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ひとりごと2005年3月


 3/26(土)『住み込みで働く』


 毎年のことだけど、お役所仕事が多い関係上、年度末に当たる2月、3月はチョー忙しい。

 徹夜はないけど残業で日付が変わってしまい、帰る電車がなくなると会社に泊まってしまうことが多い。まるで会社に住み込みで働いているような状態が続いています。家に帰れないためHPのひとりごとがアップできなくてすみません。

 そういえば、ここのところの多忙から体重が4キロ減りました。ウエストまわりがスッキリ。これはこれで私としてはうれしいのだが…。


愛車RVRのスライドドアが突然壊れて閉じなくなってしまった。
あわててディーラーへ。ポンコツ車だなあ。

 3/19(土)『ビンボーの食卓』


 前回、『銭金』について書いたが、私の学生のころも例外ではなかった。
 ただ私は実家で暮らしていたが、同級生の中には地方から来て下宿している苦労者が多く、その食生活を紹介しよう。

 まず、おかずが買えないときは「ごはんに生卵だけ」ですます。でも玉子は高価なおかずで贅沢品。買えない時は「ごはんに味付け海苔」か「ふりかけ」でしのぐ。友人の家に”ふりかけ”が多いのはそのためだ。おかずがなくても飯が食える貧乏人の必須アイテムである。

 でも、ふりかけも無くなるときがある。そんな時は「ごはんに醤油をかけて食べる」。今どき猫だってこんな貧しい餌はないだろう。または「ごはんに塩」ますますビンボーになってきたなあ。でも、これが発想の転換で、塩をまぶしたおにぎりにしちゃえばビンボーな感じがしない。もっと頭のいいのは、「ごはんにタバスコをかけて炒める」これでメキシカンスタイルのチャーハンのできあがり。なかなかシェフしてるじゃん。

 でもごはんを食べられるだけ贅沢で、中には米が買えない九州男児がいた。そいつは「水に麩 (ふ)」で暮らしていた。(まるで池の鯉だ) 麩 (ふ)というのは水分を含むと膨れるため腹もちがいいそうだ。さらにそいつは麩 (ふ)も無くなって、ついに部屋に食べるものがいっさい無くなってしまったことがあったらしい。それでどうしたかというと、一升瓶に水を入れて『一気に一升瓶の水飲む』というのだ。奴はこれを3日つづけて栄養失調になったという。これじゃまるでサバイバルじゃないか? おまけに夜、おぼれる夢を見たというから笑ってしまう。


 堀江社長のライブドアがニッポン放送の株を取得してフジテレビへ参入しようと
する攻防が毎日ニュースとなっている。M&Aとかホワイト・ナイト、クラウン・シェル、
ポイズン・ピル、パックマン・ディフェンスなど、企業買収の専門用語が毎日とびかい見ていて飽きない。

 3/16(水)『銭形金太郎(銭金)』


 テレ朝・水曜夜8時からの『銭形金太郎』をよく見る。といっても仕事でその時間には家に帰れないので留守録しているわけだが、そうまでして毎週見ている番組はこの『銭金』だけだ。

 ゴールデン進出前は深夜番組として10時代に放送していた。一般の貧乏さんをお笑いタレントのサポーターが紹介し、記憶に残る貧乏さんに賞金20万円を贈られるというものだ。でも貧乏さんよりも、リポーターの面白さが際だち、私はそれを楽しみに見ているようなものだ。特にクリームシチューの上田晋也のツッコミと有田のボケぶりが楽しい。

 今まで見てきた中で記憶に残っているのは、

・新宿のビル街の谷間に住む「ゴッド系映画監督のギーさん」。
 壊れた眼鏡の杖をバンドエイドとガムテープで補修し、髪はボサボサで風采上がらぬ人、まさに”貧乏神”そのもの。その暮らしぶりが作家性(?)と相まって違和感がない。ある意味この人はこの番組が生んだスターでしょ。これをきっかけに他の番組で、確か若手助監督の対談番組に出演していたのを目撃した。

・保母さんを辞め山奥でひとり農業をして暮らす桑原さん
 自給自足が彼女のモットー、それが半端でない。畑で綿を作って糸を紡(つむ)いでハタを織ったり(現代に糸を紡いで生活している娘がいるとは!昔話じゃないんだから)、葛(くず)のつるで洗濯カゴも編んでしまう。なんと食事に使う塩まで作っているのだ。「DASH村」をそのまま生活としている女の子だ。でも見ていると「貧乏でかわいそう」という悲壮感がまったくない。むしろその生活にあこがれさえ感じてしまうほどの魅力がある。

・北海道のリアル版「北の国から」を地でいくおじいさん
 最近放送したので見た人が多いかもしれないが、富良野に住む「北の国から」貧乏さん。この人も自給自足の生活をしている。廃材をもらってきては日曜大工で家を造り、総額9800円で家を建ててしまった。電気、ガス、水道なしの生活をしていて、灯油ランプだと年間800円ですんでしまうそうだ。もう67歳というのに風邪ひとつひかない元気なご老人である。

・3畳一間に3人が暮らす貧乏さん
 ひと部屋を数人で分け合って共同生活しているのは昨今当たり前になったけど、放送当初のインパクトは大きかった。3畳一間に二段ベッドが置いてあり、その上と下で2人が生活し、ベッドと壁のわずかな隙間にもうひとりが生活しているというのにビックリ。しかもそれが女の子ときたから大変だ。カルチャーショック(?)とでもいうのだろうか。

 他にも、スーパーアイドル日野誠やオーストラリア出身のチャドさん、国民的アイドルのぬいぐるみに入っているモテモテ貧乏さんなど、個性的な貧乏さんが多い。

 ただ、やはりゴールデンに進出してからサポーターの破天荒さが押さえ気味になってきたのと、1時間の内容がもたなくて「貧乏料理コーナー」や「ビンボー旅行ガイド」など、時間埋めに苦労しているのが見えてしまう。

 飽食の時代といわれている現代に、こういう若手貧乏人は健在なのである。


花粉症がはじまった。
鼻はまだだが目がかゆくてたまらない。

 3/11(金)『ケチャップ味のナポリタン』


 月刊サライで以前「ケチャップ味のナポリタン」の記事を見た。

 そうなんですよ、ここ数年グルメ流行で、どこもかしこもイタリアンパスタばかりになってしまっている。はじめはそれがお美味しかったが、そればかりだと飽きるし、そもそも私は日本人だし、日本人なられではの味、昔からある洋食のナポリタン、または喫茶店のケチャップ味のナポリタンも好きなのだ。

 ケチャップナポリタンの条件は、ケチャップベースでつくられていて食べると唇が真っ赤になること。ベーコンではなくハムをきざみ、ちょびっとのタマネギとマシュルームでつくられている。グリンピースが乗っていたら完璧です。それにお決まりのタバスコと、緑色の臭いパルメザンチーズをかけて、ツルツルといただくのだ。お皿の片隅にはちょこっとパセリが乗っているとなお良い。

 新橋にはそんな『ケチャップ味のナポリタン』を出している店がある。しかも、安い印象ではなく、昔ながらの味を頑固に保ちつづけてお美味しい。それは新橋駅前ビルの1Fの「ポンヌフ」である。ここは30年近い老舗だ。しかもランチメニューが、ナポリタンとハンバーグの2セットだけ(つい最近カレーライスをはじめたらしい)で、昔ながらの懐かしの洋食をいまだに当時の味のままに守っている。

 ああ、ケチャップ味のナポリタンが食べたい。


関東地方でも雪が降るそうで、
降るのはいいけど休日にしてよ。


 3/3(木)『第1回 マイ・ラズベリー賞発表!』


 本家ゴールデン・ラズベリー賞(ラジー賞)が発表された。

 最悪作品賞が「キャットウーマン」。男優賞には「華氏911」のブッシュ大統領が、女優賞には「キャットウーマン」のハル・ベリーが受賞した。ハル・ベリーは突然会場に現れ、プロデューサーまで連れ出して観客を喜ばしていた。なかなか懐が深い。

 さて、先月、ノミネート作品を発表した生涯見た映画の中でのトホホな作品「マイ・ラズベリー賞」の結果を発表します。

 ドロドロドロ(イントロ)〜

  東宝映画50周年記念作品、『幻の湖』に決定しました。 パチパチ\(^o^)/キャー

 橋本忍監督作品『幻の湖』は、東宝映画50周年を記念してつくられた大作にもかかわらず、封切りして1週間たらずで上映中止になったといういわく付きの作品である。それもそのはず、一般向けの大作映画でありながら主人公「市(いち)」はソープランド嬢である。この設定はマズいだろう。

 ストーリーは、市が飼っていた愛犬が何者かによって殺される。市は怒り、犯人を捜しだしてその復讐に燃えるのだった。仲のいいソープランド嬢がスパイだったり、400年前に遡ったり、偶然出会った恋人が宇宙飛行士で宇宙遊泳するしと、観客の想像をはるかに越える展開がすごいのだ。(すごいのか?)とにかく盛り上がり、「おいおい」とツッ込みを入れたくなる場面が多い。

 ラジー賞は、ただつまらないという理由ではダメで、トホホなんだけど、どこか「愛すべきダメ作品」でないとならないと思う。 ということで『幻の湖』に決定しました。

 しかし、よくよく考えてみると特撮映画の「宇宙怪獣ガメラ('80)」や「惑星大戦争」、Vシネの「くノ一忍法伝シリーズ」など、邦画にはトホホ作品がいっぱいあるんだ。 その辺を思い返して「マイ・ラズベリー賞・パート2」をやるのでお楽しみに。

 関連記事 2/9『マイ・ラズベリー賞(ノミネート作品発表)』



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特に悪意はありませんし下心もありませんので、なにとぞご了承下さい。


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