アンの青春の明日が輝く言葉−第131回                 松本侑子ホームページ

「昔の野心をまたみんな取りだして、ホコリをはたかなければ」

マリラの台詞 『アンの青春』第26章

 進学をあきらめて先生になったアンですが、思いがけず、大学へ行けることになりました。アンはまた野心にふるいたち、新たな希望の光をともすのです。
 夢の実現は、今すぐかなえることが無理なら、先々のためにとっておいてもいいのです。胸にしまっておいて、好機がめぐってきたら、また取りだしましょう。
 野心も抱負も、忘れることなく、あきらめることなく、大切に温めておけば、いつか行動に移すときが訪れます。
 あなたにとって、一度は断念した夢は、何ですか? また挑戦してみませんか?

松本侑子

『アンの青春』(モンゴメリ著、松本侑子訳、集英社)より引用
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