ピイチク町にある町営アパートが倒れてしまいそうになる事件が起ります。
アパートは、かしの木で作られていて、小鳥たちが生活をしているのです。
ぐうぜん通りかかったブタのポイポイが小鳥たちを助けようと木を支えていると、そこへゾロリが現われます。

ポイポイは正義感の強いブタの男の子。
ピンチになると、ほうれんそうマンに変身して、ずる賢いかいけつゾロリをこらしめます。

幽霊になる前のゾロリのママも、ほんの数コマですが登場しています。

ポイポイたちは、この春から新１年生。
美人のさゆり先生が担任です。
下校時間、焼きいも屋に変装したゾロリが登場。
やきいもが大好物なさゆり先生は、まんまとゾロリの罠にはまってしまいます。

表紙の裏にある「くいしんぼあいうえお」が笑えます。
このころから、ゾロリはいやしかったのですね。

夏休み、ポイポイにゾロリから手紙が届きます。
それは、ともだちとゾロリ城に晩ごはんを食べにおいでという招待状でした。
怪しいと感じたポイポイたちでしたが、とりあえず行ってみることにしました。

そうめんの池じごくは、なかなかヒットです。
どうでもいい所に力が入っていて、ばかばかしさにあきれますが、わたしも落ちてみたいです。

ポイポイの意外な弱点が判明しますが、ほうれんそうマンに変身すればへっちゃらです。

すみれちゃんを好きになってしまったゾロリ。
新聞で自動車レースで優勝すれば女の子にもてることを知り、さっそくポイポイと対決をします。

ゾロリのＦ１ゾラーリ号とポイポイのボロシェ号の白熱したレースが展開されます。
ゾロリはあの手この手を使ってポイポイの妨害をします。
ポイポイもほうれんそうマンに変身して、奇跡の大逆転をねらいます。

Ｆ１ゾラーリ号は、結構かっこいいです。
こたつに入ったまま運転できるのがグッドです。

どうぶつ小学校では、さゆり先生が、りんかい学校の場所決めに悩んでいます。
そこへ、旅行会社の社員に変装したゾロリが現われ、ようかん島はどうかと勧めます。
ようかんが大好きな先生は、罠とも知らず、そこに決めてしまいます。

「ゾロリ」シリーズでおなじみの、ようかい学校の先生も、ここで初登場です。
すいかわりマシーンとの対決は迫力満点です。

前作の続きです。ようかい島が舞台です。
前回のリベンジをはたすためゾロリはようかい学校の優秀な卒業生を助っ人として召集します。
ようかい島から、ぬけだせないでいるポイポイたちに新たなピンチがおとずれます。

どっかん火山やバクハツダーなど、強烈な個性の妖怪が登場します。

今回はイヌジが大活躍です。
くいしんぼうのイヌジは「ゾロリ」シリーズのイシシ・ノシシに通じるものがあります。

ミドロ森のゆうれい城で、ごきげんに歌を歌っているゾロリ。
102歳の誕生日をむかえ、すみれちゃんとの結婚を決意します。
招待状をもらったすみれちゃんは、ポイポイたちを連れて、ゆうれい城に向かいます。

「かいけつゾロリ」への橋渡しとなるシリーズ最終作です。
ラスト、おきまりの三度笠姿で旅立つゾロリ。
ほうれんそうマンとの再対決は実現するのでしょうか。