アンの青春の明日が輝く言葉−第145回 松本侑子ホームページ
ダイアナの婚約、アンの離島と大学進学、リンド夫人とマリラの同居、グリーン・ゲイブルズの改造……。のどかなアヴォンリーでも、人々の暮らしは移り変わっていきます。その慌ただしさのなかで、アンは、喜びとともに、一抹の寂しさを覚えます。 私たちも、世の中の変化にわくわくして面白く感じることもあれば、逆に、戸惑ったり寂しく感じることもあるでしょう。 でも、人は、生きているからこそ、まわりの世界が変わっていくのです。 グリーン・ゲイブルズの隣人ハリソンさんが、アンに言います。 「変化は、すべてがありがたいもんじゃないが、変わるということは、大事なことだ」 さあ、あなたも、新しいあなたへ、新しい世界へ、歩いていってください。 松本侑子
『アンの青春』(モンゴメリ著、松本侑子訳、集英社)より引用 著作権保護のため、無断転載を厳禁します |