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ここは喜翔の独り言のページです。展覧会や映画の感想から、日頃思ったこと、感じたことを日記のようにアップしたいと思います。お付き合い下さい。 |
※ブラウザの
「最新の情報に更新」もしくは「再読み込み」ボタンを押して下さい。| 2/28（水）映画『PERFECT DAYS』 |
私は今、清掃の仕事をしている。 まだ薄暗い７時の満員電車に乗り、 昼はコンビニで買ったサンドイッチを 食べ、午後３時に仕事を終えると 解放されて自由の身。わずかな 自分の１日の生活が始まる。 映画を観に行ったり、馴染みの店に 行ってお女将さんと世間話をしながら 美味しい酒と料理をいただき、ほろ 酔い気分で帰宅する。 映画の主人公、平山（役所広司） も同じ。この映画はトイレ清掃員・ 平山の一日をいくつか小さな起伏は あるが大きな事件が起きることも なく淡々と進む。ささやかな喜びと 変化を楽しみながら今日も自販機 の缶コーヒーを買って車を走らせる。 平山の気持ちがよくわかる。 ゆっくり流れる時間も心地よい。 こんな映画だったらいいなあって 想像して、想像通りで満足した。 採点 90点 （役所広司はカンヌ国際映画祭で 男優賞を受賞！） ＊ ＊ ＊ 以下、ネタバレあり ＊ ＊ ＊  この作品は渋谷区の17か所のトイレ を、安藤忠雄、隈研吾、板茂、佐藤 可士和など16名のクリエイターによっ てリフォームされた 『THE TOKYO TOILET』プロジェクト のPR映画である。 主人公の平山は無口であまり言葉を 話さない。その分、彼の行動や考える 間に心情を読もうとする気持ちが働く。 アクション映画ばかり観ている私には 小説を読むような感覚である。 ロードムービーを得意とするヴィム・ ヴェンダース監督らしく、作業車を運 転するる平山のカットが多い。特に 平山とタカシ（柄本時生）とその彼女 （アオイヤマダ）の三人の車内シーン はコミカルで楽しかった。 ただひとつだけ、ラストカット。 運転している平山が笑顔から涙目にな るまでのワンカットが気に入らない。 私としては、翌朝また日常が始まると いう、いつものと同じ表情、もしくは笑 顔で終わって欲しかった。 泣いてしまっては離婚した妻や残した 娘に対して自分の人生を後悔してる ように思えてしまうからだ。それはイヤ だな。だから個人的にマイナス10点。 涙をこぼすまではしてないので、 それまで溜まっていた様々な感情が 溢れたのかもしれない。 そう解釈しよう。 私も現在、清掃員。 やって感じたのは、世の中のそれぞれ の仕事が社会を支えているんだという こと。仕事に上も下もない。 みんなが気持ちよく暮らせるのも、 実は駅やコンビニやスーパー、道路 や公園を清掃している人たちがいる からである。 当たり前のように過ごせている毎日に 感謝してほしい。 それと、今更ながら勤労で汗水流して お金を得ることの大変さがよくわかった。 街で清掃員に会ったら「ご苦労様」って ひとこと声をかけてください。 関連記事 2/19『映画「哀れなるものたち」』 |
プーチン政権を批判していた
反政府活動家ナワリヌイ氏が収監先の
刑務所で急死した。
恐ろしい。
| 2/22（木）『今月の猫写真（その69）』 |
| ２月２２日はニャンニャンニャンで ネコの日。 久しぶりにネットからダウンロードした 猫写真からお気に入りを紹介します。 －－今月の１枚目  「Shall we ダンス？」 イエーイ、ウエストサイドだぜ。 －－２枚目  また夫婦ゲンカしてるよ。 犬も食わないというけれど、 猫だって関わりたくないね。 －－３枚目  「おーい、ここだよ、ここ！」 －－４枚目  飼い主「ほら、オモチャだよ」 ねこ「もう、こびるのに飽きたぜ」 関連記事 2023/2/22『今月の猫写真（その68）』 |
| 2/19（月）『映画「哀れなるものたち」』 |
観終わっての感想はひとこと「スゴい」（笑） 私が感じている常識や価値観、 “良識ある社会”が崩れるほどの衝撃 を受けた。 ネットにあがっていたこの作品のジャ ンルが『コメディ/ＳＦ』となってい たが、そうかなぁ？ そんな単純な カテゴリーでくくりきれないほどの内 容が詰まっている。 体は大人でも精神は幼児だったベラ が社会的な差別から自らを解放する 旅に出る。アイデンティティーを確立 した彼女がラストで凛とした姿で歩く 姿は清々しくて美しく、その自信に 満ちた表情に爽快な気分になった。 この作品はアンモラルな世界での 『智』の探求。自由と平等、常識の 開放を考える活動絵本である。 まてよ、そう書くと、観てない人は 名作のように勘違いすると思うので、 本当のことを書きます。 実は、体は大人でも精神は幼児だっ たベラが、自分の感情のおもむくまま に欲求を満たす旅に出て、エロスと グロテスクの混沌の波にのまれ、 人間の愚かさや醜さ、哀れさを知る “トンデモ作品”です。  しかも過激な性描写に引きます。←個人的な感想 【ご注意】（R18+指定）18歳未満・鑑賞不可。 採点 それでも ９０点 ＊＊＊ 以下、ネタバレあり ＊＊＊＊  まず、文字通りの体当たり演技でベラ を演じたエマ・ストーンに拍手！  それとベラの創造主たるマッドサイエン ティストの博士を演じたウィリアム・デ フォーも最高。顔が映るたびに笑って しまう。自らも父によって人体実験を 受け、ツギハギだらけの顔でボロボロ の体で、自分の感情を押し殺さないと いけない屈折したキャラクターを演じら れるのは彼しかいないと思う。 途中に入るエピソードタイトルやセット、 ファッション、エンドタイトルに至る までの映像美。そして印象深い音楽に センスの高さが感じられる。監督は ギリシャ出身のヨルゴス・ランティモス。 私は知らなかったけど、久しぶりに監 督の名前を覚えようと思った。他の 作品もぜひ観てみたい。 印象的なのは魚眼レンズ（超広角レン ズ）で、このレンズで多くを撮った作品 ははじめてなんじゃないだろうか。 本作での魚眼は単に非現実的な世界 を創り出す他に、このレンズの特性の 被写体だけでなく周囲を広く写すこと ができることと、パンフォーカスという、 手前だけでなく奥の景色にもピントが 合うということ。それをうまく作品に利 用したのに感心する。このアイデアは カメラマンなのか監督なのか知りたい。 一般に『人間（生）の３大欲求』は、 食欲、睡眠欲、性欲、だといわれてい る。知人のmomoさんによると 『食う、眠る、まぐあう』だ。 赤ん坊の無垢な脳みそが成人女性の 体に入ったとしたら、まず『３大欲求』を 満たそうとするはずだ。しかも彼女は 金に苦労しないので猛スピードで学習 していく。次に豪華客船で出会うマー サおばさんと黒人青年ハリーと出会う ことで社会の矛盾や貧富の差、女性の 解放を知ることになる。そんなストー リー構成が理にかなっているというか うまくできていると思う。 ところで、本作の最大の疑問は、 いつから日本は“ヘア解禁”になっ たのか？  劇場でボカし無しで観たのは初めてで ビックリして引いてしまった。  私は昔から劇映画でボカシが入るのを 反対していた。だって違和感あるし、 ボカスことでかえって目立ってしまって 品が落ちると思うからだ。〇〇〇は みんな持ってるものだし隠す方がおか しいだろうと思っていたが、こうして 心の準備もないまま多くの観客がいる 公の場でボカシなしのSEXを見させ られると困ってしまう。 でもね、それは私が日本人で、日本の 文化と法律の中で育ったからだと思う。 そもそもそういったタブー、映画のセリ フを借りるならば『良識ある社会』に 疑問を呈するのが本作品のテーマなん だから、そういった18禁やコンプラ イアンスを感じることが重要なのだ。 そう考えると、よくボカシ無しをＯＫした な、映倫よ！ ボカシ無しを提案した配給会社とそれ を了承した映倫の検定員に拍手を送ら なければならない。 さて、ラストにひとつ引っかかったこと があった。 これは私の勝手な想像に過ぎなかっ たが。ラスト、元夫だった将軍が脳の 移植手術を受けることになるが、結果は 一瞬映ったヤギの脳だったんだけど。 私はてっきりゴッドの脳を移植すると思っ て先読みしてしまった。だってちょうど、 その直前でゴッドが亡くなるんだもの。 フレッシュな死体が手に入ったじゃない か。そう思うよね。 私はゴッドの脳を得た将軍と、ベラと ダンカンの“ニュータイプ家族”３人 がそろい踏みのエンディングを観た かった。 でも、考えてみると、それは監督の 策にはまったのかもしれない。 観客にはゴッドの脳を移植させただろ うと思わせておいて“メェ～”と鳴く 四つん這いの将軍の登場（オチ）に笑っ て欲しかったんじゃないだろうか。 こうして冷静に書きながら思うに、 知を得たベラにとって、ゴッドはもう 過去の人であって蘇っても鬱陶しいだ けで必要ないのかもしれない。 このシーンはギトギトのフルコース料 理の最後のデザートのようなもので、 監督のサービスなんだろうね。 難しく考えないで笑っていいんだ。  もし二度目を観たら大笑いするだろう。 “メェ～” 関連記事 2023/12/15映画『エクソシスト-信じる者-』 |
庭にクロッカスの黄色い花が咲いた。
毎年この花が先陣を切って咲いてくれる。
気温も高くなり
もうすぐ春がやって来る。
| 2/16（金）『清掃の仕事』 |
清掃のバイトを始めて２か月がたった。 私の職場は約300世帯が住む大きな タワーマンション。 その内容は多岐にわたっていて、 マンションの外周からエントランスの 落ち葉やタバコの吸い殻を掃除する ことからはじまって、エレベーター、 廊下、来客用トイレをはじめとする 共用部分。 また、住人が無料で使えるビリヤード 台があるラウンジやフィットネスルーム、 ピアノルーム、茶室、パソコンルーム、 キッズルーム。更に家族が宿泊でき るゲストルーム。いわゆるビジネス ホテルの部屋と同じで、ツインベッド に浴室とトイレがついている。 これら全てを３人の清掃員が毎日掃除 をしているのだ。 清掃が初めての私なんてモップや大型 掃除機などの清掃道具がうまく使え なくて四苦八苦。 はじめの１週間は内容を把握するのに 疲れちゃってムリだと諦めかけていた。 でも面白いことに、２ヶ月もたてば 慣れるんだね。ベテランのみなさん よりは遅いけど、何とかこなせるように なってきた。 労働してお金を得るというのはつくづく 大変だと感じる今日この頃でした。 |
今日（2/12）からプロ野球の練習試合がはじまる。
例年より早いような気がするが。
ドラフトの若手や新天地に移動して来た選手の
活躍が楽しみだ。
2/12（月）『 球春到来ベイキャンプ』 |
２月１日からプロ野球のキャンプがはじ まった。CSスカパー（TBSチャンネル2） ではベイスターズのキャンプ中継をし ている。  昨年終了した時点では、7勝した今永 と10勝したバウアーの二人の投手が 抜けるので、今年は最下位決定かと 嘆いていたけれど、キャンプや紅白戦 を見ていると希望がもててきた。 山崎康晃投手はこのオフに８キロしぼっ てすっきりした体になったし、ドラフト １位の度会（わたらい）はバッティング 好調。昨年手術したオースティンもホー ムランを連発しているのがたのもしい。 ま、ひいき目で見ているので実際は わからないが。(^_^;) それにしても選手のみなさん、ケガのな いよう開幕を迎えてください。 |
２月１日、能登半島地震から１ヶ月がたった。
未だに倒壊した家屋は多く、復興は予定が
つかないでいる。そんな中、ボランティアの人たち
の活躍には頭が下がる。
| 2/6（火）『雷と雪で雷おこし』 |
昨日、関東地方では昼から降り出した 雨が気温が下がると同時に雪に変わ り、６年ぶりの積雪となった。 昨晩は真っ白な銀世界だったが、明け 方、雨にかわると雪は溶けてしまった。  それよりも驚いたのは雷が鳴ったこと だ。こんなのはじめて。 その通りで、ニュースによると、雪が降っ ている最中に雷が鳴るのは世界的にも めずらしい現象らしい。 日本海側では冬の雷のことを『雷おこし』 と呼ぶそうだが、なんだか浅草の名物 菓子みたいだ。 関連記事 2018/1/25『雪かき』 |
今年の１ヶ月が早くも終わってしまった。
早いなあ。
人生初の確定申告をしないと。憂鬱。
| 2/1（木）『ドイツビールSchmatz（シュマッツ）』 |
しばらくモヤモヤが続いて気分転換を したくなった。こういう時は馴染みの 店に呑みに行くか部屋のポスターを 変えるかだ。 で、今回は 大好きなビールを飲むことにした。 新横浜にドイツ料理の店『SCHMATZ （シュマッツ）』がオープンしたので行っ てみた。 まずはシュマッツのオリジナルクラフト ビール『ババリアヘレス』を注文。  プハーッ、うまい。 日本のビールと違ってホップの香りが あってお美味しい。この爽やかなホップ の香りは、草原を駆け抜けるような軽 やかさだ。 ビールと共に出て来たお通しはドイツの 焼き菓子プレッツェル。香ばしさに塩味 が効いてうまい。ビールによく合う。 注文した料理はカリーヴルストという ソーセージ。 そして締めは『IPA（アイ・ピー・エー）』  典型的なIPAの味。ホップが濃くて 苦味がある。でも口当たりは爽やかで 飲みやすい。IPAを説明すると長く なるので各自でググってください。 値段はそれなりに高かったけど、 大変満足でした。 さあ、明日から元気に頑張ろう。 |
京都アニメーション放火殺人事件で
青葉被告に死刑の判決が出た。当然でしょう。
事件当日、彼は物事の善悪は判っての
犯行だったと思う。
ここに書かれている内容は個人的な感想によるものです。
特に悪意はありませんし下心もございません。
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