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12/31(日)『年末のご挨拶』 |
いよいよ明日から21世紀に突入です。新年は良い年となりますようお祈りします。 これからも徳富ギャラリーホームページをよろしくお願いします。 |
12/30(土)『忘年会はふぐ三昧』 |
場所は東銀座、勝ち鬨橋のたもとのふぐ料理専門店「天竹」です。ここは予約は受けない。並んで入らないといけないのだ。それも全員そろってないと入れてくれない。 まず先付けは小鉢にナマコの酢の物。コリコリした歯ごたえがビールに合う。さて注目のふぐ刺しですが、大事に一枚ずつポン酢でひょろりと食べる。身が締まっていて歯ごたえがあってお美味しい。けど、ふぐ自体にはそれほど味は感じられない。よく噛むとほんのりとふぐの甘みが感じられる程度だ。一人前が結構あるので、贅沢にも箸で数枚すくって食べてしまった。刺身よりも皮肉の湯引きの方がお美味しかった。 さて、ふぐと言えば「ひれ酒」でしょう。香ばしく焼いたふぐの尾びれを湯飲みに入れて、熱燗酒を注ぐ。ふたをして香りが酒に付くまで待ってから飲む。私はあちこちでひれ酒を飲んだことがあるが、ここが一番うまかった! 身体の芯まで暖まります。 ふぐのサラダや天ぷら、焼き鳥など出たが、やっぱりふぐちり鍋、フグの身が新鮮でプリプリと弾力があってうまかった。また、その後のおじやがさっぱりとしてお腹を満たしてくれた。忘年会と言いながら、会話は少なく、みんな食べることに真剣になっていた。 |
今年のマイ・ベスト10 |
1 シドニーオリンピックで女性陣大活躍 2「中心性網膜症」 3 小渕首相、突然の訃報! 4 少年犯罪相次ぐ。17才の犯行が目立った。 5 草間弥生リトグラフ購入 6 『万華鏡』ブーム 7 田中康夫氏が長野県知事に当選、県議員のいじめに合い、名刺をふたつに折られる。 8 初めてWindows機としてCOMPAQのプレサリオを購入。 9 映画「エクソシスト」のディレクターズカット版公開される。 10 占いブームでインターネットによるバーチャル占いにハマる。 以上、殺伐とした1年でした。 来年は良い年となりますように。 |
12/27(水)『また噴火、日本沈没か?』 |
思えば今年は噴火や地震が多かった。 3月、北海道有珠山が噴火、温泉街が全滅した。6月には伊豆諸島を群発地震が襲い、三宅島が噴火し2700人もの全島民が避難した。国勢調査のある今年、三宅島には人が住んでないという記録が残ることになった。避難は未だ続いている。 地震だけではない、夏には名古屋で川が決壊し、街が浸水した。その一方で関東地方には台風がひとつも上陸しなかったという。まさに世紀末。なんだかむちゃくちゃである。 |
12/23(土)映画『宮廷料理人ヴァテール』 |
作品の導入部、絢爛豪華な宴会に向かって準備する場面。不安定なカメラアングルやクローズアップの多様で、豪華さよりも宮廷のどぎつさ、醜さが目立ちました。これは演出の意図だろうけれど、全編を通して常にあくせくして落ち着きが無く、観ていて疲れてしまいました。おまけに仕事帰りなので眠かった。 1時間58分という限られた上映時間の中で、すべてを消化しきれずに詰め込んだ感じで、主人公のヴァテールに感情移入が出来ず、彼の苦悩が痛みとなって感じられませんでした。また、人間ドラマが薄いため、ユマ・サーマン演ずる王妃の待女との恋も、彼女自信が何を考えているか伝わらず、ユマ・サーマンの魅力も半減でした。その上に、突然、超能力を発揮したりして、わけがわからなかった。彼女にそんな能力があるなんて売りもなければ、発揮した後のフォローもない。いったい何だったのか? ともあれ、当時の宮廷臣のバカさ加減や、権力闘争の狭間で苦労する人々がいたんだということはよくわかりました。もっと人間関係を掘り下げてほしかったし、大宴会で出される料理のメニューやレシピをくわしく紹介してほしかった。 う〜ん、60点 渋谷・東急文化村の「ル・シネマ」にて上映中。 ここは劇場はやや小さいものの、完全入替え制で、しかも受付順に場内に入れてくれるのですごく良心的。上映前にロビーで飲んだ赤ワインが間違いだったかな? |
12/21(木)『青木世一の立体名画館』 |
ゴッホ、セザンヌ、ルソーの名画をベニヤ板で立体化した作品です。しかも、市販されているキットのようにパッケージ箱まで制作するという懲りようだ。 まず名画の選び方がうまい。ルソーの「フットボールする人々」は四角い箱の中にボールを持った変なおじさんたちが、書き割り板になって重なって遊んでいる。セザンヌの「玉葱と瓶のある静物」なんて、立体にしやすい絵なんだ。セザンヌはそもそもキュビズム(立体派)なのだから立体にしやすいのは当たり前である。でも、この立体にしやすいということから逆算してキュビズムが理解できるというのも、正に『逆もまた真なり』ということだ。(?) 残念なのは、「ゴッホの部屋」という作品。もとのゴッホの絵は、床や椅子が、ぎこちなくゆがんで描かれている。ところが作品では、椅子にしろベッドにしろ、分度器ではかったように90度直角に作られている。ここは、ぜひともゆがませてゴッホのタッチを表現してほしかった。 ともあれ、ひさしぶりに心躍る個展でした。 『青木世一の立体名画館』 12/28まで TEPCO銀座プラスマイナスギャラリー |
12/18(月)『町野好昭氏の個展』 |
町野さんの絵には必ず凛と背筋を伸ばしてこちらを見ている裸の少女がいる。シンプルな構図に塵ひとつないような静寂な空間に少女は配置されている。オレンジ色の肌が赤や緑の背景にとても引き立っている。町野氏によると、緑は今回初めて挑戦した色であるとおっしゃっていた。 私が好きなのは、少女と奇怪な植物とが同居している作品だ。今回もラフレシアやウツボカズラの絵があってうれしかった。すごく奇麗でした。 それまで美術雑誌で観ていたのは、レオノール・フィニーやバルテュスのようなアンニュイな少女でしたが、今回の個展では、ボーイッシュで、意志の強そうな、アイデンティティーを確立した少女が目立ちました。作者に何やら心境の変化があったのだろうか? 町野好昭個展 外苑 ギャラリーY&Y 12/20まで(月休) 03-3407-6787 |
12/16(土)『R-15指定? 映画「バトルロワイヤル」』 |
全国の中学生の中から1クラスを選び、最後の一人になるまで殺し合わせるという『新世紀教育改革法(通称・BR法)』が施行された。外界から遮断された無人島でくりひろげられる中学生たちの生存をかけた3日間の殺し合、はたしてその勝者は誰か? まずはじめに観客は『BR法』なる設定を承諾しなければならない。この非現実的な設定を受け入れなければ、それからの2時間、何を見ても『うそ』『作り事』に感じてしまう。私もすぐには受け入れられず、はじめのうちは斜に構えて鑑賞していた。ところがそんな私を作品世界に引きずり込んだのがキタノ(ビートたけし)の演技である。彼が演じる教師は、人生を捨てた、魂の抜け殻のような男である。しかし無表情でありながらも、目の奥に狂気を漂わせていて、うそっぽい作品の中に唯一リアリティを感じさせてくれた。 私は「セブン」のような後味悪い作品が大嫌いだ。今回も原作のうわさを聞いたときに、後味の悪い作品になるのかと心配したが、実はそうでもなく、「友達づくり」や「生きること」などテーマがあり、エンターテイメントとして作品がまとまっていたのに救われた。だが、それは私にとっては良いことだが、はたして作品として良かったのだろうか? もし、この作品が「プライベートライアン」のように、徹頭徹尾、リアリティに描かれていたならば、間違いなく映画の歴史に刻まれる一本となり得ただろう(その分、本当に公開されなくなったかも)。 途中で不愉快になって帰る客がいるくらいの作品の方が『現代』や『若者』、そして『死』を真正面から見つめる作品になったのではないだろうか。 それと、全体的に『おじさんが見た中学生像』を感じた。プレリリースによると、監督の深作欣二は戦争体験があり、自分の体験から死を見つめているらしい。けど、この作品の原作者は30代であり、あきらかな戦後生まれだ。私は「エヴァンゲリオン」を観た時に、その作品に潜んでいるドライで無気力な現代感覚にショックを受けた。それと同じように、「バトルロワイヤル」も同世代の監督が同世代の感覚でつくってもらいたかった。 先日、電車に乗っていたら、制服を着た小学生の女の子たちがこんな会話をしていた。「ふぐ食べたことある? ふぐには毒があるんだよ」「お美味しいところの近くにあるんだって」「青酸カリは(味が)まずいんだってさ」…。映画よりも現実の方がよっぽど恐ろしいのだ。 最後にひとこと、音楽が悪い。オペラとクラシックを使用しているのだが、いかにもわざとらしくて鼻につく。感覚が古い。それとラストにメッセージが流れるが完全な蛇足だと思う。 R-15指定の必要はない、むしろその世代に見せるべきだ! 65点。 |
12/14(木)『スプーンが曲がった!』 |
『スプーン曲げ』と言えば、1974(昭和49年)にユリ・ゲラーが来日し、深夜番組の「11PM」で大橋巨泉の目の前で披露したのがはじまりだ。私もその頃、スプーン曲げに挑戦したがダメ。それを今回マリックが曲げ方を教えてくれると言うのだから目を皿のようにしてテレビに食い入った。 マリックが言うに、スプーン曲げは空手の瓦割りと一緒で、気合いと集中力が必要らしい。ステンレス製のスプーンを持って以下の3つの点を行えば誰でもできるはずだと言う。 1.「物体支配」 2.「集中力」 3.「瞬間の力」 で、スタジオのタレントが挑戦した結果、女の子が2人成功! あっさりと曲げてみせた。マリックによると男性よりも女性の方が成功するそうだ。とにかく力だけ強くてもダメ、意識が強すぎてもダメで、上の3つの条件がぴったりと重なった時だけにその力が働くそうだ。 放送終了後に自分でもやってみた。したら出来ましたよ。 こんなスプーンなんて曲げられると思っていたら、スプーンの首のところがフニャフニャに柔らかく感じた瞬間があった。これかな? と思って人差し指に力を入れたら、あっさりと曲げることができました! いやあ、うれしかったですよ。ユリ・ゲラー登場から26年目にしてやっとできました。はじめは練習のため柔らかいスプーンからはじめた方がいいと思います。 |
12/9(土)『万華鏡づくりはじめました』 |
自分だけの万華鏡をほしいという気持ちが高まって、自作することにした。 でも、最初からすべて作ろうとしても無理があるので、まずは市販のキットを買うことにした。東急ハンズのクラフト・コーナーに行くと、5種類ものキットが売っている。普通の3面鏡だけでなく、ビー玉式(正確にはテレイドスコープと言ってガラス球を通して風景を見るタイプ)、ガラス棒を差し替えるイリュージョン型(オイル式)もあった。値段も220円から2000円までいろいろだ。 ハンズの他に、先日遊びに行った岡崎子ども美術博物館で売っているペットボトルを利用してつくる「手づくり万華鏡セット」や日本万華鏡協会が発売している万華鏡キットがあります。 近々万華鏡のページをつくりますのでお楽しみに。 ![]() 関連記事 11/26『万華鏡展を観る』 |
12/5(火)『恐怖の映画「エクソシスト・ディレクターズカット版」』 |
ディレクターズカット版では、削除されていたシーンが追加されているのだが、その中でもリーガンが初めて病院に行くシーンがある。この場面が入ることでリーガンが徐々に悪魔に支配されて変貌していく様子がよく判る。検査した医師からリーガンが卑わいな言葉を発したとの報告を受け「自分の娘がそんなことをするわけがない」と母クリス(エレン・バースタイン)が耳を疑う気持ちがよく分かり、彼女の気持ちに感情移入することが出来るのだ。そこで私はエレン・バースタインの迫真な演技に涙してしまったのです。 ただし変更されたラストシーンは嫌いです。 というのも、その前にリーガン一家が引っ越しする場面でのこと、ダイアー神父が見送る中、走り去る車の後部窓からリーガンがダイアー神父に向かってバイバイと手を振るカットが追加されている。これがすごくイイ!! このバイバイでリーガンが完全に正常にもどったということを実感できるし、また悪魔の形相から天使のような笑顔に変わったという象徴的なカットになったからである。この天使の笑顔があれば、もうラストのダイアー神父とキンダーマン警部補の中途半端な漫才は蛇足としか思えない。あれはもとにもどした方がいい。 最後に、この作品が今の若い人たちにどう写ったか分からないが、おそらく近年のホラー映画とは違って、退屈だとか哲学的で難しいと感じたかも知れない。けど、リーガンもクリスもカラス神父もメリン神父も、単なる将棋の駒であって、この映画はあくまでも『神と悪魔の戦い』のドキュメンタリー映画であることをお忘れなく。 |
12/1(金)『家電占い』 |
ここは生年月日からその人の性格を家電にたとえている。検査はいたって簡単、ホームページに行ったら自分の生年月日を選ぶだけ。 ちなみに私は『電池』。 性格は、おっとりしてて他の人を和ませる独特の雰囲気を持っている。いわゆる「癒し系」。相性がいいのは「携帯電話」「懐中電灯」さんがよろしいようです。つまりどちらも電池が必要でしょ。このように相性まで家電にたとえられているのが楽しい。例えば、テレビさんとビデオデッキさんの相性がいいとかね。 ま、お遊び感覚で占ってみたらどうでしょう? |
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