青い海に、とてもきれいなウロコをもった「にじうお」という魚がいました。
でも、 それを鼻にかけ、とても意地悪でしたので、友達ができませんでした。
どうしたらいいのか悩んだ「にじうお」は、タコのおばあさんのところへ相談に行きます。
この絵本、解釈の仕方によっては、かなり読後の印象が違ってきます。
意地悪な主人公が友達を作るために、自分のきれいなウロコをあげる部分は、ワイロのような印象を受けるかも知れません。
私は、きれいなウロコは「にじうお」の清らかな心であって、「にじうお」が自分から心を開いたので他の魚がそれを受け入れたのだと、都合よく解釈したのですが、皆さんはいかかでしょうか?
とにもかくにも、この絵本の魅力は、なんといっても、ストーリーよりも、美しい絵だと思います。
講談社
24ページ かな
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