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2004.07

■6月は少し新入荷が多かったので今回その全部が掲載できませんでした。
来月ではポリネシアなど仏領関連が入荷してにぎやかになりそうです。
130点ぐらいは頑張って掲載するつもりです。



★ベルギーの鳥シリーズが7種も追加発行です。シリーズものはときに高額が出たりしますが、
そんなのにめげずに完集なさってください。
急所の欠けたコレクションなど無意味というものです。
新切手は見送ってしまうと2度と姿を見せないことがしばしばです。

★チリーの切手 150年記念は最初の切手2種、ポストと当時の郵便局をえがいています。
S/S では1番切手を拡大して見せてくれます。
本物は精密な凹版印刷。権威がありました。

★フランス ダキテーヌ王妃は全身像をえがく木版画です。
普通切手のS/S は2003年の新額面をまとめたものです。

・切手の日BKはドナルドとミニーマウスがあり、これは単片発行がありません。
ハンパが出ますがBK半切も提供します。
なお、単片のミッキーとBKのとは印面下部の字間が違っています。
・作家 ジョルジュ・サンドはショパンを援助し愛した人。
切手は肖像と邸宅。
・ふるさとは例によってルレット目打で4つに分割できるようになっています。
今回は6種がグルメ主題。
・交通安全はなにか見たような?と思ったら国連の交通安全(JR1)のうちの1種と同図案でした。
・美術切手は「闘鶏」という題ですがヌードの男女のほうが主役みたいに。
・家畜は動物としては平凡ですけど人影のない純動物切手。
牛、ロバ、ニワトリとひよこ、ウサギ。
S/S は連続画面でアヒル、羊、カモ、豚もいます。
見ていると心がなごみます。
・ディエンビエンフー50年記念はフランス降下部隊をえがくもの。
この戦いでベトナム軍は勝利をおさめフランスは仏領インドシナを失いました。
これは敗戦記念ではなく戦死者慰霊のための切手です。
ベトナムからは戦勝50年記念が出ました。

★グリーンランド デンマーク王子結婚記念は本国発行のものと同じ図案です。
植物は凍てついた大地に懸命に生きてゆくいじらしさ。
お世辞にも美しいとはいえない姿ですけど。

★ガイアナ 普通切手の蝶シリーズはJQ56で9種のあとJR53で$2000 が1種、
そして今回は$3000 が1種出ました。
ここまで来るとちょっと尻込みなさる方もあるでしょうが、
昆虫とか蝶を集める方はパスは禁物。
高額は発行枚数も切手商の扱い数も少ないので注意が必要です。

★イラクの交通機関は戦後初めて2003年発行。ゴムボート、馬車、鉄道馬車、小舟、ラクダの列。
これ以外の新切手はまだ情報がありません。

★ポルトガル サッカー競技場はリスボンほかの10カ所にある立派なスタジアムをえがいてこのお値段。
水族館は海洋生物博物館とでもいうべき巨大なものです。
ラッコ、ペンギン、ツノメドリもあり、S/S には別のペンギンが建物の外に大きくえがかれ、
余白には大水槽を見る人。

★スルブスカのアテネ5輪S/S その切手面は2連続。
古代ギリシャの戦車や軍団がえがかれて、さてその心は?

★タイ 文化遺産の肩掛けは第2次です。
1次は2001年発行でした。
イタリア共発はローマの円形競技場とタイの宮殿の2種で、同じ図案でイタリアからも発行されました。
仏教の日は毎年1回発行されています。
仏像をえがく美しい切手。
秘境の名勝は中型切手の20連で、このリストよりは小さくまとまっています。
秘境といっても有名観光地も含まれています。
その地特産の猿、鳥、カニの切手も入っています。
これがシリーズの1次ですが 今後も低価格でお願いしたいもの。
古代石仏は歳月を経てきたような摩滅した素朴なお姿。
それをポコンとエンボス加工して立体的に見せています。



■通信や交通が発達した現在でも新切手のニュースがわからないし、
現物の出回ってくるのがひどく遅れる、という国がまだまだあります。
郵政当局がPRに無関心だったり、現地に買付に出かけては高くつくし。
単価の小さい切手ですから積極的に動かないわけです。
切手の世界では僻地がいっぱい。

■ドイツの切手誌ミヘル・ルントショウの調査によると
2002年の世界切手発行は96年なみに戻り1万3千種を切ったとのことです。
最多国はギニアで 426種、リベリアが 326種、グレナダが 280種、米国が 264種、アンチグアが239種、
日本は第12位で 169種。第17位のベルギーが 101種。
なにも発行しなかった国はバーブダ、ベニン、カンボジャ、ジブチ、赤道ギニア、マレー各州、
モーリタニア、モザンビーク、ペンリン、ルワンダとなっています。

■リベリアの郵電省は各方面に書簡を送り、この国の郵便が機能していることを強調しました。
過去14年内戦が続いていたが平和への兆しが見えてきたこと、困難な時期においても
首都モンロビア郵政総局は切手の発売や郵便集配をしていたこと、などの内容で、
切手を貼って消印した封書が連続して届いたとのことです。(以上2項目リンズ誌)

■TVのBS番組に見る限りはソマリアは内戦がおさまりそうにもなく、
もはや国家としての形態は壊滅しているようです。
それなのに欧米市場にはつぎつぎと新切手なるものが出回ってきます。
どこからわいてくるのか、誰が利益を受けているのか全く不明。

■日本郵政公社では切手の印刷を外国に発注開始。
初めてのことではありませんが、ただ経費の節約が目的とは。
技術大国のプライドよりも採算重視とは情けないです。
こんな調子では郵政完全民営化が実現したらとんでもないことになりそう。
衣料品や雑貨じゃあるまいし、韓国、中国そのほかの国の銘版のついた切手なんてイヤですねー。
そうでなくてもバカ高いPスタンプを売り出したりするので、祖国日本の新切手に見切りをつける収集家も多いそうです。



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