ある嵐の夜、真っ暗な小屋の中で、一匹のヤギと一匹のオオカミが出会います。 暗闇で互いの姿が見えず、風邪で嗅覚が鈍っている2匹は、相手の正体を知らぬまま、おしゃべりを始めます。
会話の一つ一つに緊張感があり、サスペンスともコメディともとれる不思議な展開が魅力となっています。
一作目でファンになった人のために続編が5冊出版されました。 ハラハラする展開と思わせぶりなラストで、続きをすぐ読みたくなってしまいます。
ストーリーが極めて重要なので詳しくは書けないのですが、ぜひとも読んでいただきたい名作です。 (全7巻)
あらしの夜に小さな小屋で起こった或る出来事をスリリングに描いた傑作。
「食うもの」と「食われるもの」との会話は、まるで綱渡りのように危機感で満ちあふれています。
前作とは一転して、今度は晴れの日の出来事です。 でも、本作も、ハラハラすることに変わりはありません。
動物の生理的欲求である食欲に、自制心が打ち勝つことができるのか、興味深いところです。
別の1匹のヤギの登場で、物語の展開は、ますます複雑になっていきます。
ドキドキシーンの中にも、コメディタッチが効いている第3作目です。
強暴な2匹の狼の登場で、シリーズ最大ともいえる危機的状況が出現します。
本作より、物語は一気に加速します。 仲むつまじき者たちを、待ちうけるものは、はたして、希望の光でしょうか、それとも破滅への道でしょうか。
身動きのできない状況、そして、どれを選んでも絶望への道をたどらなければならない選択肢。
あなたなら、どう切りぬけるでしょうか?
「あらしのよるに」の最終章です。
衝撃のラスト(!?)が、あなたを待っています。
「あらしのよるに」シリーズの続編にして正式な完結編です。
「ふぶきのあした」で、いちおうは完結しているので、ファンサービス本といえるかもしれません。
あらしのよるにの特別編です。 ガブとメイが雪穴の中で、過去の出来事を回想して、色々思いをめぐらします。
物語の時間的には5巻と6巻の間に位置しそうです。 2匹の絆がさらに深まります。
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