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ひとりごと2003年4月



 4/30(水)『みどりの日について』


 さあ、楽しいゴールデン・ウィークがはじまりました。\(^o^)/
 ところが今年はホンコンから発生した急性肺炎SARS(サーズ)の影響で海外旅行者が減り、旅行会社や航空会社は大打撃を受けているようです。

 『ゴールデン・ウィーク』、そもそもこの言葉は日本の松竹映画会社の社長が考えたもので、大型連休を利用して家族が旅行に出かけ、映画館から客が遠のいてしまうのを防ぐために名付けたキャンペーン用語です。そのため公共放送のNHKは、企業の宣伝用語をニュースには使わないため、「ゴールデン・ウイーク」という言葉はいっさい使わずに『大型連休』と呼んでいます。今年は日の並びが悪く、大型にならないため『飛び石連休』と呼びますが、この言葉も最近めっきり聞かなくなりました。

 さて、昨日は国民の休日「みどりの日」でしたが、なんかピンとこないですね。この日はもともと昭和天皇の誕生日として以前は「天皇誕生日」でした。平成天皇にかわった現在は12月23日が「天皇誕生日」となったため、以前の祝日を「みどりの日」という名にかえて残したのです。昭和天皇は植物観察が好きで、自ら発見した植物に名を残したこともあるようです。環境問題が問われる今日、自然に親しみ、その恩恵に感謝するためとして「みどりの日」という名にしたようです。

 同じように、かつての天皇誕生日が、その名をかえて残っている休日があります。11月3日の「文化の日」、これはもともと明治天皇の誕生日(明治節)でした。明治時代は鎖国をとりやめて西洋文明を取り入れて開化した時代です。それにちなんで明治天皇の誕生日を「文化の日」として残したのでしょう。

 さて、昭和天皇、明治天皇となると、その間の大正天皇の誕生日はどうなったのでしょうか。調べてみると、大正天皇の誕生日は8月31日だそうです。大正時代は「天長節祝日」(天皇誕生日を祝う日)として10月31日が休日だったそうです。ところが現在では8月31日も10月31日も、いずれも休日として反映されてないのです。これには少々疑問を感じました。

 そこでインターネットで大正天皇について調べてみたのですが、意外にも情報量が少なく、どのような方だったのかはっきりしたことはわかりません。どうもこの方は皇室よりも庶民に深い関心を寄せていたらしく、人間臭く生きることを望んだために、日清・日露戦争に勝利した当時の権力者たちが望む天皇像とは大きくかけ離れた存在で、病弱だったことから悪い噂が流れ、時代とともに歴史の記憶から消えていったようです。


土曜日、渋谷のBunkamuraで「ミレー3大名画展」を観ました。

 4/27(日)『迷惑駐車をなくす方法』


 駐車禁止区間ではないけれど、狭い道で駐車されると迷惑なところがある。ショッピング街からほど近いため、買い物客が路肩駐車しているのだと思う。いつも同じ車が目立って止めていたので、二度と止めないようにするにはどうしたらいいだろうか。車にキズをつけてはいけないし、紙に字を書いたメモを貼るのも面倒である。

 そこで思いついたのが、フロントガラスのワイパーを立てることにした。

 これなら紙やペンをもっている必要も無いし、相手の車をキズつるわけでもない。ただ、本人が帰ってきてワイパーが立っているのを見ると、知らない間に誰かにいたずらされたのは気分が悪いだろう。そのちょっとした不快な印象を残せれば、それでいいのである。

 ということで先日実行してみたが、それ以来、その車が止まっているのを見たことがない。作戦は成功したのかもしれない。


現在、新作を3作同時進行中です。

 4/23(水)『驚きの醤油ラーメン純連(すみれ)』


 チャララーララ、チャラララララ〜。(チャルメラ)

 こいつはたまげた !
 他のどこの店でも味わえない初めて食べるラーメンの味、それが『純連(すみれ)』の醤油ラーメンだ。本店は北海道の札幌で味噌ラーメンが有名。私は新横浜のラーメン博物館の出店で食べました。

 まずラーメンが出てきて驚くのは、スープの表面がひと幕の油(ラード)で覆われている。だから中にとじ込められたスープがいつまでたっても熱い。ヘタすると舌を火傷するほど熱いので注意。

 さて、その味は、ドロッと濃い醤油味。濃厚で独特の焦げ臭い香りがする。以前、和風ラーメンの「たくみラーメン」を食べたときの味に似ているから、おそらく魚介系のダシを使ってるんじゃないだろうか、しかし店内を見回しても味や製法についての説明書きのようなものは一切無く、その製法は企業秘密のようだ。(後で調べてみると、ゲン骨と豚足にアジ(魚)と昆布と野菜らしい)

 さて、話しをもどそう。
 麺は札幌ラーメン特有のちぢれ麺。太さは中よりもやや細め。麺にたっぷりと醤油ダレがからんでいて、はじめは麺の色が茶色かと思うくらいだ。

 トッピングはもやしとチャーシュー。とにかくドロッとした焦げ臭い醤油スープが特徴です。しかし、この味を「お美味しいか? 」と問われたら、私は素直に「うまい」と言いにくい。何とも不思議で、驚きばかり先行しちゃって「ちょちょっと待ってよ」ってたじろいじゃう。これは食べる人の味覚に大きく左右されると思う。でも一度食べたら気になってしょうがないラーメンだ。

 一度目はビックリ、二度目に納得し、三度目からは病みつきになるんじゃないだろうか。とにかく好奇心をひきつけてやまない不思議なラーメン。普通のラーメンに飽きた輩 (やから) におススメです。

 新横浜ラーメン博物館内「純連(すみれ)」 醤油ラーメン 本店は北海道の札幌市

 関連記事 2002.11/27『ラーメン紹介「トマトラーメン」』


初カツオか薬味のニンニクか、お腹を壊してしまいました。トホホ

 4/21(月)『フォントが消えるって本当?』


 会社で使っているパソコンが狂ってしまった。毎日、起動するたびに文字のフォントが減っていくんです。はじめウィルスかと思ったが、最新のウィルス検索ソフトをかけても確認できず、どうやら違うようだ。ではハードディスクの空き容量が減ったためかと思い、使わないファイルを消して空き容量を増やしてみたがその甲斐もなし。

 そして、ついに明朝体も消え、使えるのがMSゴシックとMSPゴシックと外国フォントの4つしかなくなり、いよいよパニック寸前。ところが以前、日本語カナ入力がうまくいかず、サポートに電話した時に「Office」が壊れているのではという指摘があったのを思い出した。

 最後の頼みの綱として(これがダメならリカバリーしかない)Office2000のCD−ROMに備わっている『検査と修復』を実行してみた。これはワード、エクセルをはじめとするOffice2000ソフトのエラーをチェックして自動修復してくれるものだ。実行して数分後に完了。おそるおそるフォント選択欄を開けてみると、元通り、ずらっっとフォントがもどっていた。(+o+;)ほっ

 この『検査と修復』はCD−ROM以外にも、ワードとエクセルの「ヘルプメニュー」に『アプリケーションの自動修復』として備わっている。時々、罫線を消すことができなくなったり、不具合が出て頭に来ることがある。変だなと感じたら、まずはじめに実行してみるといいだろう。office2000ユーザーならお試しあれ。



 4/16(水)『黒ビール飲み比べ』


 キリンが黒生を発売した。それより一歩先んじてハイネケンも黒ビールを出したのをご存じだろうか。ということで、ドイツ料理の店「G.G.C(グレート・ジャーマン・クック)」で黒ビール三昧しました。

<メニュー> 
 飲み物 黒ビール各種
     ケーストリッツァー(略してケースト、軽くて飲みやすいラガービール)
     エルデンガーデュンケル(小麦入り黒ビール、エルデン村)
     エルデンガーボック(略してボック、エルデン村)
     ハイネケン・スペシャル・ダーク(ご存知ハイネケンの黒ビール)
 食べ物
     ソーセージ盛り合わせ
     スモークド・イール(うなぎの薫製、サラダ仕立て)
     コンビーフ鍋

 まずはケーストリッツァー。

 あれっと思うほど軽くて飲みやすいので黒ビールの濃厚な味が嫌いな方にはオススメです。かといって日本でつくられている黒生とは違って、しっかりとした黒ビールの香りが残ります。これ、気に入りました。

 次のエルデンガーデュンケルは小麦入りの黒ビールで、クセがなくて喉越しも良い。でもケーストほど個性が感じられなくて物足りない印象です。

 それにひきかえエルデンガーボックは印象深いです。
 ギネスほど濃厚ではないものの、上品な口当たり。されど飲んだ後にどっしりとした味が残る良いビールです。お店の解説によるとドイツでは大切な日に飲む”極上ビール”とのこと。アルコール度7%でビールとしては強めで、しかも甘口なので、飲んでいるうちにクラクラしてきました。

 ラストをかざるのはハイネケン・スペシャル・ダーク。
 ご存知ハイネケンがつくった黒ビール。マスターに聞くと去年の12月に出たばかりの新製品で、置いてある店は少ないとのこと。味は他のビールとは違ってチョー軽い。ハイネケンらしい味です。

 さて、本日のつまみはスモークド・イール(うなぎの薫製)。

 TVの旅番組で見たけれど、ドイツはイール(うなぎ料理)が多いそうだ。ここGGCでも、うなぎ料理はサラダの他に、フライ、アルル風、ブルゴーニュ風、プロバンス風などそれぞれの味が楽しめます。その中でも本日は薫製をいただいた。これはうなぎの薫製をレタスとトマトのサラダ仕立てにしてさわやかなフレンチドレッシングで食べるものです。残念ながらこの薫製はドイツ制ではなく日本で作られた物らしいけど、トッピングされているパルメザンチーズの香りと相まってなかなかでした。

 コンビーフ鍋
 春といえどもビール三昧にはまだ早く、飲んでいるうちに暖かいものがほしくなる。鍋というので何が出てくるかと思えば、ポトフの中にコンビーフ(缶詰ではない!)が入っているもの。キャベツをざく切りにし、にんじん、ジャガイモの乱切りとグツグツ煮込んだ鍋。そこに肉厚のコンビーフスライスが入っている。コンビーフと聞くと、缶詰のミンチを思うが、さにあらず。脂身と肉のバランスの取れた厚切りスライス肉だった。これがビーフジャーキーのような感じで、噛むほどに味が出てお美味しかったです。

 いやあ、エルデンガーボックが濃厚で、すっかり酔っぱらってひまいました。

 『G.G.C(グレート・ジャーマン・クック)』京急鶴見駅下車 駅前商店街内


春ですね、気温も暖かくなり身体も動くようになりました。
現在、新作を3作制作中です。


 4/14(月)『ファッション通信春夏コレクション』


 春ですね、昨日は気温が20度をこえて汗ばむ陽気でした。

 以前、毎週月曜日に放送されていたファッション通信が年2回の特番形式になり、先日放送された。今回は『2003年春夏コレクション』のリポートです。

 ・CHANEL(シャネル)
 ブラック&ホワイトを基調にして軽やかでスポーティーなドレス。水着のようなビキニパンツが多く、動きやすくスマートなデザインが多かった。他のメゾンと違ってどれも品があるのはさすが老舗のココ・シャネルである。驚きはデザイナーのカール・ラガー・フェルドがさらにスマートになっていた。一時期を知っていると病気ではと心配してしまうほどだ。

 ・ALEXANDER McQUEEN(アレキサンダー・マックイーン)
 この人はどのショーを見てもいつも感心させられる。それは斬新でかつ繊細な感覚の持ち主だということ。そこらのただ奇抜で話題だけで注目を浴びようとしている輩(やから)とはまるでセンスが違う。今回のショーも前半は黒を基調とした17世紀パンクとでもいおうか、どこか懐かしいが鋭角的なキレがあるもの。一転後半は鳥の羽をアクセサリーに使い、極楽鳥を思わすような極彩色のドレス。マックイーン自信が語るには、今回のショーはコロンブスの新大陸発見をモチーフにしたそうだ。納得

 ・LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)
 今回の感動は、ヴィトンのショー。日本人アーティストの村上隆とのコラボレーションで、会場には村上キャラクターのバルーンが上がり、ヴィトンのバッグの柄(モノグラム)にキキちゃん、カイちゃん似のプリントがほどこされている! しかもまったく違和感がない。というのもヴィトン柄って、よく見ると、手裏剣やくさび形、襖(ふすま)の取っ手か刀の鍔(つば)を思わすのもので、実は日本的なんだ。だから違和感がなくて当たり前。カラフルに彩られたビトン柄は、日頃ブランド物を否定している私でさえほしいと思うほどカワイイ。これは”買い”でしょう。(と言ってもショーのための特注品のようで残念)

 関連記事 02/3/11『パリコレ、サン・ローラン引退』



 4/12(土)『オススメCD紹介1』


 CDの買い出しに行った。本日購入は4枚でした。

 ■『Chai』(烏龍歌集)サントリーウーロン茶CMソングコレクション
 まずはお目当ての「Chai」。これはサントリーのウーロン茶のコマーシャル13年間に使われた曲を集めたCDです。ご存じでしょうか、日本の歌謡曲(なつメロ)を中国人の女の子が歌っているものです。曲は「結婚しようよ」「春一番」「微笑み返し」「ライク・ア・バージン」など、誰もが知っている曲ばかりでなじみやすい。先日、会社でBGMとして流してみたけれど、歌が中国語だから歌詞が気にならないのでBGMとして好評でした。レーベルのインナーには中国語の歌詞カードが付いていて、しかもカタカナのルビがふってあり一緒に歌うこともできる。

 ■映画007のサウンドトラック『007ダイ・アナザー・デイ』
 マドンナの歌うテーマ曲が抜群にカッコイイ。極度のスタッカートが効いた『ぶつ切り』音楽は、ハイテクでクールな印象。本編の作曲は3作連続のデヴィッド・アーノルド。彼は自らボンドフリークと名乗るほどで、ボンドテーマをうまくアレンジしてダイナミックでスピーディーな曲作りをしている。アルバムの印象としては前作の方が好きだが。

 ■『アラビック・グルーブ』
 これは視聴コーナーで聞いて気に入って買ったもの。アメリカのプティマヨ・ワールド・ミュージック・シリーズから日本で発売されたものの一つ。シリーズにはアジアン、カリブ、サンバ、ルンバ、ボサノバがある。視聴して聞き心地良い「アラビック・グルーブ」を購入した。これはアラブ系の曲を民族音楽そのままではなく、ポップスにアレンジしてあるのでビートが効いててノリがいい。一度聞いたら耳に残り、病みつきになること間違いなし。お気に入りの一枚になりそうです。

 ■フジ子・ヘミングの『トロイメライ』
 ゆったりとしたテンポで柔らかく独特の個性を感じるピアノ曲。以前、アルゲリッチが好きでCDを集めたことがあったが、アルゲリッチのような強い意志と個性とも違い、中村紘子のような技巧でもない。インナーの言葉を引用すれば、「より速く、より激しく、より新しくが善しとされているが、フジ子の音楽は違う。彼女だけにしか出せない特別な色を持っている。ひとつひとつの音の意味を考えているふしがある。それはいわゆる規格品としての商業音楽にはふさわしくない、もっと個人的な贈り物のような性格を持つものだ」。まったくその通り、彼女自身「物思いにふけりながら弾ける曲が好き」と言うように、その独特のテンポを聞くと自然と身体の力がとけてリラックスできる。近頃はやりの癒し、ヒーリング効果があるような感じだ。


「Chai」
(MUCD1070)


「007ダイ・アナザー・デイ(WPCR11365)
 


「アラビック・グルーブ」
(GECH8137)


「トロイメライ」
(UCCD1080)

4/7は鉄腕アトムの誕生日。マーブルチョコレートの復刻版が
売っている。もちろんアトムシール付きで。懐かしい

 4/9(水)『4月7日はアトムの誕生日』


 銀座・博品館に行くと鉄腕アトムの関連グッズが店頭に並んでいる。またヤマハ楽器にはCDとDVDが、先日の日曜日には高田馬場でパレードがあったという。なぜこんなに盛り上がっているかというと、アトムが生まれた日が(マンガ上の設定で)2003年4月7日ということから、その記念日ということである。

 博品館に並ぶグッズの中でも、明治製菓のマーブルチョコレートは当時よく買ったおぼえがある。中のアトムシールを洋服ダンスにベタベタ貼って母におこられたっけ。これと丸見屋の「のりたま」についていた8マンシールは当時の必須アイテムだった。

 「鉄腕アトム」というと、私は雑誌の漫画よりも1963年に放送されたTV番組を見て育ったこともあり、主題歌とともにアニメ版に馴染みを感じる世代である。日曜には「アストロボーイ・鉄腕アトム」として新TVシリーズがはじまった。何気に見てしまったが、改めて知ったのは、アトムを創ったのはお茶の水博士ではなかったんですね。私は勘違いしてました。そこでアトムの誕生を調べると経緯は次のようです。

 2003年4月7日、科学省長官の天馬博士は、交通事故で死んだひとり息子・飛雄(とびお)にそっくりのロボットを東京・高田馬場にある科学省で作りあげた。天馬博士はロボットを息子のように愛していたが、ロボットが成長しないことに腹を立て、そのロボットをロボットサーカスに売り飛ばしてしまったのである。それをお茶の水博士が引き取り復活させたのでした。この設定を聞くと、スピルバーグ監督作品の「A.I」を思い出してしまうのだ。

 思い起こせば私が小学生の頃、近くの商店街に『貸し本屋』があった。『貸し本屋』とは、その名の通り小説やマンガのレンタル屋だ。小遣いの乏しい子供の頃は、時々、その本屋で手塚治虫のマンガを借りたことがある。もう、ずいぶん前に時代と共につぶれてしまったが。その本屋の名前が確か『亜斗夢』だった。



 4/7(月)『リカちゃん写真集』


 3月18日、誰もが知っている永遠のアイドルが、デビュー以来35年目にして初めての写真集を発表した。そのアイドルとは、タカラの『リカちゃん人形』である。

 バカバカしいと言ってしまえばそれまでだが、こいつが結構、かわいいんですよ。

 それまでリカちゃんは研究本は数多かれど、まったくの写真集というのは今回が初めて。写した写真家は月刊「山田まりあ」月刊「奧菜恵」などアイドルカメラマン斎門富士男氏。内容はバリの民族衣装を着たリカちゃんから、リゾート・プールで遊ぶ姿。花びらの大胆水着もありーので、いつものあどけないリカではなく、どこか大人っぽくて艶めかしい写真でいっぱいです。中でもプールに顔を半分のぞかせた写真は子豚みたいでチョーかわいいです。

「リカパラダイス」¥1200.

  関連記事 3/1『JAL機内限定バービー』


花粉症の上、咳が止まらない。新型肺炎SARS(サーズ)じゃないだろうけど苦しい。

 4/4(金)『007ダイ・アナザー・デイ』


 仕事が落ち着いてやっと観ることができました。

 前作は人間関係を重視したせいか、ちょっとわかりにくいストーリーで地味な印象だったが、その反動からか今回は徹底して勧善懲悪、アクションてんこ盛りの娯楽大作となって帰ってきた。スピーディーな展開に、この先どうなるんだという興味も手伝って、上映時間133分(とは後で知ったのだが)ある作品だとはまったく感じられないほど楽しめた。

 アカデミー賞受賞で期待のハル・ベリーは、今までのボンドガールのような添え物でなく、「トゥモローネバー」のミッシェル・ヨー以上にガンガン戦ってくれる。彼女はもともと映画「エグゼクティブ・デシション」でテロリストに立ち向かう勇敢なスチュワーデス(ラスト旅客機を副操縦するのは今回と似ている)を、「X−メン」では雷や天候を操るミュータントのストーム役で、アクション慣れしている。遺伝子組み替えで体質改善した敵3人とボンドとハルベリーの対決は、ボンド映画というよりも「X−メン」等のアメコミ映画のようで、ちょっと違和感があったのは確か。ま、楽しいんだからいいじゃない。フェンシングからヒートアップしての剣術アクションは、映画「グリーン・デスティニー」を思い浮かべたのは私だけだろうか。

 本作は20作品目40周年記念という節目にもあたり、それまでのボンド映画の枠を越えようというスタッフの試みや意気込みを感じる。ボンドが北朝鮮に拘束され拷問を受けるなど、それまでなかった展開、しかもタイトルバックもストーリーの一部となり、長年ボンド映画慣れしていると少々戸惑う。北朝鮮に14ケ月間監禁されたボンドが痩せることなく筋肉隆々なのにはちょっと疑問を感じたが、仕方ないことか。

 さて、今回特筆すべきはカーチェイスにある。悪役ザオとの氷上対決。劇場がドルデジ(ドルビーデジタル)で音響のすごさも手伝ってかすごい迫力、次から次へと繰り出す武器にテンポも速くてカッコイイ、このシーンは何度も繰り返して見たいくらいである。それと、間一髪というところでの秘密兵器(語感が古くさいなあ)の使い方が、今まで以上にうまくいってると思う。特に指輪の使い方は、ただ脱出に使っただけではなくジンクスの救出にも役立てるなど身震いするほどの出来だ。そうそう過去の作品に登場した懐かしいアイテムも登場するしね。さらに、亡くなったデズモンド・リューウエリンを受け継いだ「Q」ことジョン・クリースはすっかり板についてファンとしてはうれしいかぎりである。

 点数75点

 荒唐無稽でこんなのあり得ないって言ってしまえばそれまでだが、エンタテインメントのアクション映画としてはよく出来ている。ただ残念なのは、それまで生のアクションが売りのシリーズだったので、空中シーンがCG合成というのは寂しい気がした。あと、ラストのマネーペニーはいただけない。オチもみえみえだし。マネーペニーはもっとクールな大人の女性でないと、あれでは寂しい「となりのお姉さん」になってしまう。ちょっとがっかりでした。


春眠暁をおぼえず。仕事もけりがついたし、ゆっくり寝ていたい。

 4/1(火)『アロエの花咲いた』


 日に日に暖かさを増す今日この頃。アロエの花が咲いたので写真に撮りました。

 アロエは南アフリカ原産のユリ科の多肉植物。日光が好きなので、日当たりのよい所で、土が乾いたらタップリのお水をあげましょう。寒さに弱いので冬は室内で水は控えめに。というのが育て方の基本。ところが、うちは庭に直植えしている。ただ、軒下に植えてあるのが霜対策になるのか毎年花がつき、株分けして大きくなっているのかも。

 アロエというと、花よりもトゲのある肉厚の葉が有名で、葉を折った時に出る汁は火傷や傷にきくと言われている。聞くところによると、約3,500年前のエジプト時代の医学書にアロエを使った薬の処方箋が載っているそうです。またギリシャ時代にはアレキサンダー大王が傷の手当てに使ったり、クレオパトラが化粧水として使ったりしたらしい。

 日本では『医者いらず』と呼ばれ、火傷や傷の他に、打ち身、ねんざ、水虫、おでき、ウオノメ、しもやけ、あせも、虫刺され、痔、肌荒れ、便秘、胃腸病、風邪、二日酔い、と、何でも効くそうです。『医者いらず』という名がついたのも納得でしょう。

 最近はアロエヨーグルトやアロエドリンクが売っている。ヨーグルトに入ってるのは甘くてフルーティで、くだもののライチみたいだけど、本物は味などなく、皮は苦くて渋い。肉厚の皮をむいて、透き通った葉肉をスライスしてわさび醤油でヒョロリと食べるのが好きだ。ちょっとした苦みのある、葛きりのようでおもしろい食べ物です。

アロエの花 アロエの花

  関連記事 2002.4/5『金のなる木に花が咲く』



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ここに書かれている内容は徳富の個人的な感想によるものです。
特に悪意はありませんし、下心もありませんので、ご了承下さい。


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