格安航空券 往復 WEB小説<蒼天にあがる月・第6章 蒼天の月>
1.誓いの空

遠くには国境の砦が連なっている。隣国ガジットの山中にユウヒ達はいた。
見つめる先にあるクジャの空は曇り、黄龍は何者かの気配を感じ取る。
ソウケンの話を思い出し、見上げる空にユウヒは自分の心を再確認する。


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2.蒼月と朔

このところ眠れない夜を過ごしているユウヒはソウケンの話を思い返していた。
そのユウヒの部屋を深夜訪れたのはサクだった。ユウヒは久しぶりに深い眠りにつく。
ユウヒの様子を見てスマルの言葉を思い浮かべ、サクはある決意を固める。


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3.ガリョウ関塞

その特別な一日は、いつもと同じ朝から始まった。
晴れ渡った空の下に見えるのは国境の砦、クジャ黒州のガリョウ関塞だった。
日蝕により現れた真昼の星空の中、ユウヒを乗せた白銀の騎獣は砦に舞い降りた。


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4.黒主とユウヒ

クジャ国内のいたるところでイル族が一斉に動き始めた。
時を同じくして、黒州のユウヒ達も王都ライジ・クジャに向かう準備を始める。
そんな中ユウヒは黒主オウカと向かい合い、様々な話をすることに……。


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5.囚われた王

朝議を終えた禁軍の将軍シュウのところに、青龍省大臣ショウエイが訪ねてきた。
もたらされたのは王がいなくなったという事実だった。二人はホムラのもとに向かう。
目が慣れることもない真の暗闇の中に一人閉じ込められた王、シムザは……


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6.共鳴

音の響かないはずの祠の中に、ホムラの声が渦を巻くように反響する。
紡ぎだされる古の言葉に呼応するように祠の中の消音石が輝きを増していく。
そしてその声は消音石を通して、遠く離れた者達のところへと……。


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7.加速する運命

城への抜け道を探すサクと黄龍は鍵を握る意外な人物と王都で再会する。
一方ユウヒと黒州軍は、城で待ち構えていたシュウ率いる禁軍と対峙する。
そんな中、変わり果てた姿で現れた男が、月華を手にある行動に出た。


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8.ライジ・クジャ

入り口はすぐそこにあった。抜け穴を通り、城に向かうサクと黄龍。
遥か古よりクジャの大地から引き剥がされていた黄龍が、今、帰ってきた。
蒼白く光る祠の中で『ライジ・クジャ』が姿を現し、黄龍は復活を遂げる。


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9.守るべきもの

シムザに寄り添うホムラ、リン。横たわるユウヒはシュウの腕の中に。
月華は王を選ぶ。王を守る剣として生まれたそれは、その覚悟を問う。
真に守るべきは何なのか、その答えを見つけられた者にだけ奇跡は起こる。


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10.王の器

ユウヒを護るように姿を現した守護神達。膝をつき、頭を垂れる人々。
「もはや居座る場所などありますまい……」そうつぶやいたロダは暴挙に走る。
それを真っ向から受け止めたユウヒは、ロダに誰もが思いも寄らぬ言葉を告げた。


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11.焦燥の中で

長い旅を終えた後のように、ユウヒはついに城に戻った。
全てを受け入れて前へ進もうとするユウヒは多忙な日々を送っている。
即位を十日後に控えたある日。久々に訪れたその場所で出会った人物とは……。


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12.蒼天にあがる

即位の儀を控え、騒然とする城の中庭、忙しなく行き交う人々。次々に到着する賓客達。
ユウヒとリンの姉妹により月華がライジ・クジャに突き立てられ、青白い光が拡がっていく。
青天の下、クジャの民と四神、黄龍の見守る中、王冠を戴いた正装のユウヒが露台に姿を現した。


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