アンの青春の明日が輝く言葉−第122回                 松本侑子ホームページ

「人生は、人をみじめなままにしておかないの。たえず慰(なぐさ)めようとしてくれる……。たとえ不幸な気分にひたって感傷的になろうと思っても、人生は、私たちを明るくしてくれるのよ」

ミス・ラヴェンダーの言葉 『アンの青春』第24章

 落ちこんでいると、元気になる気力さえわかず、このまま憂鬱にひたっていたい、立ち直りたくない、とすら思います。
 しかし人生は、あなたをうち沈んだままにしておきません。
 元気づけよう、ほがらかにしようと、小さな声で呼びかけています。そのささやきに、耳をすましてください。
 傷ついた体が治るように、傷ついた心にも自然に治る力があります。その偉大で不思議な魔法にゆだねてください。

松本侑子


 今日の言葉とコラムは、新刊『アンの青春の明日が輝く言葉』(松本侑子著、ディスカバー21発行、1200円)P.80〜81に掲載しています。またの機会に、ぜひ書店でご覧ください。


『アンの青春』(モンゴメリ著、松本侑子訳、集英社)より引用
著作権保護のため、無断転載を厳禁します