キツネのかぎや

どんなカギでも、たちまち開けてしまうキツネのかぎやの冒険物語です。
訳ありの依頼者ばかりなので、キツネは毎回、誘拐されるがごとく連れて行かれてしまいます。
それでも文句も言わず仕事を成し遂げ、依頼者の心のかぎまで開けてしまうのです。

「ピッキング?子供に読ませて大丈夫?」と思っている方は心配ご無用!
キツネは正義の味方。
ハラハラする展開に思わず夢中になってしまいます。


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かいぞくのおたから
【1】かいぞくのおたから

キツネのかぎやの記念すべき第1作。
最初の依頼は、くろネコ船長の宝物の箱を開けることです。
カーチェイスなんかもあり見所満載です。

知って得する「キツネのかぎや新聞」も巻末に掲載されています。

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ライオンの金庫
【2】ライオンの金庫

今回の依頼者は、ほえ声がとても恐ろしげなライオン。
古い金庫を開けることになったのですが、はたして中身は何なのでしょうか?

強暴なライオンの意外な一面が明らかになって、なかなか良いお話に仕上がっています。
シリーズの中では私の一番のお気に入りです。

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ゆうれいのつぼ
【3】ゆうれいのつぼ

毎回、ひとくせある依頼者が登場するこのシリーズ。
白い着物を来たネコの女性が、代官屋敷の土蔵のカギを開けてほしいと依頼に現れます。

ちょっと怖い話です。
キツネがなかなか幽霊に気づかず、もどかしいです。

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だるまさんのおへそ
【4】だるまさんのおへそ

ヒョウ警部に頼まれて、きつねはいっしょに「へそのあるダルマ」を探します。
ダルマには、時限爆弾が仕掛けられていて、へその穴がかぎ穴になっているのです。
犯人の指示にほんろうされ、爆発の時刻がだんだんせまって来ます。

ハラハラする展開に思わず手に汗握ります。

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白ワシのかんむり
【5】白ワシのかんむり

今回はちょっとファンタジー色が強い物語。
白ワシの国での大冒険です。

空中戦があったり、小人なども出てきてシリーズ中での異色作です。

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吸血鬼のかんおけ
【6】吸血鬼のかんおけ

全身の血を吸いとられるという殺人事件が発生しました。
ヒョウ警部が捜査に乗り出しますが、逆に犯人につかまってしまいます。
キツネは警部を助けに、犯人の住む館に向かいます。

絵にかいたような吸血鬼の登場に、笑ってしまいますが、それなりに緊迫感はあります。

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地獄のえんま帳
【7】地獄のえんま帳

きつねが仕事を終えて、夕食を食べようとキッチンにいくと、恐ろしそうな赤鬼が、きつねを待っていました。
赤鬼は仕事の依頼にやってきたのですが、強引にきつねを地獄に連れていってしまいます。

これまた絵に描いたような地獄の世界です。
えんま大王には、かなり笑えました。

おまけのえんま大王の間違い絵探しが、なかなか良く出来ています。

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透明人間のわな
【8】透明人間のわな

ある夜、きつねの店にたんぽぽ銀行から電話がかかってきました。
どうも金庫室に閉じ込められたらしいのです。
きつねが、急いで銀行に向かうと、金庫室には人の姿がありませんでした。

透明人間というチョイスがグッドです。

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カッパの秘宝
【9】カッパの秘宝

キツネは、カッパ大明神の箱を開けるため、カッパ村までやってきました。
しかし、村には恐ろしい言い伝えがあり、キツネはいやなことが起こりそうな予感を感じるのでした。

キツネが村に到着するやいなや、きみの悪いおばあさんが現われて「たたりがふりかかるぞ」と脅されるあたり、まるで「八つ墓村」のパロディです。
でもカッパ大明神は八つ墓明神ほど怖くないのでご安心を。

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悪魔の赤ワイン
【10】悪魔の赤ワイン

キツネは友人のヒョウ警部に呼び出され、3年間も忘れ物保管所に置いたあった古いトランクを開けてほしいと頼まれます。
キツネはトランクのカギを開けますが、中にあったモノに触れたヒョウ警部に異変がおとずれます。

「キツネのかぎや」感動(?)の最終回です。
裏表紙でバイバイしているキツネたち・・・ちょっとさびしいです。

三田村 信行 作
夏目 尚吾 絵 あかね書房 各74〜79ページ



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