香山 美子 文
かすや 昌宏 絵
なーんのはながひーらいた?  

「おおいぬのふぐり」のそばの地面に小さな草の芽がでました。
「わたしはだれかしら?」そんな疑問をもって草の芽は成長していきます。

「タンポポ」「スミレ」「ハルジオン」「あり」「てんとうむし」−いろいろな生き物と出会い、ついに最後には、草の芽は自分の正体を知ることになります。

雑草たちの命の息吹を感じさせる絵本です。
この本を読んだ後は、草取りできなくなるかもしれませんね。

童心社 40ページ かな 知 ▲Top  ▲home

多田 ヒロシ 著
なにしてる なにしてる

ブタのぶうと、ウサギのぴょん、後ろ姿で登場です。
いったい何をしているのかしら?
ページをめくると種明かし、なーんだ、こんなことしていたんだ!

怪しい雰囲気のただよう後ろ姿からは、ひょうきんな正面の姿は想像できません。
この差があまりに大き過ぎて、ページをめくるたび、笑い転げてしまいました。

こぐま社 32ページ かな 幼 ▲Top  ▲home

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岸田 衿子 文
長野 博一 絵
なにをたべてきたの

しろぶたくんが急いで歩いています。
「ぼく、なにかたべにいくところ」
道でりんごを見つけると、ぺろりと丸のみ。
すると、あらあら不思議、おなかに真っ赤なリンゴの影が浮かびあがりました。

石けんを食べるのはバカボンのパパぐらいなものだと思っていたのですが、まさかブタくんも同じ過ちを犯してしまうとは!
だけど、吐き出すシャボン玉はとても綺麗、ファンタジックな光景に見とれてしまいました。

佼成出版社 31ページ かな 幼 ▲Top  ▲home

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マーカスフィスター 作
谷川 俊太郎 訳
にじいろのさかな

青い海に、とてもきれいなウロコをもった「にじうお」という魚がいました。
でも、 それを鼻にかけ、とても意地悪でしたので、友達ができませんでした。
どうしたらいいのか悩んだ「にじうお」は、タコのおばあさんのところへ相談に行きます。

この絵本、解釈の仕方によっては、かなり読後の印象が違ってきます。
意地悪な主人公が友達を作るために、自分のきれいなウロコをあげる部分は、ワイロのような印象を受けるかも知れません。
私は、きれいなウロコは「にじうお」の清らかな心であって、「にじうお」が自分から心を開いたので他の魚がそれを受け入れたのだと、都合よく解釈したのですが、皆さんはいかかでしょうか?

とにもかくにも、この絵本の魅力は、なんといっても、ストーリーよりも、美しい絵だと思います。

講談社 24ページ かな ▲Top  ▲home



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なにぬ
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