ここは私の独り言のページです。展覧会や映画の感想から、日頃思ったこと、感じたことを不定期的にアップしていきたいと思います。お付き合い下さい。

　8/30（土）『ゲリラ豪雨』

　『ゲリラ豪雨』。また新しい言葉が出て来た。

　予測不能の局地的な大雨のことだけど、ここのところ日本列島には気圧の谷による前線が停滞し、低気圧の縁を回って太平洋からの暖かく湿った空気が流れ込んで各地に大雨を降らしている。しかも、突然降り出したと思ったら、1時間に30ミリは当たり前、100ミリ超えも連発している。台風が来ているわけでもないのに、この雨の降り方は異常だよ。私は国土交通省の仕事で河川や台風の撮影をしていたものだから、ちょっとくわしいけれど、15年前なら1時間に50ミリというのが、めったに降らない大雨の象徴だったんだ。それが5年前ごろから時間50ミリはたびたび降るようになり、去年当たりから100ミリの記録が出るようになった。つい先日の愛知県の岡崎市では1時間に140ミリ降ったんだって。

　大阪の豊中市では時間110ミリを記録したそうだけど、前日の天気予報は「くもり時々晴れ」で降水確率20パーセントだって！　つまり、『ゲリラ豪雨』は天気予報官にとって予測しにくい異常事態なんだろうね。

　うちのミー子は雷が嫌いなのか、間近で鳴っているときは落ち着かなくてウロウロしっぱなし、抱いてあげると腕の中でうずくまっていた。超カワイイ

　ところでこの夏、時間80ミリを超えた雨が全国で19回もあったんだって。『ゲリラ豪雨』は大雨の降りやすい気象条件に都市部でのヒートアイランド現象が加わっているとも考えられている。この異常現象を予測するシステムと『ゲリラ豪雨』に対応した街づくりを考えていかないといけないだろう。（何だか行政のコメントみたいになってしまった）

　8/26（火）『北京オリンピック終了』

　４年に一度のオリンピック、今年は中国の北京でした。
　オリンピック・ウォッチャーだった私だが、今回は仕事もあってゆっくりと観られなかった。閉会式を終えた今、印象に残った試合をふりかえってみます。

　・花火にワイヤーワーク、ド派手な演出でオリエンタルムードいっぱいの開会式。さすがは中国。
　　足形をした花火が実はＣＧだったなんて思いも寄らなかった。でも、そういわれてみるとＣＧっ
　　ぽかったような気がする。それはないんじゃない?
　・同じく開会式で、歌を歌った女の子が口パクだったというのは、私は気付いていた。
　　だって微妙にズレてたもの。でも『口パク』なんてイベントではよくあることで、目くじら立てること
　　ないでしょ。
　・女子重量挙げの三宅宏実選手は、試合の直前に体重が落ちて力が入らず実力を出せないで６位入賞
　　にとどまった。過去のメダリストが失格していただけに残念。次に期待しましょう。
　・同じく女子重量挙げポーランドのカルピンスカ選手かわいい。4年後も出場していたら応援しようっと。

　・「ママでも金」を売りにしていた谷亮子は銅メダル。今回、一本勝ちが少なかったのは、どこか守り
　　に入りすぎたのでは？
　・水泳の北島康介選手は期待通りの世界新で金メダル。あっぱれ。１００メートル平泳ぎ後のインタ
　　ビューで、うれし泣きで声が出なくなったのには、そうとうのプレッシャーを感じてたんだろうな
　　同情してしまった。
　・バドミントン女子の準々決勝、末綱と前田の日本ペアが格上中国を破ったのにはアッパレ。
　　攻めのバドミントンだった。やはり北京オリンピックでは攻めた者が勝つと思う。
　・楽しみにしていたトランポリン。男子は世界ランク１位の実力がありながら予選落ちとはがっかり。
　　その後、あまり報道もされず。テレビって冷たいね。
　・女子柔道の中村美里選手、銅メダル獲得でまったく笑顔無し。しかも表彰台でのくやし涙ボロボロ
　　流して、あなたはカッコイイです。次回一番に応援します。
　・女子マラソン、野口みずき選手の突然の辞退。日本は一人欠いての参加になってしまった。それよりも、
　　いつもは補欠選手を決めていたのに、何で今回だけいないんだっつーの。もし高橋選手がいてくれたら…。
　・女子マラソンの結果はメダルなしに終わる。残念。土佐礼子の外反母趾を痛めて走る姿は辛かった。

　・女子柔道、谷本歩実さんの金はあっぱれ！　前回アテネから今回まで、すべて一本勝ちというのもす
　　ごい記録。やはり柔道は攻めないとだめだ。胸を好くような内股一本が今でも記憶に残る。
　・フェンシングで太田選手の銀は快挙。すごいっ
　・伊調千春を破って金メダルをとったカナダの選手にあっぱれ。やっぱ攻めた者勝ち。
　・競泳の男子４００ｍリレーは熱かった。純粋にうれしかった。
　・男子バタフライの松田、ビニールハウスから世界の銅。久世コーチにかけよってハグした姿に感動した。
　・テレ朝のコメンテーターの田中雅美さん美しいなあ。一目惚れ。

　・柔道男子の石井慧選手、金をとった後のインタビューで、「オリンピックのプレッシャーなんて斉藤
　　先生のプレッシャーからしたら屁のツッぱりにもなりませんよ」に笑い。解説者が斉藤選手は「しゃ
　　べらない方がいいですね」に、更に笑い
　・今大会でなくなってしまう女子ソフトボール。オーストラリアとの延長１２回の接戦は苦しかった。
　　一人で投げきった上野選手はすごいっ。２試合で317球投げきった。おめでとう。解説の宇津木
　　（元監督）さんも涙。
　・トラック競技初となる男子４００ｍリレー銅メダルにみんなが喜んだ。　でも…、
　　水を差すようで悪いけど、アメリカ、フランスなど世界陸上で金、銀、銅の実力３ケ国がバトン失敗で
　　リタイヤしたからの結果なんだけどね。まあ、それも競技のうち。
　・野球の星野ジャパンは期待されながらもノーメダルに終わった。私は今回、それほど思い入れがなかっ
　　たので、こんなもんでしょう。故障選手も多かったらしいし。
　・男子マラソンは大崎選手が欠場。マラソンは男女合わせて６人の選手が出場し、うち３人がケガで実力を
　　発揮できなかった。日本チームの体調管理と練習量が今後の課題だ。

　・オリンピックに雨を降らせないために中国は消雨ロケットを空に向かって1345発も撃ってたんだって。

　　ということで、金９個を含む、メダル総数２５個となりました。お疲れさまでした。

　　関連記事　（4年前のオリンピック）2004/8/31『感動・アテネオリンピック』

　8/18（月）『花魁メイキング1・アイデア考』

　今年2月の個展の時、作品の制作風景を撮影したアルバムを置いてたら以外と好評だった。みなさん、作品がどのようにして作られたのか知りたいようです。ということで、ようやくはじめた新作の制作過程の報告をかねてひとりごとにアップしようと思います。

　今回のテーマは『花魁（おいらん）』。
　花魁とは、江戸時代の遊郭（ゆうかく）、遊郭とは大人の男性が女の人とお酒を飲んだりして遊ぶ場所のことで、その遊郭の中でも位の高い遊女のことを花魁と呼びます。その花魁が年2回ほど、盛装（華やかに着飾って）して遊郭を練り歩くのを「花魁道中」というそうです。くわしくは漫画や映画で「さくらん」を観るとわかります。そこで、私ならではの花魁を描こうと思います。

　まず、はじめにすることは、日頃から描いていた習作（落書きのようなもの）の中から、花魁にあった作品を集めて並べます。次に本棚からイメージをふくらますための資料を出します。今回は花魁がテーマなので、ネットからダウンロードした写真や浮世絵の画集、私の場合、純和風な作品にはしたくないので、クリムトの絵やファッション誌、世界の民族衣装の写真、それに智内兄助や島成園の画集をながめながら作品の構想を練ります。私はこの段階が作品づくりの中で一番楽しい作業なんです。時間をかけて、あーでもない、こーでもないと試行錯誤を続けます。　つづく

下絵を描く紙はＡ４のコピー用紙。パソコンショップで100枚束を安く売っているので使ってます。 　クリムトと「BIBAスウィンギン・ロンドン」のムックからは花魁の衣装と背景の装飾を、島成園には狂女の目を、智内兄助には画面の構図を参考にしようと思います。

花魁の着物に蝶の羽を付けました。髪型は映画「陰陽師」の女の子を参考に。写真の絵は左右描いてありますが、実際は真ん中から左側だけ描くことにしています。右側はパソコンでコピーして作るからです。下絵は何度も何度も納得するまで描きます。

　8/7（木）『極楽、極楽〜』

　仕事の大変な撮影も無事終わり、昨日、代休をもらって、ゆっくり休みました。

　朝は気の向くままゆっくり起きて、午前中は（絵の）新作アイデアを練った。前に買った雑誌VOGUEをペラペラとながめ、相変わらず写真の美しさ（クオリティの高さ）にうっとりした。幼い頃からVOGUEを観て育った子供はアートティストとしてのセンスが高くなるんじゃないかなあなどとつまらないことを考える。もし、自分に子供が出来たら、絵本の代わりにVOGUEを見せて育てようと思う。

　午後は愛車フォレスターの洗車とワックスがけをした。たっぷり汗をかいたので、冷えた缶ビールを片手に水風呂に入る。この水風呂って疲れがとれるんですよね。身体がシャキッと引き締まって目が覚めるんです。　ビールはキリンの「スパークリング・ホップ」。最近ダイエットビールばかり飲んでいたため（味が無くて）飽きてたので、ホップの香りがするビールが飲みたかった。このビールはさわやかで口当たりが良く、ホップの香りがちゃんとある好きなビールです。しかも安んですよ！

　昼間に水風呂で身体を冷やして、ビールで疲れをとれる。　いやあ、この日が来るのを楽しみにしていました。　極楽、極楽。

　8/3（日）『撮影終了、徐々に復活します』

　7/17からホームページの更新が止まっていて、どうしたんだろうと心配されていたかもしれません。ご心配おかけしました。

　実は、神奈川県の大和市でドラマ撮影をしていました。これは大和市が市政50周年を記念する作品で、出演者は全員、大和市民の人たち。つまり素人さんたちです。そのため、1月半の間、毎週2日、演技の練習をして、7月24日から30日までみっちり撮影、私はプロデューサー兼制作として働きました。撮影は連日朝（5時半集合もあり）から夜遅くまでかかりハードで疲れました。

　この作品、とても注目されてて、地元のケーブルテレビからFM放送局、先日は、NHKのニュース番組「1都6県」でも取材され、2回も放送されました。

　クランクアップの30日は22時に撮影終了、機材撤収した後、出演者とスタッフとで深夜0時から地元の飲み屋で打ち上げをはじめ、明け方5時に終りました。いやあ、ギョー界ならでは。もう、若くないんだから、身体にこたえました。

　ということで、肉体的にも精神的にもボロボロで、昨日は何度も寝て起きてをくりかえし、でも疲れがとれません。

　さて、これからは定期的にひとりごとをアップしますので、観て下さいね。

　
大和市50周年ビデオの公式ホームページ。ここも私が作ってます。
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