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ひとりごと2000年(平成12年)11月


 11/26(日)『万華鏡展を観る』


 癒し系、ヒーリング効果として『万華鏡』がブームになっている。
 岡崎市(愛知県)の「おかざき世界子ども美術博物館」で「ミラクルワールド万華鏡展」が行われた。

 万華鏡(カレイドスコープ)はイギリス(スコットランド)の物理学者デービッド・ブリュースターによって考えられました。彼は灯台のレンズの研究をしている最中に万華鏡の仕組みを発見したそうです。

 万華鏡は、スコープ(鏡の入った筒)とオブジェクト(見る対象物)とでできています。筒にはいろいろな形があり、中の鏡の数も2〜4枚、オブジェクトも新しい物が考え出され、昔ながらの千代紙が貼ってある万華鏡とはずいぶん変わったものがあるのです。

 私がこの展示で感動したのは、

 「イェン・ヤン」というツインミラーもの。これは鏡4枚をひし形に配置することで、ふたつの焦点がつくられ、オブジェクトのキラキラが花火のように美しかった。

 「フェザー・レザー」はオブジェクトに鳥の羽を使っています。それをポンプでヒコヒコ風を送って、目まぐるしく変わる様子を楽しみます。それがシンプルできれいなんだ。

 「バブルスコープ」はオブジェクトがしゃぼんの皮膜。せっけん水でつくられたシャボン玉の表面にできる虹色を鏡に映して見るんです。それはもう、この世のものとは思えない美しさで、横浜からわざわざ車を飛ばして見に行っただけの価値がありました。



 11/24(金)『プロ野球順位結果』


 今年は巨人の優勝に終わった日本シリーズ、大リーグとの野球も終えて、オフシーズン到来です。そこで今年私が予想した順位の結果を発表します。

  ペナント前の予想 1.巨人 2.横浜 3.中日 4.ヤクルト 5.広島 6.阪神

       結 果 1.巨人 2.中日 3.横浜 4.ヤクルト 5.広島 6.阪神

 いかがでしょうか。中日と横浜が逆なだけであとは当たっていました。(2年つづけて同じ結果です)

 1.巨人
 工藤、メイ、高橋(尚)と左投手の活躍、それに江藤の存在も大きい。去年までいなかった選手のおかげで優勝できました。これだけの選手がいれば誰が監督したって優勝でしょう。でも、思ったより苦戦でしたね。来年はこの人たちに怪我がなければいいのだけれど。

 2.中日
 優勝の翌年はダメと思ったけれどよく頑張りました。でも、巨人に対して弱いんだから情けない。強いんだか弱いんだかはっきりしないチームでした。

 3.横浜
 佐々木が抜けた穴は大きかった。さらに選手の故障が多くて、よくぞこれだけの戦力でAクラスに残りました。新人王にして首位打者の金城はエライ。

 4.ヤクルト
 ピッチャーはセ・リーグ1なんだけどな。巨人にも強いし、どうしてBクラスなんだろう。どうもよくわからないチームだ。

 5.広島
 毎年のことだけど、故障者が多い。エラーも多い。江藤はぬけたし、これじゃダメか。寂しいね。

 6.阪神
 やはり定位置でしたか。今年は野村監督の意気込みがまったく感じられませんでした。このままじゃお先真っ暗じゃないですか。どうなるんでしょうか?



 11/21(火)『水をかけられた国民』


 ああ、寝起きが悪い。
 昨日は何のために夜遅くまで国会の生中継を見ていたんだろう。

 森内閣の支持率15パーセントという前代未聞の状況に業を煮やした加藤紘一元幹事長は、森内閣の不信任案に賛成すると豪語した。ついに自民分裂かと思われたが、昨日の採決を土壇場になって欠席した。これが本当のドタキャンである。

 じゃあ、今までの発言は何だったの? 結局「国民のため」ではなく「自民のため」を選んでしまったのだ。さらに、野党のヤジに腹を立てた松浪議員がコップの水をまいてしまうなど、もうドタバタ。しかも、事の張本人である森総理は終始ニコニコ顔。

 橋龍さんの「熱いフライパンの上で踊るネコ」の言葉が耳に残り、政治家に対する失望感がさらに大きくなる結果となった。

 ダメだこりゃ(いかりや長介)



 11/18(土)『映画「チャーリーズ・エンジェル」』


 「みなさん、チャーリーズ・エンジェルをご存知かな?」中村正さんのナレーションではじまる人気外国テレビ「チャーリーズ・エンジェル」の映画版がついに公開された。

 ひとことで言って、と〜っても軽い映画だ。軽いといっても悪い意味ではなく、それだけ肩肘張らずに見られる映画ということだ。上映時間も98分と短い。けれども内容は盛りだくさんで決して飽きさせない。

 チャーリーズ・エンジェルの新メンバーだが、明るくHなキャメロン・ディアス。太めでセクシーなドリュー・バリモア。そしてSMチックなルーシー・リュー。リューは観る前はちょっと不安があったが、何のその、「アリーmyラブ」でも見せない笑顔もあり、とってもキュート。しかもタイトな黒のレザー服を着て研究員たちにビシビシ鞭(ムチ)で講義するところは思わず笑ってしまいました。

 制作前、エンジェルのひとりとしてデニス・リチャーズや工藤夕貴も候補に上がっていた(実際スクリーンテストも行なわれた)が、今回の3人で良かったかもしれない。3人の息の合ったアクションが思う存分楽しめる。

 チロルのミニスカート姿や胸のジッパー開きのレーサー服など、コスプレやセクシー場面が多いけれど、どれも明るく健康的なお色気である。普通はストーリーあっての役者の存在だが、今回はスターあっての物語に仕上がっている。

 それに「X−メン」では『キメ!』(見得を切る)のポーズがなくてがっかりしたけれど、今回は随所に見られる。敵と戦う前やカンフーで闘った後、時にはスローモーションで、時にはストップモーションになったりしてヒロインを格好よく、そして美しく『キメ!』を見せてくれる。

 外国TV、カンフー、アクション、お色気、おバカ、コスプレ、MTV、美人スター、明るい、楽しい、パロディ。 以上の項目のうち三つ以上好きなものがある人は『観るべし!』

 75点、 私の兄貴分のティム・カリーが出演しているのが、これまたうれしい。



 11/14(火)『上野の日展を観ました』


 上野の日展を観ました。

 私は毎年のように行ってますが、年々つまらなくなっているような気がする。

 日本画の入り口から入って洋画、書、工芸、彫刻。画家の方々には失礼だけど、点数が多いので散歩するペースで歩いた。それでも全部観終わるのに2時間30分かかりました。

 歩きながら感じた事を箇条書きすると、

 ・画家は何を考えて描いているんだろう。
 ・どうして100号以上の大きな絵しか描かないんだろう。
 ・お客さんが多いけれど、みんな何を期待して来るんだろう。
 ・なぜ、この絵が「特選」に選ばれたのだろう。
 ・上下二段飾りが減ったのは良かった。
 ・「書」に囲まれてると心が浄化される気がする。
 ・日本の文化は美しい。
 ・工芸作品を手で触られたらいいのにな。
 ・「特選」に選ばれた理由は何だろう。そればかり気になる。

 全体の感想として、作品に「新しいもの」が感じられない。総じて「パッとしない」というのが正直な感想だ。私が観たのは平日だけど、すごい人だった。みんなは何を期待して集まって来るんだろう。

 そう言う私は毎年、何を期待して日展を観に来ているのか。

 そもそも「絵」とは何だろう…。



 11/12(日)『愉快なアメリカの大統領選』


 アメリカの大統領選挙人投票がメチャクチャになっている。人柄のブッシュか政策のゴアか? 一度はブッシュ当選確実の報道が流れたものの、フロリダ州で僅差のため票の数え直しが行われ、当確取り消しになり、4日たった現在でもまだ結果が出ていない。

 こうなったのも互いに決め手がないのが原因だろう。ゴア候補がもっとジョークのある、やわらか頭していればよかったのに、たとえばぬいぐるみを着て「私の名は『ゴア』」(マグマ大使のギャグ)なんてお茶目なことができればぶっちぎりの当選なのに。

 さて、ここにきてますます混迷を深めてきた。すでに決定した州でも票の数え直しが行われていて、ブッシュとゴアの結果が逆転した州もある。さらに、ある郡では投票用紙に不明確な点が発見されて、ゴア候補にマークするべきところがブキャナン候補に間違えて票が流れてしまったらしいのだ。

 現在は、フロリダ票の数え直しと、不在者投票および外国に住むアメリカ人の票の集計待ちのようだ。

 それにしても日本と違って明るくて楽しい選挙だ。まるでスポーツでも観ているみたいにハラハラする。日本の総理大臣選出も、これだけ明快にしてほしいものだ。民主主義とは何だろうか?



 11/8(水)『あなたの価値を鑑定します』


 ゴージャスと言えば叶姉妹、叶姉妹と言えばゴージャス。
 姉の恭子さんが半年ほど前に本を出した。「密の味/ミレニアム・ミューズ」(幻冬舎)である。その中にこんなエピソードがある。

 ある日、恭子さんがアメリカの石油王と名のる老人とお見合いをすることになる。その老人は80過ぎの老紳士で880億の資産があるという。彼女はさそわれるまま3回お見合いしたそうで、1度目は食事を共にするだけだったが、2度目には老人と二人きりになり、服を脱がされて裸にされ、老紳士の冷たい指で性器をさわられたそうだ。

 こうして3度も老紳士と会ったが、結局、彼女は結婚を断った。(当然でしょうね)すると老紳士はわび料という意味からだろうか、別れ際に「請求書を書いてくれ」とペンと白紙を出した。彼女は自分の値段を問われていると思い、思案した挙げ句に『10億円』と書いた。うひょ〜(*o*)

 しかも、老紳士はその額を恭子さんに払ったらしい。これまたドヒャ〜\(>o<)/

 さて、あなたなら自分にどのくらいの値段をつけるでしょうか?

 前フリが長くなったが、今日は本の紹介じゃなく自分の価値を客観的に鑑定してくれるホームページがある。

 『あなたの価値を鑑定します』 http://cgi.annie.ne.jp/~oku/nedan/jikken.htm

 ここは数々の質問に答えると、性格判断から人間的価値をお金に換算してくれる。(大きなお世話?) まあ半分冗談のようだけど、これがいがいと当たっててバカにできないんだよ。一度は真面目に質問に答えてみよう。

 ちなみに私は7279万8444円(参議院議員級)でした。君はこの額を超えられるか! タレントの三宅裕司は1億だったそうです。

 あなたの値段はいくらかな、 さぁて、ハウ・マッチ?

『あなたの価値を鑑定します』 http://afromania.org/%7Eoku/nedan/


 11/4(土)『恐ろしい映画「インビジブル」』


 ポール・バーホーベン監督の透明人間映画「インビジブル」を観た。ひさびさに怖い映画に出会った。「こぇ〜(゚O゚;」

 最近のB級映画監督は何をとち狂ったか真面目な作品ばかりつくりたがる。古くはデ・パルマが「アンタッチャブル」を作ったり、最近ではデビッド・リンチが「ストレイト・ストーリー」を、「スクリーム」のウエス・クレイヴンが「ミュージック・オブ・ハート」を、サムライミまでもが「ゲーム・フォア・ラブ」である。ああ嘆かわしい。
 それに引き替えバーホーベンよ、あんたはエライ! 脇目もくれずに超B級作品をどうどうと作っている。しかもB級映画のセオリーである『エロ・グロ・ナンセンス』をしっかり踏まえている、これには拍手。

 映画の前半は、ケビン・ベーコン扮する若きマッド・サイエンティスト(表現が古い?)セバスチャンの孤独感が描かれており、こいつは良い映画になるかも? なんて期待したら大違い。後半は、生存競争をかけた殺人ゲームになり、しまいにはシガニー・ウィーバーばりの「エイリアン2」になってしまう。バーホーベン監督に真面目な映画を期待するのが間違っていた。

 お面白かったのは、本編が終わってエンドロールが流れ始めた時、タメ息と「怖かった」とか場内がザワめくんですよ。普段ならそそくさと帰る人が何人もいるはずなのに、今回は席を立って帰ろうとせずに友達同士で話し始め、中には笑い出す人はいるし。良きにつれ悪しきにつれ、それほど刺激的な作品だったことは確かだ。

 透明になったりもどったりのCGにはとにかく驚きです。これだけでも必見!
 何も考えずにただ怖いのが好きな人にはオススメです。

 80点 バーホーベン様、このままB級道をつっ走ってください。



 11/1(水)『ラベル王はラベルソフトの王様』


 パンパラララ、パンパラララ、パンパララパラララ、ピ〜 ピラリ〜…、
 ラベル作曲のボレロで格調高くはじまった本日のひとりごとです。

 先日CD-Rにハマっているのを書いたが、ただCD-Rを焼いただけでは味気ないですよね。そこでCD-Rにラベルシールを貼るキットがある。株式会社アイフォーの「ラベル王」だ。これはスタンパーというラベルを貼る器具とラベルの制作ソフトのセットで、このソフトがすぐれものなんです。
 今までラベルシールを印刷するためのソフトは、ホームページからダウンロードしたフリーソフトを使っていたが、その時に不満だったことが、このソフトではすべて解消されているんだ。

 どこがすごいかというと、ひとつは、現在市販されているラベルシールのテンプレートがインプットしているということ。だから自分の使いたいラベルの製品番号を探せばすぐに作ることが出来る。

 ふたつめは、ラベルづくりの構造が、レイヤー形式になってて、背景、フレーム、画像、文字のそれぞれが別レーヤーで、それぞれ好きなだけ画像の移動、修正ができる。

 みっつめは、CDやDVDの円周上に文字を打つことが出きる。しかもマウスで簡単に角度や位置を自由自在に変えられる。この円周上に配置された文字がプロっぽく見えるんだ。

 さらに、予めCD-ROMやDVD、VHS、MDのロゴがスタンプとしてインプットされているので、クリックひとつで市販されているようなラベルシールが出来る。

 このソフトのおかげで、CD-Rを焼くことよりラベルづくりの方が楽しいくらいだ。

 さすが、キング・オブ・ラベル!

ラベル王で作った作品を見る


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ちなみに8月はありません。


ここに書かれている内容は徳富の個人的な感想によるものです。
特に悪意はありませんし、下心もありませんので、ご了承下さい。


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