アンの青春の明日が輝く言葉−第81回 松本侑子ホームページ
政治などの社会問題は、考えるべき時、話しあうべき時には、きちんと考え、話すことが重要ですが、社交、友情の場では、おたがいに気まずくならないように気配りも必要ですね。 アンとダイアナは、友情を長続きさせる努力をしているのだと改めて気づきました。 19世紀後半のカナダの自由党と保守党については、『赤毛のアン』にもよく登場します。リンド夫人、ダイアナ、ギルバートの家庭は自由党支持で、グリーン・ゲイブルズは保守党支持でした。当時の二大政党の違い、政策については、拙著『誰も知らない「赤毛のアン」』(集英社)に解説しましたので、興味がおありの方は、ぜひご覧下さい。 松本侑子
『アンの青春』(モンゴメリ著、松本侑子訳、集英社)より引用 著作権保護のため、無断転載を厳禁します |