ペニーさんです。 悪役商会の八名信夫さんではありません。
貧乏で年寄りのペニーさんは、家族をやしなうため、毎日、町の工場に通っています。 家族は、馬のリンピーや牛のムールーなど、全部で7匹の動物たちです。 ある日、ペニーさんが仕事に出かけた後、動物たちは、となりの雷じいさんの畑を荒らしてしまいます。
文章量がとても多い絵本ですが、ペニーさんと動物たちの家族愛にみちた物語を存分に楽しめます。
フランスにボドというご婦人が住んでいました。 ある朝、郵便屋さんが丸い小包を持ってきました。 開けると中にヘビが入っていました。
お笑いとも思えるような始まりかたですが、ヘビのクリクターは、可愛らしくてとても便利だったのです。 こんなことはヘビでなければできないよ、と思われることが、いろいろあって楽しめました。
ある動物園の門の前にマッチ箱が一つ落ちていました。 園長さんが、それを開けると中から一匹のクモが飛び出して、動物園に住みついてしまいました。
動物園を舞台に、クモのヘレンがどんどんハエを退治していきます。 ヘレンの巣に引っ掛ったハエがなんとも哀れです。
一般的にクモは嫌われ者なので、それを主役にした絵本も珍しいですね。 クモ好きの私としては、「これは得たり」の一冊でした。
エンヤラドッコイ!というかけ声とともに、海から何かがやってきます。 それは、50人のりのカヌーに乗ったペンギンたんけんたい。 とある島に上陸し、ちょぴり変わった探検の始まりです。
超マイペースなペンギン軍団と、彼らにほんろうされる島の猛獣たちが笑いをさそいます。 ペンギンたちの探検の目的が明確になるラストは大爆笑まちがいなしです。