アンの青春の明日が輝く言葉−第88回                 松本侑子ホームページ

「三日月は小さな金色の小舟。夢をいっぱい積んでいるんです」
「そうよ。三日月が、雲にのりあげて傾くと、夢がはらりとこぼれて、眠りの世界に落ちてくるの」

                        
ポールとアンの会話 『アンの青春』第19章

 月のカレンダーを見ると、今夜あたり、三日月のようです。
 三日月は、夢を積んだ小さな金色の小舟……。夜空にかかる雲にのりあげると、はらはらと夢が舞いおちて、私たち一人一人の夢の世界にこぼれてくる……。
 ロマンチックな空想のお話を、楽しんでみるひとときも、時にはいいものですね。
 今夜は、どうぞいい夢を見てくださいね。

松本侑子 


『アンの青春』(モンゴメリ著、松本侑子訳、集英社)より引用
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