アンの青春の明日が輝く言葉−第148回 松本侑子ホームページ
この二人は、若い日に、喧嘩別れをして相手を誤解したまま離ればなれになっていたのです。ところが、40代になってふたたびめぐり逢い、本当はお互いを愛していたことを確認しあい、やっと結ばれたのです。 そこでギルバートは、アンをじっと見つめて言います。 「別れと誤解の思い出ではなく、二人だけの思い出をわかちあい、積みかさねて生きていこう」と……。 あなたも、大切な人と、喧嘩や仲たがいの思い出を積み上げるのではなく、愛情と理解の思い出を、日々、築いていってください。 松本侑子
『アンの青春』(モンゴメリ著、松本侑子訳、集英社)より引用 著作権保護のため、無断転載を厳禁します |