春になると、道端や空き地で、タンポポが可愛らしい花を咲かせます。
きれいな絵と、わかりやすい解説で、タンポポについての知識が得られる絵本です。

タンポポといえば中耳炎、という連想をしてしまうので、綿毛状態のときは、つい避難してしまいます。

ちなみに、この絵本のタンポポは外来種のセイヨウタンポポです。

暖かくなると、空き地に色々な草が生えてきます。
身近な雑草の一年間の移り変わりの様子は、壮大なドラマのようです。

この本を読んだ後は、思わず庭に出て雑草ウォッチングをしたくなります。
ウォッチングの後は、ちょっとかわいそうですけど草取りもしちゃいましょう。
からすのえんどう等は成長すると後が大変です。

るるださん一家は、広い空き地を買いました。
パパ、ママ、たっくんは家を建てる夢がかなって大喜びです。
さっそく、空き地へ行ってみると、まわりから小さな声が聞こえてきました。

ちょっとお人好しすぎる「るるださん」一家。
こんな心優しい家族は、今の時代、なかなかいないでしょう。
最後のシーンは、まさに理想ですね。