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ひとりごと2009年9月

 ここは私の独り言のページです。展覧会や映画の感想から、日頃思ったこと、感じたことを不定期的にアップしていきたいと思います。お付き合い下さい。



 9/28(月)『映蔵.com』


 私が務めている日映科学映画製作所は10月に創業58年を迎える文化・記録映画の老舗会社である。

 過去の作品を倉庫にしまっておいても何の価値も生まれない。そこで、文化・記録映画の発展も考えて、映像の蔵として「映蔵」(えいくら)ページを立ち上げました。

 昔の映画は、現代の若者たちには新鮮で新しく、おじさん・おばさん世代には懐かしく感じると思います。まだまだ数点しかありませんが、58年間製作してきた多くの作品の中から、スポンサーの権利関係がとれた順にアップしますのでご覧ください。

 まずは今年2月に亡くなられた、教育映画として日本初の女性監督・中村麟子さんの特集をします。女性が男性に混じって仕事をするという考えが浸透してない時代に、活動しながら教育映画の基礎を築いた監督です。以前は時々会社に寄ってくださり、私も少しだけお話ししたことがあります。ベレー帽が似合う、とても品の良い素敵な方でした。

 タイミングよく、25日(金)の朝日新聞16面に「科学映画 守って生かして」という文化・記録映画についての記事が載ってます。日映科学映画製作所も出てますのであわせてご覧下さい。


http://www.nichieikagaku.com/eikura/

今年は9月19日(土)から23(水)まで5連休。
敬老の日にかけてシルバーウィークだって。
次の大型連休は6年後だそう。

 9/24(木)『新作塗り始め』


 11月の展覧会に向けて描きはじめたのは、以前、ひとりごとで下書きを紹介してきた作品ではなく、2年前に描き初めて挫折し、2度も書き直した作品にした。だからこれが3度目の正直となる。

 まず机の上に新聞紙を敷いて角材を横にし、その上にキャンバスを斜めに寝かせて描くのが私のスタイル(写真左)。細部を描くときは板を横に敷いて手をつきながら描く。写ってないが左奧に出窓があって、光は左前方から射し込んでくる。私は右利きなので、右から光が入ると筆先に手の影ができて見にくいのだ。

 キャンバスのすぐ横には、小学校で使うような黄色の筆洗いを置き、パレットは、面を塗るときは絵皿を使うが、普段は紙パレットを使っている。アクリル絵の具はすぐ乾くので、陶製の物だと洗うときが手間がかかる。だから破って捨てられるのでとても楽なんだ。パレットの手前には、机の1段目の引き出しを出して、白い板をわたして絵の具置き場としている。ここにはパレットに出した絵の具だけを置くようにしている。絵の具が足りなくなった時にすばやく同じ色を作れるようにしたいからだ。

 机の右にはミニワゴンを置き、筆立てやティッシュ置き場としている。筆立てに使っているコップは100均で買ったアクリル製のコップ。アクリルコップは落としても割れにくいし、ポップな柄がきれいで気に入っている。ワゴンの2段目の引き出しの上に、これまた板を置いて、今日使うであろう絵の具を並べている。


キャンバスの上に板を置いて、手を板につきながら描く。
この板はパイン材でやわらかくて手触りがいい。


右側には筆立てと絵の具を並べ、すぐ色を選べるように
している。 ここに並んだのは手持ちの絵の具の半分だ。

  関連記事 8/20『ジェッソ塗りスタート』


軒下に巣を造っていた蜂の子が産まれた。
今はじっとしているけど、何だか恐い。
ようやく赤いヒガンバナが咲いた。

 9/22(火)『レトロな街・門司港』


 6月に九州の門司港へ行った。(もう、随分前のことに思えてならないが)

 門司港は、かつて貿易港として繁栄し、街には当時に立てられたレンガ創りの倉庫や建物が多く残っている。その代表が門司港駅。駅舎は大正3年にネオ・ルネッサンス様式の木造建築であり、国の重要文化財に指定さている。いまだにホームの柱は鉄製で、傘をかぶった裸電球が下がり、フランス映画の「終着駅」を思わす情緒あふれる駅となっている。

 みどりの窓口は「切符売場」と右から読みの看板があり、駅前の公衆電話も屋根がついている。その脇に「悪書追放」の白いポストがある。これもまたレトロアイテムのひとつだ。

 もと九州鉄道本社を利用してつくられたのが、隣接する「九州鉄道記念館」。SLや実物の車両が展示されている。が、私が行った夜7時にはもう閉館していた。看板を見ると、夕方5時閉館のようだ。夕方5時は早すぎでしょう。

 この日は栄町銀天街の鶴亀という居酒屋で魚料理に舌鼓を打った。飲んでいる途中で「お客さん、これサービス」と、山芋の太刀魚巻きを出してくれた。うまい


門司港の駅舎は大正3年に建てられ、
昭和63年に国の重要文化財として指定されたそうです。


みどりの窓口は「切符売り場」のレトロな
看板がある。


九州鉄道記念館
閉館後なので鉄格子の中の機関車となり残念


電話ボックスにも駅舎の屋根が。
そのとなりに悪書追放の「白いポスト」が今もある。


 9/19(土)『第45回神奈川県美術展』


 すがすがしい秋晴れの日がつづいている。
 職場が横浜にあり、昼食タイムに山下公園を散歩できる。

 神奈川県民ホールギャラリーで「第45回神奈川県美術展」が20日までひらかれている。神奈川県美術展は公募式の総合美術展、新人作家の育成を目的に開催されたものだ。入賞入選作品431点が2回にわたって開催されている。入場無料

 県の公募展なので、出品者は老若男女様々な人達、そしてバラエティーに飛んだ作品群である。だらだらと大作がいっぱい飾られている某公募展よりも、ずっと明るくさわやかな印象を受けた。

 個々に思うことはいろいろあるが、作品の撮影が出来ないので、美術展を総評すると、平面よりも立体作品の方が面白かった。しばらく仕事一辺倒だったので、いい刺激になった。

 さて、今日からのシルバーウィーク、残念ながら今日は仕事だが、明日から作品制作に勤しむとしますか。やるぞーっ

 そうそう、今、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで「ベルギーの幻想美術館」をやってるんだよね。Bunkamuraギャラリーで「万華鏡展」もしてるし行かなくちゃ。



 9/16(水)『秋空のもと新内閣発足!』


 仕事で警察庁と国土交通省、法務省に行くために霞ヶ関へ行った。

 ついでに、今日、民主党・鳩山政権発足にわく国会議事堂を見に行く。

 私が行ったのが14時過ぎ、報道陣がいるかと思ったら予想外に閑散としていた。ちょうどこの頃、衆議院本会議場では総理指名選挙が行われている最中だったらしく、初登院のごたつきは午前中にすべて終わっていたらしい。

 そこで議事堂をパチリ。

 逆光で暗くなってしまって見にくいが、正面玄関の『開かずの扉』が開いている。この扉は、普段、国会期間中でも閉じたままで、開くチャンスはただ2回。今日のような新内閣発足で初登院の日か、天皇陛下が来た時だけらしい。つまり、今日のこの写真はめったにないお宝映像なんである。(といっても喜ぶ人はいないだろうけど)

 さて、国民の期待を背負って誕生した鳩山政権、まずは期待して見守りたいと思うが、どうだろうか。


議事堂は皇居のある東向きなので午後は逆光になってしまう。
そのため『開かずの扉』が開いてるのがよくわからない。残念

  関連記事 2007.8/4(土)『自民惨敗、民主圧勝!』



 9/12(土)『私の恋愛映画ベスト5』


 秋になって切なくなっているところで、先週のスマ・ステーション(毎土夜11時 テレ朝放送「SmaSTATION!」)で「何度でも見たい!恋愛映画ベスト15」を紹介していた。

 「恋愛映画」って、よくジャンル分けするけれど、世の中に流れている映画はほとんど恋愛映画でしょ。007シリーズだってそうだし「男はつらいよ」だってそうなんだから。 では番組で紹介していたベスト10を小林克也の声を想像しながら読んでください。

 「SmaSTATION!が選んだ恋愛映画ベスト10」
  1.タイタニック
  2.ゴースト/ニューヨークの幻
  3.プリティ・ウーマン
  4.シザーハンズ
  5.トップガン
  6.愛と青春の旅立ち
  7.ロミオ&ジュリエット(デカプリオ版)
  8.Mr.&Mrs.スミス
  9.セックス・アンド・ザ・シティ
 10.マディソングンの橋

 という結果。 恋愛映画嫌いな私でもベスト10のうち7本も観ていた。

 スマ・ステーションをよく知らないので、誰を対象にアンケートしたのか? それとも番組独自の視点か? 若いのか若くないのか、よくわからない結果に 異議あり!!

 ゴースト…は「天国から来たチャンピオン」という映画の焼き直しで、もとの方が良いと思うし、ロミオ&…はデカプリオ版よりも断然、オリビア・ハッセー版がよく、オリビア・ハッセーの、あの笑顔は永遠のスマイルとして映画博物館に残してほしいくらい。「プリティ・ウーマン」は女性軽視に感じて嫌いな作品だし、「Mr.&Mrs.スミス」は恋愛映画に入るのか? 
 だったら「恋しくて」「旅情」「卒業」「麗しのサブリナ」「アパートの鍵貸します」「ローマの休日」「道」「カビリアの夜」「或る世の出来事」「ひまわり」「男と女」「シェルブールの雨傘」「愛情物語」(恋愛じゃないかもな?)「ベニスに死す」(あっ、これは男の恋愛?)
 それに「サウンド・オブ・ミュージック」はみんなファミリーミュージカルと思いこんでいるけれど、よく見直してください、実は正当な大人の恋愛映画なんだよ。

 ということで、文句ばかり言うでなく、私が選ぶ恋愛映画ベスト5をあげてみた。

 「喜翔が選んだ恋愛映画ベスト5(10本あがらなかった…)」

 1.赤い天使
  (従軍看護婦の話し。戦場での生と死の世界でくりひろげる恋愛映画!増村保造監督&若尾文子主演の問題作。
   これ観たら、いろんな意味で驚きます)

 2.白昼の決闘
  (1946年のグレゴリーペック主演のアメリカ映画。恋愛を通り越して愛憎劇になってしまう。凄惨なラストを観て!)

 3.清作の妻
  (純粋に一途な「愛」の物語…。 愛とはこのことでしょう。これも増村&若尾作品)

 4.徳川女系図
  (東映時代劇、大奥の裏側を豪華絢爛セットで描く奇妙奇天烈な世界。B級映画監督・石井輝雄の作品。
   ラストでピュアな愛に触れて思わずホロリと泣けてくるのは私だけだろうか?!)

 5.フリークス
  (健常者と奇形者の叶わぬ恋。イギリスでは30年もの間、公開禁止だったそう。納得)

 SmaSTATION!に比べると断然、面白いと思うんだけどな。フツーの恋愛映画に飽きた人には絶対オススメです。
 こんな映画選んでいるからいつまでも結婚できないんだよ。 バキッ(。。 )☆\(--;)

 

 ※追伸、後でネットで調べたら、スマ・ステーションの「何度でも見たい!恋愛映画ベスト15」はアメリカ・ハリウッド映画に限定されてたんですね。今度フランス映画もやってほしいです。


朝晩めっきり涼しくなりました。
体調くずさないように注意しましょう。

 9/9(水)『空しいなあ…』


 はあ〜 空しい…。

 帰社途中、横浜の街を一人歩きながらそう感じた。

 仕事は不況の影響を受けて少なくはなったけど、そこそこ忙しく、普段、一般の人が行くことのできないところに行くことができたり、仕事以外では、yamato50という市民サークルに参加して、映画の上映会や演劇発表に参加して、11月の作品展を目指して準備していく中でトラブって悩んだり笑ったり…。

 端から見たら充実した人生を送っているように見えるだろうけど…、

 みんなで楽しくお酒を飲んだ帰り道、ぽつんと一人になると、 はあ〜 空しいなあと感じる。

 空しいというか、寂しいんだな。

 深夜、駅から家への帰り道、 遠くでフクロウが ホッホー ホッホー と鳴く声が聞こえ、ポトン、コロコロコロと、どんぐりの実が落ちてトタン屋根の上をころがって道端にポトリと落ちる。

 はあ〜 寂しい…。

 秋になると時々、こんな気持ちになる。



 9/6(日)『横浜スタジアム見学』


 いやあ、"ベイ"は相変わらず弱いね。

 そんなベイスターズだが、私は毎年1度は横浜スタジアムに行っている。今年は8月4日のヤクルト戦に行った。しかもスタジアム観戦ツアーに参加することになり、普段は行くことができない球場の中に入ることができた。ラッキー

 まずはグラウンドに降りて選手の練習を間近で見学。人工芝はちりぢりと細かいカールになっていて毛足は短い。これならボールがイレギュラーすることはないだろう。実はスタジアムができてすぐのころ、一度降りたことがあるが、その時は毛足の長いふさふさの芝で足下の安定感に欠けていた。今の芝は感触がとてもいい。

 ベンチはプラスティックの固いものだと思っていたら、ラバー製でクッションがあり心地いい。これは楽だ。

 バッティング練習を終えた選手が目の前をよぎってダッグアウトに帰っていく。「お疲れさま」と声を掛けたら金城選手だった。その金城選手がこの後の試合でホームランを打ってくれたが、それは私が声をかけた効果だと思っている。バキッ(。。 )☆\(--;) 関係ないわ!

 ということで、球場ツアーは楽しかった が、 その日の試合はまた負けてもうた。 やっぱベイは弱いねえ。


一度、グラウンドからスタンドを見上げてみたかった。
夢がかなった瞬間!


TBS、TVKなど、報道陣が練習風景を取材している。


グランドに立つ。これで2度目。


人工芝は毛足が短くなり、以前より固くなった感じ。
プレーしやすいと思う。


バッティング練習の順番を待つ村田選手
画面左に佐伯選手が。


選手の練習をベンチからながめてしまった。贅沢だ。


ダッグアウト通路に、試合後の監督インタビューで使われる
背景ボードがある。いつも見ている場所だ。


特別にブルペンも見学した。以外と広かった。

青い枠がついている写真はクリックすると拡大写真が見られます。
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 9/2(木)『関内の利休庵』


 浜松町に会社があったときはそば屋が近所に多くてよく食べていた。ところが関内に移ると、会社の近くに美味しいそば屋がない。と、嘆いてたら見つけました。JR関内駅のすぐそばに。(←ダジャレじゃない!)

 お店はビルの一階にあり、昭和22年創業の店内は品があって掃除が行き届いている。

 そばを注文して待っていると「どうですか?」と店員が雑誌を出してくれる。サービスがいい。

 今回注文したのは「冷やし夏野菜そば」、とにかく写真を観てください。野菜たちがこちらを向いて「こんにちは」をしているじゃありませんか。きれいすぎてしばらく観賞したくなりました。

 見た目だけではなく味も良く、そばは細くてコシが強くしゃきっとしてる。さっぱり甘めのつゆに、スイカ、にんじん、とうがん、なす、しいたけ、ハス、ごぼう、さといも、いんげん… 大きくぶつ切りの野菜はどれも素材の味を活かして美味しい。

 しかも、そば湯が南武鉄瓶に入ってやってきた。ずっしり重い。

 粋を感じるお店でした。


「冷やし夏野菜そば」1200円 その価値ありっ!


そば湯が南部鉄瓶に入ってくる。渋いっ。(写真は携帯で撮影)

利 休 庵
神奈川県横浜市中区真砂町2−17 利久ビル 045-641-3035



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特に悪意はありませんし下心もありませんので、なにとぞご了承下さい。


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