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ひとりごと2023年11月

 ここは喜翔の独り言のページです。展覧会や映画の感想から、日頃思ったこと、感じたことを日記のようにアップしたいと思います。お付き合い下さい。


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  11/26(日) 『久しぶりの人生ゲーム』

 休日、弟家族が遊びに来て人生ゲーム
 をすることになった。

 小学生の頃、友人と毎日のように遊ん
 でいた以来だから、そうとう久しぶりだ。

 人生ゲームはその時代の世相を反映
 して更新されているそうで、最新版は
 就く職業に動画クリエイターやアニメー
 ターが追加されている。

 

 気になるマス目の指示(コピー)は、
 『保護猫の里親になる$7,000もらう』
 とか『ペットの乱入でリモート会議が
 和んだ。$30,000もらう』など、
 近年の時事をしっかり取り込んでいた。
 その指示を読み上げるたびにみんな
 で笑うのが人生ゲームの良いところだ。

 自分が止まって笑ったのは、
 『サブスクの登録の仕方がわからなく
 て$10,000払う』だ。実際、サブスクの
 登録はいつも面倒で嫌いだから、
 コピーの通りである。

 2016年頃から追加された4つの
 エリア。基本ボードに4つのエリアを
 足すことでチャンスが広がより深く
 長い時間楽しめるようになっていた。

 いやあ、楽しかった。

 1968年の発売以来、55年もの間
 ファミリーゲームとして続いている
 理由がわかった。

 でも、昔はあった
 『子供を売って金にできる』という
 ルールがなくなっていた。

 当たり前だろっ、バキッ(。。 )☆\(--;)


ここのところ映画ばかり観ている。
今週は北野武監督の『首』でしょ。
そして来週末はいよいよ
『エクソシスト信じる者』の公開だ!


  11/21(火)映画『ゴジラ-1.0』

 ゴジラシリーズ70周年、外国版を
 含めてすべて観てるけれど、
 はじめて感動で泣けてしまった。
  (ToT)オロロー

 真っ先に言いたいのは、怪獣(昔なら
 特撮パート)と人間ドラマがストー
 リーの中で融合しているということ。
 主人公がゴジラを倒したいという衝動
 と行動がしっかり噛み合って必然性
 を感じた作品だった。

 そう、これまでの怪獣映画の不満は
 ドラマにあった。本作は気取った
 子供も出なければギャングも出ない。
 超能力少女も非現実的な新兵器もない。
 もちろん金星人も出ない。
 よくぞこんなストーリーを考えられた
 とシナリオに拍手を送りたい。

 “一周回って・・・”というのが流行っ
 ているが、ゴジラ作品こそ一周では
 なく、もう二周も三周も回って原点
 に戻ったような作品だった。

 本作は第二次大戦直後にゴジラが
 現れたら、という設定である。

 これこそゴジラをモチーフにした日本
 の戦争の記憶である。


 採点 95点 \(^o^)/


 * * * 以下、ネタバレあり * * *


 


 まずゴジラの大きさがいい。
 初代ゴジラに近くて、海上で船を追い
 かけて来る時の顔の大きいこと。
 波も自然に描かれていてVFX技術
 の進歩に驚いた。
 監督自身が集大成というように
 『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の0』
 『海賊と呼ばれた男』『アルキメデスの
 大戦』、それらの美術と演出、VFXの
 経験の績み重ねでできた成果だろう。


 敷島役の神木隆之介と典子役の浜辺
 美波のふたりは、ついこの間まで放送
 していたNHKの朝ドラ『らんまん』で
 夫婦をしていた仲じゃないか。
 『らんまん』では優しくて柔らかい演技
 だったのを、何の冗談か、同じ二人が
 戦後復興の中で鬼気迫る演技を闘わ
 すなんて。『らんまん』ファンの私として
 はド・ストライクな配役だった。
 それにしても浜辺美波って『シン・仮面
 ライダー』にも出演してたけど、なぜ
 そんなに人気があるのだろうか。
 少なくとも『シン・仮面ライダー』より
 も彼女らしい良い演技だった。

 ついでに個人的な好みでいうと、
 戦闘機『震電』の登場には驚いた。
 私が大好きな戦闘機だからだ。
 震電は劇中でも解説していたが、
 実際には戦争に使われなかった幻の
 戦闘機である。私が好きなのはその
 フォルム。プロペラが後ろについてい
 て飛行機の常識からはずれてるでしょ。
 たとえCGであっても、震電が空を
 飛ぶ姿が見られたのは、それだけ
 でも得した気分である。

 敵前逃亡した特攻隊員・敷島の苦悩
 と、疑似家族となった典子との絆
 (三丁目の夕日的)を中心に、戦後復
 興期の昭和をリアルに描いているの
 がすばらしい。
 私は62歳の昭和世代の人間で、
 戦後生まれではあるけれど、両親か
 ら戦争の体験話しは聞いてるし戦争の
 匂いを感じて育ってきた。この作品は
 そんな戦争の様々な記憶を蘇らせる
 モチーフが散りばめるられている。
 特攻、戦後復興、戦争孤児、パンパン
 なんてセリフもあった。
 しかも『ゴジラ=原爆』のメタファー
 という初代からの設定もしっかり守ら
 れていて、敷島が黒い雨を浴びたり、
 よく見えなかったが典子の首筋に
 残るあざ(ケロイド?火傷の跡?)
 だったり。あれには単なるあざ以上の
 意味があるみたいだけど
 監督に聞いてみたい。


 でも、すべてが良いわけではない。
 気に入らない点もいくつかあって、

 まずゴジラが放射能を吐く前に背びれ
 が光って、ガシャン、ガシャンと伸びる
 のは発射前のカウントダウン的な
 演出なんだろうけど、生物らしくなくて
 好きではない。メカゴジラならアリだけ
 どね。

 それとクライマックス、敷島が震電で
 ゴジラの口に向かって突っ込む場面で、
 今にも放射能を吐き出さんばかりの
 時に震電はまだ旋回しててタイミング
 が合ってない。私はズルっと椅子から
 落ちそうになった。まるでバンドの
 ギターソロがはじまる瞬間に半拍タイ
 ミングが遅れたようで興覚めだった。
 観客はテンション上げて待ってるん
 だから気持ち良く編集してよね!

 あと、ドラマについて、
 例の電報が届いた時の安藤さくらの
 表情で答えはうすうす感じてしまった。
 ま、それはいいとして、もっとも釈然と
 しないのは、なぜ敷島は葬儀をあげ
 たんだろうか。(仲間を集めて腕に
 喪章をしてた)ということは、典子の
 遺体がない状態で葬式したのか?
 それはおかしいでしょ。(ー"ー)゚゚
 敷島の感情だったら遺体が見つから
 なかったらいつまでもくよくよして、
 すくなくとも5年は生きてると信じて
 待つはずだ。だって彼は大戸島で
 ゴジラが至近距離にいて引き金を
 引くだけだったのに引けなかった
 男だよ。なのに典子の死体がないの
 に、すぐ諦めて葬儀あげちゃうの?
 まったくもって納得いかない。o(>o<)o
 そもそも大戸島で何で引き金が引け
 なかったのか、私には理解できな
 いんだけどね。

 それと人間ドラマを主にするならば、
 途中どこかで敷島は典子と結婚し
 たいと願っていることをセリフか芝居
 で見せておかないといけないと思う。
 いずれ一緒になりたいことを伝えた
 後に典子が銀座の爆風に巻き込まれ
 た方が観客の心に刺さると思う。

 もうひとつ。

 もっとも残念なのは、
 エンドロール直前のお決まりのシーン
 のこと! ゴジラはまだ死んでなくて
 復活する的なカットはこの作品には
 必要ないと思う。そういう表現は中身
 のないホラー映画のシメの常とう手段
 だからだ。チープで使い古された手法
 を使うなんてがっかりした。感動した
 気持ちが一気に冷めてしまう。
 まったくの蛇足です!

 最後に

 映画『ゴジラ-1.0』はドラマに感情移入
 できた。『シン・ゴジラ』の早口でまくし
 たてられるスピーディーでドライな
 作品よりも、ゆったりと人間ドラマの
 あるウエットなこちらの方が私の肌に
 は合う。

 そういう私って、

 よっぽど古~い奴なんでしょうね。

 あ、それと、
 この作品はカラーではなくモノクロ版
 でも観てみたいと思う。いいと思うよ。


日本全国で熊による被害者が多い。
熊が住宅地に現れるのは異常気象の
せいなのか? それとも
人間に原因があるのか?


  11/9(木)映画『ザ・クリエイター/創造者』

 私は『ローグ・ワン/スターウォーズ・
 ストーリー』が好き。その監督がAI
 をテーマにしたオリジナルSF映画を
 作ったというんだから喜んで見に
 行った。 が、

 うーん。

 画作りはリアルでいいんだけど、全体
 的な印象として、なんだか古くさい。

 AI問題はまさにリアルタイムな話題
 でハードSFを期待していたけれど、
 肝心のAIが人間っぽくなりすぎて、
 まるで高性能ロボットのようだった。

 サービス精神旺盛でエンターテイン
 メントをしようという監督の姿勢は
 充分伝わったが、35年前に作られた
 『AKIRA』には遠く及ばなかった。


 採点 60点


 * * * 以下、ネタバレあり * * *


 


 期待しすぎるとがっかりするのは
 いつものこと。にしてもね。 (^_^;)

 まず物語の設定が納得できない。
 AIを排除しようという国とAI推進派
 (なぜかアジア系)との戦いって
 理解しにくい。

 一番は、AIが恐るべき兵器を開発
 したのは子供の形をしたAIだった。
 まあ、ここまではいいとしよう。

 そのキッズAIは敵の攻撃を止めたり
 できるのに、なら、すべて思うままに
 出来るはずが、出来ないこともあっ
 たりして。

 挙句の果ては寝込みを襲われてスイッ
 チを切られてしまう。大体、AIが寝る
 必要があるんだろうか?
 どこが最終兵器なんだ!

 ラストはお涙頂戴的な感動的なシーン
 があるけど、涙もろい私が全然泣けな
 かったのは、登場人物に感情移入で
 きなくて、ストーリーが疑問だらけで
 渡辺謙との関係もよくわからなかった。

 この監督は自己犠牲的精神が好きな
 のね。


今年は異常気象だ。
11月になったというのに最高気温が
25度を超えるんだもの。
この冬は暖冬なのかな。


  11/5(日)『関内フード&ハイカラフェスタ2023』

 馴染みのワインバーの女将から誘いを
 受けて、3年ぶりに関内フード&ハイカ
 ラフェスタに行ってきた。

 まずは『馬車道まつり』に寄ってみる。
 今年で38回を数える『馬車道まつり』は、
 馬車や人力車、鹿鳴館時代を再現した
 ドレスを着た貴婦人たちが通りを歩き
 開港当時を再現していた。

 イギリス製の馬車の試乗会は無料なの
 で乗車を希望する客で長い列をつくって
 いた。

 

 次に1ブロック先の『フード&ハイカラ
 フェスタ』へ移動する。

 まずは女将さんのいるドイツワインの店
 『Am Rhein』で、ドイツワインとフランク
 フルトをいただいた。

 

 ここは弁天通りの1丁目から3丁目
 までを交通規制して30店舗の店が
 並ぶ。シードルや日本酒もいただいて
 ほろ酔い気分。

 ランチは『パン屋のオヤジ』の黒胡椒
 香るスペアリブコッペとドイツビールの
 ケルシュをいただいた。

 

 今年は快晴でコロナ明けでもあって
 例年以上の人込みだった。

 今年よかったのは、各交差点に必ず
 ゴミ箱と飲み残しや汁物のバケツがあっ
 て、食べ歩きも苦にならず。トイレもしっ
 かり確保されてて完璧だった。


 関連記事 2020/11/6『関内ハイカラ&フードフェスタ2020』


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