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ひとりごと2011年1月

 ここは私の独り言のページです。展覧会や映画の感想から、日頃思ったこと、感じたことを不定期的にアップしていきたいと思います。お付き合い下さい。



 1/27(木)『新作エスキース「蜘蛛」完成』


 正月休みからずっと考えていた新作がようやく完成した。
 これは今年10月にパリで行われる展覧会に出品するエスキース(作品の下絵)である。


私のエスキースはデザイン構成の確認と色を検討する。
色鉛筆で彩色してある。

 題材は蜘蛛(くも)。
 今まで蜘蛛をテーマにした作品は2作あり今回が3作目。でも、それまでの作品とはずいぶんイメージを変えるつもりだ。

 というのも、今回のパリ展はマネージメント会社の意向で『ゲイ・アート』との併設展示となるからだ。

 『ゲイ・アート』、聞くとビックリするかもしれないけれど、私の会社はファインアートと平行してゲイの人達を対象にしたアート展もしている。ゲイというと日本では特別な感じを受けるけど、オーストラリアやヨーロッパでは市民権を得ていて(それ以上か)、市長がゲイだったりして、政界・ビジネス界にも多くいて大きな影響力を持っている。

 ということで、新作の蜘蛛もその辺を意識して、オリエンタルなイメージ、+プラス、TATTOO(刺青)+SMチックなラバースーツのイメージを足してみた。いつもの原色でカラフルな彩色ではなくゴールドと黒に色を限定して描こうと思う。


上野の森美術館での展覧会は終了しました。
来てくださったみなさま、ありがとうございました。

 1/23(日)『映画のポスター・プログラム即売会』


 銀座、山野楽器の7階特設会場で、今、映画のポスターやプログラムの即売会が行われている。
 ポスター、プログラムの他に、チラシ、宣伝用スチール、チケットの半券、宣伝用プレスなど、その数、約100,000点!!

 学生の頃は映画を観ると必ず買っていたプログラム。数えてないけれど、物置には本棚の1段目と2段目にぎっしりつまっている。捨てるに捨てられずたまりっぱなしだ。私が映画を集中的に観ていたのは高校生から20代までだから、今から30年前の作品である。

 さて、会場の壁面には人気で高額なプログラムが飾ってあったので、ざっと見たところによると、

 「ドラゴンへの道」5,000円、「スターウォーズ(エピソード4)」1,890円、「ターミネーター(1)」4,200円、「ルパン三世カリオストロの城」4,200円、「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」6,300円・・・。

 映画好きの人なら「あれっ?」と思うかもしれないが、古ければ高いということでもない。作品の人気と販売部数の関係で値段が決まるようだ。あと、「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」とか「ムトゥ踊るマハラジャ」「アメリ」のように今でも人気があって単館ロードショーものが貴重のようだ。

 上にあげた各作品、いずれも私が持っているものなんです。o(^-^)o よっしゃ(ちょっと自慢)

 今は物置でほこりをかぶっているけど、売ってみるとかなりの値段になりそうだ。 私の『お宝』です。


「映画のポスター・プログラム即売会」銀座 山野楽器7階、特設会場
ポスター、プログラムなど約100,000点!!
〜1月27日まで。

   関連記事 2002/8/20『お宝紹介2「日本沈没・ノストラダムスコレクション」』



 1/21(金)『新春、日本酒『来福』で乾杯』


 やっぱ、新年を祝うには日本酒でしょ。
 ということで、6日、年始の挨拶に馴染みの店、名酒センター(大崎店)に行ってきた。

 「新年のお目出度いお酒、まず、これを一杯やって」と店長が出してきたのは、純米酒「来福」(超しぼりたて生原酒)。

 「来福」、その名の通り、福来たる。 いい名前。

 ただし、この「来福」のいいところは名前だけではない。オレンジ色のお祝いラベルの酒は2010年12月31日の大晦日に絞りはじめて、そのまますぐ瓶詰めにしたもの。だから酒に濁りがあって泡が出ている(発酵している生きてる酒)。限定1000本の貴重なもので一般の酒屋では売ってません。ここ名酒センターだから蔵元から入ってくるそうです。でも、その後ネットで調べたら来福酒造のホームページで予約ができたらしい。もし、このお酒に興味のある方は今年の11月頃にホームページで注文してください。元旦に届くようになってます。限定1000本ですよ。

 さて、そのお味はというと、スッキリしてて香りが良く、発酵してるのでプチプチした泡がシャンペンのようだ。シャンペンのようだとは誰でも思うことだけど、私には『カルピスソーダ』のような印象を感じる。

 実は私、こういう発酵しているフレッシュな酒も好きなんです。ずっと昔、京都の伏見の酒に「月の桂」という名酒があって、同じように発酵している生酒をもらったことがある。

 ということで、来福は新年にピッタリの酒です。

    
この酒を造ったのは茨城県の来福酒造。1716年創業の歴史のある蔵元さんです。
来福酒造のホームページ http://www.raifuku.co.jp/

  関連記事 2010/6/10『名酒センター夢屋・大崎館』



 1/17(月)『上野の森・日本の美術作家展』


 上野の森美術館で行われた「第16回 日本の美術-全国選抜作家展-」が終了した。

 日本の美術展は、1995年以来、個性と魅力ある作品の発掘・プロモートをしている会社が主催する推薦作家の作品展です。日本画、洋画、工芸など様々なジャンルで189名の作家さんが集められた。私は、このひとりごとでもたびたび紹介してきた「覚醒」を出品した。

 上野の森美術館はまわりを木々に囲まれた広くて気持ちのいい会場です。そのため作品の間隔も広くとられて観やすい展示になっていました。さすがは芸術の都。来場者の年齢層も幅広く、来場者は連日約1,000人が訪れ、4日間で4,000人にものぼった。それだけ多くの人に観賞されるのは作家としてうれしいものです。

 私の作品は1階の奥まったところに展示され、学生さんらしき2人が、「これ手描き?」「ハンパないね」「この(網の)手袋ヤバくね!」など驚いている様子が面白かったです。

 外国人も何人か来ていて、その中の一人が私の作品を携帯写真を撮って帰りました。やっぱり私の作品は日本人よりも外国人の方にウケるんだと実感した。


木々に囲まれた上野の森美術館 入り口。
この日は天気が良くて暖かかった。


受付ロビー。右側に各作家のポストカードが売られている。
その売上金は慈善機関へ寄付される。


日本の美術・全国選抜作家展のタイトル


順路は、まず日本画からスタート


会場は広い。連日約1,000人ものお客さんが来場してくれた。


私の作品が展示してあるコーナー。


「これ手描き?」「この手袋ヤバくね!」


2階も広々として気持ちいい。

 こうして様々な作品の中に私の作品が並ぶと、やはり浮いてますね。私の作品は1点を単体で観られるより、数点並んだ時の世界観をみてほしいのです。もう、こういう公募展のたぐいはひかえて個展にしようと思います。

   会 期  2011年1月6日〜9日
   ところ  上野の森美術館
   主 催  日本の美術選展実行委員会

  関連記事 2010/4/14『アートの競演、グランプリに決定!\(^o^)/』



 1/14(金)『タイガーマスク現象』


 漫画「タイガーマスク」の主人公、伊達直人(だてなおと)という名前を使って、ランドセルや文房具を孤児院(児童養護施設)に寄付する人が増えている。中には現金や商品券を贈る人もいて、13日の段階で47都道府県で290件を超えたそうだ。もはやブームといっていい。

 日本人はシャイな性格で(宗教の差もあってか)欧米に比べて寄付や支援活動に慣れていないといわれている。また、寄付をしても公表せず隠すのが美徳という考えも強い。この経済不況の中、心温まるいい話題である。

  *  *  *

 私は去年、ハイチの震災復興支援のために、ハイチを舞台に制作された映画「ミラクルバナナ」の上映会をして募金活動を行った。イオンホールを借りて1日3回上映し、現地の被災写真も展示して、お客さんもよく入ってたし、みなさん快く寄付してくださった。

 募金は心であって金額ではないのを十分承知の上で、あえて明かすと、

 1日をかけて集まった金額は27,000円だった。

   27,000円!!

   ・・・私は集計したその金額に愕然となった。

   (私は少ないと思ったのだ。)

 でも、それは私が初めて募金を集める側になって、その現実を知ることが出来たのである。

 考えてみれば、普通、募金箱に入れるのは、1人10円か20円で、よくて100円玉を入れるぐらいだろう。ハイチの会の人が言うには、今回1日という限られた場所での募金としては、驚くほど多いそうだ。とても喜んでくださったのでホッとした。

  *  *  *

 さて、タイガーマスク現象にもどると、
 今、ランドセル1個の値段って1万円から2万円もするそうです。しかも、今、テレビで宣伝している新商品は4万円から5万円も(1個だよ!)するそうです。

 私たちがまる1日かけて集めた募金が27,000円、安いランドセルが1個か2個しか買えない金額なんですね。

 ・・・だから何だと結論づける気持ちはないけど、そんなことも考えつつニュースを見ています。

 今回の現象がブームに乗った一過性のものではなく、長く続くことを願ってやみません。

 関連記事 2010/3/29『チャリティ上映会終了』


上野の森美術館での展示会は終了しました。
来てくださったみなさま、ありがとうございました。

今年は10月にフランス展に参加します。くわしくは「作品展案内」へ。

 1/8(土)『3D映画「トロン・レガシー」』


 去年の「アバター」につづいて3D映画「トロン・レガシー」を鑑賞した。
 私が見に行くワーナーマイカルでは去年の11月からチケット代の他に3Dメガネ代として100円かかることになったそうだ。でも、前に買ったメガネを持っていくと100円はとられなくてすむというルールになっている。そこで私は「アバター」でもらった『マイ・メガネ』を持参したので100円とられずに鑑賞することができた。これだとメガネを作品ごとに制作することがなくて、とってもエコである。

 3Dメガネにはいくつか種類があって上映システムによって異なってくる。「Real D 3D」「Dolby 3D」「XpanD」「IMAX 3D」など。私のは「Real D 3D」タイプ(写真)で、フレームが樹脂でできてるため軽い。3Dメガネの中には電子シャッターが入っていて重いメガネもあるそうだ。でも、メガネが重かったり大きかったりしたら、それに疲れてしまって作品に集中できなくなるのでよくない。その点、「Real D 3D」は良い。

 さて、なぜメガネの話しばかりしているかというと、実は 作品が面白くなかったからなんだ。(ズバリ)

 う〜ん、作品にハマらなかった。 こんなことってあるんだな。

 映像もサウンドもいいんだけど、ストーリーが単調で面白くなくて作品にノリきれなかった。
主人公が行方不明の父を探し出してデジタル世界に行き、冒険しながら取り戻すと言うストーリー。制作会社がディズニーなので、大人も子供も観られて、しかも映像を楽しんで貰うために、わざとストーリーを単純化したのかもしれないが、私には逆に悪い結果となった。

 

    50点

  (以下、ネタばれあり) 

 

 映画の前半は主人公が巻き込まれてゲームをしながら敵を勝ち抜いていく、いわば3Dの立体映画を発揮するシーンだが、主人公に思い入れができてないので、いくら勝っても喜びがなく、むしろ、飛び入りした生身の人間がどうしてデジタルのクルーより強いんだ? と疑問に感じてしまう。映像もサウンドも迫力があるんだけど、『他人が遊んでいるゲームをながめているようなもの』で喜びも達成感もない。それにしてもタイトルが「トロン」なのに、見終わってトロンって何だったのかよくわからなかった。
 よかったのは、オープニングの現実の世界は2次元でパスワードを解いてデジタルの世界に入った瞬間にビヨーンと奥行きが出て3次元の世界になること。それと、ヒロインのクオラを演じるオリヴィア・ワイルド、彼女クールです。

 ディズニー映画といったら、お面白くて楽しくて愛にあふれて感動する映画だったのに、トロンは、親子愛はあるものの薄っぺらで心に訴えかけるものではなかった。う〜ん 残念


私のマイメガネと前売り券、この前売り券は特殊印刷になってて
角度をかえると背景がキラキラしてクール!

  関連記事 2010/12/24『映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」』
 


1月6日から9日まで上野の森美術館での
「第16回 日本の美術 全国選抜作家展」に「覚醒」を出品しています。、
お時間がありましたらいらしてください。


 1/4(火)『2010年、第4回TVCMマイ・ベスト5発表!』


 新年恒例の私が選ぶ昨年のTVCMベスト5の発表です。

    …ところが、2010年のCMは低調でがっかりでした。

 ※解説下のアドレスはユーチューブでの紹介ページです。なお、このページにもどる時はブラウザの「戻る」ボタンで戻ってください。


 ■第1位 ソフトバンク、白戸家シリーズ

 ソフトバンクのCMは、去年、CM総合研究所の「人気CMベスト10」調査で、12ヶ月中、11ヶ月で1位という記録となった。特に人気があったのは白戸家シリーズで、龍馬が流行れば高知に行き、参議院選があれば選挙に出馬し、ワールドカップがあればサッカーをする犬のお父さん。えげつないほどの便乗CMなのに全然イヤミが感じられない。いつも予想外の展開とユーモアにああふれてました。

 「選挙に出馬篇」と「墓参り篇」は、参議院選というタイムリーな話題を軸に、ストーリー展開とユーモア、次を観たくなるような謎まで盛り込まれていて完成度が高い作品でした。

  → http://www.youtube.com/watch?v=96zROjGDv_c

 「温泉旅行」篇 と「父反対する」篇 。
 犬のお父さん次郎の母(若尾文子)が、年が若い松田翔太と再婚するというビックリの展開。このふたつの作品では犬の表情に注目してください。特に、ふとんがふたつ敷いてあるのを発見して驚く表情は最高です!

  → http://www.youtube.com/watch?v=EersJHZQBGA&feature=related

 ちなみに〜、翔太のセリフに「50歳しか離れてない」とあるのは、若尾文子さんが現在77歳なんだって。だから翔太と50歳も離れているというのは事実なんです。いやあ、そう見えません。


父の墓前で出馬を決意する次郎


切なそうなカイくんの表情がかわいい


 ■第2位 サントリーBOSS、レインボーマウンテンシリーズ

 シリーズの中でも「人類史篇」は、ピラミッドや万里の長城の建設から現代まで、宇宙人ジョーンズは地球を調査して人間をシニカルに観察してきた。人はどの時代でも生きるために働いている。内定通知をもらって喜ぶ若者に現代を感じて切なくなってくる。かみしめるほど味の出るCMだ。 深い。

  → http://www.youtube.com/watch?v=Xi1jK3toqHU&feature=related

 つづいて若槻千夏のホストクラブ「競争社会篇」。これは単純に笑ったCMです。
  → http://www.youtube.com/watch?v=JRTotCnG44w

 もうひとつ「タクシー(カセーフ)」篇。
 年末になって新作が2つ登場した。ジョーンズがタクシーの運転手で、自分と同じ地球を調査に来た宇宙人を乗せている。得意のおやじギャグを連発するガッツ石松の「タクシー(ガッツ)」篇。市原悦子さんの「タクシー(カセーフ)」篇。市原さんの行っちゃってる目が怖い。

  → http://www.youtube.com/watch?v=O1oTx_ttCwk


 ■第3位 docomo「セブンイレブンでもiD篇」

 あの、ハリウッドスター渡辺謙が、おさいふケイタイよろしく持ち主の命令でiDスキャナーにおでこをくっつけてピピッとするCM。他にも雨にうたれてずぶ濡れになったり…、渡辺謙という大スターが携帯の擬人化をユーモアたっぷりに演じるというギャップが面白い。そんな滑稽な渡辺謙の威厳をたもたせているのがBGMの「ローハイドのテーマ」です。うまい!

 iD篇→ http://www.youtube.com/watch?v=rRbc7vDOH7w&NR=1

 防水篇→ http://www.youtube.com/watch?v=0olCbjWSCTw&feature=related

 もううひとつ、堀北真希の携帯を木村カエラが演じた作品。
  木村カエラの ♪リング・ディン・ドン〜 がカワイイ。

  http://www.youtube.com/watch?v=tqYOipt2kF4&feature=related


 ■第4位「解禁 たかの友梨」 たかの友梨ビューティークリニック

 何かと騒がれるエリカ様。高城剛氏と結婚して海外に移住して、しばらく話題にならなかったが、去年の4月、その沈黙を破ってタレント復帰した最初の仕事がこの「解禁 たかの友梨」のCM。そのセンセーショナルな戦略はうまい。プランナーに「あっぱれ!」をあげてしまう。その後、エリカ様は離婚騒動や半ケツさわぎでワイドショーを騒がせた。沢尻エリカの名前が出ると注目してしまうのは、美しい女性への嫉妬心から?

  → http://www.youtube.com/watch?v=C13rs5BFpGw
 


 ■第5位 日清食品カップヌードル・ライト「TRY! LIGHT篇」

 たかの友梨に続いてのセクシーCM。ダンスをするスレンダーな美女はファッションモデルの高垣麗子さん。彼女のウエストにプリントされたロゴマークはスリムなウエストを注目させるためのもの。軽快にダンスをしながら食べるのはカロリーを気にせずに楽しく食べられるカップヌードルを表している。賞品のイメージと企画がピッタリはまったCMです。

 ちなみに〜、高垣さんの夫はスピードスケートで金メダリストの清水宏保さんだって。完璧

 → http://www.youtube.com/watch?v=FdQAQ0GrpvQ
 


 ■次 点 損保ジャパン「心配、グッバイ。車篇」

 上戸彩は多くのCMをやっているが、私がはじめてカワイイと思ったのがこれ。運転に自信のない女の子と、その不安な心の擬人化の二役を演じている。ラストで自信なさげにクラクションを鳴らす上戸彩の仕草がカワイイ。このCMは2009年後半から放送されてるが、私が観たのが2010年だったので今回のエントリーとしました。

 → http://www.youtube.com/watch?v=5VlhwmKDSVo
 


 ■特別賞 「Love Distance(愛の距離)」

 何のCMかは最後まで見てのお楽しみ(下記ユーチューブでご覧下さい)

 遠距離恋愛の2人。男は福岡から、女は東京から、愛を確かめるためにその距離を走りだした。いやあ、良いCMですよ。でも、名古屋城の後ろに上がる花火が意味深なので要注目(笑)。 私はこのCMを去年の「CM INDEX」で知ったため、一般のテレビ放送で観ていないため特別賞という扱いにしました。 2009年カンヌCMコンテスト金賞受賞作品

 → http://www.youtube.com/watch?v=7facHaDGUD0
 


2人の愛の距離は何センチ?
★2009年カンヌCMコンテスト金賞受賞作品


 ■もうひとつ2010年だけの特別賞
    地デジ普及促進CM『地デジ化テスト篇』と『地デジ娘篇』

 2010年は地デジ放送開始元年。そのため、地デジ普及促進CMはいろんな形で何度も放送された。代表的なのは草なぎ剛と地デジカのシリーズと、NHKの島津アナ、日本テレビの馬場アナ、TBSの竹内アナ他、NHKと民放各局の女子アナがそろって出演した作品。でも、それだけではなく地方CMもたくさん作られました。

 まずはNHKと民放各局の女子アナによる普及CM。中でも、自分が今観ている放送がデジタルかアナログかを判断してくれるCMが「地デジ化テスト」(右上写真)。アナログテレビだとザラザラの砂嵐画面になって地デジ化してくださいとテロップが出る。ネタをばらすと、同じ時間にそれぞれのパターンの映像を流している。今年と来年しかない貴重なCMだ。

 さて、私が特に紹介したいのが近畿ブロックだけ流れていた地方CMの『地デジ娘』。 ブラウン管の中から貞子のように現れる女の子。地デジ化しないでのんびりしているおじさんを驚かす作品となっている。最初にこれを観た時ドキッとした。このCMは深夜に放送されてたそうで、「怖いのでやめて」という苦情があったとか。

http://www.youtube.com/watch?v=ekK83v9YE7s&feature=player_embedded
 


NHKと民放各局の女子アナがそろって出演


ブラウン管から「恐がらないで下さい」と
言いながら現れる『地デジ娘』

 
 ■その他のお気に入りCM
  ・サントリーDAKARAの「余分三兄弟」シリーズ
  ・チュートリアルの徳井がモナリザに扮したuha味覚糖の「噛むシゲキックス」
  ・おもしろいダンスが魅力の「ニチレイア・セロラドリンク」
  ・地味で目立たないけど素人の味がある「キャノン・コピー機」
  ・片桐はいりのミツカン「おむすび山」
  ・小龍包を食べる女性に「うる星やつら」のBGMが楽しい「サントリー烏龍茶」
  ・通勤電車内でサラリーマンが動脈硬化で倒れるというショッキングな「シオノギ製薬」
  ・怪人ちびカメカメと女の子の笑顔が印象的な「ノーベル製菓のサワーズグミ」
  ・猪木VS猪木を合成で実写化した「パチンコ HEIWA」
  ・宇宙人との遭遇よりも1皿90円の回転寿司の方に驚く「かっぱ寿司」
  ・赤と白の衣装を着た男女が合体する「銀の皿」
  ・テレビ電話で遠距離恋愛や結婚式を強調させたドキュメンタリータッチの「iPhone」
  ・時任三郎と柳沢慎吾、麻生祐未がトレンディードラマ風に展開する「いい大人のモバゲー」
  ・街が暑さで溶けてしまう映像が斬新な清涼飲料水の「ペリエ」


 ■ 総 評

 不況の影響からスポンサーが激減してテレビ界も大変なようです。去年まではノミネート作品が多くてどれにしようか迷ったのに、今回は作品数が少なくて困ったほどです。以前まで多かったパチンコCMもおとなしくなったせいで、結果、ソフトバンクやサントリーといった毎年おなじみのCMばかり目立つ結果となりました。ソフトバンクの「白戸家シリーズ」の成功からか、ドラマ形式のCMが増えたように感じられます。例えば、その他のCMに入ってる『モバゲーTOWN』。役所広司に唐沢寿明と黒木メイサがからむ「大和ハウス」や、妻夫木聡の「東京ガス」、本木雅弘と宮沢りえの「サントリー伊衛門」など。
 ということで今年はどんなCMが登場するでしょうか、私としては予算をかけなくてもアイデアやセンスの良さで勝負する面白いCMを期待しています。ではまた来年お会いしましょう。

  関連記事  2010/1/10『2009年のTVCMマイ・ベスト5!』


ここ数年、紅白歌合戦は白組しか勝ってない。
紅組も、負けてもくやしそうではなく諦めた様子。
緊張感がなくなってきたね。

 1/1(土)『新年のご挨拶』


 新年、明けましておめでとうございます。

 高島易によると、私の今年の運勢は… (本をめくる)

 えっ、え〜っ。 )*o*( アッチョンブリケ〜

 「困難期」にあたるそうで、9年に一度の最悪の年だそうです。
 派手な行動は控えて地道に一歩一歩確かめて行動しなさいとのことで、
 次への飛躍のために、こつこつと作品づくりに勤しみたいと思います。


 ところで告知ですが、1月6日から9日まで上野の森美術館で「第16回 日本の美術 全国選抜作家展」があります。作品は1点、新作「覚醒」ですが、時間がありましたらいらしてください。

 本年も徳富ギャラリーをよろしくお願いします。<m(_ _)m>ペコリ
  



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ここに書かれている内容は徳富の個人的な感想によるものです。
特に悪意はありませんし下心もありませんので、なにとぞご了承下さい。


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