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ひとりごと2001年4月



 4/29(日)『「のれそれ」と灘の酒「空蔵」』


 さぁ、明日からゴールデンウィークだ。27日の夜、仕事を終えてホッとして、そのまま帰るには早いし腹も空いてるし、かるく飲んで帰ろうと馴染みの店に行った。そば酒房「まさ乃家」。ここは会社のビルの1階にある。そば酒房とあるように、ただのそば屋ではなく、夜は酒飲み処となる。居酒屋よりも上品で、割烹よりもリーズナブル。名前の通り「酒房」というのがピッタリだ。

 本日のメニュー
 (お通し)のれそれ
 (おつまみ)冷や奴
 (食事)天重

 (酒)日本酒『空蔵』(灘の酒)
    焼酎のそば湯割り

 この店のいいところは、いつも旬の素材を使ったお通しが出てくる。ほたるいか、きぬかつぎ、菜の花のおひたし…。本日は『のれそれ』だ。

 『のれそれ』は高知(四国)の名産で、あなごの稚魚のこと。見た目はしら魚のように白く透き通っている。でもあなごの稚魚らしく、ひらべったくて長い。味は「くずきり」に似ている。何も知らずに食べたら「くずきり」と間違うだろう。ただしら魚のように目が付いてるけどね。この「のれそれ」を湯引きなすと一緒に薄味のドレッシングでひょろりと食べる。以前から『のれそれ』という名前は知っていたが、食べるのは初めてだった。お美味しいというほどではないが、たのしい料理だ。たぶん地元では春を感じさせる食べ物なんだろう。

 さて、本日の日本酒は『空蔵(くぞう)』(純米吟醸)。製造元は神戸の浜福鶴銘醸。もともとここは「浜福鶴」という酒をつくっていたが、6年前の阪神淡路大震災で蔵が崩壊、会社の再建も危ぶまれた。「蔵もつぶれて空しか見えない」状態から再出発、名前を『空蔵』とした。灘を代表する復活の酒となるように。

 味は、吟醸酒独特のフルーティーな味が手伝って、ほんのり甘みがある。癖のない飲みやすい酒だ。空蔵をはじめて間がないので、一升瓶のラベルは『空蔵』だが、酒ぶたは以前の「浜福鶴」のままである。応援したくなる酒だ。

 本日のお食事 95点。
 初めて食べる『のれそれ』、酒もお美味しいし、天重には、えび天2尾、イカのりのはさみ揚げ、白身魚の青葉包み、ナス、ししとうの天ぷらがのる。それに玉子とはくさいの小鉢、お新香に岩のりの味噌汁がつく。天ぷらもお美味しいし、岩のりの香りがよかった。大満足でした。

そば酒房「まさ乃家」新橋


 4/27(金)『内蔵ディスク増設』


 Macの新型マシンにはフロッピーディスクがついてない。Windowsを使っている方はびっくりするでしょう。フロッピーディスクといえば、カレーのふくじん漬や、ラーメンのシナチクのように、付いてて当たり前なものだから。

 私はメインマシンとしてPowerMac G4 を使っている。こいつにもフロッピードライブは無い。だから記録メディアとして外付けMOを使っていた。ところが、会社のWindowsマシンとデータをやりとりするために、どうしてもフロッピーが必要になってしまった。

 G4の特徴は指一本で筐体を開くことが出来る。ということでスーパーディスクを内蔵することにした。スーパーディスクとは、フロッピーディスクと同じ形のディスクに120MB記録できるメディアである。当然、普通のフロッピーも読むことが出来る。

 まず、筐体を開ける。これが楽しいんだ。チョイと指一本だもんね。

 次に前面のプレートをはずしてドライバーを設置。中のハードディスク用のコードを引き出してスーパーディスクに経由する。この時にコードを引き出すのにちょっと苦労した。あとは楽々セッティング。

 これで一丁あがり。達成感があって動くとうれしい。

 自分でマシンをいじることができると、今度はそれが楽しくなり、次はハードディスクを増設したくなってきた。いかんいかん、こうして金食いマックになっていくんだな。

内蔵ディスク増設の様子を見る。


 4/24(火)『春うららの庭』


 春うらら。ウララ、ウララ、ウラウラデ〜。(by 山本リンダ)

 気温25度、湿度55%。晴れると5月中旬の陽気で汗ばむ日がつづいた。
 今、庭は春の花で満開である。狭い庭だが草花の種類が多いので、季節事に紹介したいと思う。なんせ私の趣味のひとつが園芸だから…。

 「ぼたんの花」
 家には白とピンクのぼたんがある。大輪の花を咲かせ、ほのかにぼたんの香りを発していた。さっそくクマバチがやってきて、花の中に飛び込み、足にいっぱいの花粉を付けて去っていった。「立てばシャクヤク、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」とは美人のこと。その逆を考えた。「立てばビア樽、坐ればラッキョ、歩く姿はドラムカン」

 「ツツジ」
 子供の頃、ツツジの花の蜜を吸っていたのを思い出した。花を採って、おしべとめしべを抜いて、花びらの尻の部分を吸う。ほのかに甘い。時々蟻が入ってるので要注意。(密の吸い方は写真を見よ)

 「アスパラ」
 種から育てて3年目。やっと店で売ってるような立派なアスパラができました。味も最高。アスパラを育てるコツは、春に収穫を終え、夏に1本だけアスパラを伸び放題にしてあげると葉が繁って木になる。夏に、その葉っぱで光合成をさせると、根に栄養分が蓄えられて翌年太いアスパラができるんだ。

 「ブルーベリー」
 これは家の自慢。毎年、4、5パックの実が採れる。ジャムにしてアイスクリームやヨーグルトにトッピングして食べるのが大好き。この分なら今年も豊作だ。

 「シロバナタンポポ」
 家には普通のセイヨウタンポポとシロバナタンポポとカントウタンポポと3種類のタンポポが咲く。シロバナもカントウも土手に咲いていたのを採取して根付かせたものだ。めずらしいので写真を見て下さい。

春の庭の花を見る人はここをクリック!


 4/21(土)『自己流風邪の治し方』


 何年ぶりだろうか38度近くの熱が出た。3月の仕事を乗り切って慰労会を終えたとたんにホッとしたのか気が抜けて風邪をひいてしまった。

 風邪をひくとなぜ体温が上がるかというと、体内のウィルスを熱で殺す(熱殺菌)するためらしい。だから私の自己流風邪の治し方は、体温を下げようとするのではなく、まず体温を上げるのを手伝って、ウィルスを殺して速く治すというのが持論だ。ということで極端な厚着をして寝て汗をかくのである。

 パジャマの中にTシャツを着て、ズボンにはズボン下をはいて、靴下をはいて寝る。この靴下をはくのがミソなんだ。体温は足から熱が放出されていると思う。その足を靴下で封じ込めることで体温を保つことにつながるんだ。
 布団には毛布をかけ、枕元には喉が乾いた時にいつでも飲めるようにペットボトルを置く。また、汗をかいた時の着替えとして数枚のTシャツとバスタオルを用意する。あとは薬を飲んでひたすら寝るだけである。

 私の薬だが、昔から風邪をひいたら卵酒を飲むというが、一度試してまずくて飲めないので、私は紅茶に生姜(しょうが)を入れて飲んでいる。これが私の薬。生姜がのどにひっかかったタンを取ってくれ、また生姜は体温を上げてくれるので発汗作用がある。

 これでビッショリ汗をかいて、風邪のウィルスをやっつけよう。

 そうそう、上のように身体が熱くなりすぎると、頭も熱くなってしまって危険なので、必ず水枕か氷嚢(ひょうのう)をするのを忘れずに。頭は冷やした方がいいです。

 追伸 以上の通りにして、医者に行かずに1日で体温が下がりました。



 4/18(水)『萬珍楼で慰労会』


 社員の慰労会を横浜の中華街で行った。萬珍楼別館での点心料理だ。

 <本日のメニュー>
 クラゲの酢の物 蒸し鳥 ピータン
 ポーミンタン(卵入コーンスープ)
 春巻き シュウマイ ショウロンポウ ちんげん菜炒め しいたけとえびのすり身蒸し
 チャーシューまん カニの爪 豚肉のきしめん巻き 鶏肉ナッツの炒め物
 エビチリソース はるさめの焼きそば
 ごま団子 マンゴプリン

 飲み物 ビール 紹興酒(花彫)

 場所は萬珍楼本館の裏にある別館。新築して3年、ひろびろとして落ち着きがある店だ。個室も広々として気持ちいい。

 さて、そのお味は、萬珍楼(広東料理)の中華はいがいとさっぱり味で飽きがこなかった。次から次へと料理が出てきて食べきれないくらい。

 本日の酒はお燗した紹興酒。紹興酒は中国でもっとも古くからつくられていた酒で、蒸した餅米(もちごめ)を原料としている。色は茶色で、味は甘ったるくて、しょう油のような味だ。
 以前、紹興酒についてこんな話を聞いたことがある。その昔、中国では娘が生まれると紹興酒をつくって瓶につめ、その娘が成人して結婚したら、そのお酒を開けて祝ったそうだ。
 私は紹興酒が大好きで、中華をたべると必ず注文する。一般的にはザラメを入れたり、氷砂糖を入れて飲むけれど、萬珍楼ではレモンスライスが出てきた。レモンを入れたのははじめてだ。濃厚な味がさわやかになり飲みやすくなる。これには感心した。

 おみやげに月餅(げっぺい)とロッチータ(卵のケーキ)を買う。

 本日の食事  80点
 個室でゆったりと好きな点心を食べる。文句はないが、日本人の口に合わせてあるのか、全体的に味がおとなしい感じがした。言い方を変えると、ちょっと物足りないかも。



 4/16(月)『コンドマニア』


 独身の友人が永年続けていたホテルの仕事をやめて、タイへ永住することになった。

 タイと言って連想するのは夜のHでしょう。永住するってことは、タイに女が出来たと察した。そこで壮行会のプレゼントを買いに原宿に行く。なぜかというと、コンドームのプレゼントを買うためだ。

 原宿交差点の角に立つ「CONDO MANIA」ここはコンドームの専門店だ。
 普通だったら照れくさくて入りにくい店だが、入り口がビニール製ののれんで出来ているし、中には常に客がいるので思ったより入りやすかった。

 さすが原宿、店内には男性客だけでなく、若いカップルや女の子がひとりで買っている人もいる。男性の一人客って、どこかそわそわして落ち着きないが、逆に女性はどうどうとしているのにビックリ。パッケージを手に取り平然と品定めをしている。まるでアクセサリーでも買ってる感じだ。

 売っている商品は専門店だけあってカラフルで楽しいパッケージのものばかり。いちごやバナナの香りがするものは、箱にかわいいイラストが描かれていて、一見するとお菓子の箱に見える。オレンジの香りのものは箱が紙パックの形をしていてジュース感覚だ。よく街の薬局の陰にひっそりと立っている販売機とはまるで違うね。でも、その分、値段は高い。私が買ったいちごの香りは10個入りで2000円もした。



 4/13(金)『牛丼戦争勃発!』


 今、巷で熾烈な牛丼戦争が起っている。どこからはじまったのか知らないが、肉のハナマサが経営する「はなや」が一杯250円の牛丼店を開始。すると、らんぷ亭の牛丼が290円に、吉野家(略して『吉牛(よしぎゅう)』)も期間限定で250円に値下げした。(サービス期間は10日に終了した)

 先日のニュースによると、名古屋の『吉牛』では、あまりに売れすぎて牛肉が品切れになり、店を臨時閉鎖したところ客が怒って暴動が起きたらしい。

 私も牛丼は「吉牛派」で、たまにムショウに食べたくなる事がある。私の食べ方は生卵をかけずにシンプルに「並」をストレートで食べるのが好きだ。かつて居酒屋の「養老の滝」がランチタイムに牛丼を出していたことがあって、牛丼にからしがついていた。これが結構うまかった。

 先日、日テレの「おしゃれ関係」で、司会の古館伊知郎が、吉牛の究極の食べ方を披露していた。

 それは、まず、どんぶりではなく牛皿を注文すること。そして、牛皿に1個半のお新香を入れて混ぜる。さらにその上に生卵をかけて、かき混ぜる。見た目は悪いが味は格別とのことだった。

 昨日さっそく挑戦してみようとランチタイムに「吉牛」に行ってみたら、店のドアに張り紙があって、『先日のサービス期間に予想以上の人気ぶりに、お新香の生産が追いつかず品切れ状態になっています』とのことだった。あれま、みんなテレビを観ていたのだろうか、残念だけど究極の牛丼は後日に試すことにしよう。



 4/10(火)『サッカーくじTOTOに挑戦』


 話題のサッカーくじTOTOに挑戦した。1等1億円が出ただの、他の宝くじより当選の確立が高いだの騒がれているからだ。

 まず、やってみて思ったのは、1口100円という手軽さがいい。確立をあげるためにダブルだトリプルたと高額に賭けることもできるが、はじめは100円からはじめるのがよい。買い方はTOTOの旗が立っている売り場で、カードをもらい、サッカーチームの勝ち負け引き分けを予想して、鉛筆でマークを塗りつぶすだけだ。

 そして、先の売り場へ行って、カードを係りの人に渡せばよい。後は係りの人がカードを機械にかけて、金額を払って半券をもらうだけだ。

 さて、私ははっきりいってサッカーファンではない。ワールドカップやオリンピックで日本代表が出るときだけ応援する程度だ。だからチームの優劣はわからないので、あてずっぽうでやってみた。

 さて、その結果は、半分当たるという好成績。自分ではすごいと思ったが、このぐらいは大抵当たるようだ。しかも、本日のスポーツ新聞によると、当選者が1万人ぐらいいて、1等でも4万円にしかならなかったそうだ。

 ま、ともあれ、手軽にできる遊びとして、しばらく続けてみようと思う。当たったら報告します。ただし、高額当選の場合は、ナイショ。



 4/5(木)『うぐいすの声』


 早起きは三文の得と言うけれど、7時前のことだった。ホケキョと鳴く声を聞き、驚いて庭を見ると、うちの梅の木にうぐいすがいた。まだホーホケキョとは鳴けず、ホケキョ、ケキョケキョをくりかえし、歌の練習をしているようだ。うぐいすってなかなか人前に姿をあらわさないと言うけれど、今、梅の木は、花が散った状態で、はっきりとその姿を見させてもらった。

 うぐいすは、メジロとおなじくらいの大きさで、くすんだ緑色をして、あか抜けない地味な鳥だ。

 3月の殺人的なスケジュールを無事こなし、ようやく普段どおりの生活がもどってきた。うぐいすの声とともに、私の生活にもやっと春がやってきた。



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特に悪意はありませんし、下心もありませんので、ご了承下さい。



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