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ひとりごと2002年9月


 9/29(日)『横浜・森監督退任』


 巨人が優勝し、今年のペナントレースも消化試合に突入したところだった。さんざんな成績を残して、すでに最下位を決めている横浜ベイスターズの森祇晶監督が退団を発表した。

 私は森監督賛成派でした。自由奔放な前・権藤監督は選手任せで策も駆け引きもなく、監督としての物足りなさを覚え、また選手と監督自身も溝が深まっていたのです。そこに名将森監督を迎え、確実に1点を取りに行く組織野球を良い意味で期待していたのです。ところが選手層が薄い上に、主力選手の相次ぐ怪我、外国人選手の結果の悪さによって、早々と最下位を決めることになったのです。これではいくら名将の森監督でさえもできなくって当たり前。西武を6度にわたって優勝させ、Bクラスはないという森監督の輝かしい経歴の中に今年最下位という、しかも試合中の退場も経験することになり汚点を残す結果となっていまったのです。横浜ベイは監督の経歴をボロボロにしたのは残念でなりません。

 かつて弱かった大洋ホエールズ時代、広島を幾度となく優勝させた古葉竹織監督を迎えたことがあったが、成績はいっこうによくならなかったのである。つまり、あくまでも『野球は選手がプレーするもの』であって、監督だけ良くても優勝はできないというのを改めて知る結果になったのです。

 私は森監督が好きです。今回の退団についても養護したいのだが、シーズン途中に突然辞められたのは残念でならない。大堀社長との間に問題があったようだが、シーズン最後まで戦って、最終試合でファンの前で挨拶をしてもらいたかった。寂し〜い。(_ _;)


週末、九州に出張します。

 9/25(水)『彼岸花(ヒガンバナ)』


 暑さ寒さも彼岸までと言います。ここのところめっきり涼しくなりました。

 うちの庭に紅白の彼岸花が咲いたので紹介します。

 いつもつくづく感心するのは、天気や気候に左右されずに、毎年お彼岸にピタリと合わせて咲くのが不思議ですね。それに、いつの間にか育っていて、気が付いた時は真っ赤な花を咲かせています。調べてみると、お彼岸の数日前に芽が出て、スイスイと茎が伸び(一日10cmも伸びるそうです)、50cmを超える頃、真っ赤な花を咲かせます。

 しかし、この彼岸花ってよく見ると不思議な造りをしていますね。葉がなくて地面から茎がスッと伸びて、その先に花だけがポッとついている。花は中心から外に向けてラッパ型に並び、まるで”役場の広報スピーカー”の様です。

 彼岸花は地方によって様々な呼び方があるようです。
 有名なのが「マンジュシャゲ」。これは梵語の「曼珠沙華」から来ているそうで「赤い花」という意味だそうです。他に「死人花(しにびとばな)」や「幽霊花」とも呼ぶそうで、それは昔中国で、葉と花を同時につけないものを嫌う習慣があって、それが日本に伝わってきたから嫌がられていたのでしょう。聞くところによると全国で1140もの名前がついているそうです。

 迷信として、「彼岸花を取ったら家が火事になるよ」と言われていました。真っ赤な松明(たいまつ)のような花が火を連想させるたからでしょうが、彼岸花には毒(リコリンなどのアルカロイド系)があるので、子どもが触らないようにとの親心からかもしれません。

 ちなみに下の写真の白い彼岸花は「シロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華)」という種のようです。これは「ショウキズイセン(鍾馗水仙)」とヒガンバナの交雑種だそうです。


巨人優勝おめでとうございます。
しかし、しょっぱい優勝でしたね。

 9/23(月)『住基ネットの案内が届きました』


 来ましたよ来ましたよ、『住基ネット』の案内が。

 ただ、横浜市の場合は、個人情報保護が確立していないことから、登録するかしないかは個人が選ぶことができるようになっています。そのため、今回届いた住民票コードの通知書の他に「本人確認情報非通知申出書」が添付されていて、これを送ればコンピユータへの登録が拒否できるというのです。

 しかし、案内文を読んでみると、これは、あくまでも一時的なもので、住基ネットの安全性が確立されれば、いずれの人も承認されてしまうということでした。つまり速いか遅いかで、いずれはみんな登録されることになってしまうのです。(ちょっとがっかり)

 映画「THX1138」だったろうか、コンピュータが人間を管理しするという映画がありました。ま、ひと昔前のSF小説や映画で何度となく使われた表現ですが、それがとうとう現実の物となったわけです。

 実際問題として、国民ひとりひとりに番号がつくこと事態に問題はないと思います。だって、今でさえ、水道・ガスをはじめとする多くの場合「お客様番号」が必ずあるし、パソコンをやっているとわかるけど、サポートセンターに電話する場合にも必ずID番号を求められ、番号によって持ち主が認識されているわけですから。

 私が心配しているのは他にあります。
 それは、コンピュータに入力された情報が万一漏れた時に、一度にすべての個人情報が盗まれる危険性があることです。今までも個人情報の漏洩はありました。けど、それぞれの情報が別々だったからまだしも、『住基ネット』があれば、病院の通院記録から買い物の伝票、銀行情報にいたるまで、まるで情報を売買する犯罪者のためにデータをまとめてあげているようなものです。
 それにもうひとつ、「住民票コード」という11桁の番号を知っていれば本人だと簡単に証明されてしまう危険性があるのです。つまり私のフルネームと「住民票コード」を知っていれば、横浜に住んでいる徳富本人だと誤認され、何の疑いもなく、その人になりすますことができるのです。現にアメリカでは『なりすまし犯罪』が後を絶たないということだし、その辺を「他山の石」がごとく考え直すべきではないでしょうか。あくまでも『住基ネット』は行政管理として一部の情報と一部の使用にだけとどめておいていただければ何の問題もないのですが。

 ちなみに横浜市で『不参加を希望する』市民は13万3800人にのぼっているようです。(9月13日現在)

 関連記事 8/7『住基ネットとは?』


一昨年お世話になりましたアートギャラリー「せ・らーる」の
金田様が今年の6月に亡くなられたそうです。ご冥福をお祈りします。

 9/21(土)『ひし美ゆり子写真集』


 前略 ひし美ゆり子様

 お懐かしゅうございます。

 こうしてふたたび、お会いできるとは思ってもおりませんでした。
 しかも、テレビでも映画でも、それまで販売された出版物でも見られなかった
 貴女のお姿に一喜一憂しております。

 思えば35年前、私が小学校低学年だった頃、
 怪獣が好きで、ウルトラQ、ウルトラマンに続いてはじまった
 (途中キャプテンウルトラなんて屁みたいな番組もありましたが)
 巨大ヒーローと怪獣の戦いを毎週楽しみに視聴しておりました。

 ところが、ウルトラセブンの相手は宇宙人で、たとえ巨大になったとしても
 どこかの山奧で戦うために、私が期待していた町を壊すカタルシスにはほど遠く、
 小学生だった私の心は次第にウルトラ離れをしておりました。

 ところがです、そこに現れたのが、貴女が演じた友里アンヌ隊員でした。

 あなたの存在に気が付くと、セブンを観るためではなく、
 あなたの一挙手一投足を見るために毎週チャンネルを回していたのです。

 それは--。

 丸顔にパッチリとした魅力的な瞳を持っていたからでしょうか?
 くったくのない笑顔がすてきだったからでしょうか?
 ヒーロー番組に似合わないほどセクシーなハスキーボイスのためでしょうか?
 考えをハッキリと自己主張する男勝りのりりしさでしょうか?
 それとも、警備隊のスーツがはちきれんばかりの胸でしょうか?

 しかし、今回の写真集にアンヌ隊員の姿はありませんでした。
 正直、残念でなりません。
 ですが、隊員服を脱いで写っている貴女の姿には、当時の20代の
 飾りっけの無い菱見百合子様、ご自身が写っているのです。

 自然なあなたの姿が初々しく、美しく、時に艶めかしく、しかも30年前の作品にも関わらず、
 きれいなプリントで、希にみるすばらしい写真集だと思います。

 しかし、この写真集を見ているうちに、あなたが東宝専属のカメラマンにプライベートに
 写真を撮られている楽しげな姿を想像するたびにジェラシーを感じてしまうのは
 私だけでしょうか。

 子供の頃、淡く抱いた初恋の思い出を、この写真集とともに心の中に大切にしまって
 おきたいと思います。

 敬具        「YURIKO1967-73」パイオニアLDC



 9/19(木)『日朝国交正常化に思う』


 いやあ、こいつは驚いた。

 9月17日、小泉総理大臣が訪朝し、金正日総書記と会談した。
 私は今回の小泉総理の訪朝は日朝国交の第一歩という意味で、挨拶と互いの思惑を提示するのが目的で、際だった成果は得られないと思っていた。(今回の拉致結果が成果とも言いがたいのだが)

 ところが、それまでかたくなに否定していた拉致疑惑に関して総書記は認め、被害者の消息を明らかにし、なおかつ当事者を処罰したとのこと(どこまで本当か信じがたいが)。とにもかくにも北朝鮮側がはっきりと拉致を認めるとは思いも寄りませんでした。

 マスコミの報道、特にニュースやワイドショーのコメンテーターたちは感情むきだしで、こぞって怒りを露にしている。確かに亡くなったという事実に憤りはあるし、その家族にお悔やみを申しあげたい。が、しかし、今までひた隠しにしていた朝鮮拉致疑惑に対して事実を認め謝罪したのだから、そのことに関して私は評価したいと思う。

 だが、そういう事実が明るみになって、なおも「日朝平壌(ピョンヤン)宣言」を平然と交わした総理にはいささか疑問が残るのです。まるで拉致問題の結果に関わらず、予定されていた行事の流れに沿ってサインしたようで、心ないものに思えてなりません。

 ひと昔前、全自動カメラのことを「バカチョンカメラ」と呼んでいました。事実、私も意味がわからないまま使っていたことがあります。この「バカチョン」の「チョン」とは朝鮮人のことであり、”バカでも朝鮮人でも写せるカメラ”という意味だったのです。というように、朝鮮人のことを見下した態度はかつて日本にはあったのです。しかし、今では誰もそんなことを言う人(若者)はいません。

 喧嘩の仲直りは、互いが向き合って歩み寄らなければなりません。北朝鮮が拉致疑惑を認めて謝罪し、日本は過去に朝鮮を植民地支配して、多大の損害と苦痛を与えたのを謝罪した。これは、仲直りの前に向き合った状態だと思います。北朝鮮が、そして日本が、これから何をどう解決していくかが肝心ですが、決して感情論に流されず、時間をかけて互いに歩み寄り、近い将来、日朝国交正常化がうまくいくことを私は願ってなりません。



 9/16(月)『追悼9.11から一年』


 昨年の9月11日、アメリカで起きた同時多発テロから一年が経過しました。

 1年前のこの日、夜11時頃、テレビをつけると報道特別番組をやっていて世界貿易センタービルに旅客機が衝突する生々しい映像が映されていました。背筋が寒くなるというか、信じられない思いで繰り返されるVTRを見つめていました。思えばこの日から私の中で何かが変わったような気がします。

 それまでテロ事件は遠い異国の出来事として自分には無関係だと思い、ほとんど無感心でした。でも今回の事件で、地球上どこにいてもテロを受ける可能性があり自分も被害者になりえるんだという不安がつきまとうようになったのです。それは今回ふたつの要因によるものだと思います。ひとつは一般の人を巻き込んだ『無差別』であること、そしてもうひとつは『兵器を使っていない』ことです。旅客機は誰の頭上にも日常に飛んでいるものであるし、自分で乗ることもある、いつ巻き込まれるかわかりません。深刻な捉え方をすると、地上で安全な場所なんてなくなってしまったのです。

 リスク管理研究者の佐渡龍己氏は「テロリズムとは何か」(文春新書)の中で、テロリズムとは人々に恐怖と不安を与えるために行われる『心の戦争』だと述べています。それ、正にそれなんです。同時多発テロは、旅客機がビルを崩壊したことばかり目立ちますが、人や物に被害を与えるだけではなく、それによって私たちの心に被害を残していたのです。あの日、テレビ報道で何度も見せられた映像によって、私たちの心に「不安や恐怖」という爆弾を埋め込んだのです。この「不安や恐怖」こそ、テロの本質なのかもしれません。

 先日、日テレで「0911カメラはビルの中にいた」という特番を観ました。

 マンハッタンの消防署のドキュメンタリー取材をしていた兄弟カメラマンが、その日偶然捉えた映像を放送していたのですが、私はその映像よりも、番組の前半で紹介された、ピッツバーグ郊外に墜落した4機目の旅客機内で起きた命を懸けた戦いに胸を打たれました。

 その日、サンフランシスコ行きユナイテッド航空93便は、離陸後ふたりの男によってハイジャックされました。機内の異変に気付いた乗客は機内電話を使って状況を家族に報告していたのです。家族の電話から、すでに2機の旅客機が貿易センタービルに突入し、別の1機は国防総省(ペンタゴン)に落ちたことを知らせます。乗客はこの機も一連の自爆テロに違いないと確信し、他の乗客たちと一致団結してハイジャック犯に敢然と立ち向かったのです。結果は、残念ながらピッツハーグ郊外に墜落したのですが、この機だけ、地上に犠牲者を出さずにすんだのでした。自爆テロと知りながらも、普通ならパニックになるところを冷静に、そして勇敢に闘った人たちに感動しました。あの時、自らの命を投げ出してまで闘った人たちを私は尊敬するし、そういう人に私もなりたいと思います。

 人の心に被害を与えるテロリズム。
 私たちがそれに立ち向かうのは、犯人側に報復したり、逮捕したりすることだけではなく、勇気を出して、自分たちが狙われるかもしれないという『恐怖と不安に勝つこと』がテロリストに勝つことではないでしょうか。

  関連記事 9/12『同時多発テロ発生!』



 9/14(土)『駐禁とられた〜 (ToT)トホホ』


 あるスーパーに買い物に行き、ちょっと離れた路地に、しかも交通量が少ない公園前に駐車した。ほんのちょっと買い物するだけだったが、油断したぞ、ちくしょ〜っ!(怒り爆発)

 あれこれ買い物して1時間、私の中では予定よりちょっと長引いたかなという程度の軽い気持ちだった。スーパーからの戻り道、レッカー車が一台の車を牽引して通り過ぎて行った。ダークグリーンのボディで見たことあるなと思いきや、ハタと立ち止まると、いやな予感にさいなまれた。本当に立ち止まって振り返ったもんね。牽引された車の後ろ姿を見ると、自分の車でやんの。でも、信じられないというか、信じたくないという心理が働いて、ナンバープレートやリアガラスに貼ってあるステッカーを何度も確認しちゃった。 でも−−−何度見てもまぎれもない私の車だよ。

 さて、警察署の交通課に出頭すると、受付のおじさんが親切丁寧に書類の書き方を教えてくれた。人の良さそうなやさしい警官で、「15,000円になります」と、商店のおやじのように笑顔で言うんだな(点数は2点)。ウヘー高く付いたなと思いきや、その後に、「実は、今回レッカー車を使いまして、東京都では14,100円になります」とのこと。アット驚くタメゴロ〜である。

 思わず「これ別ですか」と聞き返したよ。受付のおじさんは時代劇の番頭さんのように、まるでゴマをするような手つきで「はい、そうなんですよ」と申し訳なさそうな顔で答えてくれた。そんなにかかるんだったらレッカー車なんて使うなよ! と、逆切れしそうになる。が、そんなこと言ったからって今更どうにもならんのだから諦めた。

 しめて29,100円ですよ。

 ところがそれだけではなかった。移動した車両は、警察署の駐車場に置くことが出来ないので、近くの有料駐車場に駐車されることになる。だから当然、駐車場代がかかるのだ。それが400円。ということはしめて29,500円!ジャキ−ン(レジの音)

 あああああああ、安物を買おうとして高くついてしまった。トホホ




 9/10(火)『ノンリニア編集にハマる』


 いやあ、『ノンリニア』にハマってしまって睡眠不足です。

 ところで『ノンリニア編集』って知ってますか?

 ノンリニアを説明する前に、まず『リニア』を説明しましょう。『リニア』とは『線状(直線状)』のことであり、「リニア編集」とは昔からビデオ編集で行っていた、ビデオテープを時間順に編集していく方法を指します。これに対して『ノンリニア編集』とは、ビデオテープの内容をハードディスクに取り込んでおいて、使いたい場面をランダムにアクセスして編集する方法です。この方法だと、何も作品の頭から編集する必要が無く、気に入った場面から、もしくはクライマックスから、好きなところから編集をはじめていいのです。つまり時間軸にとらわれない、すなわちリニアでない『ノンリニア』によって編集することなのです。まあ、平たく言えば、ビデオテープを使わずにコンピューターで編集するということですが。

 業界では7年ほど前からオフライン(仮編集)のノンリニア化が進んできました。でも、その頃の「Avid(アビッド)」とかは、ソフトとハードを含めてン百万円もするシステムが必要だったのです。ところが「Final Cut Pro(ファイナルカットプロ)」の出現で、編集ソフトの価格も下がり、また、パソコンの処理スピードや接続にIEEE1394(通称、i Link(アイ・リンク)、MacではFire Wire(ファイヤー・ワイヤー)と言う)が登場し、今ではDV録画に関しては家庭用のマシンでも充分なほどになってきました。

 私は8年前にはじめて買ったパソコンがMacintosh Performa630というAVマシンで、編集ソフトが付属していて、すでにビデオ編集も試していました。ところが、画質は悪く、処理に時間がかかり、正直言って"使えないもの"だったのです。それからというもの『パソコン編集はダメだ』という先入観を持ってしまったのです。

 この土、日、会社の必要に迫られてAdobeの「Premiere(プレミア)」というソフトで『ノンリニア編集』をやってみました。

 2日間でおおよそわかり、簡単なMC(ミュージック・クリップ)まで作ったのです。本日、DVビデオに書き出したのですが、ビデオ編集のように画質の劣化、輪郭のにじみや汚れは無く、むしろコントラストがあがって変に鮮やかすぎるくらいでした。ただ、ごくわずかな画飛びがみられましたが、作業している私が気になる程度の微妙なものでした。今回はノートパソコンで作業したこともあり不安定だったかも知れません。とにかく、それまで抱いていた『パソコン編集はダメ』だという先入観は解消されました。

 しか〜し、Adobeにもの申す!

 簡単にキャプチャーして編集できることを売りにしているけど、SONYのVAIOノートの場合、プラグインをホームページからダウンロードしないとキャプチャーができません! しかも解説書を読んでもどこにも書いてない。そういう大事なことは注意書きを書いた紙を添付して目立つようにしてくれよ! まる1日悩んだじゃったよ! ひさびさに怒りモードの徳富でした。


なんか体調がすぐれない。季節の変わり目だからか、原因わからず。

 9/7(土)『映画「月のひつじ」』


 昭和44年(1969)7月20日、アメリカの宇宙船・アポロ11号が月面に着陸し、アームストロング船長が月にその第一歩をしるしました。その映像は月からの衛星中継によって全世界の人々が見たと言われてます。当時、小学校低学年だった私も、その映像をくいいるように見ていたのですが、それが衛星中継の映像だったかニュースで流れた録画だったか定かではありません。

 映画「月のひつじ」は、そのアポロ11号が月面に着陸したライブ映像にまつわる実話をもとにしてつくられました。

 アポロ11号の月面着陸の映像を世界に放送するためには、アポロ11号が発信した映像を南半球のオーストラリアの片田舎、パークスの町にある天文台の電波望遠鏡で受信する必要があったのです。パークスの町は大騒ぎ、NASAからの要請のためオーストラリア首相は来るし、アメリカ大使は来るし、天文台を建てた町長は鼻高々だし、4名の作業員は自信満々。ところが、そう簡単なことではありませんでした。まずNASAの派遣員と天文台の作業員とが衝突し、町は突然の大停電になってインプットしてあったアポロの交信用座標がとんでしまい、肝心な中継の日は強風が吹き荒れてアンテナが立てられなかったり、はたして中継は成功するのでしょうか・・・。

 この映画、登場人物のキャラクターが面白く、主人公クリフ所長(サム・ニール)を取り巻く天文台の作業員のもさることながら、町長の家族が良い味をだしていて、甘えん坊の町長を支えるしっかりものの奥様に、科学に興味を持っているおませな小学生の息子、”アメリカは独裁者だ”と反発する姉。そんな1969年のオーストラリアの日常がコミカルに描かれていて笑わせてくれます。ただ、各人のエピソードが紹介されるだけで、あまり後半にからんでこないのが多少物足りない感じは否めないが、それは大目に見ようという大らかさが肝心です。

 様々な事件、事故を何とか乗り切ってのクライマックスは、アポロの月着陸から月に降り立つ様子を、実写映像とクルーとNASAの交信を交えて、まるで今、中継が行われているような臨場感があります。場内の観客も劇中の人物と同じく固唾をのんで見守り、成功したとなった時は、うれしくてウルウルと涙が止まりませんでした。全世界に流れたあの映像の影にオーストラリアの片田舎の天文台の活躍があったなんてまったく知らなかった。決して大作ではない地味な映画ですが、ほのぼのとした暖かみがあって楽しくて感動させられる映画でした。

 80点
 内訳は「スターウォーズEP2」より高くしたかったこと。CGや特撮を使わなくてもこれほど緊張感があって豊かな気持ちにさせられる映画があるし、登場人物を描くことが大切だとあらためて知った。エンドロールの間、心地よい余韻に浸れ、場内が明るくなってもまだその余韻に浸っていたい映画でした。劇場を後にして夜の銀座を歩きながら見た、ネオンの奥に現れた月が印象的でした。

 映画「月のひつじ」 シネスイッチ銀座 9/13(金)まで

   関連記事8/12「スターウォーズEP2」



 9/5(木)『ダンス!ダンス!リカちゃん』


 最近真面目な記事が多かったので、ここらでパッーっと明るい話題にしましょう。そこで、子供のアイドル、リカちゃんを紹介します。パフパフドンドンドンドン(ここ芸能人水泳大会の鳴り物風に)

 今回ご紹介は『ダンス!ダンス!リカちゃん』です。

 5年前になるだろうか、サングラスをかけたバラの花が音に反応して揺れるオモチャがヒットしたことがある。その名も「ダンシング・フラワー」。今思うと針金だけの簡単な構造だけど、花がダンスするという魔可不思議な発想が受けたのです。去年の暮れには腰を振って踊るサンタクロースの人形も現れ、今回のリカは、その延長線上に現れました。

 『ダンス!ダンス!リカちゃん』は、付属のマイクで歌うと、その音に合わせて腰を振って踊るものです。しかも以外に激しく上下左右に動くのでビックリ。腰振りサンタのようなリズム感はないものの、ハート形のギターを持って踊る姿はなかなかキュートです。

 リカちゃん自体も結構可愛いくできていて、スパンコールのピンクのジャケットにヘソ出しパンツルック。70年代テイストがとってもオシャレ。人形は腕やひざの間接が曲がるようにつくられている特別なものだが、ステージから取り外せるため、普通に着せ替えができるようになっています。ただし、ダンスを踊らせるには、動きを制限しないような服、構造上、背中があくドレスでないといけないなど制約はありますが。

 ではどういう仕掛けで踊るのかというと、リカの身体を裏から支える支柱に回転する突起物が出ていて、リカの背中を動かしているだけなんです。それは、あまりにも単純な仕掛けなのでガックリしました。写真に載せておきましたので気になる方はご覧下さい。

 オモチャ屋で売られているのを見ていると、自分の声に合わせて踊るリカに子供は大喜びしていました。ぜひ、リカの前にテレコを置いて、CCRの「スージーQ」や、ショッキング・ブルーの「ヴィーナス」を流してゴーゴーよろしく踊らせてみたいです。

 リカちゃん誕生35周年、今までにもギミックものは数あったが、今回のはなかなかグーでした。いかすぜベイビー。

『ダンス!ダンス!リカちゃん』を見るダンシングリカ

  関連記事1/5「モモマニア・リカご紹介」



 9/3(火)『防災の日 Part2「避難所」』


 9/1日は防災の日、わざわざ避難訓練に参加するほど積極的ではないけれど、この日をきっかけとして防災について考えるのは必要だと思います。

 前回は「緊急連絡」について紹介しました。今回は被災した後の避難所についてです。

 もし大地震に遭遇したら、まず、落下物に気を付けながら公園や駐車場など近くの広い場所に逃げましょう。揺れがおさまったら、人命救助、そして家族への連絡、身辺整理、その後は震災時避難場所と指定されている地域の小学校に集まるのが得策だと思います。避難所には震災情報が集まり、備蓄用の食料、水、があるからです。

 ただし、私の住んでいる横浜市の場合、1校当たりに備蓄されている食料と水は3000セットしかなく、これは地域人口の 約49%の量にすぎないそうです。つまり、地域住民全員に無条件に配給することは不可能で、あくまでも本格的な補給を受けるまでのツナギと考えるのがよいでしょう。もし広域にわたって被災した場合は、避難物資が届くまでに何日かかるかわかりません、したがって、各家庭で普段から乾パンや水は用意しておくのが賢いと思います。(保存用のグッズについてはPart3で紹介します)

 この記事を書くために身近な避難所をインターネットで検索していたら、「循環式地下貯水槽」というのがあることを知りました。

 「循環式地下貯水槽」とは、池や配水池(はいすいち)から離れた地域をカバーするためのもので、水道管の途中に設置された大きなタンクに、緊急時に弁が閉じられて飲料水が確保される仕組みになっています。普段は水道水の通り道となっているため、常に新鮮な水が得られるというわけです。この「循環式地下貯水槽」は、先の震災時避難場所として指定されている地域の小・中学校を中心に設置されているようです。

 上記については私の住んでいる横浜市の例ですから、みなさんも避難場所や給水場所を知っておくと、何かと心強いと思います。  つづく

 「循環式地下貯水槽」のしくみについて(横浜市のホームページより)
 http://www.city.yokohama.jp/me/aoba/suidou/kyuusuisen.html



 9/1(日)『防災の日 Part1「連絡」』


 本日9月1日は『防災の日』、全国各地で避難訓練が行われています。

 防災の日は、関東大震災を教訓に制定された日です。関東大震災は大正12年(1923)9月1日11時58分に起こったマグネチュード7.9の大地震で、震源地は神奈川県中部から相模灘東部、房総半島南端にかけての一帯で、地震そのものもさることながら、その後の二次災害といわれる火災を含め、死者9万9,331人、行方不明者4万3,476人という日本の歴史上、最大の大災害となったのです。

 わざわざ避難訓練に参加するほど積極的にはなれなくても、この日をきっかけとして防災について考えることは必要だと思います。

 そこで、もし日中に大地震が起こったとしら…。

 まず、家族の安否を確かめたい思いにかられるはずです。しかし、自分の家が倒壊していれば連絡はとれません。また阪神淡路大震災では、地震によって電話線が切断され、残っている回線に全国からの連絡が殺到して回線がパンクしたそうです。家族みんなが携帯電話を持っていれば別ですが、でも、最近の迷惑メールがまとまって送られただけでもパンクするのだから、あまり期待できないでしょう。

 その対策として、昨日テレビで紹介していたのが、『171番の災害用伝言ダイヤル』。災害の発生によって通話がかかりにくい状態になった場合、被災地内の家族、親戚、知人との連絡を優先的にかかるようにした特別の番号です。171をダイヤルしてメッセージにそって対応していくと、家族へのメッセージを録音することができるそうで(ただし1伝言30秒)、離ればなれになっている人の安否を伝えることが出来ます。それにはキーとなる電話番号が必要なので、自宅の番号など、家族で日頃から決めておくのがよいでしょう。171は『(家族が)いない』と記憶しておくといいかもしれません。

 171番なんておぼえてられないという人は、地方の親戚を連絡拠点にする方法もあります。たとえば東京に住んでいるなら北海道とか九州とか遠方の親戚を拠点にしてそれぞれが電話する。これで家族の安否がわかり、次にどうするか報告しておけば家族も安心でしょう。ただし、被災してすぐにはかかりにくいかも知れませんが、親戚にメッセージを託すのは必要だと思います。

 もし自宅で被害にあったのなら、家の玄関(門)なり外からわかる場所に、家族は無事だとか、自分はどこに非難しているとかをマジックで書いた貼り紙をつけることが大切です。これだと親戚やとなり近所の人も確認できるし、簡単で一番よい方法だと思います。

 あと、被災した後は、食料や水を得ることが重要なので、その場所も確認しておくと良いでしょう。これについてはPart2で紹介します。

 災害用伝言ダイヤルについて「RADIO CITY 84.0」(ここが一番わかりやすかった)
  http://www.radiocity.co.jp/bosai/171.html


9/1は防災の日、みなさん防災について考えてますか?


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ここに書かれている内容は徳富の個人的な感想によるものです。
特に悪意はありませんし、下心もありませんので、ご了承下さい。


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