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レオ レオニ 著
谷川 俊太郎 訳
スイミー

広大な海の中で、楽しく暮らす小さな赤い魚の兄弟たち。
その中に一匹だけ、色の黒いスイミーという魚がいました。
ある日、巨大なマグロが現われ、スイミーの兄弟たちに襲いかかります。

海の中は、危険でいっぱいです。
でも、知恵と勇気があれば、どんな困難にも打ち勝つことができることを、この本は教えてくれました。

好学社 32ページ かな ▲Top  ▲home

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さの ようこ 著
すーちゃんとねこ

すーちゃんとねこちゃんが、落ちているものを探しながら野原を散歩しています。
しばらくして、ねこちゃんが木に引っ掛っている赤い風船をみつけます。
ねこちゃんは木に登って風船を取りますが、すーちゃんに横取りされてしまいます。

すーちゃんの意地悪のオンパレードに、ねこちゃんも半べそ状態。
このまま険悪な雰囲気でお話は完結するのでは、と心配しましたが、円満なラストでホットとしました。

キバだらけの口がちょっと怖いですが、感情豊かなねこちゃんは私のお気に入りです。

こぐま社 48ページ かな ▲Top  ▲home

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ハンス ウィルヘルム 作/絵
久山 太市 訳
ずーっと ずっと だいすきだよ

少年と犬のエルフィーは、いっしょに大きくなりました。
年月が経過するごとに、少年は背がのびていき、エルフィーは太って動きが鈍くなっていくのでした。

小学校の教科書に採用されたお話です。
よく子供が宿題で音読していて、聞くたびに心打たれたものです。
深い悲しみは、やがて想い出というかけがえのない宝物に変わっていくのですね。

評論社 30ページ 漢 ▲Top  ▲home

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大塚 勇三 再話
赤羽 末吉 画
スーホの白い馬

中国の北の国、モンゴルには、馬頭琴という楽器があります。
この楽器が、どのような理由から、作られたのかは、この物語の中で語られています。
スーホという名前の羊飼いの少年と、モンゴルの草原で生まれた白い子馬の、悲しい物語です。

この本を読んで、馬頭琴という楽器に、とても興味を持ちました。
馬頭琴は、馬の頭の彫り物が付いた、バイオリンのような民族楽器です。

「モンゴルフェア」などと称して、この馬頭琴の演奏会が各地で開催されることがあります。
機会があれば、この民族楽器の音色を堪能してみるのも、よろしいかと思います。

福音館書店 48ページ 漢 ▲Top  ▲home

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トミー・アンゲラー 作
いまえ よしとも 訳
すてきな三にんぐみ

黒いマントに黒い帽子の3人ぐみの泥棒は、人々に恐れられていました。
次々に馬車を襲い、奪った宝は山の上の洞穴に運びます。
しかし、ある夜、一台の馬車を襲ったことから、彼らの人生は大きく変わっていきます。

黒と青を基調とした夜の風景が、恐ろしい3人ぐみとマッチしていて、たいへん印象的です。

偕成社 38ページ かな ▲Top  ▲home

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レイモンド ブリッグス 著
スノーマン

朝、目を覚ました男の子が、窓の外を見ると、雪が降っていました。
男の子は急いで長靴をはいて外へ飛び出し、雪だるまを作り始めました。
そして、夜、男の子が様子を見に外に出てみると、雪だるまが、動き出して挨拶をしたのです。

昔、テレビcmなどでも、よく見かけたスノーマンのお話です。
漫画のようなコマ割り、文章無しのストーリー、色鉛筆で描かれた絵などが、想像力をかき立て、魅力的な世界を生み出しています。
真冬の物語なのに、読むほどに心が温かくなってくる絵本です。

評論社 32ページ ▲Top  ▲home



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