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ひとりごと2005年6月


 6/26(日)『私の絵について5「アートは崩壊した」』


 以前、アートと絵画の境界線について書いたことがある。(2001.12/1記事

 個展に来ていただいたお客さん(品の良いお婆さん)が、私の絵を見てこう言った、「これは"絵"ですか"イラスト"ですか?」と、お客さんは特に悪気もなく素朴な疑問として言ったに違いない。ところが、私は、その質問に腹立たしい思いを感じていた。芸術に上下の境が必要なんだろうかという疑問と、私の絵が芸術ではないと言われたような気がしたのである。

 それについて事ある毎に考えてきたが、先日、赤瀬川源平さんが『アートは崩壊した』と言ったことを知って、それまでモヤモヤと悩んでいた疑問が解けたような気がしてきた。

 それは月刊ギャラリーの森村泰昌の対談記事に出てくるのだが、『アートのバブルは崩壊した』という話しで、現代(いま)芸術といっているものは全部"デザイン"なんだと、中身は空っぽなのにそれをアートと言っているにすぎないんだと。ようするに、現代のアートと呼ばれるものは、古来の芸術(作家の内なる世界の葛藤を克服しつつ形をもって『表現する』こと)の、そんな『表現する』がない、もっとはっきりいうと中身がないということではないだろうか。これは正直、耳に痛い話しである。このホームページでも書いている通り、私の絵のテーマとして「心の仏画」とか「心の中に存在する自我を表現した」とか書いているが、それらは後から理由を付け足したものであって、そもそも私がこういう絵を描く動機としているのはデザインとしてきれいなものを描きたいからなのであるかもしれない。

 さて、私が以前、品の良いお婆さんに聞かれた「これは絵ですかイラストですか?」というのは、実は「これは芸術ですか、デザインじゃないですか?」と言いたかったんじゃないだろうか。それならば、まさしくその通りで、聞かれた時に腹立たしく思っていた自分は、未熟で浅学で、とても恥ずかしいことをしていたんだと今やっと理解することができた。感謝

 関連記事 2001.12/1『アートとそうでないものの境目』
      2005.6/3『私の絵について4「宗教にとらわれない心の仏画」』


うぐいすが鳴き始めた。でもまだ練習中でホケーホケキョウのフレーズが
きれいに鳴けていない。でもそんな様子が愛らしい。

 6/22(火)『エアコン購入』


 先週プラズマテレビを買ったばかりで興奮冷めやまぬうちだが、エアコンを買い換えた。

 私の部屋は南向きの日当たり良好の部屋で、人もうらやむ条件だが、どっこい、それはそれで困ったことがあるの。木造建築の2階は下からの熱気があがってくる上、屋根で熱をとめられるため、真夏日に限らず1年中通して暑さに悩まされている。この梅雨も、もう30度を何回か経験している。しかも部屋にはパソコンだのプラズマだのと熱を発するものばかり。それに引き替え部屋についているエアコンは20年前につけた床置きのガスエアコンと古い。ガスなので暖房は申し分ないものの冷房は利きが悪く、現在の機種に比べて燃費も悪い。去年の猛暑に限界を感じて今回やっとのことで買い換えることにした。

 これで夏の暑さ地獄からもやっと解放される。

 さて、環境は整った。9月の個展までに、この夏、絵を2枚描かないと。


セ・パ交流試合は観ていて楽しく結果は大成功でしょう。
でもロッテはいつからあんなに強くなったんだろう。

 6/18(土)『宝くじが当たった』


 ここのところタメ息ばかり、仕事は忙しい割にはちっとも儲からなく、「労多くして益少なし」というところ。何か良いことないかな子猫ちゃん、と思っていたら、ダメもとで買っていたドリームジャンボ宝くじが当たっていた。といっても3000円と300円なので大したことではないけれど。でも10枚買って2枚当たったので、儲けは300円、ハハハハ。

 こんな小さな喜びでも糧(かて)にして明るく生きてかなきゃしょうがないよね。 o(^-^)oガンバ


「スターウォーズ・シスの復讐」CDにはオマケとして
特典DVDがついている。しかも内容は60分あり、
新作の映像もたっぷりあるし、今までの作品の回想場面では
感動でウルウルしてしまうほどだ。買ってソンはない。


 6/13(月)『プラズマテレビ購入』


 11年間愛用したテレビが壊れたので、これを機にプラズマテレビを購入した。

 私は主に映画を見るので、速い動きに弱い液晶や、安いのだけれど細部の表現に弱いリアプロでなく、映画に適しているといわれているプラズマにしたわけだ。買ったのはパナソニックのVIERA37型プラズマテレビ。37型ワイドともなると部屋に入れるとかなり大きく迫力があって、映画館で映画を観ている気分になる。子供の頃からホームシアターがつくりたかったので、ついに夢がかなったというものだ。

 パナソニックのVIERAには、画質をよくする「PEAKS」という高画質エンジンが入っており、今販売されているものの中で一番新しく優れているという(店員談)。そのため高い買い物になってしまったが、黒のしまりが良く、また白がとばずに階調を表現してくれるのできれいだ。DVDスターウォーズ(エピ4.5.6.)のトリロジーBOXには「THX」サウンドのOPTIMIZERがあって、映像の調整ができるようになっているが、このテレビ、どれも完璧な表現ぶりだった。

 ただ良いことばかりではない。地上アナログ放送やCS(スカパー)番組がきたなくて、前の28型ワイドブラウン管テレビの方がよかったとさえ思ってしまうことがある。それは、

 1.荒い部分も拡大されるため
 地上のテレビ放送(アナログ放送)やCS(スカパー)番組、特にスカパーのデータ圧縮の高い、荒い番組は、大画面のためノイズも拡大されるため、今まで使っていた小型のブラウン管より悪く見えてしまうのだ。(ただ、画質調整することである程度の不満は解消できる)

 2.DVDの字幕スーパーがジャギー(ギザギザ)に表示されるため
 もともとギザギザのデータで収録されているらしいが、以前の解像度の低いテレビだと、細かいドットが表示しきれないためボケて表示されていた。それが結果としてなめらかに見えていたのだ。細かい再生ができるテレビほどギザギザになってしまう。データを忠実に再現されて困ることもある。

 3.録画モードの差が歴然
 録画マシンとしてパイオニアのDVDレコーダーを使っているが、保存する重要度から3つのモード(SPモード[標準]、MN15、LPモード)を使い分けている。小型のブラウン管だとその違いがほとんどないように見えていたが、画質の悪さも忠実に、しかも大画面に拡大されるため、SPモード以外は見るに耐えられないようになってしまった。

 というように、不満の要素は『画質の悪さも忠実に再現されてしまう』のと『画質の悪さも拡大される』というものだ。ただし、聞いた話しによると、地上デジタル放送はきれいだという。早くアンテナを立てないといけない。それとしつこいようだがDVDの映画はきれいで迫力があってとても満足している。

 関連記事 2004.1/16『DVDレコーダー購入』


サッカー日本ワールドカップ進出おめでとう。
も良いけど、その裏でやっていた懐メロ番組に
石立鉄男がゲスト出演してくれたのにはうれしかった。


 6/9(木)『都会のハナアブ』


 すずしい風が入るので会社の窓を開けていたらアブが迷い込んできた。アブといってもハナアブのようである。ハナアブは花の蜜や花粉を食べるもので人を刺すタイプではない。

 叩いて殺してしまえば終わりだが、どうも、かわいそうでできない。仕方なく、飛んでいるアブに紙袋をかぶせてつかまえ、ベランダから外へ逃がしてやった。アブって空中で静止して飛ぶのでつかまえやすいのだ。

 私の会社は東京の浜松町にあり、公園はあるものの、ハナアブが喜びそうなお花畑はないといっていい。殺すのが可哀想だからと外に逃がしたが、はたしてそれでよかったのか・・・。


朝テレビをつけたら画面が真っ赤でビックリ!
ついに寿命が来たか。買って11年目だもの。

 6/3(金)『私の絵について4「宗教にとらわれない心の仏画」』


  4月のこと、横浜市民ミュージアムで「仏画展」をやっていました。

 『仏画』というのは仏教界を中心として描かれた絵画であり、画面の中心にお釈迦様や観音様を描くもので、写仏、写経は功徳を積む行為にあたり、仏教修行の一環としていたそうです。その作品群を観て思ったのは、私の絵がこの仏画のスタイル(意味合いではなく表面的な形だけのことですが)に似ているのです。

 普段、人との会話の中で「どんな絵を描かれているのですか?」と聞かれることが多い。そんな時、自分の絵をひとことで言うのに苦労するが、これからは「宗教にとらわれない『心の仏画』です」と答えるのもいいかもしれない。

 関連記事 11/3『私の絵について3(引田天功の言葉)』



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ここに書かれている内容は徳富の個人的な感想によるものです。
特に悪意はありませんし下心もありませんので、なにとぞご了承下さい。


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