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ひとりごと2023年9月

 ここは喜翔の独り言のページです。展覧会や映画の感想から、日頃思ったこと、感じたことを日記のようにアップしたいと思います。お付き合い下さい。


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  9/28(木)『蝶が来る庭』

 うちは狭いながらも庭がある。
 老母の趣味だが、私も子供のころから
 虫取りが好きなため、庭に来る昆虫を
 観察するのが好きだった。

 NHK Eテレで紹介していた写真集がある。
 『蝶が来る庭』海野和男著(草思社)

 

 蝶が来る庭のことを『バタフライガー
 デン』といって、蝶が好きな花を植え
 た庭を作るための写真集兼ガイドと
 いうものだ。

 この本は、蝶が好きな花の名前と
 開花時期、ユニークなのは集まる
 蝶の多さを『集客力』として5段階で
 表示してあるのだ。

 

 うちもこの本を参考に、去年から実践
 してて、新たにブッドレア、オミナエシ、
 エキナセアを植えた。

 つづく




  9/24(日) 『♪秋がきた~秋がきた~』

 朝、雨戸を開けると、さーっと
 流れるように風が部屋を抜けた。

 涼しい!

 この夏、東京で30度以上の真夏日は
 88日あったそうだ。観測史上ぶっち
 ぎりの1位らしい。

 そんな中、うちのヒガンバナがよう
 やく咲いてくれた。

 

 去年より5日遅い開花だった。

 今年は暑い日が多かったため、涼しい
 秋に咲く花が軒並み遅れているらしい。

 涼しいと体が軽くてよく動ける。
 この快適な気温がしばらく続いてほしい
 けど。残暑が続きそうだ。


例年だと庭のヒガンバナが咲いてもいい
時期が来てるのに、芽も出てない。
今年は連日30度を超す真夏日が続いている
ので植物も遅れているんだろうか。


   9/17(日)『トミーと4人の女たち』

 Yamato50に私を題材にした小説
 『トミーと4人の女たち』がある。
 知人が実際にいる仲間を使って当て
 書きをしたものだ。

 それを読み終えた途端、こんな芝居
 ができたら面白いだろうなとひらめい
 たものを形にしたくてシナリオとして
 書きはじめた。

 

 シナリオを書くなんて何年ぶりのこと
 だろう。

 基の小説がおもしろいので筆が進み
 (パソコンで打ってるのに表現は筆か?)
 この5日間、朝から晩まで書いている。

 仕事もせずに好きなことに集中できる
 なんて、幸せだと思う。

 昨晩、ほぼ書き終えた。
 A4の縦書きで52ページ。
 どうどうの50分の芝居です。o(^o^)o


ジャニーズ元社長による性加害者問題
について記者会見が行われた。
あれでは物足りないという人が多いが、
私は応援しつつ見守りたいと思う。


  9/11(月) 『新作も顔は命』

 新作の全体のイメージは出来た。
 あとは観音様の顔である。

 日本人形だけでなく絵画においても顔
 が命! 旨い下手ではなく、他の作家
 が描かないような個性的な顔が理想的。

 残念ながら私には決まったスタイル
 がないので毎回、顔で苦労する。

 目を閉じるか開けるか、半閉じにしよう
 か。納得するのが描けるまで、下絵を
 何枚も描く。

 

 いっそのこと甲斐荘楠音のように
 妖怪のような顔にしようかとも考えた。

 でも、自分らしくない。

 何枚も何枚も描いては直しした。
 これだけ描いても、まだ決まらない。

 


バスケットボールW杯
アジア1位通過でパリ五輪決定おめでとう。
解説者の涙にもらい泣きした。 (ToT)


  9/4(月)映画『君たちはどう生きるか』

 原作は学生の頃に読んで感銘を受けた
 作品。宮崎駿監督が原作そのまま描く
 ことはないだろうと思ってはいたが、
 はたしてどう料理したのか?
 それを確かめたいと思い劇場に足を
 運んだ。ジブリ作品では『千と千尋の
 神隠し』以来となる。

 結果、
 原作とはまったく違う作品でした。(^_^;)

 お話は主人公、眞人(マヒト)の冒険
 ファンタジー。小説の映画版ではなく
 作中、眞人が読む本が『君たちはどう
 生きるか』だった。

 心配していた“お説教臭い映画”でも
 “哲学的で難しい映画”でもなかった。
 ジブリ映画特有のかわいい妖怪キャ
 ラクターが多数登場する、まさに宮崎
 ワールド全開の作品だった。\(^o^)/

 ただ疑問はふたつあって、

 ひとつは、
 あらすじも宣伝用の画像も公開せずに
 なぜ上映まで隠していたのか?
 これまでのジブリ作品と同じなんだ
 から何も隠す必要はないと思った。

 もうひとつは題名を、なぜ『君たちは
 どう生きるか』にしたのかということ。

 うーん

 久しぶりに宮崎ワールドを楽しめたの
 はプラスだが、この作品を他人にススメ
 るか?と考えたら、私はできないかな。


 点数 69点(残念1点足りず)



 * * * 以下、ネタバレあり * * *



 


 画面から伝わる情報量がすごく多い。
 オープニングの火事の場面では
 火の粉が舞うのがリアル!

 インコだのペリカンだのイボガエルだ
 のやたらといっぱい出てくる。
 しかも繰り返しではなく一匹一匹の
 動きが違うのでスクリーンの大画面で
 見ないと、その魅力は伝わらないだろ
 う。それとナツコさんの表情が色っぽ
 いんだ。惚れてまうヤロー�

 と、褒めるのはここまで

 まず観終わって素直な印象は、
 『ハウルの動く城』やん。←なぜか関西弁

 タイトルも『君たちはどう生きるか』
 ではなく『空から降ってきた城』とか
 『時代を旅する館』。『眞人と母の神
 隠し』とか『アオサギの涙』とか
 『魔界天生』とか・・・ なんでもイイ
 『君たちはどう生きるか』にはしてほ
 しくなかった。


 ところどころ理解できないものの、
 一応、筋は通っている。
 母を亡くした子が、後妻ナツコを追って
 異世界に入り込んでしまう。様々な
 冒険を経て最後には母さんと呼べる
 ようになったと。ラストは全員助かって
 ハッピーエンドになっているが、
 それがかえって宮崎監督らしくなくて
 素直に喜べない自分がいた。監督も
 年をとって丸くなったか(笑)

 眞人の孤独や嘘、嫌悪感などをもっと
 ハッキリと描いてくれれば、彼が異世
 界に引きずり込まれる意味がより
 強く感じられたかもしれない。

 お母さんが魔界出身とか特別扱いし
 なくて眞人の孤独と引きこもりから異
 世界に落ちていく方が良かったんじゃ
 ないかと私は思う。賛否あるだろう
 けど。


 『君たちはどう生きるか』
 このタイトルは内容とまったく合ってい
 ないとも言い切れない。主人公の眞人
 はナウシカやパズーのような純粋で
 前向きなヒーローではない。学校に
 行きたくないからと石で自分をカゲして
 不登校になる。(けど他人のせいには
 せず、ウソはついてないのが宮崎氏
 の良心か)眞人は人間的でジブリ作品
 にはめずらしい。

 彼は理不尽な戦争、義母との関係、
 目の前に繰り広げられる異世界と、
 様々な経験を乗り越えてすべての崩壊
 の先に、君たちはどんな「世界」を創る
 のか、的な。ね。

 宮崎駿監督も今年82歳。
 最後の作品は思いっきり自分のイマジ
 ネーションを広げて、誰にも文句を言わ
 れずに描きたいものを描く。という気を
 感じた。そして、それを守った鈴木プロ
 デューサーも偉い。

 先の、なぜ情報開示せずシークレットの
 まま公開したのか?に戻ると、
 ネットで調べてみたら、宮﨑監督の父は
 眞人の父と同じく航空機部品製造会社
 の役員をしていたそうである。そのため
 宮﨑少年は眞人と同じく戦時中も比較
 的裕福な暮らしをしていたそうで、眞人
 は監督自身といえよう。

 監督もこれが最後の作品となるが、この
 作品は自分自身の人生を重ねたパー
 ソナルな作品であって、他人に見せる
 ために作るものではない。だから予告
 編も宣伝もしないけど、それでも来て
 くれる人は見に来てください的な謙虚
 な心からしたのかもしれない。
 (宣伝費がなくなったとの噂もあるが)

 この作品を観終わって感じたのは、
 自分が寝てる間に見た夢のようなもの。
 夢の間中は奮闘したけれども、目が覚
 めたら記憶に残らない。今、こうして
 書いてるそばから作品の記憶がどん
 どん消えていくような気がする。

 つまり、この作品は宮崎駿監督が見た
 夢であり、宮崎駿の自由な幻想では
 ないだろうか。

 ならばタイトルも『こんな夢を見た』に
 すれば納得する。


 最後に、これは私の勝手な気持ちだが、
 チラシやポスターのアオサギの絵、
 あれは主人公の眞人が被るべきだと
 思う。そんな作品が私は見たかった。


毎日楽しみにしていた韓国の宮廷ドラマ
『イ・サン』が最終回が近くなってきた。
私が好きだった天才ホングギョンが亡くなって
愛しのソンヨンも亡き人に・・・悲しすぎる



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ここに書かれている内容は個人的な感想によるものです。
特に悪意はありませんし下心もございません。


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