

 フランス革命中の1793年に、宮殿の一部を美術館としてオープンしたのがはじまりだそう。それから200年を超える歴史と、美術品にとどまらず、家具、工芸品、古文書にいたるまで、2万点が展示されているそうだ。(収蔵しているのは30万点)。まったく桁外れに大きい美術館だ。

 近年、改築工事があったらしく、モナリザやミロのビーナスの展示室が変わっていた。
 場所も広くなり、とても見やすくなった。(私は10年前に一度来ている)

 今回、ビデオを撮ったのでご覧下さい。

 ちなみに、ルーブルに限らずパリのほとんどの美術館はカメラもビデオも撮影はOK。
 ただし、絵の具の変色を防ぐためにストロボやフラッシュは禁止とされている。
 だから、みんなビシバシ撮りまくっていた。 (^_^) さ〜すが〜ルーブル。

 この、自由に写真が撮れるっていいことだと思う。

 自分が行ったという記録と共に、美術に対して身近に感じることができるからだ。
 一方、日本の美術館では、一切、撮影は禁止。写真撮ったからって別に減るもんじゃないし、どうして日本人は禁止・禁止が好きなんだろう。それが芸術の敷居を高くしてるんだと思う。...(ー"ー)゚゚プンプン


「ルーブル美術館見学」
ビデオは、ナポレオン広場にあるガラスのピラミッドから入って、
サモトラケのニケから
モナリザへと館内を歩く様に撮影した。

ルーブルに行ったことがある人は思い出してください。
行ったことがない人は、行った気分になってください。

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   関連記事 11/1(火)『2011アートコレクション in パリ展』


フランスから無事帰ってきました。
現地の様子をビデオで撮ったので、
お見せします。 ひとりごとへ。


 11/1(火)『2011アートコレクション in パリ展』


 10月22日から26日にかけて、フランスで「アートコレクション in パリ」が行われた。この展覧会は、私が参加しているマユミインターナショナルで活躍している作家さんたちによるグループ展で、私は「SPIDER(蜘蛛)」と「希望」の2点を出品した。

     

 ギャラリーはポンピドゥセンターのあるマレ地区にあり、お客は切れ間なく入ってくる状況で、パリの人がアートに対して高い関心があることを実感した。このマレ地区はシャンゼリゼ通りと違って、こぢんまりとした路地で、ブティックやファンシー雑貨、レストランが多く、パリの若者たちの最新トレンドの発信地として注目を集めている。日本で言えば、裏原のような感じ。

     

 自分で書くのもおこがましいが、グループ展も盛況ながら、私の作品への関心も高く。来展した人はけっこう長い時間をかけて観賞してくれる人が多かった。パリの人にとってアジアンテイストで緻密に描かれた作品はめずらしかったのかもしれない。

 自分もアーティストというRomachkanさんが 私の作品をとても気に入ってくれた。インタビューをビデオで撮ってあるので、いずれ紹介します。

     

 彼女からは、どんな筆を使ってるのか、アクリルでどうして油彩のような画調が作れるのかなど、技術に関する質問を受けた。最後に、アムステルダムで個展をするのでぜひ来てくださいと招待された。・・・・と言われてもね。(^_^;)

 


「アートコレクション in パリ展」動画

YouTubeに動画をアップしたのでご覧下さい。
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  関連記事 10/28(金)『パリ展 旅行記その1』




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