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ひとりごと2017年1月

 ここは喜翔の独り言のページです。展覧会や映画の感想から、日頃思ったこと、感じたことを日記のようにアップしたいと思います。お付き合い下さい。


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 1/30(月)『渡辺さんは豆をまかなくていい?』

   面白いことを聞いた。

   節分になると「鬼は〜外」って豆をまくでしょ。

   でも、名字がワタナベ(渡辺)さんの人は、豆をまかなくて
   いいんだって。

   知ってました?


   ・・・これ本当なんです。


   なぜって、

   さっそく調べました。



   むかーしむかし、平安時代のこと。

   京都で多くの鬼を従えて町を荒らしていた鬼(酒呑童子)が
   いました。

   武将・源頼光はその鬼を退治するため、渡辺綱(わたなべ
   のつな)をはじめとする討伐隊を結成し鬼退治に行かせま
   した。渡辺一行は、見事、酒呑童子をやっつけたそうです。

   後日、酒呑童子の手下の鬼が、その仇をとるために討伐隊
   を襲撃に来ましたが、逆に返り討ちに遭い、渡辺綱に腕を
   切り落とされて泣く泣く帰ったそうです。

   それからというもの、鬼は渡辺一門をビビって恐れるように
   なり、渡辺(ワタナベ)姓には近づかないようになったそうです。

   ということで、ワタナベ(渡辺)さんには鬼が来ないため
   豆まきをする必要はないそうです。

   ちゃんちゃん


   参考 『ロケットニュース24』
    http://rocketnews24.com/2013/02/04/290920/


最近、頭の中で『君の名は。』の主題歌、
RADWIMPSの『前前前世』と星野源の『恋』
が繰り返し流れている。
疲れるなあ。


 1/27(金)『何も書けねぇ』

   日々の仕事に追われて余裕がない。

   しばらく時間があいたので何かをアップするつもりだったん
   だけど、

   何〜んも思い浮かばず。


   2000年からひとりごとをはじめて17年が経つ。

   たまには こんな時もありますよ。


   今月末までインジケーターは真っ赤です。(^_^A;)


仕事で大きな撮影があるため
月曜日の更新はお休みします。
次回ひとりごとの更新は27日以降です。


 1/20(金)『今月の猫写真(その28)』

   ネットからダウンロードした手持ちの猫写真からお気に入り
   を紹介するこのコーナー。今月も4つの写真を紹介します。


   テーマは、ジャンプ!



   −−今月の1枚目。

    

    ういっと!



   −−2枚目。

    

      そーれ!



   −−3枚目

    

    ほーい



   −−4枚目

    

     うわっ!



   関連記事  12/22(木)『今月の猫写真(その27)』


アニメ映画『この世界の片隅に』を観た。
観終わった後、様々な感情があふれて言葉を失った。
戦争を他人事ではなく自分の事のように感じられる作品。
みなさん観て下さい。


 1/16(月)『アニメ映画「この世界の片隅に」』

   今まで戦争を舞台にした映画をたくさん観てきたけれど、
   こんなにも戦争が腹立たしく恨めしく悔しく感じた事はない!
   o(>o<)oぷんぷん

   “戦争”を他人事ではなく自分の事のように感じられた初め
   ての作品だ。

   物語は、昭和19年、広島から呉に嫁いだ、のんびり屋で
   ドジでのろまな主人公すずの日常を点描するアニメーション。
   戦争が暮らしに影を落としていく様子が、ひとりの小さな
   庶民の目線で描かれている。

   オープニングで観客の目を奪う面白い映像や出来事、
   いわゆる“つかみ”は無い。主人公すずの日常が淡々と
   積み重ねられるので観ていて戸惑った。

   この作品は商業映画のような映像美やドラマツルギーで
   見せる作品ではない。『サザエさん』のようなほのぼのと
   したタッチで日常を丹念に描くことでリアリティを生み、
   観ている観客がその時代の空気を吸っているような
   感覚に引き込んでくれる。

   NHKのドキュメンタリーで、片渕監督が広島に住んでいる
   戦争体験者の話を丁寧に聞いて、当時の風景をできるだ
   け忠実に再現しようと努力していたのが印象的だった。

   ひとつの作品にとどまらず後世に残す映画を作ろうという
   意気込みが感じられた。


   −−採点  ・・・点。 (感動しすぎて点数がつけられない)


   観終わった後、様々な感情があふれかえって言葉を失っ
   てしまった。

   この作品を100点満点でいくつというような数値化するの
   は野暮というか、してはいけないような気がした。それより
   も、いい作品を作ってくれてありがとう。私たちに見せてく
   れてありがとうという感謝の気持ちでいっぱいである。m(_ _)m

   不器用でドジでのろまなすず。
   でも、彼女なりに懸命に生きる姿に終始好感が持てる。
   そんなささやかな人々の暮らしを奪ってしまう戦争に激し
   い憤りを感じた。

   この作品は製作費がままならず、クラウドファンディングで
   出資を募って作られたそうだ。もし事前に募集を知ってい
   たら私も絶対参加しただろう。

   エンドロールでクラウドファンディングの支援者の名前が
   長々と流れるが、途中で席を立って帰る人は誰もいなかっ
   た。支援者のみなさんに拍手をあげたいと思う。

   今、私にできることは、
   ひとりでも多くの人にこの作品を宣伝することで多くの方
   に劇場に足を運んでもらうのを手伝うだけである。




   *   *   以下ネタバレあり   *    *



     



   空襲警報が発令され、その都度、防空壕に避難する。
   何度も何度も繰り返されるサイレンにイラだち、観ていて気が
   狂いそうになった。昔、親から近所に焼夷弾が落ちてきた話
   を聞いたことはあったが、その時は正直、他人事だった。

   『この世界の片隅に』を観た後、自分たちの親がこのような
   戦時下を生き抜いて来たのかと思うと頭が下がる。

   終戦から70年、たった70年で、食べるものもままならなかっ
   た時代から当たり前のように食べられる現代までに復興させ
   てくれたのは先人たちの努力のおかげである。そのことに
   感謝せずにはいられない。(むしろ奇跡だと思う)


   映画の後半で「最後のひとりになるまで闘うんじゃなかったの
   か!」とキレるすずにハッと驚いた。好きな絵を描く右手をなくし、
   連れ添った晴美が亡くなって、それはすずが悪いのではなく
   すべて戦争がイケナイはずなのに、彼女はすべての責任を
   感じていたのだ。

   畑で泣き崩れるすずの顔からこぼれる大粒の涙に、怒りの強
   さや感情の重さが伝わって印象深かった。


   最後に、この作品は結果的に反戦映画といえるけど、これま
   での他の映画とはまったく違う存在だと思う。

   それは、戦争の悲惨さをことさら強調することもなく、反戦を
   セリフに込めているわけでもない。

   『この世界の片隅に』

   いち国民のすずは、戦争や社会の不条理に翻弄されてはい
   るが、それに強く反発したことはなく、戦争や社会の出来事
   は“天気と一緒”で、自分がどうこうしたところで変えることは
   できないものだ。雨が降ったら雨の日の過ごし方があるよう
   に、戦時下の食糧難でも創意工夫をこらせば笑顔で普通に
   暮らすことができる。すずは、そんな日々の小さな喜びを見つ
   けながら、ただ平穏に暮らしたいだけなんだ。

   それは人間にとどまらず道端の雑草やトンボやチョウに至る
   まで、命を貰って生まれたからにはそれぞれが自分の生を
   フツーに全うして(結果、誰かのためになって生きている)
   ささやかに暮らしたいというのがこの世に生を受けた者のす
   べての想いではないだろうか。

   それを一部の人間のエゴですべてを破壊されるのは我慢が
   ならないし許してはいけない!

   戦争する権利など誰にも無いはずだ!


   『この世界の片隅に』


   現在も地球上のどこかで戦争は行われている。


   『この世界の片隅に』


   この作品は後世に伝えるための映画であり、

   国民全員に観て感じて欲しい逸品である。



   関連記事 1/9(月)『映画ローグ・ワン(スターウォーズ・ストーリ−)』


暮れにスターウォーズのレイヤ姫役の
キャリー・フィッシャーさんが亡くなられた。

次回作の撮影は終わってるが、その次は・・・


  1/9(月)『映画ローグ・ワン(スターウォーズ・ストーリ−)』

   帝国軍はデススター完成に向けて優秀な科学者である
   ゲイレンを拉致する。ゲイレンの娘ジンは隠れて育ち、
   結果、反乱軍のためにデススターの設計図を奪うため
   帝国軍の基地へ乗り込むのだった。
   ・・・40年前に公開されたエピソード4につながる物語。

   メインタイトルの出方といい、あきらかにシリーズものと
   一線を画すスピンオフ作品である。

   画面のトーン(色調)は暗いし、音楽も少しテイストが違う。
   これスターウォーズ? でも、脇に登場する宇宙人はシ
   リーズに出てくる者ばかり。やっぱスターウォーズだよね。
   と、冒頭からそんな戸惑いをかかえながらドラマは進ん
   でいく。

   残念ながら新登場人物や時代背景を説明するため、
   前半が長く中だるみを感じてしまう。でも、それを越えた
   後のバトルシーンは迫力とスリルがあって、そのまま
   一気にラストシーンまで駆け抜けてしまう。

   そして、

   ラストはジグソーパズルの最後のピースをはめた瞬間
   のような、達成感というか、ちょっとした驚きの後、感無
   量の思いに包まれ目頭が熱くなる。

   もう一度観たくなる作品だ。
   ただし、この作品はスターウォーズ(EP4)が好きじゃない
   と深い感動はできない。

   ルーカスがスターウォーズを作るとき、黒澤明監督の
   『隠し砦の三悪人』を参考にしたのを知ってる人は、
   本作のことを『七人の侍』に似ていると指摘する人が多い。
   けど、なんのなんの、私は岡本喜八監督の『独立愚連隊』
   を感じた。 ←わかる人にはわかるはず



   −−採点 85点。





   *   *   以下ネタバレあり   *     *



    



   この作品、ジンを中心としたローグ(荒くれ者*1)たち
   が主役で、シリーズのようなフォースを扱う特別なヒー
   ローは登場しない。

   しかも、最後に残るのはローグたちが戦って奪い取った
   メモリ(設計図)だけという構成が観終わった後に心に
   染みる。この作品は観た時よりも後からじわじわと波の
   ように感動が高まってくる。

   まず驚かされたのはターキン総督。
   演じるピーター・カッシングはすでに他界してるので、フル
   CGで描かれていた。うわさには聞いてたけど、ちょっとだ
   けと思ったら案外長く芝居してた。亡くなった俳優をフル
   CGで復活させちゃうのって映画界で初めてじゃないだろ
   うか? 
   ・・・あっ、『男はつらいよ』で渥美清をCGで登場させた作
     品があったっけ。

   などとのんきなことを思ってたら、昨年末、レイヤ姫役の
   キャリー・フィッシャーが亡くなるという訃報が届いた。
   しかも翌日にはお母様のデビー・レイノルズも後を追う
   ように急死した。次に公開されるEP8は撮影が終わった
   らしいけど、その次があるとしたらどうするのか。
   ・・・って、またCGで復活するかもしれない。


   一方、マイナス15点は、中判、中だるみを感じたのと、
   タワーのてっぺんの寒風吹きすさぶ外にメモリ(ハードディ
   スク)を差し込むスロットと送信装置がついていたのが
   納得いかない。普通あんなところに付けないでしょ。
   都合よすぎるなと感じてしまった。

   それと、主役のジンがもうひとつなじまなかった。
   父親との関係を子供の頃から描いているにもかかわらず、
   なぜか彼女に感情移入できなかった。
   フォログラムで父と再会する場面も、死に別れの場面も、
   涙もろい私なのに心は揺さぶられることはなかった。

   また準主役と思っていたキャシアンの存在もわかりにくい
   し、物語のポイントであろうソウ・ゲレラももうひとつだった。

   それよりさ。←いきなりタメ口

   作戦途中から反乱軍の戦闘機がかけつけるけど、あれっ
   てまずかったんじゃねーの?
   反乱軍の突撃がなけばローグたちは見つからずにデータ
   を盗めたかもしれないし、父ゲイレンも死ななくてすんだ
   かもしれない。あきらかに作戦ミスっしょ。

   今までのシリーズっていわゆるファンタジーで、今回の作品
   は本当の戦争のようで、味方の行動によっては悪い結果に
   なることもあるというリアルな戦争を描きたかったんじゃない
   だろうか?

   それに関連していえば、登場人物がこれまでのシリーズの
   良い人=「正義」「ヒーロー」ではない。ローグ(はみ出し者)
   の集団で、ジンを含めてクセがあったりスパイや盗みをする
   者たちばかり。疑心暗鬼もありーの仲間割れありーのとキレ
   イごとだけでないのが本作の魅力なのかもしれない。

   特筆すべきはK−2SO。
   シリーズのC3POともR2とも違ってユーモアのセンスが
   あってキャラが立ってて面白かった。ジンとの掛け合いが
   漫才みたいだし、ジンを逃がすために身を捨てて戦って
   倒れる姿に熱いものを感じてしまった。


   全員が命をかけてデータを獲得し手つなぎで渡していく。
   壮絶な戦いによって1人、また1人と命を絶っていく・・・

   ジンとキャシアンがやりきった感をして光に包まれて死
   を受け入れる場面は驚いた。これまでのアメリカ映画に
   なかった展開だからだ。しかも感慨深いのは、父ゲイソン
   が作ったデス・スターの砲撃によって娘のジンが死んで
   しまうのだから。

   ラストの数分は、・・・危ない、早く逃げろ!
   後ろからはベイダーがやって来て、ダークフォースを使っ
   てバタバタと人間をたたきつけて殺している。

   ドアが半開きだから隙間からディスクを手渡しして、
   救命船で逃げて!!

   結果はわかっているのにすごくハラハラさせられた。(笑)

   しかも、その死を伴った代償が、あの、レイアがR2に
   託したディスク一枚というのがジーンとくる。

   そして、ラストはこの人が!!

    
     「希望!」  合唱 (My 所有物)


   誰かの口コミに『一将功成りて万骨枯る』という故事が
   浮かんだと書いてたけれど、まさしくその通り。死んでも
   誰の記憶にも残らない『捨て石たち』のドラマだから。

   帰ったらすぐEP4のオープニングを観てしまった。
   するとまたローグ・ワンが観たくなる。そしてまた・・・
   これじゃエンドレスだよ。

   いやあ楽しかった。 よく作ったよね。


    *1
    ローグ(ROGUE)はならず者、悪党とかごろつきの意味。群れから離れた
    “はぐれ者”という意味もあるそうだ。
    タイトルとしては、シリーズを大木の幹に例えるなら、枝葉に当たる作品として、
    ローグ2、ローグ3と続くかもしれない。その時はソウ・ゲレラが活躍するんだろう。




   関連記事 1/4(水)『映画「君の名は。」』




 1/6(金)『休みの言い訳看板シリーズ8』

   毎年恒例、居酒屋ひょうたんの『休みの言い訳看板』が
   暮れに出ていた。

    

   本文

   「当店、酎ハイが安いのは
   女将による長時間労働の押しつけ
   に起因するところ大であります。
   せめて正月の連休は、
   譲れぬ一線でありますので、お客様に
   おかれましては、御理解下さいます様 宜しく
   お願い申し上げます。」

               ひょうたん大将


   さすがにネタがつきたか。
   面白さよりも堅実な手段に出ている。


   関連記事 2016/08/19『休みの言い訳看板シリーズ7』


例年になく静かな正月を過ごしてる。
『路線バスの旅』番組を見ながら寝正月。

今年もよろしくお願いします。<m(_ _)m>


  1/4(水)『映画「君の名は。」』

   年末にようやく『君の名は。』を観た。

   こういう爆発的にヒットをした映画を、上映が終わるころ
   に行くと、期待しすぎて失敗するんだよね。ハードルあがっ
   ちゃうから。アニメ『サマーウォーズ』の時もそうだった。

   けど『君の名は。』は面白かった。

   新海誠監督作品は映像が美しいのは知られているが、
   その美しさは単に絵によるものだけでなく“日本の心”
   が感じられるからだ。

   自然が残る田舎の風景が美しく描けるのは当然だけど、
   都会のビル群であっても、ガラスに青い空と雲を写したり
   夕日を反射して輝かせたりとか、夕焼けにそびえ立つ高
   層ビルのシルエットも美しい。それは監督が感じている
   日本の美しさや愛おしさであり、丁寧に描かれた細部
   からひしひしと伝わってくる。

   また、作品中では“片割れ時”という黄昏時(映画界では
   マジックアワーと呼ぶ)を効果的に使い、作品全体をファ
   ンタジーとして包み込んでいる。現実にはあり得ない
   設定なのに、それほど気にならないのは新海誠監督の
   魔法でオブラートに包んでいるからだ。

   このブームはおそらく十代、二十代が中心で、もし私が
   十代か二十代の頃に観ていたら100点をあげていたか
   もしれない。けど、五十を超えるとね、世の中そんなに
   甘くないよ、という目で観てしまう自分がいるんだ。
   悲しいかな、素直に受け入れることの出来ない自分が
   残念でならない。

   楽しくて面白かったけど、「面白いからみんな観て!」と
   他人に薦める程ではなかった。

   中学生や高校生のデートに最適!



   −−採点 70点。




   *   *  以下ネタバレあり  *   *



   



   今までに男女入れ替わり物っていろいろあったけど、
   多くは大林宣彦監督の『転校生』のように、一度入れ
   替わったらずっとチェンジしたままが多かった。けどこ
   の作品は、しょっちゅう入れ替わる。セリフにもあるが、
   週3(しゅうさん)ぐらいの頻度であるようだ。

   そのため、それまでの作品にありがちな入れ替わった
   ことへの戸惑いや悲しみにはそれほど時間をかけず、
   主人公たちは“夢”だと思いこんで入れ替わることにむし
   ろ積極的に順応しようとしているところが新しい。だから
   テンポも軽快だしギャグも笑える。前半部で作品が重く
   ないのはそのためだ。

   また、十代や二十代にウケるのは、男女の入れ替わり
   とかティアマト彗星の大接近とか、口噛み酒とかファンタ
   ジーの要素が多いが、実は、父親が町長に立候補して
   恥ずかしい(三葉)とか、あこがれの先輩とデートが出来
   るチャンスを得たのにうまく話せなくて失敗する(瀧)とか、
   家族や学校、友達、バイト、恋愛など十代の悩みがテー
   マとなっているからだと思う。そこに共感できるのだ。

   物語のベースが『赤い糸』とか『運命の歯車』とかオーソ
   ドックスなのに、彗星が大接近するという天体ショーを絡
   めてファンタジーで包み込んでしまう方便がうまい!

   今から20年ほど前のこと、1997年に“ヘールボップ彗星”
   が大接近し、日本でも3か月間、肉眼で普通に“ほうき星”
   を観ることが出来た。それは神秘的で、宇宙の大きさを
   感じると同時に、天体ショーのおかげで、それまでとは世
   の中が違って見えていたものだ。そんな記憶がよみがえっ
   た。おそらく監督も経験してるのだろう。


   ラストシーン。
   主人公の二人は遇えるのか? それとも遇えないのか?
   って気をもまされるけど、やっぱ、遇ってもらわないとね。
   遇うとしたらどこでだろうと私なりに観ながら考えてた。
   街で歩いていてでは面白味がないし、イベント会場でも
   周囲の処理が難しいし、そしたら、電車がたまたま併走して、
   窓越しにとなりの電車に乗っていた。ときたからよかったね。
   都会ならではのシチュエーションだし、互いが会いに行く
   という行為が必要になる。観ている観客も、急げ急げって
   気持ちが高まる。うまい。

   ただ残念なのは、二人が同時に「君の名は?」ってユニゾン
   で言ったのがどうもね。残念ながら私にはそれがマイナス
   点だった。大人になった三葉なんだから「あなたは?」か、
   もしくは「あなたの名は?」とか言うだろうし、そもそも名前を
   聞こうとするかな? 「君は?」とか「ねえ、君」ぐらいだろう。
   タイトルと同じセリフを同時に言わせたところに監督の強い
   意図を感じてしまい夢見心地だったのが一気に冷めてしまった。

    しかもその後、カメラが空にパンアップして『君の名は。』
   ってタイトルまで出したでしょ。くどすぎる。あのタイトルは
   いらないと思う。

   私だったら、同じセリフではなく、瀧は「ねえ、君」、三葉は
   「あなたは?」と違うセリフをかみ合わせて、カメラが空に
   パンアップして『君の名は。』ってタイトルを出したな。


   誰かも言ってたけど、もし十代の頃に観ていたら、この作品
   は宝物になっていたかもしれない。
   青臭くとも一途な想い、というのは胸を熱くさせるものだ。
   それは青春時代しかできない。

   運命の赤い糸、青春ファンタジーの傑作です。



   関連記事 2016/12/16『映画「トランボ −ハリウッドに最も嫌われた男−」』




 1/1(日)『今年もよろしくお願いします』

   昨年父が他界したので祝い事ができなくなり、近年まれ
   にみる静かな正月を迎えている。

   持ってるお守りを焼かないといけないので神社に行って
   きた。鳥居をくぐらなければいいそうだ。

    

   篠原八幡神社は小さな神社なのに初詣の行列ができて
   いた。いつもより若い人が目立つ。

    

   これもドラマ “逃げ恥”効果だろうか。


    

   ここ八幡様は、去年、人気のドラマ『逃げるは恥だが役に
   立つ』の最終回の撮影場所となったため、ドラマのファンが
   聖地巡礼に初詣をかねて来ているようだ。

    

   「この辺で撮影してたから撮って」と、
   ドラマと同じ背景で記念写真を撮っていた。

     *      *      *

   ところで、今年の私は、日蓮宗が発行している占いによると
   『盛運』らしく、とても好調で、今までしてきた努力が実を結び、
   喜び事が多い年になるらしい。

   去年は絵の制作をさぼったので、今年は制作活動に力を入
   れるよう頑張ります。

   今年もよろしくお願いします。<m(_ _)m>


姪っ子がインフルエンザにかかってしまった。
「でも 大丈夫!」 (^-^)b  ←
吉高由里子
予防接種をしといたから。



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ここに書かれている内容は個人的な感想によるものです。
特に悪意はありませんし下心もありません。


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