影の大王に支配されたデルトラ王国を救うには、魔力を持つ七つの宝石を集めるしかない。
そのうちの一つ、誠実のトパーズは、誰もが恐れる「沈黙の森」の中にあるという。

デルトラシリーズの一作目。
デルトラ王国が影の大王に支配され、数年後、運命に導かれ出会った少年達の最初の冒険までを描きます。

今度の敵は魔女テーガンとその子供達。
醜悪な怪物たちとの危険なやり取りに、緊迫感が漂います。

嘆きの湖に棲む怪物も、迫力満点です。
謎かけが増え、さらに面白さ倍増の第２作目です。

赤い服を着た不気味で変わった人達のいる街にたどり着いた主人公たち。
はたして宝石はそこにあるのでしょうか？

じめじめした気持ち悪さが漂う第３作めです。

主人公たちの前に広大な砂漠が立ちはだかります。
そこには凶悪な怪物と宝石が・・・

今回はアクション主体の内容になっていて、手に汗握る展開の連続です。

不思議な生き物キンを仲間に加え、五つ目の宝石が眠る恐怖の山を目指します。

登場する怪物の強さはシリーズ中、随一でしょう。
また、本作はストーリーが非常に良く練られていて、なかなか感動が残る一作となっています。

盗賊たちが集まる魔物の洞窟の中には六番目の宝石が隠されています。
しかしそこには恐ろしい怪物が・・・

形態模写を得意とする怪物オルの登場で、主人公たちは疑心暗鬼の中、冒険を続けます。
魔物の洞窟の怪物はこれまでの物語の中でも気持ち悪さナンバーワンです。

大雨の中、主人公たちはデルトラに忠実な民が住むというトーラの町に辿り着きました。
しかし、町はもぬけの空、いったい住人はどこに消えたのか！？

最後の宝石をめぐって、「いましめの谷」の主との知恵比べは見ごたえ充分です。
今回は、ひさびさに謎解きを楽しめる内容になっています。
答えをすぐ見ないで、あなたも主人公たちと一緒に、生死をかけた謎解きに挑戦して下さい。

ついに全ての宝石を集めた主人公達は、最後の目的地へ向かいます。
しかし、冒険はさらに困難をきわめ、主人公たちは絶体絶命のピンチに立たされます。

いよいよ最終章です。
すべての謎が明らかになります。

デルトラ・クエストのモンスター図鑑です。

描かれているモンスターは、自分が想像していた通りのものばかりでした。
絵が非常にリアルで、食い入るように眺めてしまいました。
絵を描いている人は、マーク・マクブライドという人です。
シリーズでもカバーのイラストを描いています。

説明文も、図書室員のジョセフによる手記ということで書き綴られていて、 デルトラ・クエストの番外編としても読むことができます。
あえて、物足りない点といえば、紹介しているモンスターの数が少ないことでしょうか。
キン、オル(実体化したもの)、ポリパンなども描いてほしかったです。

長かった冒険も終わり、王宮で平和に暮らす主人公。
しかし、影の大王に連れ去られたデルトラの人々の安否を考えずにはいられませんでした。

最初の冒険の余韻も冷めないうち、すぐに次なる苦難が待ち構えていました。
不気味な地底の海には、恐ろしい怪物が潜んでいたのです。

主人公達の冒険と、王宮の出来事を、同時進行させるという試みが、この「II 」では取り入れられています。
「一方そのころ、デルトラの城では・・・」という具合に、場面がころころ変わるので、いやがおうにも緊張感が高まります。

舞台は、地底の海から影の王国に移ります。
いよいよ、最後の決戦の瞬間がやってきました。
主人公達の個々の秘密も、全て明かされます。

最初のシリーズでも出てきた懐かしい怪物たちも登場します。
やはり、デルトラは、登場するモンスターが魅力的ですね。

レビュー執筆予定

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