This page is not support English.
ここは私の独り言のページです。展覧会や映画の感想から、日頃思ったこと、感じたことを不定期的にアップしていきたいと思います。お付き合い下さい。 |
2/18(月)『個展まであと一週間』 |
2月6日のひとりごとでは、新作をあと2枚描きますと宣言したのですが、断念します。 今回の個展に出品するのは、トップページに飾っている「瞑想(生命)」をはじめとする旧作7作品、未発表の新作が3作品の、全部で10作品の予定です。 昨日は、1週間前とのことで、展示する予定作品や小道具をリストアップしてチェックしました。 さて、土曜までに作品のキャプション(タイトルカード)やプロフィールなどの小物を制作しなくては。
|
2/15(金)『市川崑監督亡くなる』 |
私にとってまず記憶に残る作品は、大岡昇平原作の「野火」(59年)と竹山道雄原作「ビルマの竪琴」(56年版)です。戦争を題材にした映画は多くありますが、この2作品ほど戦争の闇の部分を描いた作品はないでしょう。「野火」では戦時下の極限状態における人食をテーマとし、「ビルマの竪琴」では、主人公、水島上等兵が部隊を離れて僧になるまでを描いてます。特に、水島と部隊とが、橋の上ですれ違うのを境にして現在と過去が重なり合うユニークな構成は脚本を担当した和田夏十(市川崑氏の奥様)のうまさでしょう。崑監督が生前、自分が映画界に貢献したことについて、和田夏十を見つけたことと言われていたのを思い出します。 記憶に残るもうひとつは「東京オリンピック」(65年)です。それまでのオリンピック映画、「民族の祭典」や「白い恋人たち」など、華麗に美しく躍動感がある、いずれもすばらしい作品ですが、一転、「東京オリンピック」はドラマチックであり、ある意味、残酷なドキュメンタリー作品に仕上がっています。背景が真っ黒でスポットライトを当てられたように浮かび上がったアスリートたちの筋肉の揺れ、マラソンランナーの汗、ヨダレなどが望遠レンズでクローズアップされ、スローモーションで映され、(私感ですが)とても醜いのです。ただその醜さは、それまで感じなかったスポーツの真実であり、先に挙げたカッコイイ五輪映画よりも、アスリートの孤独感がひしひしと伝わってきます。当時の大臣が「記録性に欠ける」とクレームを付けて『芸術か記録か』の社会的論争に発展したそうですが、そんなの、まったくのナンセンス!(この言葉、懐かしい)。「東京オリンピック」は人間そのものを問う群像劇としての大傑作です。 最後に私が映画にのめり込んだ切っ掛けとなった作品が「犬神家の一族」です。この金田一耕助シリーズは、原作の脚色のうまさと、市川崑の映像美、役者の演技など、すべてが結集した崑ワールド全開のエンターテインメント作品として大好きです。特に短いカットの編集はキレがよく、私も当時、自主映画としてパロディ作品を作ったときに、あのカッティングはどうやって撮影してどう編集するか、何度もくりかえしてた真似て勉強したものです。 市川崑監督の作品は、コメディ、メロドラマからはじまって、文芸、ドキュメンタリー、ミステリーと多岐のジャンルに及び、映画の世界すべてに通じていた職人なんだと思えてなりません。 ご冥福をお祈りします。 |
2/6(水)『個展まで3週間しかないぞ!』 |
この土・日は天気が悪かったせいもあって、一歩も外出せずにひたすら絵を描いた。おかげで作業がはかどったものの、いかんせん、私は作業が遅い。気が付いたら個展まであと3週間じゃないっすか。しかも、あと2枚描かなくてはならない。トホホ 去年の9月に目標を立てたのは、半年で新作を4枚描くことだった。そのときは楽勝のはずだったのに・・・。 今、机の前に貼ってあるのは『1日1筆』の文字。 これは会社から帰ってきて、たとえ疲れていても、そのまま風呂に入って寝ずに、ひと筆でも必ず描くことを義務づけたもの。 さて、個展までに残り2作品を無事に完成させることが出来ますかどうか、銀座にお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。
![]() ![]() 机の正面、草間弥生作品の下に掲げた『1日1筆』の文字、 文字のとなりは秋葉で9800円で買った壁掛けテレビ。 赤い蝶の羽のような絵が、今、ひっしこいて描いている新作です。 |
|
| |||||||||||
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|