6/29(土)『さようなら「やじうまワイド」』 |
私は放送当初から毎朝必ず見ており、「やじうまワイド」は日常生活の一部だった。私にとって番組の終了は朝の歯磨きができなくなるぐらいの大事件なのです。 「やじうまワイド」は1981年4月「おはようテレビ朝日」の1コーナーとして始まり、新聞各紙の記事を紹介しながら、政治・経済、社会、スポーツ、芸能など、その時一番ホットな話題を紹介する番組でした。 この番組はテレ朝のアナウンサーの登竜門的存在であり、「やじうまワイド(新聞)」の司会をするとフリーとして売れるようである。あの古舘伊知郎も局アナだった時代に数年間司会者として活躍し、ボキャブラリーの豊富さと毒舌トークの語り口が楽しかった。あのころのVTRがあったら見たいぐらいである。また「なるほどザ・ワールド」等で活躍した迫文代さんやアナウウンサーから文筆活動をメインとした南美希子さん、ミッチーこと浅香光代さんもメイン司会をこなしていた。 現在、司会を務めている吉沢一彦アナウンサーの奥様もこの番組に出演していたし、他に印象的だったのは玉利かおるさん、田中滋実アナ、身体はがっしりしているが気の優しい徳永有美アナ、色っぽい龍円愛梨アナなど、思いあげればきりがない。 「やじうま-」の魅力はコメンテーターによるところが大きい。特に政治評論家の三宅久之さんは頑固おやじ的な存在で歯に絹着せない解説はとても勉強になった。またジャーナリストの大谷昭宏氏は人情派で事件に対して熱く語っていたし、ニューョーク在住コメンテーターのダンディな内田忠男さんや温厚ながら辛口批評の国際政治学者・浅井信雄さんが横浜ベイスターズファンだったことは忘れないだろう(公認ファンのやくみつる氏も出演していた)。野球熱では熱烈巨人党の高木勝氏(明大教授)、長嶋党のねじめ正一氏にはかなわない。番組を通して文化人の意外な一面も垣間見れたのがとても楽しかった。 中途半端な番組の多い中、「やじうま新聞」「やじうまワイド」は、報道・情報番組として正面切った番組づくりをし、テレビの良心ともいうべき番組でした。これで終わりとは、ただ、ただ残念でなりません。スタッフのみなさん、出演者のみなさんどうもご苦労様でした。 |
6/26(水)『カクテルは無常』 |
そこのBarには女性のバーテンダーがいて、話を聞くと(聞かなくても手つきで分かるが)はじめてまだ1年だという。「私、まだ勉強中ですから」。20代そこそこの彼女はタレントの優香に似ていて、まだ手つきがこなれてなく、カクテルを注文しても理科の実験ほどではないけれど、カップできっちり測りながらレシピ通りにつくっている。その姿が初々(ういうい)しくもあり可愛いのだ。 カクテルの楽しいところは同じカクテルでも店によって味が違うこと。レシピが決まっているはずなのにナゼか微妙に味が違う。同じリキュールでも銘柄や保存状態で味が微妙に変わるから常に一定ではないんだ。でも、そこがカクテルの楽しいところだと思う。 カクテルというのは混ぜ合わせる物だから、日本酒やワインのようにラベル(銘柄)で飲む酒と違って、一定(常)ではない。仏教語で言う『無常』だ。 カクテル好きはバーテンダーと話し、例えば、マティニはジンベースだが日本酒もあるとか、マンハッタンはウイスキーベースだけどバーボンにすると甘く口当たりがまろやかになるとか、バーテンダーにうんちくを教わって試してさらに奥深くはまっていく。客は客で他店で気に入った飲み方を知ると、それを別の店で注文する。バーテンダーが客に教わることもあるはずで、客からしてみると、バーテンダーを育てるのは客だと言う思いもある。 「私、まだ勉強中ですから」。優香似の彼女の言葉に気をよくし、それでは私の知っている小技をご披露するかと、一杯が二杯、二杯が三杯・・・、そして通ってしまうことになる。(店側の思うツボだ) 「私、まだ勉強中ですから」。カクテル好きは、アルコールよりも女性のこの言葉に弱い。 関連記事 5/23(水)『ボンド・マティーニ』 |
6/24(月)『胸キュンなつメロヒットCD』 |
6/19に、なつメロヒット曲をそろえたCD『GOLDEN☆BEST』が発売された。以前からも各レコード会社から販売されていたが、東芝EMIとソニー・ミュージックというレーベルの国境を越えたコラボ企画は今回がはじめてだ。 さっそく懐メロ・ファン(単なる懐古主義)なる私も山口百恵とキャンディーズのベストを買ってしまった。 若い頃に聴いた曲っていがいと覚えていて、当時の空気とか匂いとかを思い出すことができる。「Return of the day」とでもいうか、私にはこの曲を聞いたら当時の過去にもどれるという曲がふたつある。それは山口百恵の「ひと夏の経験」と、スリーディグリーズの「天使のささやき」だ。他にもカーペンターズやABBAも懐かしいが、とりわけこの二曲は別で、「ひと夏の経験」はイントロを聞いただけで中学時代にタイムスリップできて胸がキューンと締め付けられる思いになる。当時、毎週日曜日に聞いていたラジオの『ロイジェームスの歌謡ベスト10』から流れる曲が、中学時代の記憶と重なって深くすり込まれたのだろう。 友人に『あなたの胸キュン曲』を聞いたら、ある者はフィンガー5の「学園天国」だったり、オフコースの「やさしさにさようなら」だったり、ポールとポーラの「ヘイ・ポーラ」だったり(これは歳が違うな)、人それぞれだ。ただひとつだけ共通点があって、いずれも中学生に聴いた曲というのが面白い。中学ってアイデンティティを確立する頃で一番充実していた時期だからかな? タイムスリップする曲を聴くと、その時代にもどれて若返るような気がするが、ただそれだけではない、その頃の恋(初恋)の思い出も復活するのでちょっとホロ苦い。だから胸がキュンとしちゃうのかもしれない。ええい『胸キュンピーチ!』(これは松浦亜弥) 『GOLDEN☆BEST』 山口百恵、南沙織から尾崎亜美など29アーチスト ¥1,980より |
6/22(土)『テディーベアーウィルス駆除』 |
・・・(前略)・・・ > テディーベアーウィルスに感染している可能性がありますので > 下記の方法で駆除していただきたくお願いいたします。 > ウィルスは電子メールを送付したかどうかにかかわらずアドレス帖に > 登録しているすべてのアドレスに感染するそうです。 > ウィルスはjdgmgr.exeという名前で14日間静かにしていて > 14日後にシステムを破壊するそうです。 > > 以下駆除方法です。 > ノートンやMCAFEEのワクチンソフトでは検出できません。 > メッセンジャーを通して自動的にアドレスブックにあるアドレスに送付されます。 > 私も下記の要領で調べましたところ、感染していたので削除しました。 ・・・(中略)・・・ > 下記の要領でプログラムの存在を発見し、 > 削除し、アドレス帖に記載されている人すべてに警告してください。 友人を通して私のところにも回ってきたのですが、これはどうやらチェーン・メールのいたずらのようです。最近のチェーンメールは人の親切心につけこんだいたずらが多く、一見、親切にみえるし、ウィルスのことなので、友達に迷惑を掛けてはいけないと、あわてて連絡してしまうから始末に困ります。 ちなみにテディベアのjdgmgr.exeは多くのWindowsにインストールされているシステムファイルファイルで、それが悪さを起こすようなことはないと、マイクロソフトは誤報だと宣言しました。なおアンチウイルスソフトベンダー各社によれば、上記内容のメールは現在、英語を始め数カ国語に翻訳されて流布しているとのことです、注意しましょう。 ちょっと前には『ある女性の命を救うための署名活動をしている』とのことで、住所と名前を****に送信してほしいとのメールも回ったことがありました。 このようなメールをもらっても、すぐに友人関係に送ったりせずに、まずは冷静に、友人に相談して、いろいなところから情報を取るようにしましょう。 |
6/20(木)『ホームページ開設2年』 |
近年はいろんな事件、事故があり、時代はめまぐるしく変わります。 正直、あれっ、まだ2年なの? もう5年くらいやっているような感覚です。 |
6/16(日)『ワールドカップ観戦記』 |
いやあ、日本チームがここまでやるとは思わなかった。先日のロシア戦につづいてチュニジア戦も終始ボールを支配していて完璧じゃないですか、2得点とはたのもしい限りです。 何を隠そう私は横浜国際競技場から徒歩15分という、いわば地元に住んでおり、一生に一度しかないワールドカップ日本開催を生で体験したいと思い、13日(木)に、エクアドル対クロアチア戦に行って来ました。 さすがワールドカップ、スタジアム前でエクアドルのサポーター(当然外国人)が国歌(?)の大合唱。いやがおうでも期待が高まっていく。手荷物チェックが厳しいのではと心配されたが、いがいとそうでもなかった。飛行機の搭乗手続きのように虫眼鏡の大きいので金属チェックをされ、リックの中を開けて見られる程度だ。ただし傘持ち込み禁止らしく、持っていた傘は預けることになってしまった。折り畳みは良いので観戦に行く人は折り畳み傘を持つようにしよう。でないと帰りの引き取りに時間がかかるので帰りが遅くなるよ。 国際競技場は新しくて広く、カクテル光線に浮かび上がる芝生の緑が鮮やかできれいだった。ただし、ここ横浜は総合陸上グランドなのでフィールドまわりに競走用のトラックがあり、客席からピッチ(サッカーコート)まで距離があるのが残念だ。 初めてサッカー観戦をして『いがいとショボイな』と思った。105m×68mのピッチはテレビで観ていると大きそうだが、国際競技場の広いグランドのフィールドの一部で、目の当たりにすると、いがいと狭い。それに試合開始早々って選手のテンションも空回りし、パスもつながらなく、まるで近所の中学生の試合をながめているような印象だった。けど、試合が進むにつれて、そんな冷めた思いはどこかに吹き飛んでしまった。 野球の場合、チームの応援歌って、よっぽどのファンじゃないと声を出して歌うのがはずかしいけれど、サッカーはそんなことはない、歌うのがあたりまえで(決して強制的ではない)自然と載せられてしまうんだな。エクアドルの選手やチームのことは知らないけれど、点が入った時は拳を上げながら「イエーイ」と叫んでいた。野球ではこんなに熱くならないはずだ。日本主催の世界大会だからというファクターもそうだけど、それ以外のラジカル(根本的)なところで熱くさせる何かがサッカーにはある。 実を言うと私は『サッカーというスポーツは嫌い』なんだけど(なぜ嫌いかは別の機会に話します)、実際スタジアムで観戦してみると、野球とは違った魅力を感じる。ファンの一体感、共有感というのが野球とは全然違うんです。渋谷のハチ公前で若者たちが叫ぶのも、道頓堀にダイビングするのも、六本木の交差点ですれ違う人たちとハイタッチするなど、その気持ちがよーくわかる。これは野球ファンにはない特別な感覚だ。 野球でも喜びをファン同士で分かち合うことはあるけれど、エネルギーの出所が違うような気がする。それは何だろう、90分間走り続けるギリギリの試合をしている選手への感情移入からくるテンションの高さだろうか。 『ドーハの悲劇』から9年、あの悪夢からよくぞここまで来た。私はサッカーファンとは言えないけれど、しばらくは見続けようと思う。 ![]() |
6/12(水)『システムの再インストール』 |
今回、知ったのは、VAIOはハードディスクがふたつに別れていて(最近はこのタイプが多いらしい)、Dドライブはそのままで、システム関係のCドライブだけ初期化することができるんです。そこで、初期化前にMy DocumentフォルダをまるごとDドライブにコピーして、さらにメールの送受信データ、インターネットのお気に入りファイル、ATOKの辞書など、考えられるものは全部Dドライブにコピーしておいた。 再インストールに時間がかかったものの、保存したファイルは無事そのまま使うことが出来たのでホッとした。世の中便利になったね。 特に驚いたのがメール関係。システムの復帰後、まず「インターネット接続ウィザード」でインターネットを復活、問題はOutlookの設定だと思ったが、送受信関係のフォルダごとバックアップしたために、それを新しくなったハードディスクの同じ場所に上書きコピーしたところ、何と、システム設定までそっくりそのまま前の通りにもどすことができた。そのため、Outlook Explessを起動したら、即、新しいメールが受信できてビックリ! 何の苦もなくメールも復活できたんだ。ただし、アドレス帳のデータは消えてしまった。おそらくアドレス帳は他のソフトとデータを共有するために、別の場所に保管されているのだろう。だから保存する時は、事前にエクスポートで書き出す必要があったようだ。勉強になりましたっと。 ちなみに、私のマシンの場合、Outlook Explessの送受信フォルダは、Cドライブの¥windows¥Application Data¥Identitiesに入っている「D89DCD20−1470・・・」フォルダです。 スタートメニューの検索から「受信トレイ」を検索すれば、どこに受信したデータが保存されているか確認できるので、いざとなって慌てないよう日頃からバックアップしておいたほうがいいでしょう。また、MOなりに保存して過去のデータを捨ててしまえばHDが軽くなりますよ。 再インストールして、会社のLANを繋いで基本的に使えるようになるまで4時間かかりました。もうヘトヘトっス。でもそれは基本的なものだけで、実際使用するソフト(スキャナーやプリンター、MO)をひとつづつインストールする必要があるので、すべて元通りになるまでもう半日かかりました。 オールインワンでシステムとソフトがそのまま記録できて、一度にまとめてインストールできないかね。Macの話しで恐縮ですが、その点Macは出来るんだよね。「ソフト」と「拡張機能」と「初期設定」の各フォルダをコピーすれば簡単に動いちゃうんだから。<MacOS×(テン)はダメですが> |
6/9(日)『映画「スパイダーマン」』ネタバレ有り |
※ご注意、以下の文には作品の重要な部分に言及していますので観賞後にお読み下さい。 アメコミ・ヒーローものって、もう出尽くした感じがあってちょっと食傷気味。「スーパーマン」「バットマン」「X−メン」…、大抵ストーリーは似通っていて今更と誰もが思うだろう。ところが、今回の「スパイダーマン」は、そんな悪条件にも関わらず、それまでとは違ったヒーローものとして一線を画していた。とにかく変わっているんだ、 「スーパーマン」や「X−メン」は世界中を飛び回って世界の敵を相手にしている。「バットマン」はゴッサム・シティ(市)の中で戦っている。それにひきかえ今回の「スパイダーマン」の印象はもっと狭い、例えて言うなら、富士見台1丁目から3丁目ぐらいの範囲なんだ。 変わっているといえば、この映画、悪を倒してバンザイ、カッコイイ!っていうカタルシス(爽快感)が無い。まず、前半部でパーカーがクラスメートの恋敵の兄ちゃんを、みんなの前でぶっ飛ばしたシーンでも、他の映画なら、ここでスカッとして、彼が学校のヒーローになるところだが、なぜか、パーカーは罪悪感を感じて逃げてしまう。また、スパイダーマンになって数々の犯罪事件を解決しても、新聞(特にデイリー・ビューグル紙)は彼を褒めるのではなく、偽りだとかまやかしだとか悪者扱いしていて、やはり気持ちよくない。 「スパイダーマン」は他のヒーロー物とはあきらかに違う作品だ。世界が狭かったり、爽快感がなかったりするのは、すべてこの作品のテーマにあたる『大きな力には大きな責任を伴う』ってことに関係してくる。パーカーは悪と闘うたびに、これで良いのだろうかと自問自答するだろう。正義とは何だろうか、これでよいのか、自分の行動に責任を持つことへのこだわり、それがこの映画のドラマをより深くしている。派手なアクションシーンは当然あるものの、バトル自体よりも主人公を取り巻く人間ドラマに重点が置かれているから「スパイダーマン」は成功していると思う。これはひとえにシナリオの良さだろう。 主人公パーカー演じるトビー・マグワイアもいい味を出しているが、先にふれた親友の父、ノーマン・オズボーン演じるウィレム・デフォーが良い。悩めるヒーローに対する悩める悪をうまく演じていた。特に内なる声を聞きつつ鏡に向かって演じている場面には魅了されたし、感謝祭のディナーをつまみ食いしたことをとがめた叔母さんをギロリとにらんだ時はゾッッッとした。(このゾッッッとした感覚は永年映画を観ててはじめての感覚だ) しかし、しか〜し、残念なのがヒロインのマリー・ジェーン(M.J)である。幼い頃から主人公の片思いの女(ひと)なんだから、誰が見ても可愛らしくなくてはいけないでしょ。胸が大きくて賢そうではないし(差別的発言?)、力と金のあるマッチョな男にヘロヘロついていくというトホホな女である。そう、雨のシーンでTシャツが濡れて乳首が透けていたのもかえってイヤらしさだけが目立ってしまい、あんなあざとい演出はかえって反感を招き私は嫌いだ。先ほどから言うように、この作品はパーカーの恋愛ドラマを軸にして展開しているのだから、MJに魅力を感じないと作品としてなりたたないのだ。そこに失敗している。 ただ、ラストでパーカーが彼女をふってまで正義に生きる道を選んだと言うのは納得できたし、他のどんなヒーローものよりも正義感を貫く姿勢に説得力があった。こいつはGOODです。 75点、 追伸 グリーン・ゴブリンの顔が東宝ゴジラ映画のジェットジャガーに似ていると思ったのは私だけだろうか? |
6/4(火)『三本足のカラス』 |
さて、『三本足のカラス』だが、これはJFA(財)日本サッカー協会のロゴマークで、日本選手のユニホームの胸に付いている(下図)。カラスは縁起が悪いという印象があるのに、なぜ、ロゴマークがカラスなんだろう、また、なぜ三本足なんだろうと疑問があった。そこで調べてみた。 『三本足のカラス』は八咫烏(ヤタガラス)と言い、古事記に出てくる伝説上の鳥で、吉野の山で迷った神武天皇を導いて助けたという話があるんです。そこで、日本チームを勝利に導いてくれるものとして三本足のヤタガラスにしたらしい。 また、中国ではカラスは太陽の象徴とされ、「神聖なる烏」というイメージがあるそうだ。八咫烏(ヤタガラス)も、実は古代中国から来たという説もあるそうです。 さて、本日、しかも、つい先ほど日本対ベルギー戦が行われ、2対2で引き分けて勝ち点1を上げた。ワールドカップで日本は初めて勝ち点を得たことになる。しかし悔やまれるのは幻のゴールに終わった稲本のシュート、あのファールの判定がなければ勝っていたのに。まことに惜しい。でも、初めて勝ち点を得たことに変わらない。これも八咫烏(ヤタガラス)のおかげかもしれない。 ![]() |
6/1(土)『平標山・登山』 |
『平標山』は谷川連峰のひとつで、新潟県と群馬県の県境にあたります。標高は1984メートル、私は春の雪溶けシーズンに写真撮影のために毎年出かけています。ところが去年は多忙で行けず、一昨年は雪が多くて途中で下山したことがあり、いわば3年ぶりのリベンジでした。 山頂へは4つのルートがあるが、私が選んだのは、新潟側(苗場プリンスホテル近く)から出発する平元新道ルート。ここにはトイレ付きの駐車場(しかも50台!)があり、『マイカー登山』の私にはとても楽だからです。このルートは登山道も整備されていて、駐車場から2時間ほどで1650メートルの山小屋に到達できるという、初心者にもやさしいルートなのです。 27日(土)は移動日なので、自宅(横浜)を出発して夜に着くようにのんびり走りました。途中コンビニで明日の朝食と昼食用のおにぎりとペットボトルの水500mlを買った。ひと昔前だと自宅でおむすびを作って水筒(魔法瓶)を準備しないといけなかったけれど、最近はすべて近くのコンビニでまかなえるからとっても楽です。 さて、28日(日)は4:00起床。気温は10度で寒いけど気持ちいい。朝食をとった後、5:00に出発しました。駐車場前には『平標登山口』があるが、アプローチのやさしい『平元新道登山口ルート』で登るため、遠回りするように別荘地を歩きます。別荘の庭にはムスカリやチューリップが咲き、ようやく春の到来という感じでした。 ゆるやかな自然歩道を1時間ほど歩いて平元新道登山口に到着、もう木々は新芽を出し、春から初夏に向かっている感じです。小休止後、いよいよ平標山に向けて出発だ。登山口から山小屋まではブナ林の中を歩きます。すぐ近くでうぐいすが鳴いていて、その声を活力に登りました。沢を挟んだ反対側の山に鉄塔が建っているが、はじめは目線の上の方にあった鉄塔が、登るに従ってだんだん降り、やがては眼下に見るようになる。 途中、風景を撮影しながら1時間半かけて、7:40に『平標山ノ家』(標高1650m)に到着した。汗だくだが、涼しい風が吹いて、とっても爽やか。ところが今年は暖冬だった影響からか残雪が少ないのにがっかりした。山小屋にはトイレと沢の水を引いた水道がある。この水が冷たくてお美味しいんだ!まったく臭いもなく口当たりはまろやかで最高!今まで飲んだ水の中で一番でしょうか。ここ1時間ほど周辺の景色を撮影して、いざ平標山山頂へ向けて出発です。 木製階段を1時間ほど登り、11:00に山頂到着(標高1984m)、日曜のためか結構登山客が多かった。みんな早めの昼食を取っていて、バナーでお湯を沸かしてカップラーメンやスープ、コーヒーなどして、とてもにぎやかだった。本来なら仙ノ倉山(標高2026m)へ行くべきだろうが、午後は天気が崩れるとの予報だったし、12時を過ぎた頃から雲が出て風が強くなってきたので下山することにした。帰りは来た道とは別の小松山経由のコースを選んだ。このコースは、なだらかな稜線を歩く景色の良いコースだ。途中ザレ場というじゃり道もあって、ちょっと怖かったが…。 と、ここまでは問題なく、最高の登山で終わるはずだったが、下山途中で左膝(ひざ)を痛めてしまいました。実は以前にも同じ事があって、どうやら持病のようなんです。膝を冷やしたり極度な負担を掛けると、膝の軟骨にキズがあるらしく痛みだすんです。足を痛めると辛いですよ、歩かないわけにはいかないし、歩くと痛いし、それこそカメのようにゆっくりと休み休み降りることになりました。トホホ。おかげで平標山頂を12時半に出発して、駐車場へもどったのが16:00という超スローペース。(普通は2時間)けど何とか降りることができました。この様子はPhotoページに写真をアップしたので見て下さい。 下山してからは一息ついて近くの湯沢温泉「宿場の湯」(大人500円)でお湯につかり、サウナとジャグジーを受けて身体をもみほぐしました。いーい湯だった。 残雪のある雄大な山の景色、雪解け水は冷たくて空気はお美味しい、デスクワークでなまった身体に適度な(ちょっと辛かったけれど)運動が出来て、もう最高っすよ。 ![]() ![]()
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