This page is not support English. 

ひとりごと2006年4月


 4/28(金)『新作Flyingについて』


 今月アップした新作『Flying』は今年の正月に思い立ってはじめた新シリーズです。

 気持ちよく空を飛んでいる女性は、天使とも女神とも鑑賞したご自身とも自由に想像してください。足下には紺碧の珊瑚礁の海や赤茶けた大地が広がっていて雲が影を落としています。いずれもオーストラリアをイメージしました。これらは去年メルボルンからの帰りに飛行機から見た風景です。

 混迷不確実の現在、未来への不安や都会の喧騒から解放されて紺碧の海や広がる大地の上を、まばゆいばかりの光をあびながら飛ぶことが出来たらどんなに気持ちがいいことでしょう。これらの作品が観る方々にとって一服の清涼剤の役にたてばと思いました。

 次の展覧会に向けて作品を描きはじめました。今度はいつもの瞑想シリーズです。

 関連記事 1/13『「空・天使」のひらめき』


ひとりごとは、いつもよかれと思ってアップするんだけど、
後で読み返してみると、誤字脱字、「ですます調」と
「である調」の混在で読みにくい。
いつもすみません m(_ _)m 

 4/23(日)『船酔いは生き地獄?』


 三重の出張ロケから帰ってきた。4日間のロケのうち3日間は毎日三重港から船に乗り洋上での撮影で、特に初日は波が高くてスタッフ4名のうち1名は船酔いで完全にグロッキー、私を含めた2名は具合が悪くなり、まともだったのは1名のみという大変な撮影となってしまった。

 船酔いは身体の平衡感覚をつかさどる三半規管(耳の中にある)の情報と、目から入る視覚情報との不一致からくると言われている。バスの中で本を読むと酔ってしまうのは、三半規管では身体が揺れていると脳に情報を伝えているのにもかかわらず、目は本の文字ひとつひとつを読むことで揺れてない情報が伝わってしまうことから脳を混乱させて気持ちが悪くなるらしい。
 でも待てよ、船では目も身体も同じく揺れている情報が脳に行くはずなのにどうして酔ってしまうんだろう。おそらく激しい揺れに弱い体質があるんだろう、それが乗り物に弱いということだろうか。(結局当たり前の結論になってしまった)

 さて、ダウンしたスタッフの証言から『船酔い』を再現すると、まず、あくびが何度も出るそうだ。しばらくすると生唾(なまつば)が出て怪しげな気分になり、やがて冷や汗が出てきていよいよ体調が悪いことを知るそうだ (@_@;)ウウウ。そうするうちに胃が痙攣してもどしそうにる。何度か我慢したが、いよいよまずいと思ってトイレに駆け込んだとたん、こらえきれずに吐いてしまったそうだ。人によっては吐くと落ち着く人と一度吐いたら吐き続ける人といるらしい(私は後者のパターンだからひたすら我慢する)。先のスタッフだが、上から吐いたら、次に下からも出したくなったそうだ。このように上から出して下から出してを3回くりかえし、出す物が完全になくなって、ようやく横になることができたという。(まさに生き地獄!!)

 船員さんの話しによると、船酔いは人それぞれなんだって。最初からまったく酔ったことがない人がいれば、はじめは酔ったが慣れる人もいるし、何度乗っても慣れない人もいるそうだ。以前、グロッキーになったスタッフを心配してたらこんなことを言われたことがある。「船酔い? 心配することないよ。だって船酔いで死んだ人はいないから。陸(おか)にもどればケロっとするよ」。今回も午前中完全グロッキーだったスタッフは、陸にあがってしばらくすると昼食の弁当を残さず食べてしまったのだ。そのスタッフ曰く「上からも下からも全部出しきったから腹減ったんだ」って。


撮影合間に撮った洋上のタンカー
タンカーの横をサポートしているタグボートと同じ大きさの
船に乗っていた。(写真をクリックすると拡大します)

NHKで放送中の「宮廷女官チャングムの誓い」にハマっている。
チャングムとハンサングンが互いに捜していた相手だと知り
感動の対面に涙する一方、座を狙っているチェサングンは
チャングムに罠をしかけようと迫ってくる。さてどうなるか…。

 4/16(日)『私が選んだ寅さん映画』


 NHKBS放送で「あなたが選んだ寅さんアンコール」をやっていた。
 一般の方が選んだ寅さん映画のベスト5の結果は、

順位

サブタイトル(マドンナ)

ひとこと解説

第1位

男はつらいよ(光本幸子)

シリーズ1作目、さくらと博の結婚の話し

2位

寅次郎夕焼けこやけ(大地喜和子)

寅が芸者ぼたんの借金返済の手助けをする

3位

寅次郎相合い傘(浅丘ルリ子)

以前別れたリリーとの再会。大人の青春ストーリー

4位

噂の寅次郎(大原麗子)

夫と離婚する早苗に惚れてしまう

5位

寅次郎と殿様(真野響子)

四国の殿様、嵐寛寿郎の娘さんに惚れてしまう

 かくいう私は大の寅さんファンである。
 映画の舞台となる東京、葛飾の柴又に寅さん記念館があるが、その中のクイズ、しかも上級編で満点をとった(ちょっち自慢)ぐらいである。全部で48作品ある寅さん映画のほとんどを観ている(残念ながら2作だけまだ観ていない)。今回の(上記の)投票結果を見て、え〜っ、と異論を唱えたい。

 一般の方が様々な思いから投票した結果だろうから作品の出来不出来に関わらずバラバラになるのは仕方ないが、上位3っつはいいとしても「噂の寅次郎」と「寅次郎と殿様」がベスト5に入るのは解せない。この二作は私の思う順位ではかなり下にあたる作品だからだ。では私のベスト5はというと、

順位

サブタイトル(マドンナ)

ひとこと解説

第1位

寅次郎相合い傘(浅丘ルリ子)

寅との結婚を了解したリリー。シリーズ唯一の決定的作品!

2位

寅次郎夢枕(八千草薫)

寅のプロポーズを受けとめた千代、その大きな勘違いとは 

3位

寅次郎あじさいの恋(いしだあゆみ)

マドンナからデートの誘いの手紙をもらった寅、どうする?

4位

寅次郎恋やつれ(吉永早百合)

歌子との再会と父役・宮口精二の名演技に涙・涙・涙…

5位

奮闘編

私、寅ちゃんの嫁っこになるかな…。と初めてマドンナ(榊原るみ)側からプロポーズを受けてしまう。

 私が好きな作品は、いつもふられてしまう寅さんの恋が実る回である。プロポーズが受け入れられたにもかかわらず結果として一緒になれないもどかしさ。それだけにドラマチックなんだけれど、それが自分の青春と重なってしまい胸が痛むんだな (_ _;)ウウッ。 上記の他にも、三船敏郎が主演して寅さんを完全にくってしまった「知床慕情」や、"泥棒に追い銭"ストーリーが面白い「新・男はつらいよ」(監督は小林俊一)など、好きな作品はまだまだあります。

 寅さん映画はコメディであるがために作品価値が低くみられがちだか、なんのなんの、傑作は多いんですよ。時間があったら寅さん映画としてではなく、ひとつの作品として観てください。(寅さんファンの願い)

 関連記事 4/12『DVD「Mr.&Mrs.スミス」』


年度末の仕事が終わり、これからはマメに
更新したいと思います。

 4/12(水)『DVD「Mr.&Mrs.スミス」』


 対戦相手の意外な組み合わせで客を呼べる映画がある。

 古くは「ゴジラ対キングコング」、「マジンガーZ対デビルマン」、最近では「フレディ対ジェイソン」や「エイリアン対プレデター」。どれも公開当時、どっちが勝つんだろうとわくわくさせる組み合わせで、マジンガーZ対デビルマンなんて、良い物同士がどうして戦うの? なんて真面目に悩んだこともあった。

 これらの対戦にひけをとらないのが『Mr.&Mrs.スミス』こと、演じるブラッド・ピットVSアンジェリーナ・ジョリーである。この二人が真っ向対決したらどっちが勝つんだろう。そんな興味から、映画館には行かなかったものの、先日発売されたDVDを思わず買ってしまった。(と言ってもビッグカメラのポイントだけど、セコい!)

 ストーリーは、結婚して5、6年の倦怠期をむかえた夫婦、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが、実はライバル同士のスパイであり、ある事件をきっかけに互いの存在を知られて相手を抹殺しなければならなくなってしまう。そこからかつてない壮絶な夫婦げんか(夫婦の殺し合い)がはじまってしまう。

 まず驚いたのはアクションが パない!って感じ。(半端じゃないの略)

 互いの正体がバレて自宅での銃撃戦やカーアクション。それもさることながら、二人の演技(表情)が私は気に入っている。妻は夫を、夫は妻を殺す相手?と疑心暗鬼になり、相手に感づかれないように探りを入れる食卓での駆け引きは何度見ても楽しい。特にブラピがマティーニに洗浄剤が入っていると思いこんだり、食事にネコ入らず(たぶん)が入っているか疑うところは笑ってしまう。しかもアンジェリーナはそれまで(「トゥーム・レイダー」や「スカイキャプテン」のように)アクションヒーローとして無骨な戦士のイメージが強かったが、今回は女性としての魅力も感じられて表情や仕草が可愛いいんだ。惚れなおしてしまいました。

 

 作品80点
 ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの魅力がよく出ている作品で、二人のファンならそれだけでOK。ただ、それだけ、と言えばそれだけなんだが、アンジェリーナがスパイとしての腕はブラピより上、という設定もバランスがとれていると思う。
 惜しみなくはストーリーに新鮮味がなく、この作品ならではの”ヒネリ”がほしかった。最後のホームセンターでの銃撃戦は、プロの暗殺集団数十人を相手に二人がやっつけてしまうというのはご都合主義が鼻につきどうしても納得いかない。それまでが面白いだけに残念でならない。本当なら、ここで献身に戦う二人に感動させるほどの演出力が発揮されれば別だったが、そこまではなかった。

 でも、随所のアクションはOKだし、心理合戦としての両者の演技もOK、ブラピのダンディズムと裏腹に垣間見せる子供っぽさもOKだし、アンジェリーナのかわいらしさが発揮されて大OK。何も考えず見て楽しい作品です。

 関連記事 2/11『DVD「タイタニック」の別エンディングに感動!』



 4/2(日)『終わった・・・』


 季節が春になっていたことを感じている余裕はなかった。気が付くと庭にはチューリップやムスカリ、デージーの花々が咲いている。しゃがんで見るとアリや小さな虫たちがせわしなく動いている。うちのミー子も外で遊びたがってうるさい。

 地獄の年度末が終了して、その反動から昨日の午前中は病人のように布団の中でゴロゴロしていた。(前日の打ち上げで飲み過ぎたためか?)でも、のんびりするのもつかの間、今度は絵の締め切りに間に合わせるために部屋にこもりっきりで描かなければならない。

 代休を3日もらった。この3日間は作品制作にどっっっぷりとつかってみようと思う。

 また寝不足か? でも絵の苦労は不思議と我慢できるんだな、これが。



過去のひとりごとを見たい人は下記の月別ボタンをクリックして下さい。

2000

7月

 

9月

10月

11月

12月

2001

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

2002

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

2003

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

2004

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

2005

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

2006

1月

2月

3月

4月

5月


ここに書かれている内容は徳富の個人的な感想によるものです。
特に悪意はありませんし下心もありませんので、なにとぞご了承下さい。



[HOME] [GALLERY] [PROFILE] [PHOTO] [個展情報] [LINK]
Copyright 2006 by TOKUTOMI

ご意見・ご感想・リンクについては下記のアドレスにメールして下さい。

 E-mail tokutomi@yokohama.email.ne.jp