アンの青春の明日が輝く言葉−第108回                 松本侑子ホームページ

「今日は、どなたもいらっしゃいませんの。ただ、お客様が見えるつもりになっていたんです」

                        
ミス・ラヴェンダーの台詞 『アンの青春』第21章

 来客はないのに、ミス・ラヴェンダーは「お客様ごっこ」をしています。つまり、おめかしをして、室内をきれいに整え、テーブルには大切な食器を出して、ご馳走を並べるのです。
 あなたも、時には、「お客様が見えるつもり」になって、花を飾り、上等な食器に料理をもりつけ、少しおしゃれな服に着替えて、テーブルを囲んでみませんか? お客様は、あなたでもいいし、あるいはご家族でもすてきです。きっと、いつもよりいっそう美味しく、楽しいご飯になることでしょう。
 昨年5月に始めた『アンの青春』のメールマガジンも、おかげさまで2年目に入りました。引き続き、あなたにとって小さな喜びになりますことを祈りつつ、ささやかなメルマガですが、続けていきたいと思います。今後とも、どうぞよろしくお願い申しあげます。

松本侑子 


『アンの青春』(モンゴメリ著、松本侑子訳、集英社)より引用
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