2011.07.
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国連
「RR1」 有人宇宙飛行50年はデザインも印刷もすばらしいものです。
切手はNY、ジュネーブ、ウィーンが各16連シート、
S/Sは各2連の合体版になっています。
値段が高いように見えますが、単片で数えれば合計54種にもなるので
1枚あたりは100円ほど。
それにしてもこのS/Sはアルバムにはどう入れるんでしょう。
3つの局に分解もできないでしょうから。
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アメリカ
「RR10」 南北戦争のS/Sは2種の切手が5組です。
裏と表では切手の配置やイラストが異なるので、
これはこのままで提供することにしました。
「RR11」 LOVEは10連が一体に見えるデザインで、何の絵というより
このまま額にいれて部屋とか机上に飾りたい感じがします。
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オーストリア
「RR15」 ウィーンの喫茶店は特定の店ではなく、
昔は市内に小さな喫茶店がたくさんあったということ(だろう)と思います。
「RR16」 ウィーン美術館は建物でなくフンデルトワッサーの絵です。
この人の絵は落書きのように見えますがよく見れば細密な作品で、
まさに凹版むきといえます。
「RR18」 新普通の建建築シリーズは11種のシール式です。
うち4種はコイル、といっても四方目打で、
テープ状の台紙に間隔をあけてのせてあります。
「RR19」 あとの7種はBK。
5冊には各4枚入り、1冊には2種が各5枚入り。
郵便局ではBKのバラ売りはしません。
「RR20」 当店では皆様のご便宜のため単片もご提供します。
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ボスニア
「RR25」 去年のCEPTはBKでも発売されました。
これは2種連、左右は目打なしになっています。
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スロバキア
「RR32-43」 しばらくご紹介が途切れていました。
昨年発行のものから順次掲載してゆきます。
チェコ同様に凹版が多いのは今の時代に貴重な存在です。
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デンマーク
「RR45,46」 冬物語はXマスです。
若い女性と雪だるまの恋物語。
4コマ漫画としてわかりやすいのでここでは説明しないでおきましょう。
女性に抱きつかれた雪だるまが汗をかいています。
「RR45」 ホルダーには英語の解説もついています。
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フィンランド
「RR48」 ムーミンは毎年のお楽しみ。
今年のは目打なしの変型打ち抜きです。
「RR49」 測量学者は世界遺産のシュトルーベの測地弧。
ノルウェーから黒海、2820kmの三角測量点群。
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フランス
「RR56」 ランス大聖堂S/Sはいつものあっさりした凹版ではなく、
びっしりと細密な全面凹版におどろかされます。
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イギリス
「RR57」 鳥シリーズはまだまだ続きそう。
印刷はあまりよくありませんが、パステル調で、
ホルダー台紙にはその鳥の説明があります。
「RR58」 シェイクスピア劇はそれぞれの切手に有名なセリフが入っています。
S/Sは舞台の模型がえがかれています。
「RR59」 モリス商会は1875年にインテリア製品の製造販売を始ました。
中世の美を再現したステンドグラスや壁紙は欧州全域に流行。
切手はその壁紙とステンドグラスの1例です。
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リヒテンスタイン
「RR73」 王子と王女の肖像画はフランス人画家により最近えがかれたもの。
単片4種とS/Sの発行ですが今回はS/Sのみ提供。
4種セットは次号で提供します。
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シンガポール
「RR88」 水の生物は昆虫3種と魚1種。
このあと低額セットが出ていますので多分次号で提供できるでしょう。
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南ジョージア
「RR89」 ペットは人間といっしょにえがかれていますから純動物切手にはなりません。
犬、猫、キツネ、猿、ペンギン。
ペンギンがペットとはさすが南極地方ですね。
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スウェーデン
「RR93-95」 アイスクリームは夏のグリーティング切手です。
いろいろですが漫画ふうにえがいたのでどれもあまりおいしそうではありません。
「RR96」 測量学者はフィンランドからも出ました。
19世紀の天文学者で、40年かけて10ヵ国で測量しました。
S/Sは三角測量にちなんで△型2連です。
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スイス
「RR98、99」 美術展の文字図案はベニスのビエンナーレ記念。
原画作者は画家のヒルシュホルン(53)でスイス人なのに
この文字は全部英語。
大きなS/S余白も文字でいっぱい。
同じ切手10枚構成ですがS/S全体のほうがいいでしょう。
「RR101」 国歌50年は何気ない風景切手ですが光を反射させると歌詞が出現します。
これは紫外線ランプで発光します。
4ヵ国語でこまかい字がいっぱい。
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6月は休刊しました
今年は1月、4月と休刊しましたのでこれで3度目です。
空白を生じて申し訳ありません。
体調はとてもいいし、ほかに副業をしてるわけでもないし、ストレスもないのですが、
ひとりで営業しているので時間の配分がむずかしいのです。
リストを休みますと陳列(掲載)するところが減るので
入荷した切手が大量に遊んでしまいます。
お客様への提供も遅れるし、新入荷はつぎつぎと来るし。
溜まりすぎたらどこかでリストの増発か増ページの必要がありそうです。
どうしてこんなに新切手が出てくるんだろうと恨めしく思う方もあるでしょう。
でも見方を変えて「やれ今月もまた新しい切手が見られた」と
生きている歓びを感じてはいかがでしょうか。
切手は人世にうるおいをもたらてくれます。
■オーストリアのBKは郵便料金改正で発行されたものですが、
いつもの切手予約数で送ってきたので大弱り。
いまどきの言葉で言えばこの国のBKは「想定外」。
返品もできないし、高いから完売の見込みもなし。
BK予約の変更をしました。