アンの青春の明日が輝く言葉−第139回                 松本侑子ホームページ

「人生の一章が、また終わったわ」

『アンの青春』第29章

 教員生活に終止符をうったアンの台詞です。一つの章が終わっても、続いてアンには、大学生活という新しい章が始まります。
 人生は連続しているようで、それでいて、いくつもの区切りがあります。
 学校や仕事の変化、引っ越し、結婚のように、すぐにわかる区切りもあれば、後になって、はっと「あれが一つの区切りだったんだな」と気づく章の終わりもあります。
 あなたが、今、生きている人生の章は、どんなストーリーですか?
 そして次の章は、どんなストーリーですか……?
 今生きている一章について、立ち止まって考えてみてください。
 そして次の章を、思い描いて、生きてください。

松本侑子

『アンの青春』(モンゴメリ著、松本侑子訳、集英社)より引用
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