大どろぼうホッツェンプロッツ

つばひろの帽子をかぶり、もじゃもじゃの黒ヒゲとすごいかぎ鼻の大悪党。
それが、この物語の主人公のホッツェンプロッツです。

がさつで乱暴者ですが、生来がお人好しで間抜けな性格なので、どうにも憎めないキャラクターとなっています。
このホッツェンプロッツと、子供らしく冒険心いっぱいのゼッペルとカスパールの三人を中心に物語は進行していきます。

神秘的な雰囲気に満ちた森に一歩足を踏み入れて、この三人と一緒に、楽しい冒険を始めてみませんか。


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大どろぼう
ホッツェンプロッツ
大どろぼうホッツェンプロッツ

おばあさんのコーヒー挽きが稀代の大泥棒ホッツェンプロッツに盗まれました。
コーヒー挽きを取り戻すべく、カスパールと親友ゼッペルはホッツェンプロッツの隠れ家を探します。

少年たちと泥棒の知恵比べが圧巻で、全編がはらはらドキドキの連続です。
また魔法使いが棲んでいる森がなんとも不気味でスリラー色たっぷりです。
一度読み始めたら一気に最後まで読みきりたくなる名作です。

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大どろぼう
ホッツェンプロッツ
ふたたびあらわる
大どろぼうホッツェンプロッツ
ふたたびあらわる

木曜日の昼、おばあさんはカスペールとゼッペルの大好物のソーセージとザワークラウトを作っていました。
そこへ、美味しいそうなにおいをかぎつけて、警官の格好をしたホッツェンプロッツが現れました。
ホッツェンプロッツは、おばあさんに料理をご馳走しろと要求します。

人気シリーズの2作目です。
前作のような魔法的で不気味な雰囲気はありませんが、一度読み始めたら最後まで一気に読みきりたくなる面白さは健在です。
今回の注目は新登場の犬のヴァスティ。その生い立ちが何とも哀れで笑えます。

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大どろぼう
ホッツェンプロッツ
三たびあらわる
大どろぼうホッツェンプロッツ
三たびあらわる

おばあさんが庭で洗濯物を干そうとしていると、突然、庭の茂みからホッツェンプロッツが姿を現しました。
警戒するおばあさんに、ホッツェンプロッツは自分は刑務所を釈放されたと言い張ります。
はたして、彼の言うことは本当なのでしょうか?

大どろぼうホッツェンプロッツの第3作目にして最終作です。
ホッツェンプロッツと子供達との長く続いた対決も、めでたく終焉を迎えます。

本書は、1作目・2作目とは趣がかなり異なっていますが、完結編としては申し分ないと思います。
ラスト数ページは、結構感動しました。

ただ、もう少しホッツェンプロッツと少年達の活躍を見たかったです。
たった3冊では物足りないですよ〜。

O・プロイスラー 著
中村 浩三 翻訳
偕成社 184ページ(1巻) 192ページ(2巻) 190ページ(3巻) 漢 児



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