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12/31(日)『2006、年末マイ・ベスト10』 |
1.父が入院 <次点>・NHKチャングムの誓いにはまる ・イラスト画制作 ・ニコンがカメラ撤退 1.父が入院 2.肝機能障害と高脂血症 [10月2日の記事] 3.メタボリックシンドローム [5月26日の記事] 4.部屋をリフォーム[11月18日の記事] 5.肩こりに点温膏(てんうんこう)[2月4日の記事]
<今年のニュース> |
12/29(金)『今年亡くなられた方々を偲ぶ2006』 |
■漫画家の加藤芳郎さん。 ■ゴジラの音楽で有名な伊福部昭さん。 ■音楽家の宮川 泰(みやがわ ひろし)さん。 ■俳優の丹波哲郎さん。 ■映画監督の実相寺昭雄さん。 ■女優の岸田今日子さん。
他にも、俳優の岡田眞澄(おかだますみ)さん、「小さな恋のメロディ」のジャック・ワイルドさん、演出家の久世光彦さん、「オバQ」初代声の曽我町子さん、コメディアンの関敬六さん、「渡る世間は鬼ばかり」に出演の藤岡琢也さん、阪東妻三郎を父に持つ俳優の田村高廣さん、「第三の男」で記憶に残る演技で知られたイタリア人女優のアリダ・バリさん、「M★A★S★H」のアルトマン監督、「にっぽん昆虫記」「復讐するは我にあり」の今村昌平監督、「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「アルプスの少女ハイジ」などの脚本家の佐々木守さん、「あんこ椿は恋の花」など作曲家の市川昭介さん、「長崎は今日も雨だった」の内山田洋さん、「オリーブの首飾り」手品のBGMに使われていたポール・モーリアさん、ソウルの帝王ジェームス・ブラウンさん、「8時半の男」と呼ばれた元巨人投手の宮田征典さん、元巨人軍監督藤田元司さん、「兎の眼」の灰谷健次郎さん、漫画家でクイズダービー出演のはらたいらさん、アイドルの甲斐智恵美さん、放送作家であり今日のテレビ界を作ったと言っても過言ではない前東京都知事の青島幸男さん。 思えば、今年は例年になく私の人生に影響を受けた個性的な方々が多かったのが偲ばれます。 ご冥福をお祈りいたします。 |
12月22日(金)『映画「父親達の星条旗」』 |
戦争映画は数あれど、この作品が他の作品と違うのは戦争映画に必ず登場する英雄=ヒーローがいないことだ。かの有名な硫黄島に星条旗をかかげる写真も、実はあの国旗は二度目にあげた物であって命をかけて最初に掲げたものではないという英雄否定の話しである。実は、たまたま国旗をあげるのを手伝って写真に撮られ新聞のフロントページに掲載されて人々の目に留まったことから英雄扱いされ、やがては戦争の寄付金集めのための宣伝マンに利用されてしまう男達の苦悩を描いている。 本作品は、そんな苦悩する主人公たちと回想で入るリアルな戦場とがカットバックしていくだけでドラマチックな展開はない。戦争シーンはプライベートライアンに似て、色あせたモノクローム調に脱色した色でドキュメンタリーのようにリアルに描かれているが、戦争場面はあくまでも回想扱いで短く、決して痛快に見せることはない。 イーストウッド監督はあくまでも事実を事実と見せるものだから、見終わって号泣することもないし、主人公の一人に感情移入することもない。イーストウッドは何をしたかったのだろう。反戦へのメッセージが出るのかと思いきや、そうでもない。むしろ「プライベートライアン」の方が反戦メッセージを強く感じたものだ。そういったメッセージ色を消そうとしたのではないだろうか。感情的(ヒステリック)な反戦映画ではなく、ただ客観的に事実を見せることにつとめた作品のように思えた。
70点 以下、ネタバレあり。
不満はないけど100点をあげる作品ではない。私はスピルバーグ監督の「プライベートライアン」を劇場で観た時に、それまでの戦争映画に抱いていた感覚をひっくり返されて衝撃を受けた。それに比べてこの作品ははっきりと反戦をしているようでもなく、めずらしくカタルシスのない映画だった。でもそれは監督のねらいでもあるのだろうけど。それよりもエンドロールが終わってから流れた続編「硫黄島からの手紙」の予告編の方が胸が熱くなった。ひょっとして、この予告編は日本人のスタッフが編集して作ったんじゃないだろうか。だって渡辺兼演じる栗林中将がカッコイイんだもの。このカッコイイ(=英雄)と思われるのをイーストウッド監督はどう料理してくれるのだろうかと思うと今から楽しみでならない。 最後に今回の作品で一番印象に残っているのは、映画の前半、艦隊が硫黄島へ向かう中、あやまって一人の兵士が海に落ちてしまうが、戦艦は止まることなく、誰も助けようともしないで走り続けてしまう。兵士ひとりの命を救うために時間と燃料を無駄にすることは出来ないのだ。ここに戦争の恐ろしさを感じてしまった。 |
12月16日(土)『しみせんべい』 |
『しみせんべい』は茨城県の銘菓、風見米菓株式会社が発行している。その食感は、ぐにゃっとして、しけている煎餅という感じ。けど、本当にしけているわけではなく、焼きたての煎餅に醤油をしみ込ませたもので、歯の弱い人でも安心して食べられるもの。ちょいと濃いめの醤油味にゴマ香りが相まって実にうまい。こいつがビールによく合うんだ。 ところがこやつ、なかなかすごい。何がすごいかって、1枚づつビニール袋に入っているのにもかかわらず、部屋中に醤油の香りがするんだね。このひとりごとの撮影のために買って部屋に置いてたら、どこからともなく煎餅の香りが漂う。もしや袋が破れてないかと確かめると、袋に注意書きがありました。「品質保持のために包装フィルムに穴を開けてあります」と。ところが見ても穴はどこにも開いてない。更に注意書きに「ピンホール等による穴ではございません。ご安心してお召し上がり下さい」とある。目ではみえないほど小さな穴が、お煎餅さまの呼吸用として空いているようだ。「しみせんべい」は生きているんだ。だからお美味しいんだね。 『穴』と聞いてカール・ブッセの詩を思い出した。山のあな・あな・あな…、あな・あなって鼻の穴じゃないんだから。(by三遊亭歌奴) ![]() ![]() ごま味と2種類ある。 風見米菓(株) 茨城県猿島郡 |
12月10日(日)『地デジってやっぱすごいわ』 |
買ったのはYAGIのUWPA(ウーパ)。私の家は横浜で、東京タワーの電波が届くか届かないかの範囲であり、ビックカメラの店員は室内でなく屋根にアンテナをつけた方がいいですよと言われたが、面倒臭がりの私はダメもとで買ってしまった。というのも、私の部屋は2階にあり、ちょうど東側(東京側)に出窓があって、そこにアンテナを立てればうまくいくのではと思ったからだ。設置してみるとやはり電波が弱いせいか、NHKはいいけれど民放にブロックノイズが出てしまう。はじめはがっかりしたが翌日ブースターをつなぐことでノイズは解消された。 さて、地デジで見るハイビジョン放送は最高! 映像のきめ細かさは鳥肌が立ってしまうぐらい美しい。野球だと、スタンドの観客の顔まで判別できちゃうぐらいだし、カクテル光線に反射するヘルメットの輝き、選手のユニフォームの素材まで見えちゃう。ここまで見えちゃっていいの? と心配するぐらい。ただ見えすぎるのは良いことばかりではない。 以前からハイビジョンは女優の顔のしわが写っちゃうと言われていたが、本当。女優さんの顔のほくろやしわが多いのなど、それまで見えないがために気付かなかったことが気になってしまう。たとえば、ある女優さんの顔にシミを見つけると、アップになる度にそのシミが気になって、シミばかり見てしまってドラマに集中できない。しかも別の番組で見たときにも、そのシミが気になってしまうほど。わざわざ探しているわけでもないのに、ついつい気になってしまうのだ。またオーケストラでのこと、有名な指揮者のバストショットになつた時、指揮者の額に流れる汗なんかもリアルによく見える。それはまだいいのだが、同時に鼻水が出かかっているのもよく見えてしまうのだ。それも逆光に輝いていて、鼻水が手に取るように美しく見えていた。 きれいに見えて良いものと悪いもの、女優さんは大変だよと言われていた通りになってしまったようだ。 |
12月6日(水)『「骰子の7の目」復刻版に不満』 |
そうそう河出書房新社から120年記念として「骰子の7の目」というシュルレアリスムの画集の復刻版が発行された。 絶版だったシュルレアリスムの画集が復刻されるのは喜ばしいことだが、大いに不満がある。もともとこのシリーズは13冊発行されているが、編著である澁澤龍彦がお気に入りのスウェーデンの画家、M.W.スワンベルクが今回の復刻ではずされている。 おそらくスワンベルクは日本では無名だから売れないという理由だろうが、ファンはいるわけで残念でならない。今回の復刻版に寄せて編集者がこう書いている。「今回の復刊は、前回12巻・別巻1のうちベスト6巻を選んだ。」 |
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