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2/2(土)『ミス日本グランプリ決定』\(^o^)/ |
そもそも『ミス日本』は昭和25年の終戦間もない頃、アメリカへの親善大使役を決めるために行われた一度限りのコンテストだった。その後、18年のブランクを経て、昭和43年に大阪万博のPRをかねて復活したのが現在まで続いている。容姿はもとより健やかさや知性が求められ、日本女性の代表となりうる資質の持ち主が選ばれる。ちなみに第一回のグランプリは山本富士子さんでした。 歴代のミス日本のグランプリの中には現在活躍している人たちがいる。 第10回グランプリの伊比恵子さんは平成11年にアメリカアカデミー賞のドキュメンタリー短編賞を受賞して驚かせた。彼女は大学生の時にグランプリを得て、その後渡米して映画の勉強をしたそうだ。今でもアメリカアカデミー賞の授賞式のニュースが記憶に残っている。 第20回グランプリはゴージャス姉妹で騒がれている叶美香さん、当時は本名の玉井美香で出場し栄冠を獲得した。平成4年の第24回ではタレントの藤原紀香さんが受賞。ということで、受賞者のその後の活躍もなかなかのものである。 ミスコンバッシングが広まる中、無意味で客寄せ的なミスコンは必要ないけれど、伝統や格式の高いものはぜひ残していただきたいと思う。健康的で美しい才女が受賞をきっかけとして、日本に、そして世界に羽ばたいていく姿を見ていると元気が出るものだ。(ただしヌードで有名になるのだけはやめてほしい) |
2/4(月)『ガソリンのセルフサービス』 |
ところが、商魂たくましいというか、100メートル離れたところに従来型のサービスマンがいるスタンドがある。普通なら92円で営業したいだろうが、対抗して1リットル88円で営業していた! いやあ、消費者は助かるが、こうあからさまだと、ちと哀れな気もするな。 |
2/6(水)『巨匠マリオバーヴァ』 |
フィルムセンターとは、東京国立近代美術館フィルムセンターのことで、国立近代美術館の映画部門として開設された日本と外国映画の芸術性に優れた作品、歴史的、資料的価値の高い映画フィルムを収集して上映している施設である。現在は昨年11月からはじまったイタリア映画大回顧展をしており、ロッセリーニ、デ・シーカ、フェリーニ、アントニオーニなどイタリア映画の巨匠の作品が日替わりで上映されている。 さて、「血塗られた墓標」だが、タイトルの通り恐怖映画である。監督のマリオ・バーヴァは、「サスペリア」のダリオ・アルジェント、「地獄の門」のルチオ・フルチ監督の元祖ともいうべき人であり、イタリアンホラーの伝統芸を確率した人である。今回の大回顧展の巨匠たちにマリオバーヴァを入れたのはフィルムセンターの懐の深さを感じてしまう。 この「血塗られた墓標」はマリオ・バーヴァの初監督作品であり、1960年のモノクロ作品です。話しは田舎町にやって来た医者が、偶然2世紀前に処刑された魔女を復活させてしまうというもの。現代のように特種メイクやCGなどないものの、神経を逆なでするような効果音と光と影を使った演出で当時のホラー映画を堪能できる。扉を開けて悪魔が襲ってくる場面では、扉の取っ手のクローズアップをはさむなど、サスペリアを思い浮かべるカットもあり、その後の監督に与えた影響が分かり、イタリアンホラーの原点を見るようだった。 サービス精神旺盛な近年の映画に見慣れているので、ゆったりとしたリズムに退屈を感じるものの、ニュープリントの画面がきれいで、モノクロのゴシックホラーを劇場のスクリーンで鑑賞するのも味があってなかなか良いもんだと思った。ちなみに平日の18:30からの上映を観たが、310席ある場内はほぼ満席というのに驚いた。世の中好きな人はいるんだね。(中には内容を知らずに来たであろう年輩の方々もみうけられた) |
2/9(土)『シンガポール料理』 |
今回は他では食べられない特徴的な3品をご紹介しよう。 『会飯(ウイハン)』(玉子チャーハンの五目あんかけ) 『チャオセンレク』(細平ビーフンのタイスタイル炒め) 『バクティ・ライス』(骨付き豚肉入り薬膳スープとライス) 8年前のことだろうか、その年の夏は異常気象で梅雨のような曇り空が多く、冷夏とともに稲が育たなくて米の収穫不足に陥った。そこで政府の対策で東南アジアからの輸入米が出回ったことがある。その時生まれてはじめてタイ米を食べることになったが、細長くてスカスカの歯ごたえのなさが口に合わなかった。タイ米と日本米とブレンドした『ブレンド米』が流行ったのが懐かしい。この店はすべてタイ米です。タイ米を味わい方はぜひ来てください。ランチタイムはフリードリンクがついてお得です。 |
2/11(月)『気分はすっかり“アメリ色”』 |
この映画の魅力はなんたって主人公のアメリのキャラクターだ。演じているのは新人オドレイ・トトゥ。彼女なくてはこの映画がなりたたないぐらいのはまり役。誰でも心の中ではイヤな奴にはいたずらしてギャフンと言わせてやろうとか思うでしょ、それを実行してしまう女の子。しかも、そのいたずらが半端でない。スパイ大作戦(たとえが古い)を思わすプロ級のテクニックを持っている。これは必見です。(爆笑もの) アメリは自分のように内向的な青年ニノ(駅前のスピード写真機のまわりに落ちている(他人の)証明写真を集めているコレクター)に想いを寄せる。対人恐怖症のアメリは彼を振り向かせることができるか、恋の大作戦がはじまった…。 キャラクターとストーリーもさることながらフィルターワークとデジタル技術で作り込んだ映像が美しく、作品の舞台は現代なのにシュールなおとぎ話を見ているようだ。それに忘れてはならないのがヤン・ティルセンの音楽。アコーデオンとマンドリン、おもちゃのピアノ、メロディカなどの素朴な楽器を使ったキュートなメロディーが心地よい。 ラスト、ガラス男さんの「アメリや、お前の骨はガラスじゃない、人生にぶつかっても大丈夫だ。もしお前がこのチャンスを逃したらやがてはお前の心はわしの骨のように乾いてもろくなってしまうだろう」。この言葉はアメリだけでなく、私を含めて人と向き合うのがへたで不器用な者たちへの力強いメッセージとして受け取られた。 本日の映画 98点! グリコのオマケのようなオモチャ、虹色のビー玉、ブリキの玩具のようなエピソードがたくさん散りばめられていて、まるでおもちゃの缶詰の様な作品。それぞれがちょっとずつ楽しくて、ちょっとずつ意味があって、ちょっとずつ哀しい。でも、すべて大切な宝物。 今、私の部屋にはアメリのチラシを飾り、本箱には「アメリのしあわせアルバム」というオフィシャル・ガイドブックが、そしてヤン・ティルセンの音楽が流れている。 気分はすっかり『アメリ色』。 |
2/13(水)『コラボCM』 |
CMの場合特に目立つけど、身の回りにもコラボが増えてきた。私も使っているNTTDoKoMoのシグマリオン。これはNTTとゼロハリバートン(アタッシュケースの会社)との合作です。またM.i.xが販売しているモモリカちゃんという人形もSo−netとタカラのコラボである。確か『Will』という名を数社が共同で使っていたこともあったっけ。 でも私は最近のコラボCMにどうも感心しない。というのは先の永瀬のCMもそうだけれど、見てて何のCMかすぐにわからないんだ。先のCMも見終わっても役者しか目立たず、宣伝している商品が記憶に残らない。はたして企業側はそれでいいのだろうか。(見る方が心配することもないのだが) 本来コラボは互いの長所を重ねて相乗効果でよりよいものにしようという発想からきているものだけど、インパクトがないからとか予算がないから共同制作するというような安易な発想から使ってないだろうか。 企業が思っているほど一般の人はコラボに魅力を感じていないかもしれない。 |
2/16(土)『地獄の黙示録・特別完全版』 |
今から22年前の有楽座でのプレミア上映、その後一般公開の35mmバージョン、それにLDにDVDにとこの作品は何度も観てきました。それだけ好きな作品です。でも私は旧作のことを『愛すべき失敗作』と呼んでいた。それはオープニングの<ジ・エンド>から<ワルキューレの騎行>によるヘリコプターの戦闘シーン、プレイメートの慰問ショー<スージーQ>など、ベトナム戦争を体感できるスペクタクルとして大好きなんだけど、クライマックスにマーロン・ブランド演じるカーツ大佐が出てきた途端に映画としての魅力がなくなってしまう。そういう意味で『愛すべき失敗作』と私は呼んでいたのだ。 ところが、今度の特別完全版(再編集版)を観てぶったまげた、53分もの未公開フィルムを復活させたことによって作品の印象がガラリと変ってしまったんです。はっきり言ってすばらしい、旧作で感じていた失敗作という印象はまるで消えてしまいました。 旧作では登場人物の描き方が表面的で感情移入がなかなかできなかった。特に主人公のウイラード大尉はプレイメートの慰問ライブでもニコリともせず彼がどういう人間か捉えにくかったが、今回はサーフィン狂のキルゴア中佐の目を盗んでランスと一緒にサーフボードを盗んで逃げ出したり、しかも木陰に隠れて必死になって探しているキルゴアを笑っているという今までなかった人間味をのぞかせている。これで彼に親近感がわき、ウイラードの体験に感情移入しやすくなった。 前作は男しか出てこない荒削りでトゲトゲした作品から『ベトナム戦争の狂気』しか感じられなかったが、新バージョンではベトナム戦争を通して『戦争』そのものに対する欺瞞や矛盾が浮き彫りになり、「人を殺しておいて死ななければ病院につれていくこと」や「爆撃機の機体に“fuck”と落書きするのはワイセツで許されない」とか「戦争中なのにスパイと称して人を殺して殺人罪に問われる」という、戦争の『モラル』とはいったい何か? この欺瞞に満ちた世界、コッポラが描きたかったものがようやく理解でき、それまでの『ベトナム戦争の狂気』から『人間が持っている狂気性』を感じることができた。 今回の大きな追加シーンとなったフランス植民農園は、前バージョンに見慣れたのか、いささか違和感を感じるが、未亡人がウィラードに言う「あなたは二人の自分を持っている(だっけ?)愛する自分と殺す自分」のセリフによって、川を遡るに従ってカーツ大佐と同化しはじめている自分に気付き、クライマックスで狂気一歩手前でとどまることが出来た理由がはっきりした。 本日の映画 98点! カットしていたシーンを復活させただけにとどまらず、全編にわたって手を加えたせいで作品の質が高まり内容が深まった。この映画は「2001年宇宙の旅」と共に20世紀を代表する大作に昇華したと思う。もう大絶賛! −2点は画質が悪いこと。私が観たプリントは現像ムラやネガキズがあってとても新作とは思えなかった。日本に来ているのはオリジナルネガからコピーした曾孫くらいにあたるのだろうか、DVDに見慣れたせいかもしれないが、いかんせん汚すぎる。 |
2/19(火)『ブッシュ大統領来日』 |
大統領は18日、明治神宮で流鏑馬(やぶさめ)を鑑賞し、夜は庶民の味を楽しみたいと小泉首相と居酒屋「権八」で食事をしたそうだ。 あるニュースで小泉首相がブッシュ大統領に絵をプレゼントしていた。それは流鏑馬(やぶさめ)をしているブッシュの似顔絵である。由緒ある日本画でなく、なぜ、似顔絵なんだろうと疑問に思っていたら、TBSの「ニュース23」でくわしく紹介していた。プレゼントした絵は山藤章二さんが描いた似顔絵とのことでした。山藤さんも突然の依頼を受けて慌てて描いたそうで、弓にひもを描くのを忘れそうになり、額に入れてから気がついて慌てて描き足したそうである。 あの絵はその日に鑑賞した流鏑馬の記念の意味もあるが、山藤さんのコメントによると、ブッシュ大統領を流鏑馬の『武士』にたとえて、『常時武士(ジョージ・ブッシ)』のシャレなんだって。ざぶとん一枚。 |
2/21(木)『回転寿司占い』 |
まずホームページを開けると目に飛び込んでくるのは12種類の寿司が皿に乗ってくるくる回っている。この中から食べたい順に5つを選んでクリックし、『占う』ボタンを押そう。すると、あなたが『何型人間』かを判定し、「恋愛観」、「金銭感覚」、「出世願望」、「家庭観」、「理想とする人間像」の性格診断ができるというものだ。 ちなみに私は『イクラ人間』だった。(笑) 性格は「私生活と仕事の線引きをはっきりしたい人」。「恋愛観」は、いったん恋に落ちるとその人のことが忘れられない情熱家だと、フムフム。「金銭感覚」は、衝動買いが多く、でも、その時買ったものはハズすことはない。「出世願望」は、普通の人が思いつかないユニークなものの考えができる人…など、結構当たっているところが馬鹿にできない。 この『回転寿司占い』をする時の注意は、好きなお寿司の順ではなく、あくまでも食べたい順でクリックすること、みなさんも挑戦してみてはどうですか? (このページに行ったら『占う』ボタンを押そう) |
2/23(土)『うなぎ三昧』 |
<本日の料理> 鰻茶漬け 600円 新橋にはうなぎの名店がいくつかある「大和田」「宮川」「登亭」・・・、予算があればそれだけお美味しいものが食べられるのは当たり前。けど、ちょっと一杯という感覚では気軽に入ることは出来ない。 新橋の烏森口(からすもりぐち)を出て、西新橋商店街を行った露地裏にひいきにしている店がある。店名は「ささき」。それこそ鰻の寝床のように奥に長い店でカウンター越に大将が鰻をさばく姿を見ながら食べられる。私のオススメは夜の『串焼きセット』。上にも書いたとおり、鰻の串焼き5本と野菜焼き2本(計7本)とお酒(もしくはビール)がついて1500円(税込)。ひとりで軽く一杯にちょうど良い。 串焼きはまず頭(かしら)焼きから出てくる。これはその名の通り鰻の頭(4匹分)をこんがり焼いたもの。カリカリに焼かれて小さくなった頭を食べる、ちょっと骨っぽくて苦みがあるがそれは辛口の日本酒にピッタリ。 串焼きセットだけだと物足りないので、鰻茶漬け(通称「うなちゃ」)を注文した。名店で注文すると1000円から1200円くらいするが、ここは600円。焼いた鰻の切れをのせてダシ汁をたっぷりとかけてわさびと合わせてサラサラ食べる。全然くどくなくてさっぱりとした風味。食べ終わった後、ほ〜と、ため息つきたくなる癒し系の料理だ。 以上まとめて消費税込みの2100円、もう大満足です。 |
2/26(火)『ソルトレーク五輪閉幕』 |
始まる前は同時多発テロの後でもあり、その暗い気持ちを払拭する意味にも、すばらしい競技、演技を望んでいた。ところがふたを開けてみると、こちらの思いはよそに、審判の採点、判定に様々な疑惑を感じ後味の悪い大会となってしまった。 そのもっとも象徴的だったのがフィギアスケート男女ペアだろう。わずかながらミスをしたロシアペアが1位で、まったくミスのない完璧な演技をしたカナダが2位になってしまったのだから。その後の調査でフランス人審判の不正が発覚し、オリンピックとしては異例のロシアとカナダの2組が金メダル受賞となった。 また、私が楽しみにしているショートトラックでも疑惑の判定が起きた。まず17日、ショートトラック男子1000m準決勝にて、1組に出場した寺尾悟は1位でゴールしたものの反則で失格。決勝進出にはならなかった。 ショートトラックは狭いトラックのぎりぎりのところでの競い合いなので、身体がふれたり転倒したりは当前の世界だが、それだけ難しい競技だからこそビデオによる判定とか、厳密な審査が望まれる。個人的にはVTRを見る限り両者共に故意による不正は行っていないと思う。特に韓国の金に関しては、前を走っている者が後ろに道を譲るわけはなく、まったく不正は感じられない。ただ、2位につけていたのがアメリカの人気選手だったことと、オーバーアクションで観客をあおったことが功を奏したとしか思えない。 オリンピックウォッチャーを自称する身でありながらも今大会は乗り切れなかった。やはり4年前の長野で頂点に達したというか、自国開催と比べると熱が上がらない。それに選手層もちょうど新旧交代時期の感じがあり実力がパッとしない。結局、銀1銅1(メダルがすべてではないが)というのもある意味仕方がないと思う。またマスコミの異常なまでの過熱ぶりには辟易してしまう。特に一部の番組では学生のりで騒ぎまくっているのが気になった。サマランチ会長もしりぞいたことだし、オリンピックも転換期に来ているといえよう。 ともあれ、審判の判定に疑問を抱き、日本人選手の不振とマスコミのはしゃぎぶりに、ソルトレークはちょっと寒(さぶ)い五輪だった。 |
2/28(木)『ミヒャエル・ゾーヴァの動物画』 |
それは映画「アメリ」で主人公アメリの部屋に飾られていた動物の絵だ。ひとつはダチョウの頭、もうひとつはカラー(病気の時に付けるもの)を巻いた犬の顔だ。すばらしい絵ではないが、かといってヘタでもない。味があるというか、何かもの言いたげでとても気になっていた。 偶然、横浜の本屋(有隣堂)を眺めていたら、ポストカード展をやっていた。「ミヒャエル・ゾーヴァの不思議な世界」と題されたカードの中に、あの特徴的なダチョウと犬が売っているではないか。ヒデキ感激! 画家の名前はミヒャエル・ゾーヴァ。ドイツのベルリン生まれで、動物の絵を使った風刺画や絵本の挿し絵を描いている。代表作は「ちいさなちいさな王様」(アクセル・ハッケ作)、「キリンと暮らすクジラと眠る」など、また「ゾーヴァの箱舟」という画集も出ている。 「ゾーヴァの不思議な世界」展には、ゾーヴァのポストカードが2、30枚くらい販売していて、私は8枚も買ってしまった。どれもキョトンと目を丸くした動物たちが描かれていて、ひょうきんな絵とやわらかいタッチが気分を癒してくれる。 ちなみに先のふたつの絵にはタイトルがあって、「映画ガチョウ」「病気の犬」である。だから何だということではないが、タイトルを知るとますます気になるのだった。 ![]() 「ミヒャエル・ゾーヴァの不思議な世界」3/12まで 有隣堂ルミネ横浜店 |
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