昔々、静かな田舎の小高い丘の上に、ちいさいおうちがありました。 ちいさいおうちは、毎日変わる長閑な景色を眺めながら、幸せに暮らしていました。 ところがある日、機械を持った人々が現われて、ちいさいおうちの前に道路を作り始めたのです。
自然に満ちた田舎の農村が、みるみるうちに都市化していく様子は、寂しいの一言です。 人間にとって自然がどんなに大切であるか、この絵本は見事に訴えています。 人間の顔の様に見える「ちいさいおうち」には、いつまでも笑っていてほしいものです。
くずかごに捨てられていた黄色のくれよん。 短くなっても、まだまだ自分は誰かの役に立てるだろうと、ぬるものを探しに旅にでます。
だれにでも親切で、心優しいくれよん君ですが、ぬるたびに短くなっていく姿はかわいそうです。
とても、優しく心が温まる絵本です。 じーんとくるラストに涙がチョチョ切れました。
パピルスの茂る川辺で生活するかばたちの中に、子供のかばのヒッポがいました。 ある日、ヒッポは、おかあさんから、ことばを習います。 ことばは生きていく上で、とても大切なのです。
カバ語を一生懸命練習するピッポが可愛いです。 このあと練習の成果はでるのかな?
版画で描かれた動物の皮膚の質感がリアルで、とても美しいです。