アンの青春の明日が輝く言葉                       松本侑子ホームページ

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「アンの青春の明日が輝く言葉」
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  1. ──『アンの青春』の筋書き──
  2. ──『アンの青春』の読みどころ──
  3. 彼女のゆくところ次々と花が咲きいづる
  4. もしうまく教えたら、教師はどんなことをなしとげることができるか、アンには薔薇色の理想がいくつもあった
  5. アンは常日頃から、心の同類がいないかどうか辺りに気を配っているのだった
  6. アヴォンリーを良くするのよ。村をもっときれいにしようと思ったら、するべきことがたくさんあるわ
  7. まずはできるだけのことをしましょう。
  8. 空想の王国へは、一人でさまよいゆくしかない。王国へむかう魔法の小道は、最愛の友でさえ、ついて行くことはできないのだ。
  9. ああ、いつになったら、むこうみずなことをする前に、立ち止まってちょっと考える、ということを覚えるのかしら
  10. こんな不面目なことは、早く終われば終わるほどいいもの
  11. 思いがけない事故は起きるもの
  12. 世の中には、いいこともあるわ。
  13. 鞭で子どもを叩くなんて、私は絶対にできないわ。いいことじゃないもの。
  14. どんな子にも、何かしらいいところがあるわ。
  15. 優等教員の名簿に名前がのるより、生徒たちに愛されて、何年たっても先生は本当に親身になってくれたなって思い出してくれるほうがいいわ
  16. アンは「樺の道」を歩いてグリーン・ゲイブルズへ帰った。
  17. マリラ、失敗したらどうしよう!
  18. ローマは一日にして成らず
  19. ああ、ダイアナ、今日はエデンの園に残された一日のようね。この空気には魔法がとけているわ
  20. アヴォンリー村改善協会は、私が言い出したんだから、責任を感じているの。いちばん厄介なことは、この私がするべきだっていう気がするのよ
  21. アンドリューズさん、世の中に、明るい面はたくさんありますわ。この世は、本当にすばらしいものです
  22. 最悪なことが起きるのと同じくらい、最善のことも起きますわ
  23. 想像は影のようなものね.....つかまえて閉じこめることはできない。ふわふわ踊りまわって、とらえどころがないのよ。
  24. 幸い、私は難しいことを克服するのが好きよ
  25. お耳に入れるのが務めだと思いましてね、と言われたら、嫌なことを聞かされるから気をつけた方がいいわ
  26. 若者は、夢を語るのを好むものだ。未来が、まだ誰も足を踏み入れていない一筋の道で、輝かしい可能性に満ちている限りは。
  27. 私がいることで、より楽しいときを過ごしてもらえたら嬉しいの。
  28. 人は、生涯を通じて、闘わなければならないんだ
  29. アンは生まれながらに光の子の一人だった。
  30. 好きではないことをしなければならないというのも、ほどほどなら、ためになるわ
  31. 人は死ぬまで、どんな仰天事が起こるやら、わからないもんだね
  32. 小さいうちから紳士になろうと心がけるの。
  33. 八月の昼下がりというものは、今では滅多に使われないラテン語の難しい詩を読むより、うっとりと夢想にふけるほうがふさわしい。
  34. お互いに嫌いだという人たちは、きまって無理解が原因よ
  35. 持っていて価値のあるものには、多少の苦労はつきものです
  36. そうよ、小さな子どもだったのが、いっぺんに大人にはならないわ
  37. 不愉快なことは、この世の中にたくさんあるでしょう。その上、想像までしなくていいわ
  38. 人は、自分を必要としてくれる人を、もっとも深く愛するのよ
  39. 教えることには、苦しみもあるけれど喜びもあるって、その日の夕方は、あらためて思ったわ
  40. この先いついつまでも、生涯最良の一年として今年を思い返すでしょう。なぜなら、あなたとめぐりあった年だからです
  41. 九月のある日、プリンスエドワード島の丘には、すがすがしい海風が浜の砂丘をこえて吹いていた。
  42. 人はみんな失敗する。だけど、そのうち忘れるもんだ。それに厄日というものは誰にでもあるんだよ
  43. そんなこと、ちっとも気にすることはないよ。今日は終わり、明日はまだ何の失敗もしていない新しい一日がやってくる。
  44. 「朝ごとに、すべては新しく始まり/朝ごとに、世界は新しく生まれ変わる」
  45. やがて九月はいつしか、金色と深紅に彩(いろど)られた優雅な十月へ、すべるように移り変わっていった。
  46. さあ、みんな、今日は、思い切りすばらしい一日にしましょう。思い出すたびに、楽しくなれるような一日に。
  47. 立ち去れ、厭(いと)わしき憂いよ!
  48. 世の中には、いろんな人がいると話には聞いていたけど、いなくてもいいような人もいるのね。
  49. その王国のなんと美しいこと/想像が、風景の扉を開きゆく
  50. 翌朝、アンは早起きして、新しい一日を晴れやかな気持ちで迎えた。朝日は光の旗をかかげ、真珠色の空を揺さぶるように意気揚々とのぼってきた。
  51. 誰だろうと、理想通りにはいかないものですよ。でもね、ローウェルも言っているわ、『失敗は罪ではない、低い志こそが罪である』と
  52. 私たちは理想をかかげ、それを果たすよう努力しなければならないの。たとえ一度もうまくいかなくても。
  53. アンはヴェランダの端に腰かけ、やわらかにそよ吹く西風の魅力にうっとりしていた。
  54. 十一月の午後、アンは「樺の道」を家路へとたどりながら、人生は素晴らしいものだと、あらためて心に深く刻んでいた。
  55. 「今年の十一月は、なんてすてきでしょう!」アンは言った。
  56. 私たちは、みんな過ちをしますよ。だから失敗はもう済んだことになさい。
  57. 人はどこで生きようと、結局は、自分だけの人生を生きるのです
  58. 恋人たちの小径は、ブナとカエデの葉がきらきら輝く森の奥へと続いていた。
  59. 今日の美しさを存分に味わいたいもの。
  60. 人生は、豊かで充実したものですよ……
  61. 真の友情は、頼りになるものです。
  62. 友だちには、相手の良い面を求め、そして自分の最良のものを与えるべきです、そうでしょう?
  63. モーガン夫人の小説のヒロインたちは、何が起きても窮地に追いこまれずに、……
  64. 今日の森はなんて静かでしょう。
  65. 寝床から起きあがると、どんよりと曇った寒さの厳しい冬の朝で、人生とは退屈で、味気なく、生き甲斐がないものだと思えてならなかった。
  66. いにしえの芸術において/作り手たちは細心の注意をはらって仕事をした……
  67. 人生は広くもなれば、狭くもなる。
  68. さあ、悩みは忘れて、幸せなことを考えましょう。
  69. 終わり良ければすべて良し
  70. 私は、いつも春のようだったらいいと思うわ。
  71. 幸せで楽しい暮らしとは、……
  72. あんなにきれいな星と空を見ていると、ささいな落胆や災難なんて、大したことないって思えるわ
  73. ありがたいことに、うちじゃあ、配膳室をいつもきれいにしていますからね。
  74. 誰かの損は誰かの得
  75. 料理人が多すぎるとスープができそこなう
  76. でも、人それぞれに生き方があるんだね……。
  77. 過ちをあらたむるに、はばかることなかれ
  78. アンとミス・ラヴェンダーは、話し疲れると、暖炉の前の敷物(ラグ)に腰をおろした。
  79. 「デイヴィはまだ小さくてわからないのよ」と言ってから、アンは恥ずかしく思った。
  80. 倹約家は、ケチとは大違いよ。倹約家というのは、人間として素晴らしい取り柄よ
  81. ダイアナの父親は自由党の支持者だった。そのためダイアナとアンは、政治の話はしないことにしていた。
  82. 大変な一日だったけど、今日という日はもう終わり。
  83. ふだんは何事もなく幸せな暮らしが営まれ、アンは働き、未来に夢を描き、笑い、勉強を続けた。
  84. 「そうね、いいほうに考えましょう」明るく前向きな人生観は、まさにアンならではだった。
  85. お父さんが年をとっているのは外側だけで、心のなかは、みんなと同じように若々しいんです。
  86. 宵の明星は、妖精の国の灯台なんだよ。
  87. 「そうね、本当にいい子になったわ」アンは、褒めるべきところは、ためらわずに褒めるのだった。
  88. 三日月は小さな金色の小舟。夢をいっぱい積んでいるんです
  89. こんなにたくさんの水仙の花が何もかもおおいつくして咲き広がって、この庭はまるで、月と太陽の光をしきつめたみたい
  90. ギルバートにとって、アンの一番の魅力は、くだらないことに身を染めないことだった。
  91. アヴォンリーは長閑(のどか)とはいえ、さまざまな誘惑があった。
  92. どんな娘であろうと、気高く純粋な理想をもっていれば、友人に、良い影響を与えることができる。
  93. 明日の朝は、特別に早起きするわ。することがたくさんあるの
  94. ずっと前にしなくてはならなかったんだけど、つい延ばし延ばしになって……。
  95. 春に生まれたら、花たちとは同じ親のもとで育った姉妹のような気がするでしょうね
  96. きれいな顔に恥じない生き方をしなくてはね。見た目と同じように感じが良くて、紳士的でなければいけませんよ
  97. 一人になったアンは、晴れ晴れとした心地で、てきぱきと仕事にとりかかった。
  98. モーガン夫人のヒロインは、「何が起きても臨機応変に解決する」ことで知られていた。
  99. アンはどんなに気が動転していようと、そんな気配はみじんもみせなかった。
  100. アンはまるで、紫色の麻の上等なドレスでめかしこんでいるかのように、優雅に、落ち着き払って挨拶した。
  101. モーガン夫人は、才気きらめく底に、真心のこもった女らしい優しさと思いやりが、地下水脈となって流れているのがありありと感じられた。
  102. 土曜日は、ピクニックにおあつらえむきの日和となった。
  103. ジョン・キンブルさんの牧場へ行ったら、北東の角が、早なりのイチゴで真っ赤ですよ。
  104. やがて小道は、まばゆい陽ざしのこぼれるブナの森を通った。
  105. 鶏肉、フルーツケーキ、砂糖煮を、いかにも優雅でしとやかな仕草で口に運ぶので、まるで神々の食べ物(アムブロージア)か甘い蜜でも食べているようだった。
  106. これこそまさに高論清談、魂の交換だったわね
  107. いらっしゃることがわかっていて、おもてなしにやきもきするより、今日のほうが楽しかったわ
  108. 今日は、どなたもいらっしゃいませんの。ただ、お客様が見えるつもりになっていたんです
  109. アンは目を輝かせ、嬉しげに叫んだ。「ああ、あなたも、いろいろ想像するんですね」
  110. 私のような年で想像ごっこをするなんて、馬鹿げているかもしれませんが、……
  111. 若いお嬢さんがいらして嬉しいわ。娘さんたちが大好きですもの。
  112. 我が身を引き裂くように、別れねばならぬ
  113. 美しい生き方が、その人の名前を美しいものに変えるのね。
  114. ミス・ラヴェンダーが前はどんなだったか、もちろん私は知らないけど、でも、なぜだか、そんなに変わってない気がするの。
  115. ミス・ラヴェンダーのことだけど、ほかの人と違うと、往々にして変人と言われるのよ
  116. ミス・ラヴェンダーのことだけど、ほかの人と違うと、往々にして変人と言われるのよ
  117. アンとミス・ラヴェンダーの間には、おたがいに有益な厚い友情がしっかりと通いあっていた。
  118. アンは一人で行ったが、少しも寂しくなかった。
  119. 雨がふって、良かったわ。
  120. 気位が高くて、おまけに不機嫌(ふきげん)になってむくれる性格だなんて、始末におえないくみあわせなのよ
  121. もし失恋で本当に胸がはりさけるというなら、ステファン・アーヴィングがもう帰ってこないとわかったときは、たしかに胸がはりさけそうだったわ。
  122. 人生は、人をみじめなままにしておかないの。
  123. 家内は、絶えず私のアラをさがして、ガミガミ小言を言ったんだよ。
  124. ほら、窪地のあの若草、緑色にも金色にも輝いている。今日はまるで一粒の真珠のような一日だわ。
  125. 男の人に多くを期待しすぎていたんですね。主人の言葉づかいが悪いだなんて気にして、本当に馬鹿でした。
  126. 薔薇は赤い スミレは青い/砂糖は甘い あなたは優しい
  127. レイチェル、お前は、いい女房だった。
  128. 丸一日、浮き世を忘れて、水辺で楽しく遊びましょう。
  129. 一軒の家に、女が二人いるとうまくいかないのは、一つの台所で、それぞれが自分のやり方を通そうとするからだ
  130. 日々の細々(こまごま)とした家事も、仲間づきあいも、アンには親しいものになっていた。
  131. 昔の野心をまたみんな取りだして、ホコリをはたかなければ。
  132. 昔風のしつけだって、近ごろの目新しい子育て方と同じくらい、効きめはありますよ。
  133. ベッドに入ってから泣くね。明日は目がはれて、泣いたってわかるかな?
  134. 新しい友だちができると思うと、人生はもっと魅力的になるわ。
  135. 午後、アンとポールが石の家へ行くと、ミス・ラヴェンダーはシャーロッタ四世と庭にいた。
  136. ミス・ラヴェンダーは大好きなフリルとレースの服を着て、ほがらかで、きれいだった。
  137. これからの歳月、立派にきちんと人生を生きること、正直でいること、礼儀正しくすること、人には親切にすること、……
  138. アンをよく知る人たちは、彼女の最大の魅力を、無意識ながらも感じとっていた。
  139. 人生の一章が、また終わったわ。
  140. これはまさにロマンスだ、あらゆる詩と物語と夢にいろどられた本物のロマンスなのだ。
  141. 物ごとには良いことと悪いことの両面があるんだわ、この世のすべてがそうであるように。
  142. 誰と一緒になろうと、結婚には危険がつきものですからね。
  143. 結局は、アンのように、「想像力と非凡な能力」にめぐまれているほうが、いいのだろう。
  144. ある人がある人のどこをいいと思っているのか?……それは永遠にとけない謎だ。
  145. 古き秩序はうつろい、新しき秩序へとすみやかに変わっていく。
  146. 大学で勉強したいことは、最高の人生を生きるための知識、そして人生で最善のことを成し遂げるための知識よ。
  147. この世のことは、最善になるようにお祈りして、それから最悪の事態にそなえたら、後は神様の思し召しを受け入れるんです
  148. もし二人が手に手をとりあい、別れと誤解の思い出ではなく、二人だけの思い出をわかちあって生涯を思ったなら……
  149. 愛とは、美しい友情から自然に花ひらいてゆくのだろう。金色のしべを持つ薔薇の花が、青いつぼみからすべり出ていくように。

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 訳文は、『アンの青春』(モンゴメリ著、松本侑子訳、集英社)より引用しました。