るるこは、お母さんから大きな桃色の紙をもらい、それでキリンのキリカを作りました。
キリカは、とても大きくて立派でしたが、水が苦手で、濡れるとヘナヘナ曲がってしまいます。
ある日、色があせてきたキリカは、るるこを背中に乗せて、クレヨンの木を見つけに出かけます。
キリンは桃色で、クマはオレンジ色など、規定の概念にとらわれない色の発想に魅力を感じます。
何度も、びしょぬれになり、洗濯物みたいに干されるキリカなど、思わず吹きだしたくなるような場面がいっぱいです。
福音館書店
22ページ 漢
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