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ひとりごと2007年8月


 8/29(水)『飲み比べシリーズ5「エチゴビール」』


 残暑が厳しいザンショ。連日35度を記録する酷暑が続く。夏といえばビール、ひさびさに飲み比べシリーズをしましょう。イエーイ。\(^o^)/

 今回は『エチゴビール』です。
 『エチゴビール』は日本で最初に造られた”地ビール第一号”で、場所は名前の通り新潟の越後。そのまんま越後をとってエチゴビール。

 エチゴビールは、その丁寧な作りと味から一部マニアの間で有名なビールなんです。ただ、生産量が少ないため取り扱っている店が少なくて関東ではなかなか手に入らない。私が『エチゴビール』のを知ったのは銀座の画廊のオーナーからである。それから一度は飲んでみたいと思っていたら、意外なことに自分の会社の隣にある「名酒センター」(浜松町)で売ってるじゃありませんか。調べてみると、ビックカメラでも扱っているそうだ。が、在庫は薄く、すぐ品切れてしまうようだ。

 前置きが長くなったが、そのエチゴビール4種類を飲み比べてみよう。

■ピアブロンド(白ラベル)
 かなりホップが効いて苦みがある。酸味はほとんどない。地ビールらしいエール酵母のフルーティーな香りがするけれど、銀河高原ビールのような鼻につくほどのイヤな香りではない。とても飲みやすい。

■ピルスナー(金ラベル)
 チェコのアロマホップを使用しているそうで、こしひかり(銀ラベル)よりもビールらしい。やはりこれもクセがなくて飲みやすいため、うるさ型の人だとビールらしくなくて物足りないかもしれない。

■こしひかり(銀ラベル)
 全国第一号の地ビールがこれ。麦芽とお米のコシヒカリに水を使って仕込んだビール。口当たりがまろやかで、まさに、日本酒のよう。ホップの香りも少なく苦みもさほどない。これは飲んだ人が必ず感じるであろう、まるで日本酒のようなビール。なめらかな口当たりで、本当にこの表現しかない。日本で販売されている既製のビールが嫌いな人には最高でしょう。逆に苦みの好きな人には物足りない味だと思う。

■スタウト(黒ラベル)
 飲んで感じるのは、こいつは本物だという深いコク。黒ビールの本場、ドイツのギネスのようなベルベットな、なめらかな泡がたちとコクのある味わい。ホップが効いてて味わい深い。これ、本当にギネスにそっくり。でも、ギネスのどろっとした食感はないので、こちらの方が飲みやすくて好きだな。これ一番かもしれない。

 いずれにしてもエチゴビールは”日本酒のようなビール”という表現がぴったりで、ビールの苦みより味わい深いまろやかさが特徴である。大手メーカーの苦いビールが嫌いな方には超おすすめです。

左から、ピアブロンド(白ラベル)、ピルスナー(金ラベル)、こしひかり(銀ラベル)、スタウト(黒ラベル)

 関連記事 2002/8/17『飲み比べ4「残暑にガラナ」』


雨戸を閉めていたら、突然
セミが飛び込んできてビツクリ。

 8/20(月)『キスリングの女性が好き』


 キスリングの描く女性が好き。

 キスリングの女性は、モディリアーニより人間らしくて、デルボーよりも表情があって、ロセッティよりもか弱く、バルテュスよりも聖女である。

 お人形のようなかわいらしさ、童顔にクリクリした目。人形でいうとバービーよりもリカちゃんの方が近い気がする。ヌードの女性像もあるが、身体は大人だが顔は童顔というアンバランスさが、これまた魅力的。

 キスリングの女性は目。
 三泊眼のトロンとした空を見つめる目に引きつけられる。

 憂いをおびた表情、花にたとえるとユリのような清純な顔。作品全体を構成している色も忘れてはならない。

 エコールド・パリを代表するキスリングは、ピカソ、ブラック、モディリアーニらと親交を深め、当時流行したキュビズムの影響を受けた作品を多数描いている。本人はキュビストではないと言っているそうだけど、作品群を追うと、かなり影響を受けていたのがわかる。そういえばどことなくモディリアーニの作品と似ているのはそのためだろうか。モディリアーニはキスリングの一番の親友で、同じモデルを一緒に描く仲だったらしい。そういわれてみれば、描く女性のポーズがモディリアーニの絵と同じなのにはじめて気が付いた。

 うーん、常日頃思っているのが、私の絵の不満なところは、女性の顔の部分。魅力無いんだよなあ。キスリングのように独特でかわいらしい顔が描けるといいんだけど。まだまだ修行が足りん。

 

 キスリング展
 横浜 そごう美術館(横浜駅東口 そごう横浜店6階)
 2007年 7月26日から8月26日まで 


ひえ〜、暑い。 (@_@;)A アセアセ・・・
仕事でよく行く、群馬県の館林市で気温が40度を記録した
そうだ。いつまで続くんだこの暑さは、勘弁してよ。

 8/11(土)『映画「ダイハード4.0」ご都合主義のオンパレード』


 何だかなあ。
 私が好きなのは1作目のような、密室でのスリリングな展開と男の友情ドラマが好きなのに。予告編を見て心配した通り、ただの痛快アクション映画になっていた。

 でも、マクレーンの娘が登場してて、これがいかにもマクレーンのDNAをひいてるがごとく強気で頑固な性格で楽しませてくれる。よかったのはマクレーンの娘とクールビューティーなマギーQだけだった。シナリオの売り買いの妙もなければ登場人物の彫り込みもない。それまでのシリーズと違って悪役に魅力がないからアクションは派手で退屈せずに最後まで見られたんだけど記憶に残らない映画になってしまった。(MI:3と同じだ)


 60点

 

 ***以下ネタばれあり***

 

 サイバーテロは現代社会のもっとも注意すべき犯罪で、ネットワークをあやつって社会を混乱させるのが目的だが、あそこまで何でもかんでも自由にできるのか? という疑問が頭をよぎる。まあ、映画だから、とすませればいいのだが。でも腑に落ちない。

 次に困ったのは、ご都合主義のオンパレード。オープニングから、偶然、PCのリターンキーに物が落ちてきたり(まあ、このぐらいは許してもイイか)、車が飛んできてもうダメだと思ったら、両サイドの車にぶつかって助かったり、(ウーン、まだ我慢するとしよう)。 しか〜し、マクレーンが突然ヘリコプターを操縦してしまうところは、さすがにちゃぶ台をひっくり返そうになった。こらあ、マクレーンはいつヘリの操縦を覚えたんだ。セスナと違ってヘリほど訓練を重ねないといけないんだぞ。今までそんなこと一回も出なかったじゃないか。確か高所恐怖症で飛行機が嫌いだったんだぞ! 更にありえねーことに、後半、崩れる高速道路の内側に入ってミサイル撃つバカなパイロットがいるか?! 笑っちゃえばいいんだろうけど笑えないんだなこれが。

 ダイハードシリーズの魅力は、中年おやじが身体を張ってヘトヘトになり、知恵を振り絞ってギリギリのところで敵を倒していくのが痛快なんだ。そんないままでの風采の上がらない中年おやじマクレーンではなく、今回はメチャメチャ、ヒーローやねん。 あんたいつからシュワルツネッガーになったの?

 関連記事 1/25『映画「007カジノロワイアル」』


来年の展示予定をすべてアップしました。
2月下旬に国内で3年ぶりとなる個展を行います。\(^o^)/
くわしくは「個展案内」ページをご覧下さい。

 8/4(土)『自民惨敗、民主圧勝!』


 やっぱ国民は正しかった!

 7/29に行われた参議院選で、自民党は歴史的な敗北をし、代わりに民主党が大躍進した。私は日本が二大政党制になるべきだと思っていたので、今回の結果には満足している。

 “消えた年金問題”(*1)、“何とか還元水”(*2)、“赤城農相の絆創膏(ばんそうこう)疑惑”(*3)など、国民は堕落した政治に対してもっと怒りをぶつけてほしいと願っていた。勇気が無くて自分からはできないけど、誰かがデモをはじめてくれればすぐ参加するつもりだった。国会に石を投げる奴を待っていたのに、誰も、何も起こさなくてガッカリしていた。ところがだ、国民はその怒りを石や火炎ビンのような暴力としてではなく『選挙』という民主的なルール(システム)によって意志を示したのである。うーん、かしこい。

 全国の1人区において自民が6勝23敗と大きく負け越したことからわかるように、自民党は地方に負けたのである。政官癒着の廃止やゼネコン対策によって、今まで地方にお金を落としてくれた自民党を捨てて自立したからに違いない。かつて小泉元総理が「今までの政治をぶっ壊す、自民党をぶっ壊す!」と言っていた通り、本当に自民党を壊す結果となったのだ。

 これからどういう新しい政治が行われるのか楽しみもあるが不安でもある。どちらにしても日本にとって良い方向に変わってくれることを望んでやまない。

 ・・・ここだけの話し、次ぎに自民党が政権を取り戻す時に安定すると思う。

 関連記事 2005/9/10『選挙に行きましょう\(^o^)』

 *1=社会保険庁による年金の記録漏れによる事件のこと *2=農水省の松岡大臣が事務所費としてあげた高額な水道代を"何とか還元水"と言い訳して墓穴を掘ったこと。
 *3=亡くなった松岡農相の後を受けた赤城大臣に政治団体の事務所費問題が発覚。突然、顔に絆創膏をして記者会見に現れたが、その理由をひた隠しにして疑惑を呼んだ。絆創膏の理由は大したことではなくてガッカリ。だったら隠すことはなかったのに。変な人。

  



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ここに書かれている内容は徳富の個人的な感想によるものです。
特に悪意はありませんし下心もありませんので、なにとぞご了承下さい。


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