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ひとりごと2001年12月


 12/30(日)『今年一年、私の事件・マイブーム』

 「2001年宇宙の旅」の年となった今年、期待と不安で迎えた1年も気が付いたらあっという間に終わってしまった。そんな短い一年に起きた私の事件・マイブームをベスト10形式で振り返ってみます。

1.『同時多発テロ発生!』9/12の記事
 今年の出来事トップはこれ。事件の日からしばらくは何ともやりきれぬ不安で落ち着かない日々を送りました。しかもWindowsに謎の暗号が隠されていたので二度ビックリ(11/6の記事)。今年の世相漢字も“戦”に決定し(12/14の記事)今年を象徴する事件となりました。

2.『知人の死』8/8の記事
 仕事仲間が突然亡くなりショック…、実は未だに信じられません。これを機会に人生を考え直してしまいました。一度しかない人生だから悔いのないように生きましょう。

3.『古書探しはネットに限る』10/10の記事
 これは私にとっての大事件です。何年もかけて探しまわって見つからず、入手不可能とまで思った絶版画集がインターネットで簡単に手には入ったのだから。あらためてネットの有用性に感動しました。

4.『シグマリオン買いました』1/27の記事
 「小さくて美しくて仕事ができる」NTT Do Co Moのシグマリオンを購入、毎日持ち歩いています。ひとりごとが2、3日でアップできるのも、すべてはこのシグマリオン、愛称「マリちゃん」のおかげです。

5.『突然メールがっ』11/17の記事)(11/27の記事
 これは私にとっての裏の一大事件です。普段通りにネットしていたら、KDDIから国際電話の請求書が届いた。それもディエゴガルシアに国際電話をかけていたとのことだ。ショック。(_ _;)ウウッ

6.『友人の出版相次ぐ』
 『怪奇大作戦大全』、『猫としあわせになれる本』(6/22の記事
 ふたりの友人が本を出版した。一般書店に並ぶ本なんて人生の中でそう書けやしない、その才能をうらやましく思います。印税が入ったらごちそうしてもらわなくっちゃ。

7.『小松崎茂氏亡くなる』12/11の記事
 今年の夏に銀座で行われた小松崎茂氏の個展を観てリトグラフを購入(6/29の記事)。それから4ケ月後にまさか亡くなろうとは…。ご冥福をお祈りします。

8.『かわいい魔女ジニー・ドール』
 私の好きな外国TV番組の「かわいい魔女ジニー」、そのフィギアを2体購入した。TRENDMASTERS社(10/22の記事)とマテル社(11/12の記事)。その上、偶然TVK(テレビ神奈川)で番組を放送し、今年はひそかなジニーブームの年でした。

9.『心のアイドル「小向美奈子」』
 ひさびさに登場した私の心のアイドル。今まで心のアイドル宣言をしたのはふたり、堀江しのぶと松本恵ちゃんです。(注.残念ながら堀江しのぶはガンで他界、松本恵は引退と、両者とも現在芸能界にはいない。何たることだ!)小向ちゃんは、そのふたりの良いところを足したポッチャリ系美人。ひさびさに宣言しましょう。小向命!

10.『最悪なジュース「ルートビア」』9/6の記事
 噂は前からあったようだが、このまずさは半端でなかった。味はドクターペッパーにうがい薬のイソジンを加えたような感じ、ゲテモノジュース好きの私でも360ml缶の半分も飲めなかった。それだけでも私にとっては事件です。

 <<その他>>

『牛丼戦争勃発!』4/13の記事
 牛丼ひとすじ100年になろうという吉野屋がここにきて値下げするとは誰が思ったでしょうか、不況によるデフレと狂牛病のダブルパンチ、逆境に強い吉野屋がんばれ!

『新・お水の花道』(フジテレビ)
 ひさびさにTVドラマにハマった。水商売の世界を明るく健康的に描くど根性ドラマ。コメディタッチにスポコン的要素も含んで毎回大爆笑&号泣でした。


 …ということで、本年は徳富ギャラリーホームページ、ひとりごとページにお付合いしていただきましてありがとうございました。来年もまたよろしくお願いします。

去年のベスト10を見る 2000年12月


 12/28(金)『六本木「遊膳・彩季」』


 本日で仕事納め、忘年会シーズンもようやく終了です。
 先週末に六本木の「遊膳・彩季(ゆうぜん・さいき)」に行ってきました。

 <メニュー>
 生湯葉とウニの刺身
 おぼろ豆腐・荒塩かけ
 ふぐ刺
 鴨とフォアグラと中国甘味噌の生春巻
 鮪赤身とアボガドのサラダ仕立て
 山形産三元豚の炭焼き
 チーズの盛り合わせ
 <ドリンク>
 ワイン(銘柄を教えていただいたが忘れてしまった)
 越の寒梅

 ここ「遊膳・彩季(ゆうぜん・さいき)」は去年の12月にオープンしたばかりの新しいお店。第1回利酒師(ききざけし)世界コンクールで優勝された田中浩之氏が支配人兼シェフソムリエをしています。そのため、ワイン、日本酒、焼酎、どれをとっても良い銘柄の物ばかり。田中氏はテレ朝の人気番組「人気者でいこう」の「芸能人格付けランキングコーナー」でソムリエを担当したこともあるというお方、先日も和食に合うワインを親切丁寧にチョイスしていただいた。ご本人はまったく気取らない、とてもやさしい方でした。

 店は六本木交差点のすぐ裏通りにあり、入り口には大きな暖簾(のれん)が下がっております。入り口で靴を脱いで上がった店内は和の優しいイメージ。和紙を通した照明のおかげで外から入ると、ちょっと薄暗いけど、この明かりが懐かしくて落ち着かせてくれる。部屋を細かく区切り、隣の席との空間も広いのでプライベートなお食事にはもってこいです。とてもここが都会の喧騒、六本木の真ん中にあるというのを忘れてしまいます。

 さて食事ですが、上記のメニューをご覧になるとわかるように、素材をいかした和食創作料理の数々。特に気に入ったのが平田牧場産「幻の三元豚」、肉がやわらかくてジューシーでとってもお美味しかった。また鮪の赤身とアボガドのサラダ仕立ては、ドレッシングの中のガーリックチップが香ばしくてとっても美味、ワインとの相性抜群で大満足でした。このお店の素材に対するこだわりがひしひしと伝わってきました。

 酒も肴もこだわりがあり、店内も高級感漂う雰囲気。和食でしっぽりと楽しみたい大人のデートに最適です!

 本日のお食事 98点!
 −2点はチーズの盛り合わせに出てきたチーズのひとつが臭くて後味を悪くしたこと、でも、注文の時に「チーズは匂いが強い方にしますか、弱い方にしますか?」と聞かれて「強い方」と私が注文したためだ。(自業自得じゃん)。臭いのはカマンベール・チーズを塩漬けにして更に発酵させたもの、その他は文句のつけようがなかった。また行こう!

「遊膳・彩季」 六本木駅 03-5775-6571
港区六本木4-6-7 六本木4丁目ビルB1F


 12/26(水)『霊 柩 車』


 人間とっさの時に何をしでかすかわからない。

「霊柩車を見たら親指を隠さないと親が早死にするぞ」

 子供の頃、そんな迷信を信じていた。

 子供の頃に慣れた習慣って、大人になってもなかなか抜けきれないもので未だに守っている。たとえそれが車を運転している時でも、霊柩車とすれ違った時には、同乗者に気づかれないようにそっと指を隠してしまうのだ。

 先日、珍しいことにアメリカの霊柩車に遭遇した。アメリカの霊柩車って知ってます? 日本のとは違って、金ぴかの飾りがない真っ黒いライトバンなの。

 それが突然、路地から出てきたので、はじめはそれが霊柩車とわからず、走り去る後ろ姿を見た時に気が付いた。反射的に「親指を隠さないと!」と思ったが、まてよ、これはアメリカの霊柩車だし日本の迷信が通用するのだろうか、と、そんな思いがよぎり、親指を隠すのをためらった。しかし霊柩車は視界から消えそうになるし、どうしよう、どうしようと迷ったあげく…、


 中指を立てている自分がいた。

 (^_^;)



 12/24(月)『賛美歌・諸人こぞりて』


 レコード店をながめていたら賛美歌名曲集が売っているのを見て懐かしく思い買ってしまった。

 私はクリスチャンではないが、キリスト系の幼稚園に通っていた。そのため毎週日曜日に賛美歌を歌わされていたのだ。だから今でも賛美歌を聞くと幼少の頃を思い出す。

 「諸人こぞりて」(賛美歌112番)という歌があり、歌詞のさびの部分に『シュワキマセリ』というくだりがある。園児だった頃は歌詞の意味もわからずに、ただ聞き真似で”シュワキマセーリー♪”と歌っていた。その頃は『シュワキマセリ』とは何かの呪文だと思っていたのだ。が、ずっと大人になってからのこと、それは「主は来ませり」という日本語だと知った。

 賛美歌や童謡には現在では日常で使われない日本語や難しい表現がある。毎週土曜の夕方(18時42分)にNHK総合で童謡番組を放送している。それを見ると童謡の歌詞の本当の意味、作詞者がどのような気持ちで書いたのかがわかる。今になって納得する今日このごろである。



 12/22(土)『2002年パリ・プレタポルテコレクション』


 10月のこと2002年春夏パリ・プレタポルテコレクションが行われた。

 注目はクリスチャン・ディオールのコレクション。デザイナーはジョン・ガリアーノ。今から何年前になるだろうか、イギリスのロンドンコレクションに初登場した時、彼の作品を観てその才能に驚いた。それは西欧、中世を思わす古典的なデザインを現代服にアレンジした独創的な作品だったからだ。ひと目で私は彼のファンになり、パリコレが行われるたびに彼のコレクションを楽しみにしている。

 そこで、今回のディオール・コレクションだが、イギリス・パンクを引きずるストリート系ファッションで統一され、スピードとエネルギーを感じる作品だった。彼のコメントによると、ティナ・モンドッティやフリーダ・カーロのような前向きで力強い女性像をイメージしたとのこと。昨年から私もフリーダ・カーロには作品はもとより、彼女の人生に興味があって本を読んでいただけに共感できるものが多かった。

 さて今回のパリコレで一番驚いたのは、ジバンシーのデザイナーだったアレキサンダー・マックイーンがグッチに移籍したことだ。更に驚いたのが彼の体型、やせた! 今まではブヨブヨとしたどこかオタク青年を思わす印象の彼だったが、まるで別人のようにスリムになったのだ(ま、だからどうということではないが)。しかしてデザインのキレは健在ですばらしいものだった。評論家の 大内順子氏は、印象が強くて暗い気持ちになったと批判しているが、私は全〜然そう思わない、むしろ今回のプレタポルテ・コレクションのナンバーワンと呼んでもいいだろう。

 上記の二人以外にコレクション全体を通して感じたのは、新しさに欠け、物足りない印象を受けました。次回、パリ・オートクュール・コレクションに期待しましょう。



 12/19(水)『赤坂「鳥元」で焼き鳥三昧』


 忘年会シーズン真っ直中である。まずは赤坂の「鳥元」で焼き鳥三昧した。

 <メニュー>
 焼き鳥各種
 かわ、ハツ、手羽先、ねぎま、なんこつ、ぼんちり、フォアグラ、つくね、
 ぎんなん、しいたけ・・・

 名古屋コーチンの刺身
 焼き牡蠣のベーコン巻き
 厚焼きたまご
 黒ごまアイス

 「鳥元」は、名古屋コーチン、播州百日鶏を使った素材にこだわる店。備長炭の炭火焼きをメインに揚物、刺身、おでんなどの手作り料理に各種の地酒が楽しめる。木造建築を思わすような店内は懐かしくも落ちついた雰囲気が漂い、その日、私たちが陣取ったのは炭火焼きを直接眺められるカウンターでの食事となりました。

 さすがに素材にこだわるだけあって、どの焼き鳥も身が大きくてプリプリとしてお美味しかったです。中でも『ぼんちり』というのをはじめていただいた。これは鶏のおしりの肉だそうで、あまり多くとれないらしい。味は鶏皮のようにジューシーでちょっと油っぽく、その油の甘みと独特の香りがでクセになりそうな逸品です。焼き鳥の大トロという感じでしょうか。

 つくねは巷の居酒屋で出されるようなだんご状ではなく、串にまきつけた棒状のもので、ひき肉と一緒に練り込んだ青葉の香りがして、あっさりとしてお美味しかった。秘伝のタレでじっくり焼いてあり、卵の黄身につけて食べるのです。

 産地直送の生牡蠣を食べようと思ったが品切れだったので、仕方なく焼き牡蠣のベーコン巻きを注文した。食べる前は、焼かないといけないくらい日が経ったものじゃないかと躊躇したが、食べてビックリ、臭みはなく、焼いた牡蠣の香ばしさとベーコンの香りとの相性が良く、良い意味で面白い味でした。

 今回は焼き鳥がお美味しくてそれだけで満腹してしまったが、この店の売り物として「十割そば」もあるようです。私はそば好きなので次回試してみたいと思います。

鳥元・赤坂店 港区赤坂3-7-11 穂寿美ビルB1・1F
鳥元ホームページ http://www.ramla.net/torigen/


 12/16(日)『私の娘、リビング・デッド・ドール』


 子供の頃、外国テレビの「マンスターズ」で笑いを覚え、「アダムスのお化け一家」のひと駒まんがでアイデンティティーを確立し、エクソシストに初恋をした。そんな私が先日、トイショップで黒い棺桶に入ったエクソシストのリーガンの様な人形と目が合い衝動買いしたのが「リビング・デッド・ドール」である。

 私が買ったのはリビング・デッド・シリーズの『サディちゃん』。
 「リビング・デッド」とは”生きる屍”のこと、つまりこの娘は悪魔に取り憑かれたのではなくゾンビなのです。(ゾンビがくるりと輪をかいた〜、ホ〜イーのホイ♪)

 私は頭でっかちの子供体型が好きである。自分の描く作品を見ても、どの人物(?)も顔が大きく広角レンズで写真を撮ったように頭が拡大している。要するにデコッパチが好きなんだな。映画「サスペリア」のジェシカ・ハーパーや「スペース・キャンプ」「ハワード・ザ・ダック」のリー・トンプソンが好きだけど、ふたりともおでこが大きいラッキョ顔だ。

 高校時代に西洋のアンティーク人形が好きで絵のモチーフとして使っていたけれど、リビング・デッド・ドールを目にした時にビビッと感じたのは、昔描いていた自分の世界に似ていたからなんだ。「頭でっかちの子供体型」それは胎児を連想すると同時に心の中に棲む本当の自分の姿をそこに見るからかもしれない。可愛い私の娘を特とご覧下さい。

私の娘サディを見るリビング・デッド・ドールを

  リビング・デッド・ドールのホームページ http://www.livingdeaddolls.com

  関連記事11/12「かわいい魔女ジニードール2」



 12/14(金)『今年の世相漢字は“戦”』


 毎年12月12日(漢字の日)に京都の清水寺で世相を反映した『今年の漢字』を発表しているのをご存じでしょうか。これは日本漢字能力検定協会が漢字の深い意味を伝授するための活動の一環として全国公募によりその年の世相漢字(1字)を決定しているものだ。

 1995年は、阪神・淡路大震災やオウム真理教事件などに“震えた”年として『震』。
 1996年は、O-157食中毒、税金と福祉を「食いもの」にした汚職事件の多発で『食』。
 1998年は、和歌山のカレー毒物混入事件、ダイオキシンが社会問題となって『毒』。
 1999年は、東海村の臨界事故や警察の不祥事など「世も末」と実感して『末』。

 で、今年2001年は… 『戦』でした。

 アメリカ同時多発テロ事件の報復攻撃をはじめ、不況によるリストラとの戦い、狂牛病との戦いなど、戦いの生活だったという印象からのようです。
 でも私は『戦』というのに正直ピンと来なかったんです。『戦』ってどこか積極的な印象があるけれど、日本での現実は景気の落ち込み停滞、おまけにテロで海外旅行も減少している。狂牛病で牛肉が売れなかったりで消極的なイメージが強いんだよね。

 応募の第2位が『狂』らしい、私はこっちの方が当たっていると思う。

 『今年の漢字』は清水寺の貫主様によって筆で書かれ、大晦日(おおみそか)まで、清水寺の本堂に置かれて披露されているそうです。



 12/11(火)『小松崎氏亡くなる』


 毎年、暮れに近づくと誰かが亡くなっているのに淋しさを感じる。
 12/7に画家・小松崎茂さんが亡くなられた。
 小松崎さんは古くは少年雑誌の絵物語や挿し絵、サンダーバードや戦艦、戦車などのプラモデルの箱絵や、SFのイメージイラストを描いていた人だ。

 私が印象に残っているのは少年マガジンの巻頭グラビアに描かれた未来図だ。特集「世界大終末」は第三次世界大戦や地殻の変動、隕石の衝突の絵、今から30年前だというのに地球の温暖化によって関東地方が海中に没した図とか、そんな地獄絵が小松崎先生のリアルな絵で描かれていた。子供心に恐怖を感じながらも想像力をずいぶん刺激された。

 小松崎さんの絵は大胆な構図とスケールの大きさにある。写真のようなリアリズムではなく、水彩画なのに油絵かと思わせるような荒々しいタッチで描かれている。

 今年の8月に銀座で個展があった折、私は「海底基地につくられた未来の工業都市」というレフグラフを購入した。(6/29の記事)今、部屋に飾った絵をながめながらこの独り言を書いている。残念でならない。

 ご冥福をお祈りします。(合掌)

小松崎茂氏のホームページ http://www.s-roman.com/komatsuzaki.html

携帯による「ワン切り」トラブルについてのご注意メールがまん延中、
ご注意ください。


 12/9(日)『スイスイSuica(スイカ)』


 ♪スイスイスイダラダッタ、スラスラスイスイスイ〜っと。

 今まで自動改札が苦手でしょうがなかった。5回に1回ぐらいカードが差込口に入らず、入れ直してしまうんだ。手首が曲がっているのか、それともヘソが曲がってんのか。

 11月28日にはじまった『Suica(スイカ)』。これはJR東日本がはじめたICカード型の定期券で、自動改札口にタッチするだけで通過できるものだ。またICカードのため、乗り越し精算もチャージ料があれば払ってくれる。つまり定期券とイオカードが一緒になったものである。

 苦手だった差込口にカードを入れる必要もなく、そもそも、いちいちパスケースから出さずにケースに入ったままタッチするだけでいいんだから、こいつはすぐれものだ。将来はみんなこうなるだろう。まだ使用している人が少ないので、ちょっと優越感がある。いそいでいる時にはとても便利です。

 はじめて買う時には電話番号と生年月日が必要です。それとチャージ料も。チャージ料無しでも買えるが、いざとなった時の保険の意味であらかじめ1000円分ぐらい入れておいた方がいいでしょう。

『Suica(スイカ)』はJR東日本のサービスです。


 12/6(木)『携帯ワン切リ・ご注意メール』


 友人より携帯電話のトラブルについて、ご注意メールが届いたのでみなさんに報告します。

 その手口は、番号を通知した状態でワンギリ(一回コールしてすぐ切る)してくる。すると携帯電話に着信履歴が残り、その通知された番号に発信すると、ダイヤルQ2に似た応答メッセージが流れるというもの。後日、携帯の通話料とは別に10万円程度の請求がくるそうだ。その取立てはけっこう厳しいらしい。着信履歴で心当たりの無い番号は絶対に開かないようしてください。できれば家族・知人等にも連絡してあげて下さい。というものだ。

 迷惑メールをはじめとして、このところ携帯電話やインターネットに関するトラブルが続出している。現に私も不当な請求を受けて困っていた。(11/17の記事)だから、このメールを受けた時、友人の親切心にありがたいと思うと同時に鳥肌が立つような寒気をもよおした。

 さっそく上記について「国民生活センター」のホームページを見ると、ワン切りトラブルをトップニュースとして扱っていた。だが、友人のメールから受けた印象と少しニュアンスが違うので、その点を紹介したい。

 まず国民生活センターでは「ワン切りトラブル」について以下のように注意することを訴えていた。
 1.着信履歴で心当たりの無い番号にはかけ直さないこと。
 2.ダイヤルQ2に似た応答メッセージが流れたらすぐ切ること。
 3.ただ電話をしただけでは支払いの義務はない。
  ※「請求された」ということと「支払いの義務がある」ということはまったく違うこと。
   ただ電話をして、そこで流れている音を聞いたからといって、支払いの義務が生じ
   るわけではないということだ。
 4.噂を鵜呑みにしないこと
   電話をかけただけで10万円請求されたという事案はセンターでは確認されてない
   そうです。更に「ワン切り」の相手番号としてネット上で流れている番号の中には、
   無関係の番号も混ざっているらしい。そういう意味からもインターネット上の噂を
   すべて鵜呑みにしてあわてないで下さい。

 以上のようにご注意メールが巷で蔓延している(現に私のところにもやってきたのだが)、それらはみな友人が被害に遭わないようにと親切心からきているものだ。けど、親切心からメールを送るのも良いが、そのメール自体に迷惑する人もいるので、送り手としての心遣いも忘れないようにしたいものだ。いたずらに大騒ぎをしないように心がけましょう。

 最後に、もし身に覚えのない不当な請求を受けたなら、きっぱりと断ること。そして地元の消費生活センターや国民生活センターに電話で相談しよう。

国民生活センターのホームページ http://www.kokusen.go.jp/

もう12月!、1年がたつのははやいですね。

 12/4(火)『ラーメン紹介3「ベトナム麺」』


 ♪チャララーララ、チャラララララ〜。(チャルメラ)
  ラーメン紹介のコーナーです。

 本日は銀座の八真茂登(やまもと)のベトナム麺を紹介します。

 銀座2丁目にITO-YA(伊東屋)という文房具のデパートがあり、その3号館の地下1階にこの店がある。以前は薄汚〜い平屋だったが(スミマセン)、ITO-YAの建て替えとともにビルの地下に移り、女性も入れるくらいきれいになった。

 ここの名物は『ベトナム麺』。といってもベトナム産のラーメンというわけではない。ベトナム戦争時に考案したということらしい。

 スープは鳥ガラ醤油味。麺は極細のちぢれ麺。トッピングはハクサイ、もやし、ニラ、しいたけ、キクラゲのあんかけが山盛りになっている。その上にシナチク、チャーシューも載り、どんぶりから具がこぼれそうだ。

 さて、トッピングは以上がすべてではない。ベトナム麺の最大の特徴がニンニクの酢漬け。しかもつぶのままゴロゴロ入ってる、その数15片!(全部食べきれない)。このニンニクは鶏を煮る時に調味用に鍋に入れていたニンニクを利用しているためニンニク臭は少ない。ただ独特の"妙な"酸味があってシンプルな醤油スープにインパクトを与えている(お腹の弱い人には不向きかもしれません)。ただ、このラーメンは賛否両論。一度好きになったら時々食べたくなるのだが、嫌いな人は二度と受け付けないらしい。とにかく他では味わえない独特のラーメンなので "変わりラーメン" 好きの人はご試食あれ。

 ここはどのメニューも盛りが多いので満腹になります。ニンニクが嫌いな方は肉野菜麺やチャーハンなどがオススメです。

ラーメンの八真茂登(やまもと) 中央区銀座 2-7-7 ITO-YA3号館地下1階
ベトナム麺(ニンニクの酢漬け付き)1000円

  関連記事 10/28 万世のパーコー麺



 12/1(土)『アートとそうでないものの境目』


 以前、村上隆展の時に『アートとそうでないものの境目』についてふれた。(11/10記事)
 実はこの問題は私が個展をした時に来場者が私の絵をさして「これは絵ですかイラストですか」と聞かれたこともある。私にとってはどうでもいいことだが観る人にとっては、はっきりとしてほしいジレンマを感じたのだろう。(なぜか一般の人にはこの境界線が気になるようだ)

 油絵や彫刻が上でドローイング(素描)は低層にあるという暗黙のヒエラルキー(階層)が美術界には存在する。その見えない垣根を大事にする人には村上隆と奈良美智はアートの範疇には入れたくない何かがある。先月号の美手帖(月刊「美術手帖」の略)で批評家の浅田彰氏が次のようなことを言っている。「ひと昔の基準からすると、MOTで村上展、横浜美術館で奈良美智展なんて『なめとんのか』というようなもんです」とか「奈良美智にしても村上さんが今語ってきたような苦闘なしに、自分の幼児的欲望を垂れ流していたら、幼児化しつつある内外の美術界でたまたま受けてしまった、それでますます悪ノリして幼稚な倒錯のゲームを続けているという印象を受ける」と、かなり辛辣だ。

 でも、アートというのは時代の流れに沿って現れるはずで、というか、逆に新たなアートの出現によって人々の感性や文化は変えられるのだ。しかも近年、世界を巻き込んでアニメ、まんが、オタク文化は日本を発信源として世界に通ずる共通言語にもなっているわけで、二人の作品を受け入れられる基盤は確立していると思う。

 日展、二科展等を見る限り近年の公募作品は年々つまらなくなってきている。そんな息詰まった現代アートの間口を広げるという意味でも先の二人は評価されるべきだろう。しかも前回紹介したようにふたりの作品は日本画のルーツに沿って生まれた作品であることに間違いはない。

 東京都美術館には偶然であるがリキテンシュタイン(リクテンスタイン)の絵が常設展示されている。彼の作品も発表当時、アートなのか否かで物議を醸しだした経歴がある。リキテンシュタインの、あのアメリカンコミック調の作品が芸術に入るとするならば、村上隆も芸術であることに間違いはないはずだ。



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ここに書かれている内容は徳富の個人的な感想によるものです。
特に悪意はありませんし、下心もありませんので、
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